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改訳 嵐が丘
改訳 嵐が丘
エミリー・ブロンテ、大和資雄/KADOKAWA
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    誰もかれも救いようのない性質で、ヒステリックで、愛に対してバカがつくほど純粋で、そのため憎しみがひたすら連鎖して、勢い良くころげおちていくような話・・。先が気になって止まらなかった。 それなりの家系に生まれついたそれなりの生まれの登場人物たち、その誰もかれもが憎しみにかられて何の遠慮もなく人を罵るこの感じ、なかなかないように思います。かなり終盤までそんな感じなのに、最後はすべての風がやんだような、穏やかな終わり方で、それがまた何とも言えず心に残る。

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    投稿日: 2014.03.16
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    一つの家庭の崩壊が、世代を超えて連鎖していく話。 子ども達はそれぞれ、アルコール中毒者や半狂乱の女性、DVを起こす残虐な男性へと成長する。 「異常性」が渦中の人物によってではなく、隣人やメイドやDVに遭った女性(血族ではない)によって語られるのが興味深い。

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    投稿日: 2011.07.27
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    もう色々あるとおもうけど個人的にものすごいものすごい面白かったんだ!訳は確かに読みにくいのだけれど逆にあの文からくる雰囲気がたまらなく私は好みでした。というかヒースクリフ様の言動にいちいち泣きそうになった私はどんだけ趣味がおかしいのか。ヒースクリフはキャサリンを愛していたに決まっている。

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    投稿日: 2007.07.23
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    嫌な奴ばっかりだったのに、最後には誰にでも同情できる不思議なお話。 読み終わった後にケイト・ブッシュの嵐が丘を聴く事をお勧めします。 全ての登場人物が救われる様な素晴らしい楽曲。 2007/1/15

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    投稿日: 2007.01.16