
総合評価
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powered by ブクログ古い掛軸を修理する表具師のお話 妖怪たちが出てくるがホラー要素もグロ要素もなく、ハートフルな内容 小中学生が読める文体なので親子でも楽しめる作品 化け狸の結婚詐欺の話が良かった ※第19回メディアワークス文庫賞
0投稿日: 2026.02.11
powered by ブクログあやかし物かと思いきや掛け軸の豆知識マシマシでした いや、あやかしも出てくるんですけど。どちらかと言うと書き手の想いが詰まった絵や掛け軸が起こす不思議なお話ってところでしょうか 続編ありきぽい終わり方なので既に出てる続刊も楽しみです
7投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログ高校生とあやかし達の組み合わせとわかった時点で、"妖怪アパート"や"魔法の塔"に似てたら、ちょっとなぁ~と思ったけど…。 昔を振り返っても「昔はよかった」的なモードもなく、楽しくもあり、ほろ苦くもあり。 続きを借りなくちゃ。
0投稿日: 2024.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の父、小幡洸泉。日本を代表する画家。ふらふらと旅をしながら絵を描く。彼のことを主人公はよくしらない。それにも関わらず洸泉は病に倒れ、親子の時間を作ることができないまま終わってしまう。残ったのは洸泉が描いた絵だけ。 あやかしでありながら、表具師である環と出会わなければ父の残した絵に隠された想いを知ることはできなかっただろう。最初の話から切なさと温かさを伝えてくれる作品だったように思います。
0投稿日: 2022.08.30
powered by ブクログ死んだ父親の描いた水墨画の燕が毎夜毎夜動き出す。小幡洸之は高校の友達から聞いた、妖しいことを解決してくれるという大妖怪を丑三つ時に細い路地の奥へ訪ねていく。結局、そこで出会った狐のあやかしの妙齢の和服美人の表具師に弟子入りすることになる。父親の思いが籠った絵を鎮めるため、新たに表具をやり直すためなのだ。表具師・加納環の周りにはいろいろなあやかしたちがいて、賑やかでほっこりした出来事が次々起こる。 こんなあやかしたちのいる路地裏なら、私も行ってみたいものだ。主人公と同じように、入り浸りになってしまうだろうな。
70投稿日: 2022.04.10
powered by ブクログ★絵のふるまいにお困りではありませんか? 【感想】 ・古い友人に表具師の息子がいるけどあの家ではこういうことをしてたのかと思いました。 ・妖怪ものとしてはほんわか系で、「妖怪アパートの幽雅な日常」に近いテイストかな。 【一行目】 玉響通りという場所がある。 【内容】 ・高校生の洸之介は著名な画家だった父親が生前描いた絵が騒ぐのに困って噂の表具屋を捜し環さんと出会う。 ・桜汰の通う小学校で肝試しがはやるが神隠しに遇う子どもが続出。 ・結婚詐欺師の樹ごターゲットにした女性宅で鳥の声。 ・大人の男性向けにつくられた落ち着いたカフェがいきなり女性客で満杯に。 ・環さんの捜していた絵が見つかった? ▼簡単なメモ 【揚羽/あげは】猫又。ギャルメイクと女子高生ファッションを身につけた女の子。実際にときどき高校に三年ずつ通うことがあるらしい。猫舌。 【朝河】長野のタクシー運転手。河童のようだ。 【綾櫛横丁】玉響通りから入る路地。その先には加納表具店しかない。 【五十嵐】暑いさなかでもスーツ姿の紳士。どうやら天狗のようだ。 【樹/いつき】化け狸。善人(善狸?)で、相手のことを考えてしまうので化け狸の正業と言える詐欺師としてはいまいち。とりあえず初歩と言える結婚詐欺にもいいとこまでいきながらいつも失敗している。偽名の姓は篠宮。 【絵】描くものの思いが染み付いて心霊現象っぽいことが発生することがある。あくまでも思念であって、霊魂や付喪神ではない。 【桜汰/おうた】小学生。天狗の王子さま。性格男前だし毅然としており大物になれそうな懐の深さがある。 【桜汰の父】日本の天狗を統べる王さま。 【和馬】西山和馬。clatter of hoofsの店長。 【加納表具店】環の店。 【カプリチオ】ジョージの経営する美容院。 【肝試し】結ヶ丘小学校で流行っている。昼の間に宝を隠し夜になってから探す。が旧校舎を範囲に入れたとたん神隠しが発生しはじめた。翌朝には見つかる。 【裂地/きれじ】表装に使う布。金糸銀糸を使ったものが多い。 【clatter of hoofs】揚羽の元バイト先。馬の絵がたくさん飾られている。 【洸之介/こうのすけ】小幡洸之介(おばた)。主人公の「俺」。結ヶ丘高校二年。亡くなった父親の部屋から聞こえてくる物音に悩まされている。父親の遺した絵を表具するため環に弟子入りすることになった。授業料はハンバーガーの定期的上納。 【洸之介の父】小幡洸泉(おばた・こうせん)という日本画壇を代表する画家。少し前に亡くなった。 【洸之介の母】大手企業に勤めるバリバリのキャリアウーマン。洸泉の放浪癖を知った上で結婚ししばらくは共に暮らし洸之介をもうけた。 【古賀隼人/こが・はやと】桜汰のクラスメート。ひょろりとしている。 【琴子】和馬の友人。渡米した画家。 【ジョージ】鷲谷ジョージ。環たちの酒飲み仲間。河童。「カプリチオ」という美容院を経営している美容師。新しもの好き。名はジョージ・ワシントンから取った。 【沈生麩糊/じんしょうふのり】表具に使う糊。焼き麩をつくる過程でできるものと同じ。材料は小麦粉、塩、水の三つのみ。腐らせ粘着力を落としたものを、あるいは腐らせないものもいずれにせよさらに水で薄めて使うのは後の表具しなおしのとき剥がせることを考慮して。 【建部宗由/たけべ・そうゆう】環さんの師匠。 【煙草屋の婆さん】ほとんど身動きしない。綾櫛横丁に入る道の門番? 【環/たまき】加納環。綾櫛横丁で出会った美女。見た目は二十歳くらい。加納表具店を営んでいる表具師。ジャンクフードが好き。油揚げではなく。生まれは東京ではなく、狩野山というところが故郷で玉城川(たまきがわ)の近くで生まれた。 【玉響通り/たまゆらどおり】「出る」らしい。たばこ屋の横から入る路地が綾櫛横丁。 【坪山義弘/つぼやま・よしひろ】桜汰のクラスメート。背が小さい。リーダー格。 【天雲寺/てんうんじ】「例の絵」があると言われる長野の寺。 【人間】《人間ほど鈍感な生き物は他にいやしませんぜ。(中略)人間が気にするのは人間だけです。》p.285 【化け狸】人に紛れて生きている化け狸はみな詐欺師を生業としている。 【百年】百年後のことを考えて表装する。昔の人は今使っているものが百年後にも使えることをイメージしていたとも言える。そのための技術であり、システムがあった。《更に百年生きるために》。 【兵助】佐伯兵助。でかくてサングラスでシルバーアクセサリーの怖そうな兄ちゃんだが表具師。裏の仕事はできないので環に斡旋する。 【本紙】表装される作品のこと。 【水野隆/みずの・たかし】桜汰のクラスメート。ぽっちゃり系。 【みのり】木内みのり。樹の結婚詐欺のターゲットの一人。太って成金趣味っぽいおばさん。けっこう好い人。この人を騙すのは気が引けるなあ、樹クン。呉服店を営んでいる。店員は熱く、着物が似合いそうな人と出会うとテンションが上がり着せかえ人形を前にした少女のようになってしまい環すら翻弄した。 【森島】洸之介の友人。ホラ吹き大王。自称「情報通」。 【森島の姉】森島以上に情報通だと森島は言っている。行きつけの美容院はジョージの「カプリチオ」。 【弥助】兵助の父。 【結ヶ丘小学校】桜汰の通う学校。洸之介の母校でもある。かつて美術に熱心な先生がいて、その教え子のうち美術家になった人たちがさまざまな作品を寄贈している。中には高額なものも。 【夜市】ご近所の妖怪や成仏を諦めた幽霊たちの集まり。 【蓮華】雪女。ギャルっぽいメイクで女子高生ファッションの常にハイテンションな女の子。夏の間は暑すぎていられないので製氷工場などでアルバイトしている。冬になると姿を現す。蓮華が送ってくれる天然氷でかき氷を食すのが加納表具店夏の風物詩。
2投稿日: 2021.11.28
powered by ブクログうーん、今の体調の問題もあるかもしれないけど、あまりハマらなかったかなぁ。 シリーズものなので、そのうち続編も読んでみよう。
0投稿日: 2021.11.18
powered by ブクログどこか懐かしくなるような雰囲気の本。 出てくるキャラクターがみんな優しくていい人だからほっとする。 お話も面白いし、表具という言葉や表具師という仕事をを知ることが出来た。ただ、もう少し表具師の仕事の場面が欲しかった。
1投稿日: 2021.03.11
powered by ブクログファンタジー 連作短篇集 路地裏横丁に佇む表具店。 そこにはちょっと浮世離れした人たちが集っている。 店主の和服美人表具師妖狐、女子高生猫又、小学生天狗、イケメン狸、ギャル雪女にカリスマ美容師河童… 夏に読んだ方がいい? 大丈夫。みんな気の良い妖怪です。 主人公は、亡き父の描いた日本画を表装するためここに弟子入りすることになる。 100年その先を見据えた昔ながらの工法に、現代より遥かに優れた完成度の高さを感じる。 専門の話で結構難しい。 「人間は人間しか見ていないから」妖怪が紛れていても気付かない鈍感らしい。 みんなのやりとりがワイワイと楽しい、それでいて考えさせらることのある良作品。
1投稿日: 2021.02.05
powered by ブクログ父の遺品の作品が動くという怪奇現象を妖怪に解決してもらおうと路地裏に乗り込んだ洸之介が、そこで出会ったあやかしたちとのお話。児童書の分類でもいけそうな優しさです。表具屋という設定もいいですね。以前に絵を軸にした時はお任せだった一文字や風帯の選択が絵をどれだけ生かすか殺すかを担っていることなどを知ることもできとても楽しく読みました。主人公と父親との関係、たくさんのあやかしたちの事情など内容もわりとしっかりしていますが重すぎず読みやすかったです。続きが出ていますので是非この後の彼らも読んでみます。
1投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ最近マイブームのあやかし関係ですが初読みの作家さん。優しい物語でした☆今作は自己紹介的な感じですかね。妖怪とはいっても、人間界に紛れて暮らしてるということで、鬼太郎に出てくる妖怪みたいに悪さをしたりはしなくて無害。文章も優しい語り口でとても好感が持てました。続編もあるので読んでみたいです。
1投稿日: 2019.06.13
powered by ブクログ環さんの言葉遣いが落ち着いた鮮やかさで良かった。着物の描写も楽しかった。ハンバーガーが食べたくなった。
1投稿日: 2018.10.17
powered by ブクログ表具師という仕事は初めて知った。もっとその仕事のことも知りたいと思った。主人公洸之介くんの章も心温まる素敵なものだったけれど、環さん、樹さんたち愛すべきあやかしたちそれぞれが主役となるそれぞれの章もちょっとほろ苦くて心温まる感じで素敵でした。最終章で、もうあやかし達と洸之介くんが別れ別れになっちゃうか・・・とドキドキ心配したけれど、また出会えてほっとしました。2も楽しみ♪
1投稿日: 2018.10.12「桜団子バーガー」って ちょっと!
“雪ふる中にぽつんと立ちつくす姿” ただそれだけなのに涙がでてくるなんて・・・。 こういう世界観が随所にあふれでています。 ひとりの人間と人外たちの心温まるお話なのです。が、 過去の抱え込んでいる思いと、 バリバリ現代のライフスタイルの対比が実に面白い。
0投稿日: 2018.07.21
powered by ブクログ夜な夜なの怪奇現象に悩まされ、友人が言った都市伝説が 解決してくれるかも、で出かけた主人公。 路地を抜けると、そこにはあやかしの家がありました状態。 連続短編で、かわるがわる話の軸に。 一番情けなさそうなのは、狸、かと。 それほど周囲にばれているのに、何故選ぶ職業がそれ…。 もう転職(?)した方がいいと思われます。 しかし表具って奥深いです。 自分が使っていないもの、見知らぬもの、は知識がないので これほどまでに選択肢があるとは思いませんでした。 それこそ星の数ほどの組み合わせ。 同じものは二つと出来なくなります。
1投稿日: 2017.09.11
powered by ブクログ表具店を営む美しい狐の妖怪・環に父親の絵を介して弟子入りした洸之助とその仲間の妖怪達との人情味深い日常を描いた小説。表具の奥深い作業が分かりやすく描かれている。
1投稿日: 2017.03.18
powered by ブクログ「人間の話」 自由に生きてきた彼が最後に描いた絵に込めた想いは。 描かれている物が分かれば直ぐにその想いに気付けるであろうが、意味もなく眺めているだけでは絵に込められた想いには気付けないだろう。 「天狗の話」 肝試しの途中で消えた子供達が握っていた桜の正体は。 どんな画家であろうと見てもらうために描いたのだから、無名だからという理由で他の作品と扱いを変えるのはあまり感心できないな。 「狸の話」 夜な夜な何処からか聞こえる悲しげな鳴き声の主は。 当たり前のことだが元々対で作られた作品は意図があり二つに分けられているのだから、作者以外の人間が勝手に引き裂くのはやはり良くないのだな。 「猫又の話」 ある日を境に突然増えた女性客の間に広がる噂とは。 直接伝える事が出来ない想いだからこそ隠れた場所に記したのだろうが、何処かで伝わればと思う想いもあったからこそ溢れ出したのかもしれないな。 「狐の話」 彼女が今の名を名乗り始めて裏仕事をした際の失敗とは。 自分の姿形を写し取り尚且つ大切であった人達のそばに代わりにいるというだけで、とてつもない嫉妬心をあの絵の中で彼女は抱えていただろうな。
1投稿日: 2016.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どこの地方都市でしょうね。今時の地方都市は県庁所在地でもぱっとしなんですけど~地方都市に住む小幡洸之介は父が描き遺した絵の中で描かれているものが動くの気味悪く,情報通の同級生から聞いた路地裏に住む大妖に相談するべく,綾櫛横町にやって来て,妖怪達の祭りに紛れ込み,陽のある内に出掛けて加納表具店で環という女性と話が出来た。絵に籠もった思念を解放する裏の仕事をしている,500年以上生きる化け狐だという。父が遺した絵は一緒に暮らしていなかった自分の行く末を心配し,癌に冒されている最後の気力を振り絞って描いたものだったのだ。しっかり表装することで思念は閉じこめることが出来る。1枚だけを表装して残りは洸之介が環に弟子入りしてじぶんでやることになった。小学生姿の桜汰は天狗の王子だというが,小学校での肝試しで数人の友が意識を失って朝方に発見される事件が起こり,環は誰にも見向きもされない桜の絵が他の作品同様に見られたくて起こしていると見破る。化け狸の樹は結婚詐欺師だが心根が優しすぎて失敗ばかり。呉服屋の後家の相談は,店の中で鳥の鳴き声がするという内容だった。実家から衝立代わりの孔雀の屏風を持ち込んだら,こうなった。屏風は二双一組で雌の孔雀が雄の孔雀を求めて鳴いているのだった。薄汚れた実家に残された屏風の本紙を生かして表装を整えた。冷凍倉庫でアルバイトをしている雪女の蓮華は,普段は女子高生の姿をしている猫又の揚羽がアルバイトしていた先のカフェで女性客が増えた理由を突き止める。それは店主に仄かな恋心を寄せていた画家を目指しニューヨークに旅立った女性が,絵の裏に描いたミモザの思いが,額が割れて滲み出してきたのだった。美容師をやっている河童のジョージは,長野のタクシードライバーから,捜していた絵が見つかったと連絡を受けた。寺にあった絵に描かれているのは環,そのもの。それを見て環は固まってしまった。京の表具師が夭折したむすめの絵を見つめて嘆いているのを見て,娘に化けて驚かそうとしたのに,にっこり笑いかけられ,娘の振りをしている内に,情が移り,絵に対しても嫉妬心が湧いて,絵の表装にも失敗したからやり直したいのだという。バレンタインデーの後,皆それぞれ暫く用事があって店を留守にするという…いつまで待っても誰も現れず,横町であった出来事は夢だったのか,思い始める~語り部である男の子も,化け狐である環も,キャラが立ってないんだよね。そして誰もいなくなってしまった……という結末から,次が書けるかどうか悩んで,シリーズ化する可能性も残したと思われる
0投稿日: 2016.08.31
powered by ブクログやはり少年が主人公で妖怪たちと交流するといえば、妖アパの亜流になってしまうね。 こちらの主人公は良く言えばニュートラルで素直、悪く言えば無個性で。 シリーズになってるようなのでもう少し読んでみてもいいかなぁ。
0投稿日: 2016.07.24
powered by ブクログ短編連作。 ありがちといえばありがちなんだけど、とある高校生が路地裏にあるあやかしの店に迷い込んでしまい、不思議な事件にかかわっていくって話。
1投稿日: 2016.07.11
powered by ブクログ人間に化けたあやかしが集まる綾櫛横丁加納表具店。店主の女表具師・環の裏の仕事は、曰くつきの絵を表装してあげることで怪異を鎮めること。 まず表具師という仕事どころか、掛け軸の知識さえもほとんどなかったので、蘊蓄話が興味深く読めた。ストーリー自体はさほど展開の激しいものではなかったけれど、切なくなったり、ほっこりしたり、落ち着いた雰囲気の中で楽しく読むことが出来た。残念なイケメンこと化け狸さんのお話が一番好きかな。 三部作のようなので、続きが楽しみ。
1投稿日: 2016.05.11
powered by ブクログ掛け軸の表装を行う、表具店を舞台にした話。短編集の体裁で、この1冊に5話が収録されてます。 文庫本の裏の紹介文には「人間と妖怪が織りなす、ほろ苦くも微笑ましい、どこか懐かしい不思議な物語」とあるので、これだけで慣れた客層の方にはどんな内容だか見当がつくのではないかと(笑 文章は、落ち着いた、静かな路地裏の空気のように粛々と進んでいく感じ。大どんでん返しとかはないけど、落ち着いて、安心して読める本でした。 それぞれのキャラクターも、驚きはそこまでないけど、納得感があってしっくり来る感じ。特定の1人がというよりも、全体のバランスが取れてる印象です。 何となく、雨の日とかに家でゆっくりお茶でも啜りながら読んだら素敵かもしれないと思った本でした。 ちなみに、掛け軸を作る際の表装の手順に「裏打ち」ってのがあるというのは本書で初めて知りました。
1投稿日: 2016.03.06
powered by ブクログ画に込められた想いがもたらす怪奇現象を解決する軽ミステリー。 とりあえず楽しく読んだ。 主人公洸之介を除き登場人物のほとんどが題名どおりあやかしなんだけど、作中ほぼずっとみんな人の姿だし、物語的にも、あやかしである必然のあるエピソードはあまりなかったかな。 そう言う意味では、せっかくのあやかし設定をうまく活かせていない気がする。 いやまあ、なにかと不思議ごとを素直に受け入れられるという利点はあるけど。 5つのエピソードのうち、個人的には4話と5話が心に残る。 4話は想いの隠し方がステキ。 でもその内容が揚羽のエピソードだったらもっとよかったかな。 5話は、他の話とは違い謎解きではないのだけど、ただ雪の中に佇む環さんの姿に心打たれた。 本作のハイライトもその場面。 雪の中佇む環さんの手を洸之介が取り、 『帰りましょう。みんなの所へ』 と告げる場面。 おうおう、高校生、生意気だよ!(笑) でも、その後、みんなと連絡が取れなくなり、化かされたと思って落ち込む洸之介と、ラストの安堵感がやっぱりいい。 ほっこりなれる物語だ。
1投稿日: 2015.11.27面白い!
ファンタジー好きです。 これまで「絵画鑑賞だけは一生楽しめそうにない」と思っていたのですが、最近ちょっと興味を持って楽しめるようになってきました。そんなところにこの本と出会い、表具というものを知ったので今後はそちらにも注目する楽しみができました。登場人物は皆個性的で生き生きとしており、それぞれに愛着を持つことができたので、本の中で動く彼らの世界はとても楽しかったです!
2投稿日: 2015.07.13
powered by ブクログ文章が軽くて読みやすいが、初版を読んだせいか誤字?誤植?が結構あった。それが気になって集中出来ない部分もあったりなんだり…
0投稿日: 2015.05.25
powered by ブクログ【第19回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉受賞作! 綾櫛横丁の奥には、不思議な美女が暮らしている――】 高校生の小幡洸之介は、画家である父の作品が夜になると動き出すという怪奇現象に日々悩まされていた。そんなとき、クラスメイトから「綾櫛横丁にいる大妖怪が、そうした事件を解決してくれる」という噂を聞き、半信半疑で訪ねることにする。丑三つ時を狙って綾櫛横丁の奥へと足を進めると、たしかに怪しげな日本家屋が建っていた。意を決して中へと入った洸之介が目にしたのは、驚くような光景だった。そして洸之介は、加納環と名乗る、若く美しい女性表具師と出会う――。 人間と妖怪が織りなす、ほろ苦くも微笑ましい、どこか懐かしい不思議な物語。
0投稿日: 2015.01.23
powered by ブクログちょっと不思議な日常生活。路地裏の向こうは不思議の町でした。そんな感じ。 絵にまつわる怪異を解決していく短編連作でするする読めます。 隣に何気なく暮らす多様性を当たり前として描いているのがよいなあ。 環さんかっこいい~。 表具に詳しく腕利きなのももちろんだけど、普段着が着物で街へ出かけるときも着物なのすばらしい! 着物姿でハンバーガー食べに行く姿に胸キュンでした。 環さんの着物の色と、怪異が解決したときに生じる色がとても綺麗です。 文庫の帯に「文字の向こうに色彩が見えた」とあってうんうん!って思ったり。
2投稿日: 2015.01.22
powered by ブクログ怪しい噂の路地裏に住むのは不思議な美人表具師・・・最近多いあやかしモノですが、表具を取り上げているのが新鮮。絵は好きでも表具には興味持ったことなかったし^^; キャラは魅力的だけどまあありがちな雰囲気はあるかなあ。でもほろっとさせるところもあり、安心して読ませてくれました。
0投稿日: 2014.11.21
powered by ブクログ2014.10.9高校生の小幡洸之介はバリバリのキャリアウーマンの母親と二人暮し。父親は日本画家で、長い間家を出ていたあと、余命半年の身体で帰ってき、残った時間すべてを使って絵を描いた。父親が残したほとんどの絵を画商や美術関係者に買い取ってもらった後に残った絵に不思議な現象が起こり、ひょんなことからそうしたことを解決してくれる場所があることを知る。友人から教えられたその場所は小さい昔ながらの煙草屋の隣の細い路地にある古い日本家屋。そこにいたのは二十歳前後の美しい女性。裏の表具師という彼女、そして、出入りする取り巻きたちの正体は…。父親が残した絵をきっかけに、洸之介と人ならぬ者たちとの奇妙な交流が始まる。最近、よく見かける妖もの、ちょっと苦手なので物語に入るのに時間がかかりましたが、それぞれのキャラクターが魅力的で楽しく読み終わりました。
0投稿日: 2014.11.09
powered by ブクログ一つ一つがとても温かい気持ちにさせてくれる素敵なお話でした。 特に一つ目の父親の絵に関する話では、読んでて涙が出てきました。 表具については全く知らなかったけれど、これを機会にちょっと調べてみたいと思いました。
0投稿日: 2014.10.22
powered by ブクログ「裏打ち」この言葉は表具から来ているのね。表に見える所ではなく裏打ちをしっかりすることで、100年先200年さきまで見据えた作品になる。物語りもしっかりした裏打ちがあって出来あがっている。次作も楽しみ。
0投稿日: 2014.08.15
powered by ブクログ文体やストーリーはライトノベルだけあってやや若いけれど、キラリと光るものがある。「表具」という伝統にスポットを当てて物語を構成しているのも目新しく気に入った。 もう少し表具の仕事について詳しく描いてくれると個人的には嬉しい。
0投稿日: 2014.07.27
powered by ブクログ掛軸・表具、全く知らない世界だったので、とても新鮮だった。固いイメージがあるけど、奥が深い。。興味をそそられる。 父親の絵に込められた想いには、涙。ほっこり温かくなる物語。
0投稿日: 2014.07.06
powered by ブクログあらすじ確認してまるでxxxHoLicのようだと思って手に取ったのがきっかけ 表具師という職業に密かにわくわくした
0投稿日: 2014.05.15
powered by ブクログ好み。あやかしがたくさんでてきて大騒ぎというわけではなく、絵にまつわる不思議な出来事を収める仕事人(妖)のはなし。キャラのバランスもよかった。
0投稿日: 2014.05.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どことなくXXXHOLiCの香りがしないわけでもないし、まぁありがちな設定という気もするけど、読み物としてはそれなりにキャラたちもよく読みやすくてよかったです。 最終話はちょっとあざとい感じもしたけども。 続巻に期待の★3つで
0投稿日: 2014.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2014.2.1読了。 母が笑いを含みながら面白いよ勧めてきた理由がすぐ分かった。 私向けだ。妖×和物×温故知新な美術系しかも修復修繕関係が私にとって美味しくないわけないじゃないですか。 ラノベだから読みやすいし。 装丁や扉イラストも世界観にあってていいと思う。タイトルページの猫のシルエットが特にいい。 著者が栃木出身なのが親しみを持てた。 残念なのは「爆笑」と「大笑い」の使い分けができてなかったことかな。物書きをしてるならこの使い分けぐらいできても良さそうだが…まぁ最近はテレビとかでも正しく使われてないしなぁ 環さんが某メガネっ子妖アニメの彩華さんとかぶるかぶる。上位の妖狐だし。 友人に専門は洋画だけど修復修繕関係の者がいるので本人の希望があってもなくても是非薦めてやろう。
0投稿日: 2014.02.01
powered by ブクログ正直あまり期待してなかったけど、読んでみたら面白かった。似た雰囲気のものは幾つか思い浮かぶけど、『表具』を取り入れたのはとても斬新だと思う。続きを読むかはまだ未定だけど、機会があったら読んでみたいと思う。
0投稿日: 2013.12.18
powered by ブクログあぁ〜 こんなお店 ありそうです♪ 妖たちがとても 魅力的! 私もタバコ屋の角曲がってみようかな♪
0投稿日: 2013.10.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
設定にひかれて購入したが、お話自体はなんとも言えない微妙な感じ。 引き込まれるものは・・・とくには感じなかった。
0投稿日: 2013.10.01
powered by ブクログ高校生の小幡洸之介は、画家である父の作品が夜になると動き出すという怪奇現象に悩まされていた。「そうした事件を解決してくれる場所がある」と耳にして訪ねると、そこはいかにも怪しげな日本家屋。意を決して中へ入った洸之介が目にしたのは、驚くような光景だった。そして彼は、加納環と名乗る、若く美しい女表具師と出会う―。人間と妖怪が織りなす、ほろ苦くも微笑ましい、どこか懐かしい不思議な物語。
0投稿日: 2013.08.23
powered by ブクログちょっとさっぱりし過ぎというか、キャラとロケーションの設定が面白そうな分勿体ない感じです。 でもあとがきは逆にさっぱりしていてgoodです。
0投稿日: 2013.07.23
powered by ブクログ[あらすじ]------------------------- 毎晩亡き父の部屋から聞こえてくる物音に悩む高校生の小幡洸之介。 画家であり放浪の旅を続けていた父親は、 ある日突然10数年ぶりに家に戻ってくると、 寝食を忘れて絵を描くことに没頭した末に亡くなってしまう。 父が残した絵が毎夜毎夜動き出すという怪奇現象に悩まされた洸之介は、 友達から「怪しい現象を解決してくれる大妖怪がいる」という話を聞き、 丑三つ時に綾櫛横町を訪ねることにした。 そこで出会った不思議な美少女の環(たまき)は掛け軸を作る表具師。 数百年の時を生きてきた環は怪奇現象を収める裏表具の第一人者でもあった。 洸之介は環とその周辺にいるあやかしたちと触れ合うとともに、 環の弟子となって掛け軸の表具を覚え始めていく。 ---------------------------- 「あやかし」は日本における妖怪や怪異現象の総称。 妖怪そのものを指すこともあれば怪奇現象を指すこともありますが、 個人的には「あやかし」という言葉の雰囲気が何となく柔らかくて好きです。 この物語はライトノベルズ風のストーリーで、 主人公やその周辺で起こる事件なども割りと軽めに綴られています。 読む人によっては深みが無いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、 気楽にあっさりと読み進められるという点ではなかなか良いと思います。 深刻なテーマや複数の伏線が張り巡らせられた本格推理小説などを晩御飯とすれば、 この物語はちょっと小腹が空いたときにつまむクッキーのようなものでしょうか。 かといって中身が薄っぺらい訳ではなく、 ひとつひとつの出来事にはそれぞれホッとしたり心が温かくなるような結末が待っています。 中高生が読めば心に響く物語ですし、 大人が読んでもきちんと印象に残る一冊です。 たまには少年時代に戻ってこういった物語を読むのも楽しいなと思います。
0投稿日: 2013.06.02
powered by ブクログ2013年5月13日読了。 タイトルとあらすじに惹かれての購入。 ある怪事に悩まされていた高校生の主人公が、これまたある噂を聞きつけて、丑三つ時に路地裏へ。 そこで彼が出会ったのは、伝説の表具師として名高い和装の美女だった。その美女の正体は……読んでのお楽しみ。 デビュー作とのことだけれど、登場人物たちの背景やら個性やらもしっかりと描かれていて味があって、私はとても好き。 ぜひとも続編が読みたいです!
0投稿日: 2013.05.17
powered by ブクログ表具師とかあやかしとか。面白かった。 残念なイケメンの職?的にはぜひ残念なままでいて欲しいなぁ…w
0投稿日: 2013.05.14
powered by ブクログなかなかよかった。妖怪たちが、すごく人間臭くて、それが心地いいテンポで語られて行きます。 ヒトよりも長く生きるのに、だからこそなのかな、積み重なっていく記憶の中で出会った琴線の触れたモノへの愛着が忘れられないのですね。 あんなに懸命に、残した心残りを晴らそうとしてくれるなんて、犬が家族にいる私としては、たまらなく切なくなります。嬉しくもあります。 あったかい気持ちになりますね。
0投稿日: 2013.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あやかしが集まる表具店。 絵に込められた想い・纏わるものなどを暖かく包むように解決していく。 ほっこり&あたたかくなる本。
0投稿日: 2013.05.01
powered by ブクログ妖怪系が好きなのと絵とあらすじに惹かれて購入。 面白かった! 雰囲気としてはビブリアと妖アパを足した感じに近いのでしょうか。好きな方にはぜひオススメしたいです。 あまり厚くはないはずなのに、内容がしっかりしてて読みごたえあってずっと読んでいたような気分です。 キャラクターも狐に狸に猫又雪女河童天狗etc.みんな個性的で愛着が湧くキャラクターばかりでした。すごく…描きたい!(笑 表具師(掛け軸の装丁)っていうのも初めて見る世界で蘊蓄(というほど堅苦しくなくて助かりました)が面白かったです。 続編は出るのでしょうか?ぜひ出てほしいなぁ…でも主要キャラの背景ほとんど明るみに出ちゃったしなー 個人的には残念なイケメンと可愛い二人の女子高生たちが特に気に入りました(*^∀^*)
2投稿日: 2013.04.28
powered by ブクログ路地裏にある加納表具店 あやかしが集まる 店主の環姐さん 表具=掛け軸などの表装 主人公=高校生の小幡洸之助くん 表具にまつわる怪異を環さんと解決していく 小学校に通う天狗の王子 残念イケメンな狸 女子高生な猫又 環さんの過去 ……なんか盛り上がらないまま終わった感
0投稿日: 2013.04.16
powered by ブクログとある街の片隅にひっそりと佇む加納表具店を舞台とした人とあやかし達の物語。 表具師を題材にしているところが新鮮です。 普通の表具師の仕事だけでなく、裏の仕事として絵に纏わる怪奇現象や絵に込められた想いを昇華させていく様が連作短編の形で描かれています。 よくあるあやかし物といってしまえばそれまでですが、表具の蘊蓄等なかなか面白かったです。 所々誤植が気になりましたが。 遥か昔から人間の中に溶け込み、時代の流れを見てきたあやかし達。良いものはすんなり取り入れ、古いものの良い部分は大切に持ち続ける姿に好感が持てます。
0投稿日: 2013.04.05
powered by ブクログ伝説の表具師である環と、複雑な事情を解決したくて、横丁を訪ねた洸之介。 化け狐と猫又と雪女と河童と天狗の王子様と化け狸と、彼らと繋がり続ける人間と。 彼らと洸之介との、不思議な日常がそこにはあった。
0投稿日: 2013.03.23
powered by ブクログ掛け軸などの絵画を表装する 「表具師」という職業のお話 友人から、 「とある路地裏に、幽霊や妖怪に関する悩み事を解決してくれる大妖怪が住んでいるらしい」 という噂を聞いた主人公が 教えられた通り丑三つ時にその路地裏を訪れたところ、 何やら遠く祭り囃子が聴こえてきて——? * 今まで知らなかった「表具」というものを知ることが出来て良かった すべて絵に関する事件が発生して、 それを表具でもって解決するというのが話の流れ 和風妖怪モノでもあるので そういう話が好みな人にいいかも知れない 惜しむらくは、出来上がった表具のイラストか カラーページで極上の表具の写真なんかを載せてくれれば もっとこの世界についてのイメージが持てたのになぁと
0投稿日: 2013.03.18
powered by ブクログ表具師という聞きなれない職人の正体はあやかし。 高校生の洸之介とあやかしたちが微笑ましい。 もっとあやかしたち一人一人に焦点を絞って欲しい気もしたけど、それでも十分にそれぞれのキャラがわかる。 ノスタルジーも感じさせつつ、きちんと現代に生きるあやかしが描かれていて良かった。
0投稿日: 2013.03.06
powered by ブクログ割と王道な感じのするお話だった気がしますが、面白かったです。 現代に馴染んでいる妖怪たちが可愛かったです。 私の近くにもいるのかなあって考えるとちょっと楽しくなります。 表具は今まで触れたことのないものだったので、新鮮でした。とても奥深いものなのだなあと知りました。
0投稿日: 2013.03.05
powered by ブクログ実をいえば表紙の絵師さんにつられてだったのですが、本文の内容も好みでした。 噂にすがった少年とあやかしたちのやさしい物語が、飾らない文体で描かれています。 環さんの悩みはもう少しわかりやすく前の方で出していってもよかったかなあと思います。彼女の話になるまでそんなそぶりがあっただろうかと思ってしまったので。あったけど、引っかかりがあったのは揚羽の話くらいで他はするっと流してしまったもので。 でも全体的にあやかしものたちが怖いものでなく現代的で、少年と一緒に圧倒されまくりでした。ホッと一息できる雰囲気がよかったです。
0投稿日: 2013.03.03
powered by ブクログ非常に興味深く心に染み入る温かい物語でした。 『和』の美しさがまっすぐに伝わってきました。 表具師の裏の仕事として怪奇現象の謎を解決するお話。 あやかしたちと一人の少年の温もりに溢れたお話。 ちょっと不思議な物語。面白かったです。
2投稿日: 2013.02.27
