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濁流(下) 企業社会・悪の連鎖
濁流(下) 企業社会・悪の連鎖
高杉良/KADOKAWA
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総合評価

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  • おすすめです。

    高杉作品の中でもお気に入りのひとつです。 企業の弱みに付け込む経済誌社長であり、大物フィクサーのスギリョー、その娘で、理知的で魅力的な治子、その強烈な個性的な二人の間で葛藤する治子のフィアンセの田宮大二郎。大二郎は、スギリョーに期待され可愛がられつつも、スギリョーのやり方に疑問を感じつつ対立していく。そんな大二郎を支える治子。大二郎の志、苦悩、葛藤には、共感を覚えます。とにかく読み進むにつれ作品に惹きこまれます。サラリーマン、ビジネスマンなら十分楽しめる作品です。上・下巻合わせてぜひ読んでみてはいかがでしょう。

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    投稿日: 2016.05.06
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    経済小説。 ペンの力を使い、企業から金をむしり取る。 自我が強すぎるオーナー社長スギリョ−。 会社は釜の炭までも自分のものと思っている。 帝都新聞の社員達はオーナーの気まぐれを向け入れざるを得ない。 宗教団体への参加の強要などから、組合問題へ発展。 また、主人公の大二郎は、スギリョ−の片腕として活躍するが、 その行き過ぎた行為に心を悩ませる。 出世競争、そして、その中で繰り広げられる負の部分が浮き彫りにされている本。

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    投稿日: 2009.04.19