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オテル モル
オテル モル
栗田有起/集英社
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総合評価

83件)
3.9
20
27
24
1
1
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    これ好き。シュールな空気感がとても好みだった。ただ話のまとまりには少し欠けるように思えた。著者はあえてホテル内を非現実的に、そこを一歩出ると現実的に描いてるのだと思うけど、ずっとホテルの中のシュールな雰囲気を味わっていたかった。 この感じを求めて著者の他の作品も読んでみたけどなんか違った。

    0
    投稿日: 2024.12.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    不器用な女が地下に伸びるホテルに就職面接に行くという冒頭からの流れは非常に良かったのだが、双子の妹の奇天烈な様子とかいろいろ詰め込みすぎたように感じられて、少し残念。よく寝れるホテルと妹の関係に意味があったのかなと考えたりもしたが、まあ面白かったので良しとする。

    0
    投稿日: 2024.10.17
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    表紙を見る限りのんびりとしたお話なのかと思いきや とんでもない波瀾万丈が起こっていた あっという間に読み終えるほど続きが気になり引き込まれる テレビ東京系ドラマ24でやってそうな物語でした、むしろやってほしい!! 主演は永野芽郁ちゃんがいいな でも読み終えた日の夜悪夢みたの解せない

    7
    投稿日: 2024.03.22
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    ”音楽で耳を塞がれていると安心する。音だけの世界は静かなのだ” 20代で私もこの経験をした。 爆音で音楽を聞いていたかったのは、静かな世界にいたかったからだ。 外の世界と切り離した場所へ行きたかったからだ。 うっすら気付いていたはずだけど、はっきり気付くのに随分時間がかかった。 ”人は暗闇の中では熟睡できません。かえって興奮するのです” この小説はゆーるりと眠気を誘ってくれる。 退屈で眠くなるのではない、眠りに誘ってくれるのだ。

    2
    投稿日: 2024.02.12
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    オテルの設定だけでも興味をそそられる。 眠りについての持論もハッとさせられる。 加えて私生活は特殊で、ここでも引き込まれる。 絵本のような柔らかな文章で、内容は個性的。 不思議な感覚になるお話だ。

    25
    投稿日: 2023.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    不思議な世界 眠れるオテル 地下にあるオテルは全体的に真っ暗でエレベーターが部屋につくまで数十分かかる。 なんとなくゾワっとする。 でも必ず眠れるオテル。 希里が勤務初日のころはひたすら眠くなり家に帰っても睡魔に足を引きずられてとことん寝ている ここでもなんとなくゾワっと ただ全体的には波の音が聞こえてきそうなくらい穏やかな雰囲気。 希里の双子の妹との関係が壊れずいるのも希里のおかげかな。

    2
    投稿日: 2022.07.30
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    好きすぎて、読むのもったいなくてゆっくり噛み締めながら読んだけど さくっと読めちゃいます。 偶然にも正反対姉妹のストーリーを2冊読み終え、展開的にも胸焼けところのこの本でした。 つらくない。 たくさんの描写があるわけじゃない。 でもそのほうが読み手によってどうとでも捉えられる。 そんなところが好き ふわふわしてて いしいしんじさんを思いだした

    0
    投稿日: 2022.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    都会のビルの隙間の地下に、その謎のホテルはあった。 『オテル・モル』 栗田有起 (集英社文庫) “最高の眠りと最良の夢を提供する”完全会員制の睡眠ホテル「オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン」。 なんと地下13階建て。 そこで働き始めた「希里」は、お客様の眠りを誘う“催眠顔”なのだという。 チェックインは日没後、チェックアウトは日の出前。 窓はなく、真っ暗で、灯りはろうそく。 「悪夢は悪魔」というポスターが貼ってあったり、エレベーターの上り下りが極端にゆっくりだったり、何だか夢の世界に入り込んだような気分で、この物語、私はすっかりファンタジーだと思っていた。 でも違いましたねー。 ホテルと自宅の場面が交互に描かれ、その中に希里自身が過去を回想する場面が時折挟み込まれるのだが、希里の家庭の複雑さがもう半端じゃない。 希里は、姪(妹の子供)とその父親(妹の夫)と三人で暮らしている。 双子の妹の「沙衣」は、薬物中毒の治療のためリハビリ施設に入っており、両親は沙衣に付きっきりなのだ。 しかも、沙衣の夫は実は希里の昔の恋人で、妹に寝取られたってんだからびっくり。 そして、沙衣にクスリを教えた男も自らオーバードーズで死んでいたりして、どっひゃあー。 そういう重い話なのかぁ…… と思ったのだが… またそれも違った。 まあそんなふうに作者にいろいろと揺さぶりをかけられるけれども、往々にして肩の力を抜いて読んだほうがいいと思います。 そして、ついでにこれも言っときたい。 表紙カバー裏のあらすじに、沙衣の退院の直後「事件は起きてしまう」、と書かれていたので、私は沙衣が希里のホテルに泊まって何か大きな事件を起こすのだとばかり思って覚悟して読んでいたんだけど… 出版社の人、もうちょっと書き方を考えてほしいなぁ。 さて、複雑な事情がありながらも、物語自体はハッピーな終わり方をする。 といっても一件落着のハッピーエンドじゃなくて、特に何も起こらなくて何となくよかったなぁというハッピーだ。 そのハッピーの真ん中にオテル・ド・モル・ドルモン・ビアンがある。 希里の妙に元気な前向きさが、ホテルの内と外を繋いでいる。 お客様に最高の眠りを提供するために人生を捧げている外山さんの、ちょっと滑稽なほどの真面目さ。 そして、希里の家庭の事情には何の関係もないけれども、ここでぐっすり眠って気持ちよく帰っていくお客さんたちの表情が明日への希望を感じさせる。 沙衣の娘・美亜ちゃんの素直さとか、沙衣を取り巻く家族の優しさ、そして何より、道を踏み外しあんなに周りに迷惑をかけまくっている沙衣が、まったく悪者的な描かれ方をされていなくて、それどころか皆にめちゃくちゃ愛されているという、そういうところがそのままこの物語全体の雰囲気になっている気がする。 吉本ばななの「TUGUMI」の主人公を思い出した。 薬物依存のこととか、ホテルのお客さんがストレスがかかると別人格になったりすることとか、メンタル的なことをちょっとだけつまみ食いしている感じは気になるが、別にそれがテーマではないので、これはこれでいいのだろう。 ホテルの備品に一つ一つ素材を表示するプレート(「牛革」とか)が付いていたり、空調が共有なので、フロントにいる希里の気分がお客さんの眠りに影響する、というのも変で面白かった。 ホテルでは耳に綿が詰まったように音が聞こえにくい、というのもリアルでいいし。 この物語は、辻褄を無理に合わせようとすると途端に色あせてしまうような、微妙なバランスの上に成り立っている。 その危うい雰囲気をいっそ楽しんでしまうのがいいんじゃないかなと私は思います。 夢の中のようにふわふわとした不思議な読後感でした。

    1
    投稿日: 2022.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めっちゃ眠くなる笑いい意味で。同じ場面で眠った時はびっくりした! しかも眠くなる時のあのぞわぞわする足元から何も言えないなにかが侵食していって、明日は休みだと自分でわかっていたなら喜んで足元からゾワゾワと蝕まれる表現がたまらなく好きだった。 地下のオテルでよりいい睡眠を求める人々が集う話。登場人物が全てぼやけて頼りなく感じた。この本自体が夢の中にいるかのような本だった。一度体験してみてほしい

    2
    投稿日: 2021.06.02
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    雰囲気が好き。 希理の回想が辛い。けど全体的にゆるく流れていく様な感じであまり気にならない。 何気ない会話が面白かった。 お客様を想って一生懸命働く希理を見て自分も接客頑張ろうと思った。

    1
    投稿日: 2021.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。10年以上前かなあ。 あらすじ 私はホテルに就職する。23歳。双子の妹の夫、その娘と同居中。夫は私の元彼。妹は病弱で、両親の関心事で、中学生から薬物中毒で、彼氏を奪って妊娠した。就職したホテルは睡眠専用、完全会員制。地下13階。音を立てない、匂いはさせない、お金の匂いも嫌だから支払いはクレジットで。稼働率9割で、各お客様の細かいデータを取っている、睡眠の。初めのころ、眠気を覚ますためにロックで踊っていたら、お客様の睡眠に影響したようだ。  記憶より生々しい作品だったな。現実にはない、不思議ホテルの静かな物語かと覚えていたら、とんでもない毒妹に影響される若い娘の話であった。最後は妹をホテルに泊まらせてあげたり…って多分縁はきれないだろうなーとモヤモヤした。ホテルの雰囲気はすごく好き。

    3
    投稿日: 2020.10.08
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    ホテルの場所設定が魅力的。 ニヤニヤしている間に読了。 家族って、ふわーっとしているくらいが丁度いいのかも。 おやすみなさい。

    0
    投稿日: 2020.05.14
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    『約束もしないで誰かをひたすらに待ち続ける』 不思議。と一言で片付けて仕舞えばこの物語は終わってしまう。 ただ素晴らしい眠りを提供するためだけに作られたオテルは、客従業員全員が心から安眠快夢を望み、それぞれの思考に影響を及ぼすくらい不安定なバランスで成り立っている。 主人公はまるで自分は無害であるような顔して、静かに狂い、主人公の双子の妹はその矛盾を埋めるようにピエロを演じている。 世界はその世界を覗く人の数だけ広がっている。重なり合った世界は、夢の中でだけ調和を保ち、心の歪みを拭い去っていく。 読み終わった時、すごく満足した。とても良いものを読んだと感じた。わたしが覗く世界も、こんな風に狂っていて美しくて、苦くて優しい。今日の睡眠はきっと特別なものになる、そんな予感がある。

    2
    投稿日: 2018.06.26
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    よぎるのは双子の妹沙衣のこと、まつわる家族のこと。 そんな希里の働きはじめたこのホテル、地下13階建てである。 これだけでもう「ん?」となる。 たしかにねむりというのは、実体のあるようなないような不思議な時間空間かもしれない。 淡々と語られる難しい現実と、あいだに流れるゆるやかでちょっとしたおかしさのある空気感。 希里とホテルには似ているところがあるような気がした。 3冊目を読み終えて、やっぱり好きだな栗田さん。

    0
    投稿日: 2017.01.31
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    眠りについて本を読みたくなったら手に取りたくなる一冊 これは時期的にすばるで読んだのかしら、それとも芥川賞予想で候補先読んで行ったときに読んだのかしら。なんとなく、単行本で読んではいなかった記憶があります。 そのあと出たマルコの夢は単行本で読んだけど興味はなく、それで栗田作品は以降読まなかったな。 ただ、この間の白河夜船を読むにあたって、眠くて眠くて仕方がない物語に対して、眠るためのホテル、眠りに困っている人への物語をあてがいたかったのですね。 それで、約10年ぶりの再読です。 いいわぁ。このホテルの具合を想像していくだけで眠くなりますよ、私は。 読み進めて行って、ああああ双子だった双子だったから、その家族のいびつさを読み返し、ああそうだった! と思い出す。 フレンチトーストがインパクト強い場面に出てくる、という思いだけあったのでフレンチトースト出てきて衝撃的なシーンを見て、そうか、そうかこれだったぞとまた思いっきりパンチ食らい直します。 このシーンを読むと、風味絶佳が誘発されて、読みたくなるという小説数珠繋ぎ。ああこれも読み直すか。 女の子はなんだって言ってたかなぁ・・・。 この本の妙に美しいラストがこの年になると逆にしっくりこなくなってきた場面もありますが、また眠りについて本を読みたくなったら、白河夜船と共に、読みたくなるのでしょう。そして読んだら風味絶佳を読みたくなるのでしょう。

    0
    投稿日: 2016.11.20
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     作品中には色々と不条理なことが起こっているのに、悲惨さが強調されることなく描かれているのは、登場人物がみな、置かれている状況にただただ適応しようとしているから。作品中に良い意味で匂いや音を感じないのも新鮮だった。読後感は不思議な感覚。現実を見たのか、それとも夢を見たのか…といった感じ。

    0
    投稿日: 2015.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり栗田さんはいいなあ 昔ナツイチの冊子で見てあー面白そうと思って、でも気に留めたのはその一瞬で忘れてたんだけど、後日図書館でふっと目が合って借りた すごくぴたりとはまった 数年後に古本屋で、絶対なにかに出会えるはずと思って目を走らせてたら、今度は文庫本と目が合った やっぱり好き

    0
    投稿日: 2015.08.30
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    良質な眠りを提供する事が目的のホテル(オテル)が舞台なだけあって、読んでいる際に何度か眠くなった。 特に主人公の希里が、勤務中の眠りをこらえるシーンなんか一度本を置いてしまった。 常連客にしても外山さんにしても、不思議なキャラクターだった。 2015.2.24

    0
    投稿日: 2015.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    熟睡と快夢の提供を目的にした会員制ホテル「オテルモル」で働きはじめる主人公。オテルモルはとっても不思議なホテルで、いったいどういうカラクリのホテルなのかと、興味津々で読み進めた。さまざまな謎は、結局最後まで解明されないのだが、その奇妙さが読了後の余韻になって、不思議な感覚を味わうことができた。単なる職業小説というわけではなく、主人公の日常生活は波乱万丈で、日常生活の描写になると、少し重苦しい描写になる。小説が進むと、日常生活の数々の問題とオテルモルが巧みに結びついていくことを期待していたが、結局、最後まで、直接的には結びつかなかった。私は、この作品の不思議な世界観に魅了されてしまった。

    0
    投稿日: 2014.12.06
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    再読。もーのすごく眠かったので選んだ。やっぱりすごくいい。物語の空気感も主人公も魅力的。良質な眠りを得るための一体感。ぼんやり眠たくなるけど、読み終わったら素晴らしいサーヴィスについてちょっと我が身を振り返ったり。うん。よかった。

    0
    投稿日: 2014.09.30
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    久方ぶりにうーんと沈黙。 地下ホテルと家族の連関の必然性が見えない、妙に平仮名が多くその意図が分からんなど、まるで当方のセンスを問い質している感じさえありますが、何を言われようと面白ないものは面白ない。 あと食べ物の描写がイマイチ、美味しそうに見えませんでしたわ。

    0
    投稿日: 2014.09.03
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    さすがの栗田さん!面白かった!!! この独特の空気感がたまらない。日常なのに非日常! 最後の解説がまた的確に言葉をひろえていて脱帽。目的がなくてもしっかりと自分の手で生きてく主人公たち。 ホテルで働きたくなった。主人公のお客様に対する真摯な姿勢がとても好感がもてるし、こんな風に相手のことを思いながら働けたら楽しいだろうなって。 あー、面白かった!パタン。

    0
    投稿日: 2014.03.02
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    突如、栗田有起月間です。 良眠と快夢のためだけのホテル。 横歩きでしか入れないビルの谷間の奥にあり、地下だけの客室。部屋にはテレビも冷蔵庫もテーブルも無いオテル・ド・モル・ドルモン・ビアン。 その求人広告に応じて、オテルモルの受付に勤めることになった希里の不思議な体験。 どうも栗田さんの共通項の一つは、奇妙に歪んだ背景です。 全体が歪むのではなく、局所的に歪んでいる感じが良いですね。病院町を舞台にした『卵町』にしてもホテルを舞台にするこの作品にしても、その特徴である「静寂」や「睡眠」を極端に強調するやり方で不思議と心地良い歪みを作っています。 あと一つは主人公を取り巻く人の生真面目さでしょうか。主人公はどちらかと言えば「流されてる」感じなのですが、周りがしっかりした足場/信念をもって生きています。 しかし、なんとも不思議で心地よい物語です。 ================== 08-061 2008/07/30 ☆☆☆☆ 快眠のみを目指した会員制ホテルという設定からして魅力的。 丁度中盤で、やや中だるみの状況。主人公がホテルに就職し、その過去も語られて、という段階。 はて、ここからどういう展開に持っていくのか、楽しみです。 以上は半ばまで読んだ時の感想。で結果はと言うと。 麻薬中毒に陥った双子の妹が出てきて、緩やかな上昇曲線を描きそうなところで物語りは終わり、明確な決着は無く。。。 まあ、それはそれで良いのですが、どこか釈然としないものも残ってしまいます。折角面白い設定なのだから、「眠り」に関する別のもっとファンタジックな物語を持ってきたほうが面白かったかな。

    0
    投稿日: 2014.02.26
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    とても日常的で、ふつうにあり得そうなのに、よく考えてみると、非日常的な世界。そのバランスがたまらなかった。

    0
    投稿日: 2014.02.19
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    とてもファンタジックな不思議なホテルが舞台で、登場するキャラクターもみんなちょっと浮世離れしてる。でも主人公はそんな中でも少し人間臭くてかわいい。このふわふわとした世界観にどっぷりハマってしまいました。

    0
    投稿日: 2014.01.24
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    初めて読んだのは雑誌に載ったときで それからずっともう一度読みたいと思い続けてて、漸く文庫を発見した。 主人公は自分と姪と義理の弟であり元彼である姪の父との3人暮らし。 就職したのは地下深くに建てられたオテル。 そのオテルは位置づけにはビジネスホテルでありながら、眠るためだけに存在している。 そんなオテルで働く主人公と周りの人々とのお話。 全体的に薄暗い雰囲気のお話。 その薄暗さがなんともいえず気持ちよく感じた。 私には大好きな本。

    0
    投稿日: 2013.11.21
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    オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン。泊まってみたいけどその資格があるのも困り者。この人の文書、わたし好きみたいです。

    0
    投稿日: 2013.09.12
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    こういうホテルあれば繁盛するだろね。 睡眠は人生の大部分を占めるから 快適を願いたいのもわかる。

    0
    投稿日: 2013.03.09
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    良い睡眠と良い夢を得るために存在するホテルのおはなし。 不思議な話で、ちょっと村上春樹風。。。? 姪を自分の子供のように育てているという設定は必要だとしても、主人公の妹の話はいらないと思った。 妹のハチャメチャぶりがホテルの雰囲気とあっていないから。 いまいち主人公が魅力的でないのはそのせいかも。 こんなホテルに泊まってみたい。

    0
    投稿日: 2013.02.19
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    そこはかとない希望みたいなものがあって良かった。 なんとなく村上春樹っぽい。 キャラとか「ホテル」とか「地下」とか「眠り」とか。

    1
    投稿日: 2013.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    栗田有起はこの本で知ったしこの本からとても好きになった。 こんなホテルがあればいいのに。 大都市の中ひっそりとした小道?脇道?を進めばなんとかして辿りつけられるかもしれない

    0
    投稿日: 2012.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小川糸の食堂かたつむりとか西加奈子のあおいとか、今までに読んだ本の中の、独特の空気感を感じさせるかなー?と。 淡々としてて、ほんわかしてるのに、クールではないというか。 どっかに諦めて受け入れてる覚悟みたいな強さを感じるし、なのに投げやりではないし。 読んでると、小説の中のその場所を具体的にイメージできて、浮かんでくるので、映画を見てるような感じにおちいって、ちょっと不思議な感じでした。 嫌いじゃないです、この人の書く世界。 別のを読んでみるつもりです。

    0
    投稿日: 2012.09.29
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    この本に出てくる人間は、語り部である女性を除き、人間そのものではないかもしれません。というのも、彼女が見取る誰かの印象、エネルギー、立ち現れる湿った気配そのものに名前とエピソードが付けられているのです。オテル・モルのお客様の眠りが、リネンに染みた汗、よだれ、涙、体液、はがれた皮膚、あか、脂から分かるように。 主人公の過去こそ劇的ですが、実は物語そのものに大きな波はありません。ただ眠りの静かなダイナミクスが(語義矛盾を承知で)全体を引っ張って行きます。眠気の如く、それは柔らかくもひたすら強引に読み手を引っ張って行くのです。 読み終わった後に眠れる日に、一度に読まれることをお勧めします。

    0
    投稿日: 2012.09.13
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    当然のように繰り広げられるこの作品の中の世界。 気味が悪くて、規律に縛られている。 読んだ私が誰かの夢を見させられているかのようだった。 (2012.08.11読了)

    0
    投稿日: 2012.08.11
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    微妙。なんとなく、よしもとばななさんを思い出した。 それと、吉田 篤弘さん。お二人とも好きだけど、んんー。

    0
    投稿日: 2012.07.03
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    最高の眠りと最良の夢を提供するオテルモル。そこで働き始めた希里。不思議な物語だが、双子の妹の子供とかつて恋人だった義理の弟と暮らす希里の心は、どんなものだったか。でも、妹の紗衣の幸せも祈っている。

    0
    投稿日: 2012.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    不思議だった。 オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン!!というホテルの話。 眠るためにあるホテル。 客の眠気がホテルの空気を作って・・・。 もし、本当にあるなら 一度、行ってみたいと思った。

    0
    投稿日: 2012.01.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の考え方、感じ方の中に、共感するものがあるためか、初めて読むはずなのに、なんとなく読んだことがあるような気がしてしまいました。 淡々とした語り口による現実描写。 「百あまりの会社に履歴書を送ってきた」 「その求人広告をくりかえし読んだ」 などなど。

    0
    投稿日: 2011.12.23
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    栗田有起(くりた ゆき)さんの本。 とても不思議な本でした。ファンタジーでも無い、現実的でそれでいて異次元で。。 地下13階からなる会員制ホテル。。。。可能なんだろうか? ありそうでなさそうで。。本当不思議な話。 快適な睡眠のためだけにあるホテル。安眠、快眠を追求しつくしたホテル。。。。 行って見たい眠ってみたい。。でも面接がある。。。 会員になれるかはこれにかかってる。。。。眠り顔(死に顔)がベスト。 難しそうだ。。。 それにしてもリネン室を通して眠りを共有するなんて摩訶不思議だわ〜 従業員、お客、皆が一体となって眠りを追求する。。。素敵な場所。 読み終わった後。。。。かなりの爆睡でした

    0
    投稿日: 2011.10.16
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    「オテル モル」(栗田有起)読了。栗田さんの作品は初めてですが、良いですねえ。適度な温もりと湿り気と程よいトゲトゲもあって読者を惹きつける物語になってます。最初ふわっとしているようでいて実際には結構噛み応えがある味わい。栗田さんの他の作品も読んでみたくなります。

    1
    投稿日: 2011.08.23
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    オテル ド モル ドルモン ビアンという不思議な空間が結構簡単に想像できて面白かった。こういう摩可不思議な雰囲気が漂う小説は心地が良いわあ。

    0
    投稿日: 2011.08.18
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    モーニングコールが必要なほど寝たことはない。寝過ごしたくはないけど、しあわせな眠り。一度は体験してみたいです。 http://www.ne.jp/asahi/behere/now/newpage070.htm

    0
    投稿日: 2011.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン」 通称オテルモル 地下13階建の完全会員制契約型のビジネスホテル 最高の眠りと最良の夢を提供するためのホテル そこで働く事になった主人公希里。 問題ある双子の妹を持ち、 両親は妹の看病の為に病院につきっきりで、 今はその妹の子供と旦那さんとの3人暮らし。 旦那さんは高校の時の元彼氏で、妹に寝取られた。 これだけの要素があったら、普通は私は悲劇の主人公よ とでも言うべくひたりきった文章を書く作家が多い中、 この人は本当にあっさりとたんたんと書く。 悲しい事も否定しないで受け入れるしかないんだよって感じに。 全くもって悲しい話ではなく、明るい話に書く。 それも無理やりでなく自然な感じに書く。 そこがすごい、そしてそこが好き。 この人のほかの本でもそうだったなぁ。 本の内容もオテルモルの主旨も建築の仕方も お客様の個性も客室係外山さんの精神も どれも好ましく面白かった。 もう一度読み返したくなる本です。 ただ今後どうなるかが少しもやっとしていた ので星4つ!!

    2
    投稿日: 2011.06.11
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    狂った妹がでてこなかったらよかったんだけど。 でもそんなにぐじぐじしてないから気持ち悪くはならない。 何度か歩くオテルに入る前の細い道が好き

    0
    投稿日: 2011.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「最高の眠り」を提供する会員制の地下ホテルで働くことになった希里。 心を病んで入院している双子の妹の夫とその娘と一緒に実家で暮らしているが、働きに出ることで三人の関係にも少しずつ変化が出てくる。 まるでファンタジーの世界のような不思議なホテルと、重く暗い現実の生活とのコントラストが面白い。 でも、あんなホテルがあるなら、一度泊まってみたいな。

    0
    投稿日: 2011.04.15
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    独特な雰囲気があって好きな女性作家さん。再読。 会員制ビジネスオテルのオテル・ド・モル・ドルモン・ビアンに就職した双子の「陰」の方の女性の話。 なんともいえない感じなんだけど、その悲しさは結構悲惨。 でもそれをさらっと書けちゃう所が栗田有起のすごい所。 軽そうで重い。重そうで軽い。 説得力はないんだけど、なんだか納得させられちゃう。 決して感情的ではないんだけど、ちゃんと感情的ではある。 栗田有起のそのぎりぎりのラインが読んでて気持ちいいし、癒される。 オテル モルにすごく泊まってみたいです。 欲を言うなら、私も働いてみたい。

    0
    投稿日: 2011.01.27
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    この小説の持つ不思議さとか、幻想的なところと、双子の妹に対する家族の愛情とか義理の弟との微妙に危くなっている関係への感情の現実的な感じが、不安定なバランスをとっている。そこがすきなんだけど、どうしてもここで終わることに「ええ〜」と不満の声が出てしまう。どうもこの作者はこのような終わり方が好きらしい。でも不満。終わってないじゃん。

    0
    投稿日: 2011.01.12
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    不眠症を改善するホテル、という設定が読まずにいられない魅力があった。 読んでるとき、頭の中をエリックサティのピアノが流れた。丁寧でいて狂っている世界なのだ。このホテルの謎をもっと知りたくて読み進めたら止まらなかった。家具には何故か名前プレートが必ずついているところとか謎なエッセンスがちりばめられているところが良い。不思議な世界を追求したい感じだったが、妹の問題でちょっと現実的に引き戻される感じがもう少しなんとかならなかったかと感じた。 全体的には満足。

    0
    投稿日: 2010.12.21
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    オテル モルは幸せな眠りを提供するためだけに存在するホテル。 問題があったとしても、人は穏やかに生きることができる。 そんな風に思えて心が少し休まります。 http://matsuri7.blog123.fc2.com/blog-entry-67.html

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    投稿日: 2010.10.31
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    眠るためだけの会員制の地下ホテルオテルモルで働き始める主人公。 合言葉は悪夢は悪魔。 問題ありの家族の中で生きるには 眠りはとても重要なのです。 表紙のイラストがまた絶妙にこの本に合っている。

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    投稿日: 2010.10.22
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    100625(a 100814) 100817(a 100911) 100831(a 101002) 101205(a)

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    投稿日: 2010.08.17
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    オテル・モル。 私が知らないだけで、もしかしたらひっそりと、都会のビルの隙間で今日も営業しているのかも知れない。 最高の眠りを提供するオテル・モルと、外山さん、主人公の絶妙な関係とやりとりが面白かった! 本を読んでるあいだじゅう、もったりと頭の中が癒されているようで、「エステに行って、気持ちいいから起きていたいけど、寝ちゃいそう!」っていう不思議な感覚に陥っていました。 ヒーリング効果のある本です(笑) 栗山さんの作品、もっと読みたい!!

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    投稿日: 2010.06.12
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    会員制地下ホテルで働き始めた『誘眠顔』の女性の話。 実在しないであろうホテルのサービスはなかなか魅力的。 ホテルの夜勤と昼間の生活の対比は、夢と現実を暗示しているのかな?

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    投稿日: 2010.04.07
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    地下にひっそりとあるオテルに勤め始めた主人公。 眠りを誘う顔って、漠然としているけどちょっとわかる。 眠くてたまらない!という描写が身もだえするくらい理解できる。

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    投稿日: 2010.02.17
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    摩訶不思議。淡々と流れる文章の途中でいきなり独特なものが、じょろっと出てくることがある。眠りにつくときの、気味の悪い音であったり、いきなり踊りだす描写や彼氏だったはずの西村先輩と双子の沙衣のセックスの場面だったり。 と、綴ると気味の悪い印象を抱いたと思われがちだけれど、不思議と、心地よかった。読んでいると、まどろむ。 なんの上がり下がりもないような、いや、実際には、多くの葛藤の中で生きているのだろうけれど、希里の黙々と 働く姿が、ほほえましかった。 悪夢は悪魔。 オテルモルに泊まってみたいなあ。

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    投稿日: 2010.02.14
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    読んでいる間も 読んだ後も 膜に包まれているような 不思議な感覚 間を置かずに読む事を おすすめ

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    投稿日: 2009.12.02
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    眠り顔の主人公と、謎のホテル。 設定がすばらしくおもしろくて、異世界に連れて行ってくれる。 おすすめ!

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    投稿日: 2009.10.31
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    ジャケ買い。 あらすじを母に説明したら「?」と返されたけれど、 読んだあとになにかが強烈に残るわけじゃないからわたしの感想も 「?」 否定的なわけじゃない むしろこういうのすきなんだ

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    投稿日: 2009.10.27
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    最高の眠りと最良の夢を提供する会員制地下ホテル「オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン」 そこで働き始めた睡眠顔の希里。 かつての恋人が妹と結婚して一緒に暮らすっていうのはきついよね・・・。 地下にあるホテルってなんかこわいなー。閉じ込められちゃうような恐怖。 特にハラハラドキドキするでもなく、へーって感じの本でした!

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    投稿日: 2009.10.15
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    複雑な身の上の主人公な割りに物語が淡々と進むのがいやじゃない。 アンバランスなバランスさがいいのかな。

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    投稿日: 2009.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    題名に惹かれましたが、 結構つらい状況にある主人公が、人のせいにもせず、投げやりにもならず、きちんと人生を生きて行こうとしているのが良かった。 誘眠顔=仮の死顔=現状から逃げ出したい ということなのかもしれませんが、逃げ出したいと思っているということは、少なくと今はまだ逃げ出していないということですから、 彼女の環境を考えるとかなり立派なことだと思います。 ただ、妊娠を感じさせる描写があったので、 この先あの家族は良いほうへ行かないのかもしれないと思うと心が痛みます。 あと、オテルの謎は、あそこまでファンタジックにしなくても良かったのではないでしょうか。 だって普通にちょっときたないですよね。まあ、洗濯に使われた大釜は魔法の釜なのかもしれませんが…。 何度も言いますが、でもおもしろかったです。

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    投稿日: 2009.08.27
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    主人公の少し切ない日常とユルリとし不思議なオテルの魅力、自分も「オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン」を探したく成ります(笑)。

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    投稿日: 2009.08.24
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    おもしろい設定。 地下オテル、しかも安眠のためのオテル。 設定はおもしろい! 独特の世界観がある人ね。

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    投稿日: 2009.08.07
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    運転免許の学科試験を受けに行った時、待ち時間でサクサクーと読めた。 全体的に冷たいというかひんやりとした小説。 眠りがテーマの小説だからかなぁ?? 主人公がオテルモルで働き出すとこまでしか描かれてなく、 続きがすごい気になるので星4つ。 オテル・ド・モル・ドルモン・ビアンホテルにぜひ泊まってみたいー!!!!

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    投稿日: 2009.06.15
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    地下にある、ひたすら至高の睡眠を追求するオテルに採用された、究極の睡眠顔のわたし。 同じ顔なのに覚醒顔の妹、その娘と昔の恋人であり妹の夫と住むわたしの不思議な生活と、オテルでの面接、勤務をゆるゆると描く小説。 特に事件は起こらずに、というかずっとだらだらと事件であるともいえる不思議な異空間。 登場人物はみなきちっとした個性はあるのに、なぜかみんなの境界線があいまいで、ひどく芒洋と話が進む。 なんとも評価のできない、不思議なストーリー。 でもとっても、ここで泊まって眠ってみたくなったので★3つ。 ただ、どこでもいつでも眠れてしまうわたしには、このホテルの宿泊資格は与えてもらえないだろうけど。

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    投稿日: 2009.05.12
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    オテルモル。 その響きだけでこれは買おう、と思った直感はアタリでした。 「眠り顔」の主人公が、地上ではなく地下につづくホテル、 眠るためだけのホテルに就職するところから物語がはじまります。 私の大好きな『ツイン・ピークス』で、小男がダンスをするシーン、 なんだかそれを思い出すような、ふしぎな空気感がある小説。 痛々しいくらいのリアル、ウェットさもあって、そのバランス感が すごくよかったです。文章から空気感を出すってすごいことです。 ストーリーとしては、もうひとつかみ塩を入れたい感じですが、 次回作も、ぜったい買うと思います。

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    投稿日: 2009.02.13
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    内容(「BOOK」データベースより) 「悪夢は悪魔」の合言葉のもと運営される会員制地下ホテルで働きはじめた希里。「最高の眠りと最良の夢」を提供すべく「誘眠顔」である彼女の奮闘が続く。リハビリ施設に入院中の双子の妹に代わり、小学生の姪と、かつて恋人であった義理の弟とともに暮らす希里が働き始めたのをきっかけに、彼ら三人にも変化がみえてきたころ、妹の沙衣の退院が決まる。直後、事件は起きてしまう―。 2008.7

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    投稿日: 2009.01.08
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     死を意識しない人間がいるだろうか。死への衝動を感じない人間がいるだろうか。死をいつくしまない人間がいるだろうか。  「オテル モル」、このタイトルに度肝を抜かれた。フランス語を訳せば、死のホテルだ。正式名称は「オテル・ド・モル・ドルミ・ビアン」。死んだように眠ることのできるホテル、ということなのだろうし、物語上ではこのホテルはまさにそのとおりの場所だ。ただし、主人公の日常は、このホテルとはまったく関係ない。いや、なかったのだ。主人公がこの場所に出会ったとたん、日常は変化する。すこしずつ、ほんのすこしずつ。  考えてみれば、死からまた生へ転換するようには、わたしたちの日常はできていない。しかし、人は死のような劇的な再生の機会を持っているはずなのだ。  人間の生への欲望は、疎ましいほどに強い。それは死への恐怖と隣り合わせであり、死への強い欲望とも似ている。それは、わたしたちが自分の生を自在にあやつれないという不自由から生まれている。だけど、わたしたちはきっとあるどこかの瞬間に必ず再生している。(夢)

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    投稿日: 2008.12.27
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    めちゃねむい。 オテルモル読んだ影響でかい。 いってみたいオテルNo1 よくありがちな設定だけど、オテルの描写がナイス。 サスペンスや推理物に飽きてるいま、 どうともならない話がいい。

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    投稿日: 2008.12.07
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    村上春樹+いしいしんじ÷2=栗田有起 淡いけども退屈しない。 毒も、ゆるみも、テンポもちょうどいい。

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    投稿日: 2008.10.27
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    初栗田有紀作品。 このやる気ない表紙、最高です。 主人公(地味な顔立ちとナリをした女性しかイメージできないんだけど)は悲惨な過去を引き受けざるを得ないヘビーな境遇なのに、なかなか強くたくましく頑張る。誰を憎むでもなく。 最後の事件は、きっとこれからの「きっかけ」に過ぎないんだろう。 オテルの内装や雰囲気を想像しながら読むのがすごく楽しかった。オテルで働きたいなぁ。

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    投稿日: 2008.10.09
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    この作者の「お縫い子テルミー」がどうも苦手だったので、あんまり期待しないで読む。が、その世界感に魅了された。狭い路地から地下にもぐる「オテル」。私は暗闇が怖いので、この話は怖い話なのかなーと最初思ったりしたのだが、ラストも不思議な着地点で、面白かった。

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    投稿日: 2008.09.19
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    本屋でタイトルに惹かれて立ち読みをして買った本 ただ、そのまったりとしたあらすじと、はじめの雰囲気の割りには 内容は妙な暗さを感じる 主人公の内面と、リアリティの無い奇妙なホテル 女性版村上春樹と言った感じを受けた (逆に村上春樹を期待すると多分失望するけど…) ただそのあまりにもリアルのないホテルと、主人公の妙に暗い背景とのアンマッチは、非常に評価しづらい、が 何かわからない魅力にはあふれている 評価保留の★3

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    投稿日: 2008.09.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ナツイチのくじが引きたい! という娘のために、「もう読みたいと思うのあらかた買っちゃったよ〜」と言いながら苦労して選んだのがこれ。 買って気づいた、「あ、これ『お縫い子テルミー』を書いた人の本だ…」。 『お縫い子…』が、私の中ではイマイチだったので、「この本もどうだろう」といぶかしみながら読みましたが、これは結構おもしろかった。 寝る前に読むと、自分も眠くなってきていいかもしれないな。 これは「本がつまらないから眠くなる」という意味ではなく、ね。 主人公のセリフが時々おもしろかった。

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    投稿日: 2008.09.05
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    冒頭に面接シーンがあったせいで購入しちゃった就活生。ある意味職業小説?全体的に落ち着いた感じが好きでした。

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    投稿日: 2008.08.04
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     本当みたいな、うその話です。本当というのはリアリズムとかいう文学上だけでの堅苦しい名前のものじゃなくて、私たちの毎日にあたりまえのようにそっとよりそう思いのようなものです。もちろん小説なので実際にありえないこととか非日常的なものはいっぱい出て来るんだけど、それに対して、主人公たちが見せる姿勢が、さらっとしてて、好き。  ちなみに究極の安眠(と快夢)を追究するためだけのホテルのお話です。いいなあ。そんなホテル泊まってみたい!

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    投稿日: 2008.08.03
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    初・栗田有起。 やばい、すうごいすきでしょうがないさくひん。日常のなかにある非日常の欠片をちょこっとだけ切り取ってお届けされたみたい。 中途半端で、途中放棄のようなおわりのおかげで、ますますすきになってしまった。 極論をいえば、最終的に分かりやすい結末があるのはミステリーだけでもいいとおもうし、でも、もやもやがのこるような終わり方じゃないから、ずうっとオテルにいるような幸せな気分を味わえる。オテルで働きたいなあ。

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    投稿日: 2008.07.27
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    「悪夢は悪魔」をモットーとする、会員制地下ホテル「オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン」。このホテルは、お客様を最高の眠りに導き、最良の夢に誘うためのもの。最高の「誘眠顔」を持つ希里はこのホテルに、勤めることに。半分は逃げ出すために働きたかった希里。双子の妹沙衣は、リハビリ施設に入院、姪と義理の弟の三人で暮しているものの、ある日、妹の退院が決まる。 不思議な小説でした。でも決して悪くないです。半ば逃げ出したいがために、働きたかった希里。ゆっくりとその事情が語られていきます。そして、働くことに生きがいを見つけていくんですね。指導を受けて、奮闘していく。そんな中から、少しずつ生活にも変化がでてくるから不思議。生活する活力っていうか、つまり、生きるということの意味って言うか、上手くいえませんが。 しかし、妹の紗衣が家に帰ってくることになり、波乱が。 双子の妹の過去の事件。妹の子供を母親のように可愛がりながら、親ではないという苦悩。義理の弟との関係。すごく、重いんですがこのホテルで少しずつ救われるんですね。 わたし、苦悩しているかどうかは別にして、不眠症なので、こんなホテルがいやオテルがあったら、ぜひ行って見たいものです。最近にはめずらしく、一気読みしてしまいました。少し癒されました。なかなか、面白い作家さんですね。

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    投稿日: 2008.07.21
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    いやいや、面白かったです。 この小説の説明文を簡単に引用すると―――「悪夢は悪魔」の合言葉のもと運営される会員制地下ホテルで働きはじめた希里。「最高の眠りと最良の夢」を提供すべく「誘眠顔」である彼女の奮闘が続く―――。 内容は、とても不思議なものです。現実なのか非現実なのか、迷うところ。 何しろ、主人公が勤めるホテルは完全なる会員制で、しかも眠りに問題がある者のみが会員になることが許される、眠りのためだけのホテルなのです。 ということは、主人公が働くのは専ら日の入り〜日の出まで。 とても不思議です。 そのホテルの他にも、主人公の双子の妹、そして妹の旦那と娘、も重要なキーとなっています。 彼らと主人公との関係が、複雑に絡まりあっています。 全編通しての雰囲気は、まさにぼんやり、暗く、まるで眠りのような……そんな感じです。 明るいシーンも、何故かぼんやりと暗い。 主人公が、ホテルに入ると耳に栓をされたように音が遠くなるという記述があるのですが、この小説自体の雰囲気もまさにそんな感じです。 そんな風に、読んでいるこちら側を見事に、小説の中に引き込んでいる。 ラストは、かなり中途半端に終わります。 しかし、光明が見えた時点で終わるので、読後の気分は悪くありません。 あと、これはどうしても言わずにはおれない、というものが…… 主人公の妹の旦那。この人物には、苛々させられます。も〜〜〜……お前は姉妹に対して非常に失礼だぞと言いたい。

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    投稿日: 2008.07.20
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    ここならわたしも眠れるかしら。 深く深い眠りにつけるのかしら。 いったいなににたいして証明するのが必要なのかも、よくわからない。

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    投稿日: 2008.07.17
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    え、なんか面白いんだけど、これで終わり?と、いうような終わり方。 でも、すらすら読めるし、なかなか無い空間をイメージしやすい文章でした。 私も体の内側からフワフワして起き上がれない睡魔に襲われて、 ベットに沈み込むように眠ることがあるので、面白かった。

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    投稿日: 2008.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン」という会員制の地下13階からなるホテルの話です。 快適な眠りのために存在するホテルで、リネンから空調、明かりまですべてにこだわっています。 睡眠、ホテルを題材にしたストーリーでおもしろかったです。ほんわかとまったりとした空気と時間の流れの中に揺るぎない何かを感じました。 わかっているものへの安心感からか、椅子やシーツに素材の表示がされている。これはなんだろうと思うものより、目に見えて確かなものに対して人は安心感を抱くものなのかもしれないと思います。 不思議な空間ではあるけれど、不眠症になったらホテル「オテルモル」に行くのががおすすめかもしれません。

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    投稿日: 2008.07.16
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    栗田有起さんの主人公はみなよく働くな〜。それも、ちょっと不思議な仕事をそれなりに楽しそうに、でも一生懸命に。それがとても好きです。

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    投稿日: 2008.07.03