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青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない
青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない
鴨志田一、溝口ケージ/KADOKAWA
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総合評価

8件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない』は、青春の痛みと希望を繊細に描き出す一作であった。物語に横たわるのは、単なる恋愛劇ではなく、人が人を理解することの困難さ、そしてそれを超えようとする意志の尊さである。 新たに登場する人物は、教師と生徒という立場性を帯びながら、既存の関係に揺さぶりをかけ、世界をより複雑で多層的なものに変えていく。その過程で浮かび上がるのは、他者を導くことの責任と、逆に導かれることで初めて気づく自己の輪郭である。 主人公・咲太の率直な言葉と行動は、時に未熟でありながらも真摯さを失わず、読者に人間的な成長の可能性を感じさせる。その姿は、青春という不安定な時期にあるからこそ抱ける「誠実さへの希求」を象徴しているかのようだ。 物語を閉じた後に残るのは、甘やかな余韻だけではない。青春の記憶に特有の、どうしようもなく切なく、しかし確かに尊い時間の重みである。まさに「夢」と呼ぶにふさわしい一瞬を結晶化させた物語として、深い読後感を残す一冊であった。

    2
    投稿日: 2025.08.27
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     姫路さんとの関係は独特で、どう転がっていくのか、はたまた予想外の舵を切られてしまうのかとニヤニヤしている横で麻衣さんがメインヒロインの貫禄を堂々と出してくる。もう流石という言葉しか出てこない。流石です麻衣さん。いざというタイミングで出るこの人の行動力の高さでしか接種できない栄養素は確実にあるんじゃないかな?  今回は、前々から出てきていた塾の教え子組達にフォーカスが当たる。そこで改めて思ったけど同じ制服だけどびっくりするぐらいてんでバラバラなのいいよね。可能性の塊に身を寄せいているって感じがして。

    0
    投稿日: 2025.06.02
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    オーディブルにて。 今回は思わせぶり女子の塾の生徒について。 まいさんが最強すぎた。 そしてまだまだ霧島透子は謎のまま。

    0
    投稿日: 2024.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    相手が何を考えているのか分からないことへの不安感から、相手の心を覗けるという、紗良の思春期症候群。 相手の心が分かったらある意味最強だと思うが、そうなると本当の意味で関係なんてきっと築けないし、他人を気遣いながらの関わりなんて、トライアンドエラーの繰り返しなんだよな。

    1
    投稿日: 2024.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人を好きになるって 別な言葉で表すと どうなるんかね 全部言葉で説明はできないけど やっぱり 言葉でしか説明できなくて 言葉で聞かれて 言葉で答えて その先に 言葉の前に気持ちがあって 言葉の中に気持ちがあって その気持ちだって 言葉にしてくれるから伝わってくる 行動を描いてくれる部分もあるし その行動から感じる部分もあるけど セリフの力って強い

    1
    投稿日: 2023.07.16
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    久々の青ブタ。 大学編のエピソードをかなり忘れているところもあったけどそこはそれ、多少忘れていても読み始またら一気に物語に引きこまれてしまった。 やっぱり青ブタだよなあ。 今回の思春期症候群の対象者は咲太の塾の生徒の女の子。 ずっとその症候群の中身が分からなかったのだけど、明かされたそれはこれまでである意味最強のスキル(違う)だった^^  ただ、それと並行して霧島透子と『麻衣さんが危ない』問題があるので、ずっと緊張して読んでいた気がする。 マイスチューデントのそれは麻衣の心を知りたくないと思ったことで解消したのだろうね。 そして迎えた幸せなクリスマスイブの後ですごく不安な引きで終わった。 次回、いよいよミニスカサンタと対決なのだろう。今度は、早く読みたい。 あと個人的ハイライトはやっぱり麻衣さんが咲太との付き合いについて話す場面。 ずっとシリーズを追いかけてきたものとしては、その想いに胸が温かくなる。 だからこそ、次回、咲太には頑張ってほしい。

    1
    投稿日: 2023.01.13
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    第二部になってから咲太の内面にフォーカスしたエピソードが中心と成っていたと解釈しているのだけど、前巻にてそれが一段落したのかこの巻では少し違った視点となって物語が展開しているね 年下で教え子の紗良の問題に対処する様が描かれる事で咲太が大人の入り口に立ったのだと伝わってくるよ もう一人の自分から与えられたメッセージをきっかけに霧島透子探しが本格化。でも簡単に見つかる相手でも繋がれる相手でもない 折角会えても謎が増えるような発言ばかり。一応、透子は麻衣と似たような症状と言えるのだろうけど、原因の部分は麻衣と大違いな印象。それは果たしてどのような意味を持ってくるのかも現時点では不明 なら咲太に出来るのは眼の前の問題に対処することだけ クリスマス直前という時期が時期だけに作中では恋に浮き足立つ面々が目立つね。その筆頭は間違いなく咲太なのだろうけど だからこそ紗良に関する問題がクリスマスイブに集約すると成れば、否が応でも関わらずにいられない ただ、今回の場合は教え子という事も有り、麻衣の件が無くても関わった気がしないでもないけど 紗良がどのような思春期症候群を発症しているかは不明瞭なまま彼女への対処は始まる。だから咲太が直面するのは思春期症候群問題への対応ではなく、姫路紗良という少女がどのような悩みを持っているかという問題への対応 その意味では紗良は厄介な少女ではあったね。男性関係で問題が発生しているものの、それは大規模だったり開けっ広げなものではない。また学業も優秀だし対人関係も良好 一見すると何が問題かも判らない少女。だからこそ彼女の悩みはそこに潜んでいたとも言えるのだろうけど 小さい頃からチヤホヤされて特別扱いされるのが当然だった。だから自分を特別と思うのが当然に思えた幼馴染が自分を特別としなかった事に耐えられなかった。そこから始まる世界への不信感が彼女の問題の根源だったのかな? だから彼女に必要だったのは自分を特別に見てくれる相手ではなく、自分が特別に見たい相手を見つけること ……こういう視点で書いてしまうと今回の咲太の動きは随分と罪深いかも。ある程度紗良の想いを知った状態、思春期症候群を解決するならどのような帰結を辿るか想像できただろうに でもそれはある意味、紗良に痛みを教えた上で成長させるという大人の遣り方でも有ったのかもなぁ……。 いつかの日に古賀朋絵に想いを寄せられた際には既に咲太は麻衣と付き合う直前であった為に朋絵の想いは受け止められなかった。それでも彼女の想いを表出させて思春期症候群を終わらせた。あれは朋絵の強さに救われた部分もあった 対して今回は紗良にゆっくりと問題への直視を促しつつ、彼女の痛みに最後まで付き合う気概を見せた。またその過程では自分が持っている桜島麻衣への好きを最大限に示してみせた それはもしかしたら紗良にとっては最良の方法ではなかったかもしれないけど、大人になりゆく咲太が取り得る最大限の優しさでないかと思えたよ もう一人の咲太が伝えてきたメッセージの意味は判らないままだし、霧島透子の正体も不明瞭なまま それでもクリスマスを咲太と麻衣は恋人として無事に迎えられた。そういった幸福感を感じられる終盤だったけど、あのラスト1行の意味は一体……?

    1
    投稿日: 2023.01.04
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    待ちに待った青ブタ最新作!! 謎が謎を呼ぶというかどんどん深まっていった感じでした。 次回で一気に解決される感じですかね

    0
    投稿日: 2022.12.24