
総合評価
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powered by ブクログ「聖の青春」も「将棋の子」も、深く心にしみる哀切な傑作だ。しかしまあ、作者の大崎善生さんがこういう人だったとは知らなかったよ。今頃言うのもなんですが。 先崎学さんのエッセイにチラチラ登場するので、酒飲みであることは知っていた。昨今では世間でも将棋界隈でも珍しくなった、無頼系の方であることも。それにしても、この「昭和のおっさん」ぶりはどうよ。コラコラと思いつつ(主に女性への感覚)、妙な懐かしさがあったりして(濃くて熱い人間関係とか)。 将棋界周辺の人々の話って、どうしてこんなに面白いのだろう。私は何を読んでも全然飽きない。将棋は指さないし、皆目わからないのになあ。アクの固まりみたいで数々の伝説を残した大山康晴や升田幸三、非業の死を遂げた森安秀光など、在りし日の姿が紙上によみがえってくるようだ。 現役棋士では、作者の長年の友人である森信雄七段にまつわる話が、抜群に面白い。作者は森七段を「村山聖九段のパンツを洗った師匠です」と人に紹介するそうだが、他の弟子たちのエピソードにも、笑ったり驚いたりホロッとくるものがいろいろある。好きな棋士の一人である山崎隆之八段が、中学生だった内弟子時代、あまりにつらくて水の入ってない浴槽の中で泣いていたとあって、そうかあ…としみじみしてしまった。
1投稿日: 2019.04.03
powered by ブクログ天才か変人か。とにかく棋士は半端じゃない。電線にとまる雀の数を瞬時に当てる、一秒間に一億三手読めるなど伝説は枚拳に暇ない。名人たちの奇抜な行動に目をみはり、本を一冊しか読んだことがない専門誌の編集者に打ちのめされる。非凡で強靱な情熱を傾ける人びとを描き出す、笑いと感動の初エッセイ。
0投稿日: 2018.06.10
powered by ブクログ大崎善生の文章は 妙におもしろいところが 生み出されている。それは 人を語るのが うまいということだろうか。観察力がある。 棋士に対して、適確なキャッチフレーズをつける名人である。 村上聖の青春で その筆力が発揮されたように思える。 このT君の謎は 週刊現代 に連載されたものを 本にまとめたもので、さらに おもしろさを実現している。 将棋を語りながら 人を語っている。 とりわけ、天才や神童と言われる人たちなので、 そのあり方や自らのアイデンティティの立て方も 実に、興味のある不思議な人間像が生まれている。 棋士の伴走者として長年走ってきたがゆえに、 将棋を愛し、棋士を人間として、また勝負師として 愛していることが 独特の緊張感を生み出す。 勝負は強ければ勝つし、弱ければ負けると言う鉄則。 それ以外の何ものでもないという世界である。 将棋は苦し、人生は面白し。 というのが、著者の渾身のメッセージである。
0投稿日: 2017.02.15
powered by ブクログタイトルがなんのこっちゃ。発表媒体(週間現代)のせいか、妙に露悪的というかおちゃらけている文体。惜しいなあ。淡々と書けば、いいエッセイ集になったと思うのに。
0投稿日: 2016.11.06
powered by ブクログ将棋界の色々は人や出来事のエッセイのようなノンフィクション 他の本の感想でも書いたけど、棋士の方々って面白い人がいっぱい ひふみんを筆頭におもしろエピソードがありすぎだろ(笑)
0投稿日: 2014.11.01
powered by ブクログ前の2冊が辛すぎるので、この文庫も読んだ。棋士として成功していてもいろいろあるのだ。それはどんな世界でも同じだろうが・・・。
0投稿日: 2013.08.17
powered by ブクログ将棋界という特殊な世界に生きる人々を描いたエッセイ。 軽妙洒脱な描写の中にも、将棋という修羅に魅せられた人々の悲哀みたいなものが垣間見えるのが切ない。 団鬼六にまつわるエピソードが一番面白かった。
0投稿日: 2008.01.10
powered by ブクログ以前見た『将棋の子』はかなりよかったんだけど、作者の文章がうまいというより、題材がよかったような気がしてたので、もう1冊何か読んで見たいと思ってた。 これはエッセイだけど面白くて作者に対する懸念は解消され、期待して小説を買う事になるのだが。。。 つづく
0投稿日: 2007.09.12
