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5つ数えれば君の夢
5つ数えれば君の夢
今日マチ子/秋田書店
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総合評価

5件)
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    東京女子流をモデルにしたアイドル物語。山戸結希監督の映画を見たときにも感じたのだが、男が考える少女やアイドル感と、女性が抱く少女やアイドル感の差異を思い知らせた。いや、男女の差という分け方は当てはまらなくて、あくまで僕の私見と他人のそれがずれているだけかもしれない。アイドルや少女はいずれ終わる夢だということをどう受け止めるかという点。

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    投稿日: 2018.05.08
  • 人生のどこかのタイミングでは、意地を張るのって必要なんじゃない?

    「夢が叶ってしまったら、私は永遠におどりつづけなくてはいけない。」 上京して人気アイドルにまで上り詰めた「ヒトミ」が、故郷の幼馴染を案内する一場面。「ずっとは続けられないアイドルのために、靴ずれしてまでその靴履くの?」と問われてのヒトミのモノローグなんですが、ここすごく好き。 夢は叶えて終わりじゃなく、そこから続くものです。なまじ頂点を見てしまえばなおさら、喜びとともに辛さも味わう。それでも「意地でもこの靴は脱がないんだぞ(...未来の不安は知っているけれど)」の選択に心打たれる。

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    投稿日: 2016.12.29
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    アイドル目線からという意味では、朝井リョウの『武道館』に似てるけど、またそれとは違う作品。 アイドル好きなオタクには支持されない作品であるけれど、アイドルには支持される作品であろう。 アイドルシーンと日常(学校)シーンとの狭間で揺れる彼女達の心情を画だけで表現してるのが、良さをひきだしている。 モデルになった東京女子流は名前だけしか知らずに曲やパフォーマンス、メンバーとかを知ってればもっと違う見方もあったのかなと思う。 コラボの映画も観たい。

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    投稿日: 2015.12.27
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    アイドルにとっての現実は舞台。 その同級生の高校生にとっての現実は学校。 何をリアルさや体験として感じるかは、ひとそれぞれなんだなー なにもテレビの向こう側が夢の世界とは限らないし いま、こうして生きている毎日の繰り返しが現実とも限らないし わたしにとっての夢が現実になったとき わたしは何を思うのだろう 「夢が必要なんです!」と大学進学の進路届けを出したあの子 きっと大切なのは、誰かにとっての夢を生きることでなく、自分自身の夢の星を見つけ、それを叶えていくことなんだねー。

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    投稿日: 2014.11.09
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    書店で一目惚れして購入してしまいました。結果、買って良かったです。絵柄は可愛いけれどとても切ない。何度も読み返したくなるおはなし。素敵な世界観。

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    投稿日: 2014.09.04