Reader Store
アイルランドの薔薇
アイルランドの薔薇
石持浅海/光文社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

89件)
3.8
13
41
26
3
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    石持浅海さん、初期の作品だったらしい。けど、面白かった❤️ 探偵役がまたいいね。 また出てきたらいいのに。 そして最後、それぞれの登場人物のその後がよかった。

    1
    投稿日: 2025.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    みるからにアイルランドの情勢や近隣国との政治の話を想像させるタイトル、個人的には敬遠しがち とりあえず本格推理と書いてあるので手に取る 巻頭の登場人物リストにはカタカナがずらりと10人以上でニックネームも別にあるんかーい 開始数十頁はリストを何度も見ながら把握しなければならなかったが、難点はそれくらいかな 総合的な評価は星5なので いざストーリーを読み進めると本格ミステリ フーダニットとホワイダニット+暗殺者は誰なのか 黙っていいねを3回押す 「会釈」は露骨なキーワードだなと思ってたらしっかり作者の罠にハマっていくー となると暗殺者は〇〇だなと、こちらは正解 種明かしもオシャレだわ 完敗に乾杯 やかましわ 真犯人と動機は当てられずもフェアな解法で満足 幕間にアイルランドの歴史についての講釈パートがあるが、眠くならない適量かつ分かりやすい内容

    1
    投稿日: 2023.12.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    デビュー作からコンスタントに面白いものを書き続けられるって良いな。 “南北アイルランドの統一を謳う武装勢力”というから堅苦しい話になるのかと思いきや、安定の石持作品だった。 スライゴーの宿屋で人が殺され、その犯人を並外れた観察力と論理的思考によって推理していくフジ。 さらに、彼の推理によって宿泊客達の正体も暴かれていく。

    2
    投稿日: 2022.10.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前半50ページまで辛かった トーマスがトムと呼ばれたり、マイケルがミッキーと呼ばれたり外国人のあだ名の知識がないので誰が誰なのか分からなかった 途中からは登場人物も固定されて理解し易かった アイルランドの南北の争いや武装勢力での話だが、アイルランドを題材にして日本人一人以外は外国人の設定にする必要ある? アイルランドの死生観は理解するが、それ以外は日本での話でもいいのでは? 最初の横文字だらけ以外は面白い トリックも二転三転あり良い ただ、最初の外国人の名前出まくりとアイルランドの題材はあまり納得していない

    1
    投稿日: 2022.03.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    処女作で異国が舞台のミステリに驚いた。 登場人物が厳選されており、カタカナ表記に悩まされがちになる舞台で唯一の日本人探偵含め読者に優しい愛称呼びはとても読み易い。名前はフルネームの後に愛称を重ねる配慮具合だ。カナカナに弱い日本人をよくわかっていらっしゃる。 殺し屋 反社組織 ターゲット と、不穏な素材は揃っており読者の脳内で道筋を見せてくれるもののどうやら一筋縄で行かない雰囲気。ハウダニット フーダニット ホワイダニット 以前に何が起こるのか分からない状態で人物達が舞台に集結していく。ワクワクする。 事件解決後のエピローグにあたるラストの畳みかけはとてもリズムがよく、クローズドサークル(開放的な環境でしたが)にて陥る人数合わせキャラが誰一人として存在しなかった。フェードアウトしないラスト数ページにテンションが上がっていたことはこの語彙力の無さでも伝わるかと信じてます。

    62
    投稿日: 2021.02.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アイルランドの武装勢力絡みで 宿屋で起こった殺人事件 一人の日本人が探偵役になり事件を追う 事件の謎解きの経過などもなかなか 楽しめました 外人の場合、名前と愛称があり 読みながら登場人物ページを何度も 確認するんですが 今回もまぁそれはありました

    1
    投稿日: 2020.06.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イェイツ懐かしい。いくつかの詩は今でもなんとなく覚えてる。 「アイルランド人は困った人に優しい」って台詞があるけど、本当に信じられないくらい親切でびっくりした記憶。それはこの本にあるようなアイルランドの複雑な歴史も一因なのかもしれない。

    0
    投稿日: 2015.07.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    アイルランドを舞台にした、アイルランドの南北問題をテーマにしたクローズドサークルミステリ。 警察関係者が来れない閉鎖的環境というのがこの作家の真骨頂らしい。 この作品も同様の環境下で、武装勢力NCFという組織が関わるという状況が通常のミステリとは一線を画して面白い。 ただ探偵役のフジを筆頭に、出てくるキャラが特殊すぎて、感情移入しずらいのが、この世界観に入り込むのを妨げているような感じ。 とはいえ読みやすいし、デビュー作だそうなのでそれを考えれば悪くない作品ではないかと。

    0
    投稿日: 2015.04.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物語はアイルランドの統一問題を背景に進んでいきます。 日本人にとって宗教による争い(人殺し)は程遠い世界の話です。 自分が思う宗教、宗派を絶対だと思うが故に争いは混迷を深めていき、創始者が愛だ恋だで説いていた教えを自分達の利権やプライドの為にひん曲げてしまう所が、神様を信じている人々を『劣る存在だな~』と思ってしまいます。 物語の舞台はアイルランド北西部スカルゴーの湖畔の宿屋、南北アイルランドの統一を目指す武装勢力の副議長が何者かに殺された。 怪しい宿泊客達... 武装勢力の参謀長とその部下が粛清を加えたのか? 武装勢力に敵意を剥き出しにする会計士... 自分探しの旅に来ている女子大生と好きな詩人の故郷を訪れるアメリカ人 とにかく怪しいオーストラリアの花屋 宿屋の女将は色っぽい未亡人 誠実そうな宿屋のコック 人の良さそうな主人公... 科学者で鋭い洞察力と機転の良さ、人に好かれる魅力と柔道黒帯の実力を併せ持つ日本人、黒川富士雄 この中に物語の序盤に登場する殺し屋『ブッシュミルズ』がいる! 果たして殺し屋は誰なのか? 殺人犯は殺し屋なのか? 物語は登場人物達の思いが絡みあいながら進んでいき意外な結末を迎えます。

    0
    投稿日: 2015.03.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    組織を裏切った者の暗殺を謀ったが裏切り者は何者かの手によって殺されてしまう。日本人の活躍により謎が解けていく。 最初はアイルランドの紛争のこと自体知らなかったので、入りこめるか心配でしたが、読んでいくうちに北と南の人間性もわかるようになりました。 しかし、少しあっけなかったような感じです。

    0
    投稿日: 2014.10.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アイルランドとか武装勢力とか和平交渉とか身近に感じられない事ばかりなのだが、宿屋で起きた殺人を解決すべく整理していく日本人科学者・フジの頭のキレがすごくて面白い。

    0
    投稿日: 2014.07.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アイルランドの複雑な背景の中で起こる事件に日本人科学者が挑む。 初めて読んだ石持浅海さんの作品がこの処女作でした。他の作品も読んでみたいと思います。

    0
    投稿日: 2014.06.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2002年、長編デビュー作。クローズド・サークルもの。 南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が南アイルランドのホテルで殺害された。 外部と連絡をとることを禁じられた中で、日本人科学者のフジが事件を推理していく。 閉ざされたホテルという設定に政治的要素が加わることで緊張感が増して面白かった。 非常事態の中で、皆がパニックにならずに落ち着いて理論的に解決していくという著者のスタイルは今も変わらないが、これは知と情のバランスが良くて、物語としても面白かった。 しかし、フジは単なる科学者? 何者だったのだろうか。

    1
    投稿日: 2014.05.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本格ミステリーの舞台設定にアイルランド紛争を持ち込み、和平に対する賛成・反対の立場で密室を作り出す設定はかなり斬新。

    0
    投稿日: 2014.03.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    北アイルランド紛争という政治的な事柄からクローズドサークルを作ってしまう発想が面白かったです。外国を舞台にした政治絡みの内容に身構える部分もあったのですが、理解しやすく書かれていたので勉強にもなりました。不思議な存在感を感じさせる主人公はちょっと出来過ぎかもしれないけれど、シリーズキャラクターの雰囲気も持っているように思うので、またいつか登場させて欲しいですね。

    0
    投稿日: 2013.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最後の謎をあかす過程がちょっとくどかったのが。 やっぱり初期の頃は謎の神秘性をいかにだすかに、こだわってる気がする

    0
    投稿日: 2013.12.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「刑事コロンボ」を偏愛する姉から強力プッシュされた作品。 あたいは外国人の名前がとうとう整理出来ず、犯人が分かっても「これ、誰だっけ....」と合点がいかない鈍さ。 丁寧に犯人捜しをするくだりは、コロンボ好きには堪らない掛け合いなんでしょうな。

    0
    投稿日: 2013.10.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今まで読んだ石持作品の中で1,2位の好み。 大まかには毎度の設定で論理的かつ冷静な“フジ”が平静な態度で 皆を導いて行く様子に、他の登場人物のように彼に惹かれてしまった。 各個のアイデンティティもうまく絡めていて、 救いのあるラストは、石持作品らしからぬ終わりだけど美しい。 人に薦められる本。

    0
    投稿日: 2013.10.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    再読。本書はミステリーでありながら、再読にも耐えられる数少ない作品の1つだ。石持作品は概ね読んでいるが、結局この処女作であった『アイルランドの薔薇』が、今のところ彼の最高傑作だと思う。まず、ミステリーとしてみるならば、犯人を含めた関係者の全員で謎解きをしてゆくという手法はなかなかに斬新だ。もっとも、その中ではフジの役割が圧倒的に重いのではあるが。そして、なによりも本書を成功に導いているのは、アイルランドに対する登場人物たちの熱い想いであり、それに寄せる著者の圧倒的なまでの共感性だ。

    0
    投稿日: 2013.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     安定した筆力に安心して読むことができる。今までの密室空間は、嵐の中の孤島パターンが多かったが、本作ではNCFという存在を出すことによって上手く処理をしている。  探偵役のNCF幹部と日本人のフジが協力して、上手く問題を解決していく。ただ、伏線の張り方が甘いのか、ミスリード部分が不発化し、一本道に近く見える。  その分、読みやすいとも言えるが、どんでんさんが返されたイメージはなく、淡々と終わってしまった印象だ。世界観やキャラクターとしては、唸らされるが、トリックとしては微妙に感じられる。  そもそも、二階から落ちたくらいで死ぬとは限らないが。勿論、運が悪ければありえるが、そこに至るまでもちょっと強引さが残る。

    0
    投稿日: 2013.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アイルランドの状況が背景にある為、一つの殺人事件を通していくつものドラマが生まれていく中で、それら全てを丁寧に描ききったことに敬意を表する。

    0
    投稿日: 2013.08.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ◆南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が、スライゴーの宿屋で何者かに殺された! 宿泊客は8人――そこには正体不明の殺し屋が紛れ込んでいた。やはり犯人は殺し屋なのか? それとも……。宿泊客の一人、日本人科学者フジの推理が、「隠されていた殺意」をあぶり出してゆく! 石持さんの作品は二冊目! やっぱり石持さんの作品は、設定が特殊で面白い! 日本人なのに、なんで処女作をアイルランド問題に絡めたクローズドサークルものにしたんだろう?ってのが少し気になりました。 アイルランド問題に詳しくないから、ちょっと歴史的な描写を読み進めるのに苦労したかな。 登場人物が多くて、しかも英名だから、誰が誰だかわからなくなったり‥(笑) でも内容的には、犯人解明の他に、身分を偽った登場人物の解明とか、紛れ込んだ殺し屋が意外な人物だったり(これは推理できたけど^^)、盛り沢山でなかなか楽しめました! 探偵役のフジが同じ日本人ながら、ややミステリアスで魅力的だったなぁ。

    0
    投稿日: 2013.07.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「そして誰もいなくなった」などの孤島ミステリーに代表される、いわゆるクローズド・サークルものの本格ミステリー。石持浅海の長編デビュー作で、石持の中で僕が一番好きな作品。惜しむらくはこの主人公のシリーズものにならなかった点かな。第一作目ということもあるんでしょうが、味のある人物だけにもったいない。

    0
    投稿日: 2013.04.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久しぶりにミステリらしいミステリを読んだ。数ヶ月ぶり?いや、それ以上? そのせいか、舞台がアイルランドと外国だからか、登場人物の名前が覚えにくかった… 救いは探偵役の日本人研究者!ちょっとアナタ、かっこよすぎ。序盤の立ち回り、謎解きの鮮やかさ、その人物描写に何度惚れたか分からない。最後、別れ際のあの人がああいうことするのが分かるよ、すごく分かる! 残念なのはどうやら今作がシリーズものではないことだなぁ。

    0
    投稿日: 2013.04.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ずーっと読みたいと思っていた大好きな石持浅海の初期作品。 小さな空間で起きた殺人事件の背景はあまりに大きく悲しい。 知識としてはあったけど、いまひとつピンとこなかったアイルランド紛争の歴史が、この作品で初めて腑に落ちた。 石持作品のキャラはみんな魅力的だけど、この作品のフジには惚れた!

    1
    投稿日: 2013.01.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    北アイルランドと南アイルランドの和平が間近に迫る情勢下、 とあるホテルに偶然集まった面々。 そこで、NCF(北アイルランドの過激派組織)のメンバーが 殺されるという事件が起きる。 NCFの他のメンバーの意向により警察の手を借りず自分たちで 事件を解決することになり、その中で、日本人科学者のフジが 論理的に事件の真相に近づいていく、という感じのミステリ。 政争が絡んだものだと読みにくいかなーと当初は敬遠してたんだけど そんなに難しくもなく、程よく分かりやすい説明のおかげで 背景もすんなりと頭に入ってきて物語の邪魔にならなかった。 事件の解決への道のりも私の好きなタイプでした。 どんでん返しではなくて、少しずつ可能性を絞り込んでいって 真相に達するという形のもの。 もっと早く手にしておけばよかったなと思った一冊でした。

    0
    投稿日: 2012.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    きれいな終わり方。推理も面白かった。 外国を舞台に、外国人が活躍するお話は自分には新鮮でよかったです。

    0
    投稿日: 2012.11.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    南アイルランドの宿で、武装勢力NCFの副議長が殺された。 NCFは副議長の殺害を殺し屋に依頼していたが、殺され方が殺し屋の手口と違い戸惑う。 宿泊客は、NCFの以外にアメリカ人大学生やオーストラリア人など様々。 その中の一人、日本人科学者が事件を解いていく。 果たして犯人は殺し屋なのか、それとも…? 舞台がアイルランドなので、少し背景がわかりにくい部分がありましたが、日本人が客観視されているのが逆におもしろく思えました。 伏線がたくさんあり、読み進めていくのが楽しくて仕方なかったです。 作者に見事に踊らされた感じ。 こういうの、好きです。

    0
    投稿日: 2012.11.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初めての作家さんを一気読みしたのは久しぶりでした。 和平交渉に向うNCF幹部が湖畔の宿で殺される。 居合わせた日本人科学者フジの推理。 北アイルランド情勢の説明も分かりやすい。 フジが大変魅力的な人物でカッコいい。 シリーズ化していないのがとても残念です。

    0
    投稿日: 2012.10.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    アイルランドの予備知識全然なかったけどなんとなくで読んでしまった。 水の迷宮と比べて、話の片づけ方が良くて読後感も良いです。

    0
    投稿日: 2012.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    閉鎖空間の舞台設定は演劇を見ているかのよう。あらすじにしてしまうと解決などは凡庸だが、細かな仕掛けに何度も翻弄される心地よさがある。7.5

    0
    投稿日: 2012.05.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本格的な推理小説。最近読んだ本は軽く読めるものが多かったのか、今回はじっくり読んだ。そうしないと、伏線らしきものを見過ごしそうになって、楽しさが半減するから。雨の日に家に閉じこもって読みたい本。

    0
    投稿日: 2012.05.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    石持さんのデビュー作 舞台設定には なんていうか疑問を感じるが・・ 要するにイメージできにくいというか マニアックというか? デビュー作ということで 荒削りかもしれないけど その分パワーがあって最後まで一気に読めました^^ これよりも後の作品の 水の迷宮とかよりこっちのほうが 断然私は面白かったな^^

    0
    投稿日: 2012.05.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    場所はアイルランド。 スライゴーのB&Bには九人の客が宿泊していた。 週末の休暇を楽しみに来た、科学者のフジとジェリー。 たまたま出会って旅をともにすることにした アメリカ人大学生の二人組、アリスとケイト。 自転車でやってきたアイルランド人の会計士ビル。 オーストラリアからやってきたというビジネスマンのケン。 そして商店街の釣り仲間と名乗る三人組の男。 だがその三人組は、南北アイルランドの統一を謳う カトリック系武装勢力NCFのメンバーだった。 小さな宿ということで、宿泊客どうし打ち解けて 酒を飲み交わし、親交を深めあった夜が明けた朝、 NCFメンバーの一人であり、NCFの副議長である ダグが何者かによって殺されているのが発見される。 実はNCFの首脳部は、ダグを殺害するために 殺し屋をひそかに派遣していたのだが、 殺され方を見るかぎり、その殺し屋の仕業とも思えない。 ダグが殺されたことを公にするわけにいかない事情を抱えた NCFメンバーのトムとデイブは、犯人が明らかになるまで 宿から出て行くことを宿泊客全員に禁じ、 犯人探しに協力することを要請する。 日本人科学者であり、頭の切れるフジの推理によって 隠されていた様々な事実が次々に明らかになっていく。 注目の新鋭・石持浅海の処女長編。 最近いろいろなところで名前を見かける石持浅海。 とりあえず刊行順に読んでみようと思ったので この作品から手をつけたのだが、正解だったと思う。 評判どおり、しっかりした構成を持つ本格ミステリだと思った。 舞台設定がなじみの薄い外国であるにもかかわらず、 話の流れが非常に易しく理解できるように書かれていて、 引っかかりは特に感じずに読むことができる。 刺激的な展開というものもこれといってなく、 スムーズに読み進めてしまうあっさり味の作品なのだが、 謎解きの部分まで読むと、あっさり読み流してきた中に なにげなく隠されていた数々の伏線に気づかされ、驚かされる。 この伏線の張り方のなにげなさが、わりと凄い。 ストーリーの中で、伏線の部分が不自然に浮いてしまっている、 ということが極めて少ないのである。 基本的に何も考えずにミステリを読む自分でも 伏線に気づくことは少なからずあるが、 今回は、謎解きを読むまでほとんどの伏線に気づかなかった。 南北アイルランドの問題という見慣れない題材が登場するが、 その部分が物語から乖離してもいないし、 かと言って扱いが小さすぎて不必要に見える、 といったこともなく、見事に本格ミステリ的な部分と 融合を果たしている点にもうならされた。 舞台をアイルランドに設定した必然性がちゃんとあって、 それがしっかりプロットに絡み合って、不可分になっているのだ。 なかなかこれは難しいことだと思う。 切れ味の鋭さは、正直言って感じられない。 だが、切れ味が鈍いほうが、より大勢の人に受け入れられる。 ハッとさせられるような鋭敏な作品ではないが、 どんな人でも楽しめるだろうな、 と思わせるような安定感がある作品。

    0
    投稿日: 2012.05.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    王道ミステリーです。テイストはアガサクリスティーかな☆ アイルランドという、あまり馴染みのない(個人的に)国ですが、すんなり入り込むことができました。

    0
    投稿日: 2012.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この人の長編第1作。 お行儀のよい推理小説という感じがするが、まあまあ良いのではないでしょうか。 外部犯行を否定したり、テロリストに武力を使わせなかったりして、”本格推理小説”の舞台を整えているのだが、この舞台を整えるためのストーリーの展開のさせ方が下手だが。。。

    0
    投稿日: 2012.03.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    石持氏の処女作です、北アイルランドを舞台にしてのクローズドサークルものです。北アイルランドを巡る問題については高村薫氏の『リヴィエラを撃て』の記述や、なんといっても『ゴルゴ13』シリーズを読んでますので予備知識はそれなりにありました。(世界各地の政治、経済、民族、宗教等々の問題についてゴルゴ13ほどわかりやすく描かれている書物はないと思います。高校生は在学中に全編読破すべきと思います、さすれば少しは日本を世界的見地から俯瞰できる、国際社会に対応できる人物に近づくんじゃないかな?教科書問題とかニュース見るたびに思うことです。) 政治的背景のある地域を舞台にしてますが、本筋とはあまり関係ないので純粋に作中の伏線、ヒントから真相を推理できる仕立てになっており本格ミステリの名にふさわしい作品でした。探偵役である唯一の日本人フジはなかなかの好人物に描かれていて(謎めいた部分の記述があり秘密の香り漂ってました)再登場するのかな?と思いましたがなさそうですね。

    0
    投稿日: 2012.02.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アイルランドは好きな国なので興味深く読んだ。 湖近くのB&B(簡易旅館)でテロ組織の一員が殺される。 密室ものというか、クローズド・サークルといわれる 限定した空間の中での犯人さがし。 結末でいろいろなことが明らかになってスッキリ! 後日談も充実していてにっこり(^^) アイルランドに思い入れのない人でも楽しめます。

    0
    投稿日: 2012.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「アイルランドの薔薇」は最近じわりと(自分の中で)ブームが来ている石持浅海さんの長編デビュー作になります。でも、本当にこれがデビュー作かと思うくらい完成度が高いです。 アイルランドの薔薇の舞台は、アイルランドの湖のほとりにある一軒のロッジ。 そこに南北アイルランド統一を謳う武装勢力NCFのメンバーとNCFが雇った殺し屋『ブッシュミルズ』、探偵役となる日本人科学者(フジ)など、宿泊客が8人が泊まります。 最初は意気投合する8人ですが、翌朝になるとNCFの副議長が明らかな他殺体となって発見されるところから物語は急展開していきます。NCFの副議長を殺したのは誰なのか、そしてその目的は? 他からの侵入者も外に出ていった人間もいない「クローズド・サークル(嵐の山荘)」となったロッジの中で、日本人科学者(フジ)を中心に犯人探しが始まります。 密室や殺人に関してのトリックにはそれほどウエイトを置いておらず、どちらかというと叙述的トリックが中心の作品でしたが、人物描写、心理描写がくどくもなく的確に描かれているため、グッと引きこまれていきます。 背景となる南北アイルランド問題の説明は丁寧にされていましたが、万能過ぎるフジの活躍や、登場人物の大半が身分を詐称しているため、名前が複雑になっているところなどは少し引っかかりますけど、飛躍し過ぎではないため作品を損なうほどではないと思います。 本格ミステリーで、叙述的トリックが好きな人は是非手にとって欲しい作品です。

    4
    投稿日: 2012.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    石持さんをチェックしようというきっかけになった本。処女長編ということですが、完成度が高いです。硬派な感じのミステリ。クローズドサークルもの。おすすめ。

    0
    投稿日: 2011.12.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    石持浅海ってほかになに読んだんだっけ?でも確か面白かったからこれも買ったんだよなぁ。文化や国民性が土台にある本が好きです。だからこれも面白かったです。

    0
    投稿日: 2011.11.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    こういう感じの推理小説はおもしろい♪ 犯人を捜すところにどんでん返しを持ってくるのではなく 少しそれた所に仕掛けを持ってくる手法は犯人が特定されても 驚きがあります。 この小説はアイルランドを舞台にしたもので登場人物が1人だけ 日本人で残りは外国人なんで名前を覚えるのが大変でしたが 読みやすいです。 この作家さんの「月の扉」を読んで次を読む気になれなかったんだが これが評判良かったので読んでみたら評判通りおもしろく 次も読んでみる気になった♪

    1
    投稿日: 2011.11.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    処女長編とは思えない達者さ。 登場人物と状況の意外性もありますし、犯罪解決の処理、後日談と、最後の最後まで愉しんで読めました。 殺し屋が紛れ込んでいるくだりは必要だったかなぁと思いますが、それこそ処女長編でがんばっちゃった感じでしょうね。 比較的甘めな結末には賛否有りそうですが、これはこれで。

    0
    投稿日: 2011.10.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アイルランドの歴史は全然知らなかったけど 割と丁寧に説明もされてるので、その国の歴史を知らなくても楽しめる。 犯人もやられたって感じだった。 ラストも良かった

    0
    投稿日: 2011.09.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アイルランドの湖畔にある宿で宿泊客が殺された。 殺された男は北アイルランドの武装組織NCFの幹部で 数日のうちにも身内の依頼で殺し屋によって 秘密裏に闇に葬られるはずだった男だった。 状況を考えると内部犯なのは間違いない―。 手の届くところで監視していた人物が 予定と違う形で殺されるという失態を演じた NCFのトムは自らの手で犯人を捕らえることを誓う。 南北アイルランドの政治的問題も絡み、混迷を極めるなか 早いうちからこの宿や宿泊客に違和感を感じていた 日本人科学者のフジが犯人捜しに挑む。 トムとフジ、先に《犯人の真意》に気付いたのはどちらか。 海外が舞台、出てくる人物がほぼ外国人という小説を 普段あまり読まないので新鮮でしたわ〜。 トムとジェリーってw 仲良くケンカしなww 日本の世界地図って変なんだね〜。 そりゃそうか、考えたこともなかったw 石持さんのミステリはやっぱり動機が他とはひと味違うよね。 なんか規模がデカイというか思想的というか何というか。

    0
    投稿日: 2011.06.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    図書館読み。『こいつが犯人だろうなあ』と思っていながら、やはりそれが外れました。外国が舞台で時代背景とかわからなくても十分に楽しめます。

    0
    投稿日: 2011.04.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    北アイルランド問題も絡めた事件に登場人物達は外国人、犯人とスパイ探しの両方が楽しめますが、話は決して複雑ではなく、むしろあっさりとしていて読みやすいです。 スパイにいたってはロジックなしでも状況描写だけであたりがつけられる分かりやすさ。 伏線ひろいまくって余りなし、といった気持ちのいい読後感でした。

    0
    投稿日: 2011.03.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初は、少々とっつきにくいかと警戒していたのが、杞憂に終わった。 コレよ、コレ。 石持さん、私はこういう本を読みたかったワケですよ(笑) 石持作品は、基本的には好み。 推理の過程を楽しませてくれる、数少ない作家だと思う。 しかし、あと一歩のところで塩加減が足りないことがあり、残念に思うことも多々あるのだが、読後感も併せて、今作の味付けは絶妙だ。 頭の切れる男性は、やはり素敵なのだ。

    0
    投稿日: 2011.02.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    だいぶ前に読んだので記憶が薄れているが、「ブッシュミルズ」が何者なのかが気になって、一気に最後まで読んでしまった覚えがある。

    0
    投稿日: 2010.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ちょっぴり読んでから寝ようと考えて手に取りましたが…甘かった。 一気に読んじゃいました。面白かった〜。リスペクト石持氏!

    0
    投稿日: 2010.08.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    北アイルランド問題にからめたお話。レイクサイドハウスでの殺人事件、宿泊客と宿の女主人、従業員誰が犯人なのか警察を呼ばずに全員容疑者の立場で解決していく。テンポが良く、面白く読めた。それにしても、フジがなんであんなにキレ者なのか。日本人作者だからか(笑)。

    0
    投稿日: 2010.07.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とっつきにくそうな題材でも、いつもすいすい読ませてくれる石持さん。殺し屋の正体が、ああ… という感じだった。

    0
    投稿日: 2010.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『アイルランドの薔薇』(石持浅海、2004年、光文社文庫) アイルランドを舞台としたミステリー推理小説。 南北アイルランド統一による和平を目指す武装組織NCFと、それに反対する内部勢力との軋轢が生じていたところ、NCF副議長は殺し屋によって殺されることになっていた。しかし、殺し屋に殺される前に、副議長は宿屋で何者かに殺されてしまう。容疑者は8人。 一体だれが副議長を殺害したのか。NCFの内部犯か宿泊客か、または外部犯か。警察・探偵不在の状況下で、冷静な日本人科学者フジが事件を解いていく。 一体だれが犯人で、だれが殺し屋なのか。犯行の動機は何か…等、最後まで楽しませてくれた。 (2010年6月26日 大学院生)

    0
    投稿日: 2010.06.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    正直冒頭で登場人物の名前がカタカナで覚えられず焦りました。 けれど読むにつれてフジを中心とする人々の個性が見えてきて、思ったよりか読みやすかったです。 個人的には殺し屋がもう少し絡んでても良かった気はしますが。 確かに三度くらい驚かされた一冊でした。

    0
    投稿日: 2010.05.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前半は少し「扉は閉ざされたまま」と同じ匂いがして期待はずれか?と思わされたのだけど後半の流れのよさにはやはりグイグイと惹き込まれた。 これがデビュー作ということなので、これが進化した物が「扉~」のような気がする。 殺し屋の正体…レビューではわかりやすいと書かれてるけど私は最後まで気付かなかった…浅いね。

    0
    投稿日: 2010.05.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伏線と謎解きがしっかりしていて納得できるものだった。 フジの観察眼が鋭すぎる気もするが、おもしろかった。

    0
    投稿日: 2010.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今回、この著書の本は初めて買いました。 デビュー作だそうで。 だから…というのかどうかは他のを読んだ事が無いので判りませんが、推理小説ズレしていると、真犯人も真相も、殺し屋の正体もあっさりわかるものなので、「推理をする」という楽しみは薄いかも。 物語としてはとても上手に纏まっていますし、ラストも後味良くわっていて好感が持てました。

    0
    投稿日: 2009.12.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    殺し屋の正体が消去法な上、ビルの過去や事件の真相などがあまりにもわかりやすい。石持作品は犯人当てがメインじゃないとわかっていてもあまりにも。あと特定の人物の描写が少ないために最後のしかけもわりと予想できてしまうという。ラストはいつもの石持的結末。

    0
    投稿日: 2009.11.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    評判が良かったので読んでみた。 出だしがちょっと取っつきにくい感じ。 ひたすら頭の切れる探偵があまり向かないのかも。 誰が犯人かよりも誰が○○か。の方を気にして読んでしまった。 そして当たっていた(わかりやすかった)

    0
    投稿日: 2009.10.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    追加したと思ったのに石持さんの本がぜんぜん入ってなかった笑 出会い。 外国人の中の日本人探偵とはまあありきたりといえばありきたりだけれども。

    0
    投稿日: 2009.06.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イギリスの隣にあるのがアイルランド。 北の6州だけがイギリス領になっている。 その北アイルランドには、IRA「アイルランド共和国軍」NCF[新世紀のフィニアン団」という二大武装勢力がいる。 南北アイルランドの統一を謳うのがNCFだった。 南アイルランドのスライゴーには、湖がありその湖畔に「レイクサイド・ハウス」と言う宿屋がありNCFの兵士・副議長の男3人が泊まりにきた。 その日の宿泊は、アイルランド在住の日本人化学者・アイルランド人科学者・現地で知り合ったアメリカ人大学生の女性2人・アイルランド人会計士・オーストラリア人ビジネスマンの6人も宿泊した。 その日の夜は、全員食堂に集まりお酒を飲み楽しく過ごしたのだが翌朝起きるとNCFの副議長が死体となって発見された。 NCFの二人は、拳銃を突き出し殺した者を探そうとしたが日本人化学者の機転を生かした行動によって宿泊客の安全を守る。 宿屋から出ない条件を飲み警察に頼らず犯人を捜す事になる。 宿泊客の中には、NCFの議長に依頼されて殺し屋が紛れ込んでいた。 殺し屋は、事故と見せかけて人を殺すと言うのだが、やはり殺し屋が殺したのか・・・それとも・・・。 日本人化学者の推理が隠されていた殺意をあぶり出していく。 石持さんの本格ミステリーです。 このロジックは、凄いですね 思わず納得納得の出来です。 人々の会話の中で徐々にピースがあり、読んでて面白いです。 石持さんのミステリーの独特の感覚がまた魅力的です。

    0
    投稿日: 2009.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が、スライゴーの宿屋で何者かに殺された! 宿泊客は8人――そこには正体不明の殺し屋が紛れ込んでいた。やはり犯人は殺し屋なのか? それとも……。宿泊客の一人、日本人科学者・フジの推理が、「隠されていた殺意」をあぶり出してゆく! 削除

    0
    投稿日: 2009.01.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    評判の高かった「扉は閉ざされたまま」がそれほどでもなかったのと、「月の扉」「水の迷宮」とともに大したことないかな〜という印象だったので全く期待せずに読んだ。 が、かえってそれがよかったのかどうか、なかなか面白く読めた。 デビュー作が一番好きかも。

    0
    投稿日: 2008.11.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    外国人の名前が苦手なうちには、登場人物の名前が定着するまでが困難でした・・本名だったり通称だったり・・偽名だったり・・。読者が考えなければならないのは、まず犯人と殺し屋の正体。アイルライド問題に明るくなく、なんとなくIRAというテロ組織の名前は聞いたことあるっていう程度の知識でも、十分に楽しめる!!NCFっていう武装集団は本当に存在するのかと思ってしまいましたが、やっぱり架空だそうで。そりゃネタにするには根深すぎか。でも本当にそういう組織があるのかと思えるくらいに、ストーリーにうまく溶け込んでいました!!ただ武装組織の幹部が一般人に対等に牽制されているのには戸惑いましたが、今思うとみんなそれぞれ何か抱えていたわけで。その「何か」が関わってくる、解決したーって思ったあとの二重三重に畳み掛ける真相には驚かされました。しかしフジは絶対ただの科学者じゃない!!座間味君はまだ一般人ぽかったんですけれど・・。石持さんが書く探偵キャラは魅力的。

    0
    投稿日: 2008.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    7月21日読了。 アイルランドのとある宿に泊まることになった学者とテロリストと殺し屋他の人たちの話。

    0
    投稿日: 2008.07.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ものすごい裏工作から始まったので、ハードボイルド???とか思っていたら、全く違う推理小説でした。しかも典型的な封鎖型(っていうのかなぁ?)外部からの接触なし!イメージとしては雪山山荘殺人事件(笑)

    0
    投稿日: 2008.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アイルランドの田舎の宿で反政府組織の一員が殺されて、宿泊客全員にその嫌疑がかけられた。生き残った組織の構成員は警察の介入を拒否して犯人を捜そうとするが、そこで探偵役を買って出たのはたまたま宿泊していた日本人の青年だった。残された時間は少ない、彼は犯人を名指しできるのか?

    0
    投稿日: 2008.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が、スライゴーの宿屋で何者かに殺された! 宿泊客は8人――そこには正体不明の殺し屋が紛れ込んでいた。やはり犯人は殺し屋なのか? それとも……。宿泊客の一人、日本人科学者・フジの推理が、「隠されていた殺意」をあぶり出してゆく!  本格推理界に衝撃を走らせた期待の超新星の処女長編!

    0
    投稿日: 2008.03.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    石持さんのデビュー作です!北アイルランド問題を真摯に見つめた、ただ純粋な推理小説とはまったく感覚の異なるミステリーです! 石持さんのミステリーは、トリックだけでなくその底辺の人間模様まで、整然と美しく描かれているので大好きです☆

    0
    投稿日: 2008.03.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    文体は読みやすくてよいんだけど、カタカナの名前は覚えられません… 社会派テーマなのはうまいけど、ミステリーとしては物足りないかな。

    0
    投稿日: 2008.03.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かったです。堪能できました。アイルランドが舞台なので登場人物の名前を覚えるのに(本名だったり通称だったりで大混乱)苦労しました。犯人も殺し屋もおいらの予想は見事に裏切られました(笑)読み応えのある作品でした。

    0
    投稿日: 2008.02.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    舞台は南アイルランドの湖畔のペンション。 登場人物は、IRAに模した架空のテロ組織の幹部数名と、 たまたま巻き込まれた民間人数名。 幹部の一人が殺されて、誰がやったんだーって推理大会。 仮説が出て否定、仮説が出て否定、仮説が出て否定・・・。 ウマい具合にやたら頭の切れる人物が居合わせていて、 最後はお決まりのネタバラシ。 「お集まりの皆さん」 ・・・ってパターン。

    0
    投稿日: 2008.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    政治情勢が複雑な地で起こる緊迫した「密室」。著者デビュー作でありながら、心理描写に関しては既に完成しているような印象。

    0
    投稿日: 2007.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    デビュー作とは思えない端整さ。探偵役のフジがとてもいいキャラクタなので、ノンシリーズにして欲しくなかった…再登場望む!

    0
    投稿日: 2007.10.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ミステリといえば、これも本棚に残ってたなぁと引っ張り出した石持浅海のデビュー作。真ん中数冊は読んでいるけれど、これと最新二作は読んでなかった。 おもしろいけれど、後の傑作群に比べると見劣りする。もっとも、シチュエーションだけで一冊書き上げるようになった『扉は閉ざされたまま』あたりとは、そもそもテイストが異なっているので、比較する必要はあんまりない。強いて類似の点を挙げるとすれば、登場人物同士の推理談義で可能性を素早く消してしまうという進め方がこの時点ですでに顔を出していることくらいかな。  国際情勢を盛り込むのであればもっとハードにやれば良かったと思うところもないわけではなかったけれど、結末の寒いドラマ仕立てを除けば、その舞台さえミステリのための小道具という潔さが見受けられたので不満というほどのことではない。他にもやりようはあったやろうけど、てっとり早いという意味では正解だったかな。キャラクター造形の薄さもちょっと意外やけどど、それもまあ、期待していなかったのでべつにいい。  いかにもデビュー作らしい気負いというか、とにかく色んな仕掛けを盛り込んで一冊緊張感を維持した、という印象がある。それが「詰め込みすぎ」になるか「内容の濃い一冊」になるかは「上手く整理されているか」にかかっているんやけど、その点に関しては満点だった気がする。多少、わざとらしくてわかりやすいことに目をつぶればね。

    0
    投稿日: 2007.09.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    湖岸の宿で大物テロリストが殺害される。宿泊客は8人。警察が来る前に事件を解決しなくては、とタイムリミットありの緊張状態で展開されるミステリです。読みやすさ、緊張感、スパイ小説の面白さも相まって抜群。

    0
    投稿日: 2007.06.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     行きつけの酒場の主人に借りたのだが、こういう密室もののミステリーなんて、もう何年も読んだ記憶がない。さてどんなものかと読み始めたら、あっという間に読み終わってしまった。ふーん。って感じ?  ただ、アイルランドでテロリストや殺し屋を向こうに回して、颯爽と謎を解いてみせる日本人科学者。ちょっとかっこよすぎだろうと。あと台詞回しがやや紋切り口調というか、取って付けた感があってよろしくない。  と相も変わらず偉そうに。

    0
    投稿日: 2007.06.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    レビューはブログにて。 http://tempo.seesaa.net/article/39710240.html

    0
    投稿日: 2007.04.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大人版「ひと夏の思い出」といった感じか。 探偵役がかっこよすぎるのが玉に瑕だが、含みを残したまま終わったのは良かったかな。 アイルランドの雰囲気を想像しながら読むと郷愁に浸れる。でも推理小説としてはあまり期待しない方がいいのかもしれない。

    0
    投稿日: 2007.03.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    月の扉で気に入った石持さんの2冊目 いやぁ、相変わらずありえないくらいに探偵役がかっこいいことかっこいいこと。 でもカッコイイ探偵は好きなので、よしとします。 話は、うーん、月の扉のほうが断然に好きでした。 でも、とても読みやすいし(登場人物が横文字なので誰が誰なのか一致させるのに最初苦労しましたが)及第点。 しかしケルト文化好きの私からしてみたら腹が立つ一文もあったので星2つ。 ブッシュミルズの正体は、その人が出てきた瞬間にわかってしまいましたね。 バレバレすぎます。

    0
    投稿日: 2007.02.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    情景の描写が美しくウマいです。石持さんの作品は初めてでしたがその描写に特に惹かれました。ミステリーとしてもなかなかです。アイルランドに行きたくなります。

    0
    投稿日: 2007.01.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登場人物の描写にむらがありすぎる感もあるが二転三転する話は好き。フジ好き。エピローグは要らなかったと思いました。

    0
    投稿日: 2007.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     著者のデビュー長編で(短編なら『本格推理』にいくつか掲載されてる)、既に光文社文庫版が出てる。 『アイルランドの和平実現を目前に控えた時期に、武装勢力NCFの副議長がいわゆる南アイルランドの宿屋で殺される。泊まり合わせた客は、供のNCFメンバーによって拘束されるが、政治的理由から真相が判明するまでは外部へと連絡することができない』 概ねこんな感じで物語が進んでいく。タイトルは詩人イェイツがアイルランドの自由を薔薇に喩えたところからきてるらしい。  2作目の『月の扉』といい、この作者はクローズドサークルの作り方が面白い。一つ一つ丹念に可能性を検討して推論を積み重ねていくタイプなので、パズラー好きには嬉しいかぎり。ただし、詰め方が甘いんじゃないかと思う点がなくもない。  一般的には『月の扉』の方が高評価なのだが、個人的にはこちらの方が好き。

    0
    投稿日: 2006.12.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    石持 浅海の処女長編作。南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が、スライゴーの宿屋で何者かに殺された! 宿泊客は8人――そこには正体不明の殺し屋が紛れ込んでいた。やはり犯人は殺し屋なのか? それとも……。宿泊客の一人、日本人科学者・フジの推理が、「隠されていた殺意」をあぶり出してゆく!という話です。難しそうですが簡単にいうと典型的な「嵐の山荘事件」です。本格ミステリーで非常に面白かったです。

    0
    投稿日: 2006.11.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アイルランド紛争と言う硬い背景を持ちながら、分かりやすい内容でした。 この作者の作品で最初に読んだ本は「月の扉」。その後、「水の迷宮」「セリヌンティウスの舟」「扉は閉ざされたまま」などほとんど読んでいますが、デビュー作の本作はまだでした。 南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が、スライゴーの宿屋で何者かに殺された。宿泊客は8人。ある意味密室殺人で、このあたりは他の作品とも似ていて作者の特徴があります。他の作品で、そのトリックはなかなか面白いのですが、殺人の動機に納得できない面もあったのですが、この作品では動機は、むしろ一番オーソドックスと言う感じです。それ意外があったら読者への隠し玉で反則みたいなものですが。 もうひとつ、この作品の面白いところは、宿泊客の8人の中に中に殺し屋がいるのですが、それが誰かと言う話も絡んでいます。ただ、その話を絡めたために、少しご都合のいい事故がおきちゃいます(^^;。 でも、一気に読ませるあたり、やっぱりこの作者はうまいなあって感じました。

    0
    投稿日: 2006.09.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登場人物が横文字の名前ばかりで読み始めるのに躊躇したが、意外とすんなり読めた。嵐の山荘系はこういう設定でもいけるのかと感心した。ただ探偵役がかっこよすぎるのがちと不満かな。

    0
    投稿日: 2006.07.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    推理ものです。 いろいろな人種がひょんなことでひとつの宿屋に集まり、事件に遭遇する…アイルランドの歴史に深いかかわりがあります。

    0
    投稿日: 2006.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    嵐の山荘モノ。その設定については多少のこじつけも感じるが、全体を通してさくさく読めた。この話の面白いところは、誰が犯人か?というよりも、彼らは一体何者なのか?という謎だろう。無理矢理とも思える回り道をした後に辿り着く真相は、結果的にはオーソドックス。キャラの魅力は濃くなく薄くなくちょうどいい。アイルランドはミステリによく合う国だと思った。

    0
    投稿日: 2005.08.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    少しずつ明かされる宿泊者の秘密に感動を味わいました。 殺人事件の犯人だけでは終わらない謎がいろいろあり、「あれ」と思うところもあるのですが、最後の最後までは綺麗に当て嵌めることは出来ませんでした。

    0
    投稿日: 2005.02.13