領主の知識が何も無いが、その地位にあった憧れの母に追いつくことに必死で、人に迷惑かけまくり、な女の子のお話、だと思う。こんな娘がいる父が不憫。大抵、出来過ぎの妻を持った夫というのは立場が無いもので、母の生存中、父はほとんど自由がなかったはず。その父の心情を理解せず、単に「弾けた能無しの父」という扱いのヒロインに共感出来ず。そこだけかなり気になりましたが、文章は読み易い。たまに文調ががらりと変わり違和感もあるが、許容範囲。人間ではないヒーローに溺愛され、ヒロインの幸せな将来を仄めかす一巻でした。

一生懸命なルノアリアが可愛い。クレイルとのすこしズレたやりとりが面白かったです。こっそりシスコンな兄も好きだｗ　続きが楽しみ。

前のシリーズはヒロインが気に入らずに一冊めの冒頭で読むのをやめたが、今回のヒロインは好き。 でも、イラストは前回のシリーズの方が好きなんだけど（笑）。 続きそうなので、今後も期待。