
総合評価
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おすすめです。
高杉作品の中でもお気に入りのひとつです。 企業の弱みに付け込む経済誌社長であり、大物フィクサーのスギリョー、その娘で、理知的で魅力的な治子、その強烈な個性的な二人の間で葛藤する治子のフィアンセの田宮大二郎。大二郎は、スギリョーに期待され可愛がられつつも、スギリョーのやり方に疑問を感じつつ対立していく。そんな大二郎を支える治子。大二郎の志、苦悩、葛藤には、共感を覚えます。とにかく読み進むにつれ作品に惹きこまれます。サラリーマン、ビジネスマンなら十分楽しめる作品です。ぜひ読んでみてはいかがでしょう。
1投稿日: 2016.05.06
powered by ブクログ今回の作品も実在の人物をモデルに書いた経済小説。 その当事者が誰かかをどことなく匂わせつつ 様々な実在する登場人物や人間関係をリアルに 描写させるのも高杉小説の特長かと。 経済新聞社ののワンマン社長の秘書役が主人公で 日々振り回されつつも、野心を持って娘婿になり 若手とボードだけでなく、義父と妻との板ばさみという さながらメロドラマのような展開に。 本作の特徴は、女性が非常にパワーを持っていること。 作品舞台が1990年代初頭であることを考慮すると 高杉の先見の明を如実に表している作品とも 15年以上経った今だからこそ言える。
0投稿日: 2015.06.28
powered by ブクログ実在モデルを小説化したらしいが、そうと知らなければ 本当に滅茶苦茶、あり得ない、ひどい設定、と思うような人物、エピソードが満載。終わり方が中途半端。
0投稿日: 2011.06.03
powered by ブクログ経済小説。 帝都経済のオーナー兼社長の杉野良治のもとで秘書として働く田宮大二郎。 政治家や自社の力をつかい、企業から金をせしめる大物フィクサースギリョー。 スギリョ−に目をかけられている田宮。 メリットも大きいが、苦労も絶えない。 帝都経済を一流誌へと志を抱くが、社内体質及びスギリョ−の影響力から脱することは難しい。 そんな中、スギリョ−から婿にと期待される。 企業の闇の部分を主人公の目線を通じてありありと伝わってくる小説。
0投稿日: 2009.03.21
