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世界画廊の住人
世界画廊の住人
栗原ちひろ、石据カチル/幻冬舎コミックス
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総合評価

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    ーーー画家はアトリエにいた。 記憶喪失の画家リンと出会った錬金術師見習いのセツリは、神殺しを目的とする深淵派のカルヴァスに追われ『世界画廊』に逃げ込む……。 世界がどんどん展開していく描写に引き込まれた。キャラクターがコミカルなので、複雑な展開でも軽く読んでいけた。ここまで広がった風呂敷をどうやって畳むのかと思っていたところのエンドで、大変面白かった。少しバッサリ感もあるけども……。キャラクターが本当に好きだった。明るいセツリと、トンチンカンなリンと。純真で芯の強いヒロインも大好きなので。深淵派は、救われないことを救いにしているのに、割とみんなサラッとしてるところが好きだ。読了感がとても良かった。

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    投稿日: 2019.06.23
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    世界観が素晴らしい!!「もし絵の中の人が実際に生きて、動いたり考えたりしていたら…?」という子どもの頃の空想が実現した話。 「あなたは絵に描かれただけのもので、私達のいる次元にはこの街しかありません。街の外のことはすべて設定です」なんて言われたら、そりゃ絶望するわ~。読み始めは、主人公以外イカレた奴ばっかで驚いたが。 そんな絵に描かれた範囲=箱庭が、「描かれたそのまま」から脱して設定が現実に存在するようになり、まがりなりにも一つの世界になるのが壮大でいい。「世界の成り立ちを問う」タイプのファンタジー。 現実の世界だって、宇宙は「閉じてる」から、世界はその外に無限にある(『百億の昼と~』)って考えられるし、四次元の世界から見たら三次元は絵の中みたいに見えるのかも、など空想に浸れる設定だ。

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    投稿日: 2014.04.26
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    栗原さんの作品は「この世界は泥臭くて汚れているけれどだからこそ綺麗だよね」って語りかけてるように偶に思える。セツリはそんな「綺麗なもの」の象徴のように明るくて前向きで、可愛いなぁと。 あと世界観がとても好きです。名もなき街角から始まった物語が世界まで波及する的な何か。

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    投稿日: 2010.10.30
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    「絵とか美とか視覚とかについてうにゃうにゃうにゃうにゃひねくるものにしました。」栗原移動遊園 4/30 この人の酷い状況でも、時折ふっと笑わせてくれる台詞が好きです。 文章にかなり振れ幅がある(本人談)らしいですが、自分的にこれは結構好きな方です。 オペラシリーズが好きならこれもいけるかと。

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    投稿日: 2010.03.13