
総合評価
(24件)| 3 | ||
| 10 | ||
| 7 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログコテコテの大阪感、完璧な粉もん文化を披露しながら、毎回訪れる客の悩みを瞬時に解決してしまう馬子の姿は本当にスカッとする。 でもこのテイストは関西人にしか分からんかもなぁ。(関東の人、すいません)
0投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログ馬子のキャラが強烈。 そして悩みが解決されるとお店が見つけられなくなるファンタジーなお話。 イルカ目線の物語も読んでみたい。
0投稿日: 2023.02.27
powered by ブクログ破天荒な大阪のおばちゃんと「こなもん」と、悩みを抱えた人達の連作短編。面白かった。 馬子さんが何者なのかとか、不思議なところもたくさん。それも含めて魅力的でした。
0投稿日: 2021.06.13
powered by ブクログ粉もんとミステリを合わせた話がいくつかあるのだけど、だんだん食べ飽きてしまった感じ。大阪の雰囲気は楽しみました。
2投稿日: 2019.06.20
powered by ブクログなんか思ってたのと違いました。ミステリ…ではないですね。すぐにオチはわかってしまいました。 短編的ながら長編というか、オチはみんな同じ。世にも奇妙な物語というか、笑ウせぇるすまんというか、それ系のお話だと思いました。 最後はちょっと食傷気味…ドギツイ馬子がこの物語のキモなんでしょうが、あんまり好きになれませんでした。
0投稿日: 2019.06.13
powered by ブクログなんだこれ?と思っていつの間にか終了。面白いじゃない。星新一的?的外れだとは思うが和製スティーブンキング? 他作品も読んでみようかしら。
0投稿日: 2019.02.26
powered by ブクログ登録を忘れていました。おもしろすぎるのひとこと。こんな粉もんやいきたーい。ここから田中さんの本を読み漁りました。私に合わないものもありましたが、鍋奉行シリーズと粉もんやシリーズは最高です。人情あり、謎解きあり、美味しい食べ物あり。
0投稿日: 2017.12.17迷える人を導く隠れ家
今日はどんな日ですか? 昨日までとあまり変わらず、いつも通りに暮らす日? それはよかった、頑張ってください。 いや、何かまだ、足りないことがある?もう少しで「この先」へ行けそうなのに、大事なパーツが見つからない?それは危ない、気をつけて。なんとなく踏み入れた路地裏に、怪しいお店が現れても、安易に扉を開けてはいけませんよ…だってそのお店は! てなわけで、謎の店主「蘇我家馬子」が、悩める来店者たちを導く、地獄にご馳走、ついでに罵倒、変なアダ名に思わず苦笑のシリーズです。 (1)馬子屋に行けるお客は限られる 好みというものは不思議なもので、本人にもうまく説明できない、激しいこだわりを生むことがあります。こだわりが強くなればなるほど、仲間や理解者は少なくなります。「何かを深く愛するとき、人は必ず異端となる」という指摘もあるほどです。 食についてもそれは同様。対象に抱く感情が強いほど、他人からは理解しがたい、独特のこだわりが発生します。 誰ともわかりあえない苦しみを抱えたひとは、大きな重い星がブラックホールに吸い込まれるように、馬子屋に引き付けられていくのです。 したがって、こだわりがほどけ、重い悩みを手離すことができた人は、もう馬子屋には行かれなくなります。 童話「はだかの王様」に出てくる「正直者にしか見えない服」のように、馬子屋は、悩める孤独な人にしか見つけられない店なのです(第二作「大阪グルメ総選挙」では、神出鬼没の馬子屋にたどり着く特殊能力をもった人物が登場しますが)。 この設定が素晴らしい。至福の時間に必ず終わりが来る点が、人生の転機と重ね合わされます。 (2)共感しないがゆえの信頼 下町のお好み焼き屋やたこ焼き屋を舞台に、悩みを抱えたお客が、美味しい食事で人生の悩みに活路を見出だす、とくると、「ああ人情ものね」と早合点する方もいるのでは。 しかし、本書はいわゆる下町人情ものとは違います。ポイントは、店主の馬子らが、他人の悩みに共感しないこと。 大関と相撲をとって負かすエピソードなどから、なんとなく推測がつきますが、馬子は、一種の神様のような存在です(詳しくは、同じ作者の「UMAハンター馬子」をお読みください)。愛情をもって人間(常連客たち)の面倒をみてくれますが、決して同格の存在ではありません。 安易に共感しない。寄り添わない。だからこそ、そのアドバイスは信頼がおけるのです。馬子は強い。苦境にある人を肯定するだけでなく、そこから脱出するエネルギーも与えます。優しく癒やされる人情ものとは違う、神の視点からの的確なアドバイスが、本書にパワーを与えています。 (3)蹴りたいダジャレにまたやられ 田中啓文作品には欠かせない、しょうもないダジャレも健在です。 散々盛り上げて、うっかり感動しかけたときに、ガクッと腰が砕けるようなくだらな~い一発を仕掛けてくる腕前は、もはや名人の域。 あーもーわかっていたのに!と拳を振り上げたくなりますが、これが田中啓文ですから、仕方ありません。 その他、本書には、当然ながら「大阪もの」としての側面もあります。 しかし残念ながら、串カツよりも天丼を愛する、根っから野暮な関東人の私には、この面での評価はできません。お好み焼きは「焼いてくれる店がいい」という記述に「大阪の人もそうなんだ」とほっとしたり、誰もが知ってるラジオの有名人とはあの人だな、とぼんやり思ったりする程度です。 大阪在住の方々。ぜひ本書をお読みになって、感想(レビュー)をお寄せください。上方落語を題材にした「笑酔亭梅寿謎解噺」シリーズもお勧めですよ。
0投稿日: 2017.09.19
powered by ブクログ(収録作品)豚玉のジョー/たこ焼のジュン/おうどんのリュウ/焼きそばのケン/マルゲリータのジンペイ/豚まんのコーザブロー/ラーメンの喝瑛
0投稿日: 2016.02.11
powered by ブクログかなりツボだった。ザ・大阪のおばちゃん、実は人外の馬子さんが経営する「うまこや」を舞台に繰り広げられる人情系続きもの短編集。大阪、粉もん、すべり系ギャグ、B級グルメ、軽めミステリ、がお好きな方にはお薦め。
0投稿日: 2015.06.20大阪的なシャレは小説では勢いが感じられないが・・・・
この小説は、安かったので買いました。 何となくです。抱腹絶倒の様なレビューですが、それ程大笑いはしませんでした。 しかし、ニコニコしながら読みました。 小麦で出来る各品々を短編形式で 謎の女店主とお店が毎回別の種類を繰り出していきます。 これを読んで、直ぐにお好み焼きを作り、翌日はうどんを食べ、翌週は通販でたこ焼き器を購入。 そして、続編も購入しました。 面白かったです。軽めの小説を2度読みするのは久しぶりの事です。
0投稿日: 2015.03.27
powered by ブクログ悩みを抱える人の前に現れる馬子のこなもん屋。 「きたな美味い店」みたいな感じ? こてこての人情ものかと思いきや、ちょっとファンタジーが入っているとは。 お好み焼き、たこ焼き、うどん、焼きそば、ピザ、豚まん、ラーメンと各話違ったこなもんが提供されている。前半は汚い店の描写がちょっと…だったけど、後半はその描写は少なく、こなもんが美味しそうだった。 キャッツみたいなメイク何かわかるわ(笑)
0投稿日: 2014.12.28コテコテの関西が味わえます
こなもん屋「馬子屋」を舞台に様々な事件が起こる、連作短編ミステリ。 毎回ちがった語り手役(この正体がまた‥)が登場し、探偵役はおばちゃん店主蘇我屋馬子が務めるのだが、、、とにかく馬子のキャラが凄まじい。一般的な大阪のおばちゃん4,5人をぎゅーっと凝縮して一人分にしたようなどろっどろのコッテコテの、えげつない位の浪速気質。だが、作るコナモンはもう絶品で、語り手は必ず常連と化し、馬子にあだ名で呼ばれる羽目になる。 そして、なんやかんやあって、最後はちょっとだけほろっとさせられるという、ミステリ2割、新喜劇8割の、気楽に楽しめる作品です。頭からっぽにしてアホになりたい時にどーぞ。
1投稿日: 2014.10.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった―――――! 個人的に、「こなもん」と言ったら、お好み焼きとたこ焼きだと思っていたら、意外にも広範囲にわたって含まれるんですね? 「ご飯もの」じゃなければ全部「こなもん」というくらいに。 馬子のインパクトが凄い! それぞれの章の主人公が、偶然見つけた汚いこなもん屋に入る ↓ 素うどん的なものを食べる羽目になる→ウマイ!→常連化 ↓ ちょっとした事件が起きる ↓ 馬子と協力して解決、同時に主人公の職業(正体?)が判明 ↓ 後日、もう一度行こうとすると、どうしてもこなもん屋を探すことはできなかった というパターン。 しかし、主人公たちの名前が… ガッチャマン? これ、今映像化したら、馬子はマツコさんでしょうね?
0投稿日: 2014.09.17
powered by ブクログその店は大阪のどこかの町にある.「こなもん屋・馬子」.奇抜な出で立ちの大阪おばちゃんが作る絶品料理が様々な不安を抱える客たちの悩みを見事に解決していく.しかし,客が再び店を訪ねると,その店は忽然と消えてしまうのだ.最初から存在しなかったように・・・.すごく面白かった.まるで漫才が本になったような楽しさ.馬子さん最高!!ジャンルの分類が難しいが,強いて言うならジャンルは「大阪」かな(笑)
0投稿日: 2014.05.01
powered by ブクログ鍋奉行の著者なのですね。出てくる粉もんはすごく美味しそうで、今すぐ食べたくなるのですが、話の展開は強引だしワンパターンなので、途中で飽きました。お店の汚さの描写がほんとに汚いので、それもちょっとマイナスだなー。
0投稿日: 2014.03.31
powered by ブクログかる〜〜く読める本。 正直「こなもん屋」でなくて良い気がしてしまうのですが、こなもんは美味しいですからね。仕方ない。 勧善懲悪!という程でもないし、スカッと解決!というものでも無いですが、ゆるーーく読んで楽しむには良いかと。 何話かありますが、流れは一緒。ちょっとお腹いっぱいになります。
0投稿日: 2014.03.13
powered by ブクログスルスルーっと読めました。 「奇談蒐集家」に似た雰囲気があるなー、って思ったり、鯨統一郎の雰囲気、ひょっとして北森鴻風味も?なんて思ったりしながら、スルスルーっと読み終えた感じです。 粉もんって、見た目より腹に貯まるんですが、この本はとても消化に良かったように感じました。 どうしても、表紙の「こなもんや」の文字が「こんなもんや」に見えてしまうのは、どうしてだろう?と思いながら、スーっと読みました。 この一冊が私の2013の締めくくりであります。
0投稿日: 2014.01.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
怪しいおばちゃん・馬子のこ汚い店が舞台。たこ焼き、お好み焼き、うどん、ピザなどなど、絶品「こなもん」で、客の悩みを解決していきます。ピザってこなもん? シンプルな味付けでも絶品の馬子の料理、私も食べてみたいです。田中啓文の作品ですから、ダジャレもふんだんに入ってます。ばかばかしくも痛快で、一気に読み終わりました。
0投稿日: 2013.12.25
powered by ブクログ久々のヒットでした! 最後まで読まないと主人公の背景がわからないのですが、それもすごいなと思ったし、 馬子の作る料理がものすごく美味しそうで、その描写がすばらしいです! それと、読んだ後に気分がスッキリします。 あー、大阪で馬子のお店を探したくなるわー。
0投稿日: 2013.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
神出鬼没な粉もん屋さんのミステリ? キャラの濃い大阪のおばちゃん、うま子さんが実は何でもお見通しの名探偵だったのがギャップがあって最初は戸惑ったけどパターンがわかると楽しい。 作り方や材料にこだわりがないところが、東海林さだお氏の「まるかじり」シリーズにも似てすごく楽しかった。 お好み焼きのソースの焦げる香り、 透き通ったおうどんの出汁、 ピザのチーズのとろけ具合、 蒸したての豚まん、 とにかく描写が美味しそうで粉もんが食べたくなります。
0投稿日: 2013.09.22
powered by ブクログ粉モンならなんでも出る、怪しい店の怪しいおばちゃん。 問題解決とおいしい粉モンを味わってくださいな。 大阪コテコテ味ですが、隠し味として”客の職業当て”を お楽しみください。
0投稿日: 2013.09.07
powered by ブクログ大阪のどこかにある神出鬼没の店「馬子屋」。 今日も悩みを抱えた人達が女店主・蘇我家馬子が作る絶品「こなもん」料理を口にする。 たこ焼き、うどん、ピザ、焼きそば、豚まん、ラーメン・・・・・喰いたい。
0投稿日: 2013.08.25
powered by ブクロググルメ作品かと思ったら…まさかっ。 笑いあり人情ありドラマあり、 そしてちょっとファンタジーなお話の数々。 意表を突かれつつ、 読み始めたら一気にいただいちゃいましたw。 こんなお店に出会えないかなぁ。 でも、描写通りのお店なら まず入らずに通り過ぎちゃうだろうなぁ(笑)。 ところで。 たこ焼きにはほんとにあんな効果があるんだろうか!? (お仕事柄つい食いついてしまったw)
0投稿日: 2013.08.16
