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路傍のミオ(1)
路傍のミオ(1)
小池恵子/竹書房
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総合評価

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  • 占いだからと毛嫌いせずに

    路傍(みちばた)のミオは主人公ミオが、持ち主以外のことなら何でも見通す喋る水晶とともに、亡くなった祖父の占い業を継いで頑張る話です。(ミオちゃんはロリ巨乳JK眼鏡っ娘占い師ですが残念ながらセクシーな内容ではありません。) 喋る水晶の占石さんのおかげで占いは百発百中で中るのですが、あくまで占い師の仕事はカウンセリング。主人公がかわいいだけの薄っぺらい内容ではなく、人間の心理についてちゃんと洞察がされていて意外と深い内容で惹き込まれました。 人間の心は汚いところも綺麗なところもあるわけで、たまにダークな雰囲気にもなりますが、主人公のほわほわさのおかげで安心して読めて、とてもいいバランスで成り立っていると思います。 悲しいことに2巻で終わってしまいます。私たちは仕事に恋愛に勉強に趣味にと、目先のことしか見えなくなって客観性を失いがちですが、少し落ち着いて考えられるようになるような、そんな漫画で、いつまでもスマホに入れておきたいと思った作品です。

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    投稿日: 2017.04.02