
総合評価
(37件)| 12 | ||
| 9 | ||
| 7 | ||
| 2 | ||
| 0 |
powered by ブクログみなさん、いきなりレベルが高くてびっくり! ここから飛び立っていった方も多いと聞く。 この歌よかった。ずっと起きていた人と、寝て起きた人の時間は同じようでちょっとずれていて面白い。 午後28時の人と隣り合い電車に揺られている午前4時
0投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログこの本は一回出たときに単行本で買ってるんです。 例によって穂村さんの講座に出席する予習として。 でも家のどこを探してもなかったんです。 ブックオフに持って行った覚えは絶対ないし。 でも最初の巻から読みたかったので、泣く泣く買い直しました。 この本はご存知の方も多いと思いますが本の情報誌『ダ・ヴィンチ』の読者投稿企画「短歌ください」に寄せられた短歌の中から穂村弘さんが傑作を選出して、講評をつけた歌集の第一弾です。 俵万智さんの解説より引用 「歌は言葉だけでできてるから、原理的には、平凡なことをいくらでも面白く表現できる筈なんだよね。にも拘わらず、実際に難しいのは、自分自身の意識の網の目がその言葉を通してくれないため。だから、網の目がゆるいひとの方が有利な面があります。」「世界には目に見える現実のルールとは別に運命の蜘蛛の巣がきらきらと張り巡らされているんじゃないか。現実のルールにチューニングが合わないひとほど、それを感じ取ることができるようです」 こんな言葉に乗せられて、網の目をゆるく、チューニングずらして、詠まれた作品集が本書だとも言える。共感ということについても、次のような指摘があって、これはとても大事なことだ。 「どんなテーマでも、最初から『だよね』と思われるのは困る。それは予め知っていることを云われた読者が同意しただけで、本当の共感とはちがいます。まず読者が思ってもみなかった切り口を提示して、そこから真の共感を獲得したい。」 以上引用。 以下、私が好きだと思った歌。 <コンビニで聞こえた遅刻の言い訳が「尾崎にバイクを盗まれました」> チョビ・男・25歳 「盗んだバイクで走りだす」という尾崎豊の歌詞の意表をつく本歌取り。くすっと笑わせつつ、微妙に切なさが残るところがいい。(穂村弘) <ロート胸、1月生まれ、汚れた血、共通点を見つけるたびに運命かもと思う> くみ・女・33歳 <総務課の田中は夢をつかみ次第戻る予定となっております> 辻井竜一・男・29歳 <最後だし「う」まできちんと発音するね ありがとう さようなら> ゆず・女・18歳 <ペガサスは私にはきっと優しくてあなたのことは殺してくれる> 冬野きりん・女・18歳 <世の中に見捨てられたと思ってただけど便座は暖かかった> 蛙・女・29歳 <この空を覚えていようと誓った日そのことだけを覚えている> ウルル・女・22歳
107投稿日: 2024.02.27
powered by ブクログ短歌には疎いものの、穂村さんのコメントがわかりやすく面白い。 以前、世田谷文学館で講義を聴いて著者のファンになった(もちろん今までに何冊か読んでいたから講義に参加したのだけれども)。 その講義で本書に登場するユニコーンの短歌を詠んだ「冬野きりん」と最近対談したそうだ(彼女は現在、女子プロレスラー)。 最初、あまりにも字余りな句が多く気持ち悪さを覚えていたら、穂村さんが「もうちょっと(定型を)意識しようね」みたいな指摘をされていて、にんまりした。
3投稿日: 2023.11.01
powered by ブクログ本の情報誌「ダ・ヴィンチ」の読者投稿企画「短歌ください」に寄せられた短歌を穂村弘が選び、解説をくわえている。 発想が素晴らしい短歌ばかりで面白く、著者の解説で短歌の魅力がいっそう際立つ。短歌を詠む時にも生かせそうだ。いくつか紹介したい。 コンビニで聞こえた遅刻の言い訳が「尾崎にバイクを盗まれました」 バイキング誰も並ばぬ一品を浮かび上がらすトングの光り 電子レンジは腹に銀河を棲まわせて静かな夜に息をころせり ↑の短歌への著者の解説は“最も日常的なもののなかに宇宙を見出だす鋭さ” じいちゃんは、白目と黒目の境目が曖昧になった目で座ってる ↑の短歌への著者の解説は“「じいちゃん」の「目」をそこまで精密に見ていることが凄い。一般に云われるような愛よりも、或る意味でもっと深い愛だと思います” 午後28時の人と隣り合い電車に揺られている午前4時 こんなにもしあわせすぎる一日は早く終わって思い出になれ 四年間使い続けたケータイの機種変更はすぐに終わった
13投稿日: 2023.07.30
powered by ブクログかまわないでかまわないわよかまってよ(フリルのついた鎌振り下ろす) これはもうデビューしてもいいくらい輝いてる
2投稿日: 2023.02.24
powered by ブクログ皆さんご存知の雑誌「ダ・ヴィンチ」の読者投稿企画「短歌ください」。穂村弘さんが選んで講評するこの企画は、2008年から始まり現在も続いており、書籍化も第5弾になっているとのこと。本書は、その記念すべき第1弾です。 私は、これから本格的に短歌を‥などと、入門書的に高尚な発想をしたのではなく、一般の方々の感性に触れ、選者であるプロがそれにどうコメントするか、に興味がありました。 意外にも(?)、20代・30代の方の投稿が多い印象ですね。うんうん、おぉ、へーっ、そーきたか、いいねぇ、私の琴線に触れるもの、ちょっと意味不明でも講評(穂村さんは常に温かい!)の妙に感心するもの等々、興味深く読み進められました。 自分の歌を採り上げてほしい、穂村さんに講評してほしいなど、15年も続いている関心の高さが伝わってきます。 じゃあ私も! と触発されたかというと、一歩を踏み出せないんですよ。面倒くさがりやなのと、やっぱり言葉を扱うプロのいいものを鑑賞する側でありたい‥、と立派な言い訳で「忍法お茶濁し」。 例えば、解説の俵万智さん。昔からのファンですが、最も好きな歌の一つ(穂村さんには失礼) 「散るという 飛翔のかたち 花びらは ふと微笑んで 枝を離れる」 こんな美しい短歌を詠まれると、「参りました!」としか言えないんです‥。 終わりではなく再生の歌、花弁を擬人化し、自ら旅立つイメージは、3月の卒業シーズンにぴったりで、中高生への贐として最高級の言葉の贈り物と思いますが、どうでしょう?
36投稿日: 2023.02.14
powered by ブクログ本の情報誌、『ダ・ヴィンチ』の読者投稿企画の連載「短歌ください」を文庫化した一冊。読者から寄せられた短歌の中から、歌人の穂村弘さんが選出し、講評が添えられています。 読者からの投稿とはいえ、どれも日常を鮮やかに切りとった傑作ぞろい。思いもよらない視点、考えたことのない世界を見せてくれます。 穂村さんの講評がまた良くて、短いながらも歌の本質に触れるような優しい誉め方が印象的です。こんな講評を頂けるなら、短歌を投稿してみたい! という気持ちになりそう。 読み進めるにつれ、「常連さん」の名前を憶えてきて、推し歌人みたいなのが出来てくるのも楽しいです。 私は現代歌人に詳しくないのでわからなかったのですが、解説の俵万智さんによると「投稿者のなかには、その後、歌集を出版したり、歌壇で活躍している人の名前が散見する」らしく、そういった意味でも楽しい一冊なのではないかと思います。
14投稿日: 2023.01.03
powered by ブクログ『例えば、「君から電話がこなくてさみしい」という言葉は、次の瞬間に電話がきたら「君から電話がきてうれしい」に簡単にひっくり返ってしまいます。現実の出来事的には勿論それでいいんだけど、歌としてはちょっと困る。 (中略) 「さみしい」や「うれしい」や「こわい」や「むなしい」や「おもしろい」を、五七五七七という定型のなかで宝石のように結晶化させたい。 そうすれば時が流れて現実の状況がどうても、恋が消えても、つくったひとが死んでしまっても、歌の煌めきだけるからです。』 という筆者が選んだ、様々な年代の読者が送った単価を集めた本です。 短歌は教科書で触れて以来でしたが、ほんとうに面白かったです。 ⚪︎選ばれた短歌に対する筆者の捉え方やこんな良さ がある という〝見方〟挟んでくれる ⚪︎定型もありつつ自由型も多く、初心者が入りやすい ⚪︎作者が様々だからどのページを開いても新鮮に面白 い Twitterとも紙一重の一瞬の感性が、定型や短歌を作るという意識の縛りによって作品になっている感じがしました。 余白があるから何度も読んで、じわじわとたのしかったです。私も短歌をしてみようと思いました!
4投稿日: 2022.11.27
powered by ブクログ読者投稿の短歌を、温かい眼差しで掬い上げる著者の眼差しがとても魅力的。よい投稿作品が送られてこなければ成立しないものはずなのに、著者の添える一言ですべての作品が輝いて見える。この歌人さんは、ご自分もすごい歌を作られるけれども、他の人の歌を見る目もとてもすごいと教えられた。
3投稿日: 2022.10.05
powered by ブクログ雑誌『ダ・ヴィンチ』の今も続いている長寿連載。 歌人穂村弘がひとり選者の短歌投稿コーナー『短歌ください』2008年5月号から2010年10月号に連載されたものをまとめた単行本を加筆・修正のうえ文庫化したもの。 陣崎草子さんによる装画のパンキッシュな赤鬼蜂娘が素敵。 思えば短歌はことばによる革命だ。 作者の放った三十一文字で一瞬世界の見え方が一変してしまう。 さらに穂村氏による的確なコメントで、歌の可能性が広がる。 こうも読めるんだ、と、読者である私の想像力をも拡充してくれるような気すらする。 俵万智さんの痒いとこにも手が届きそうな、懇切丁寧な解説もいい。 プチ情報ですが 帯にも載っている 「ペガサスは私にはきっと優しくてあなたのことは殺してくれる」 という恐ろしくも魅力的な歌を詠んだ冬野きりんさんは、今は女子プロレスラー・ハイパーミサヲとして活躍されているそうです。(短歌雑誌『ねむらない樹』情報) びっくりしたけれど、じわじわと心を動かされた。 かっこいいです。
67投稿日: 2022.09.30
powered by ブクログ書き手がいて、読み手がいて、解説者がいて、三者三様の想いがそこにある。 わかりやすく重なることも有れば、言われてそうかと納得することもある。あるいは解説者の取り方に違を唱えたい場合もあるし、こうも読めるよな、と、作者を出し抜いた感覚になるものもある。 それにしても面白いものが沢山ある。特に10代の人たちのものは、こんな風にこんな風に若い時から表現することを意識して入れば、今頃人生変わってたかもな、なんて思わされたりもして、なかなかに魅力的な一冊だった。
0投稿日: 2022.09.14
powered by ブクログ言葉なんて絵画や彫刻といった芸術には敵わないとどこかで私は思っていた。そうじゃなかった。短歌という31文字の世界は無限大の可能性を持っていた。投稿作品の底知れない凄さを見事に抱きしめて打ち返す穂村弘という人の懐の深さに脱帽した。日本語がまた好きになった。
2投稿日: 2022.06.17
powered by ブクログどう考えても自分じや思いつかない歌ばかりで感動しっ放しだったし、穂村さんの解説が至れり尽くせりで感服し通しでした。
7投稿日: 2022.06.01
powered by ブクログ怖い歌は良い歌っていう穂村弘論最高によく分かる。 ほむほむってもしかしてメンヘラの才能ある?いいなぁ、なんかほむほむっていいなぁ。
1投稿日: 2022.05.30
powered by ブクログ歌に対する、ほむらさんの解説がよかった。「怖い歌はすべていい歌」というのが刷り込まれた。ほむらさん考え方や表現の仕方が好き。これまで学校の授業以外で短歌に触れたことがなかったので、時間をかけて読んだ。俵万智さんの解説も良くて、私がふわーと感じていたことを的確に表現していた。ほむらさんは、「褒めのプロ」なんだ!これからもほむらさんの本をたくさん読みたいし、短歌集も読んでみたい。
0投稿日: 2022.05.17
powered by ブクログ短歌をはじめて少したち、 日記のつもりと独りよがりな歌をつくっていましたが、 人の歌も知りたくなって本を手にしました。 予想を超えた変人の歌がいっぱいで、おもしろかったです。 日常の狂気を歌にし、人の心の奥の ドロドロしたところに触れるのは、現代短歌の醍醐味。
4投稿日: 2022.05.07
powered by ブクログ穂村弘(1962年~)氏は、札幌市生まれ、上智大学文学部卒、1986年に連作「シンジケート」で角川短歌賞次席(同年の受賞作は俵万智の『サラダ記念日』)、1990年代には加藤治郎、荻原裕幸等とともに「ニューウェーブ短歌」運動を推進した、現代短歌を代表する歌人の一人。エッセイスト、絵本の翻訳家等としても活動している。 本書は、月刊誌「ダ・ヴィンチ」に連載されている短歌投稿コーナー「短歌ください」の2008年5月号~2010年10月号をまとめた単行本を加筆・修正の上、2014年に文庫化したものである。 私は50代の会社員で、最近短歌に興味を持ち始め、これまで俵万智、穂村弘、東直子、枡野浩一、木下龍也、岡野大嗣、九螺ささら等の歌集や短歌入門書、いくつかの現代短歌のアンソロジーを読み、半年ほど前から新聞短歌に投稿している(最近ぽつぽつ採用されるようにもなった)。 また、穂村氏の作品では、歌集『ラインマーカーズ』、入門書の『はじめての短歌』、『短歌という爆弾』、エッセイ集の『鳥肌が』(講談社エッセイ賞受賞)、『蚊がいる』、対談集の『あの人と短歌』等をこれまで読んできた。 本書については、以前より目にしつつも、せっかく読むならプロの歌集の方がいいだろうと思い、敬遠していたのだが、本屋でパラパラとめくってみると、九螺ささら、木下侑介、虫武一俊など、後に歌集を出す人々の作品も多数含まれており、購入して丁寧に読んでみた。(本書の続篇『短歌ください 明日でイエスは2010才篇』には、木下龍也、岡野大嗣らも登場する) 読み終えてみて、若く、感性の鋭い人たちの歌には感心しきりなのだが、一方で、私が現在モチベーションとする新聞歌壇にはこうした歌はほとんど選ばれておらず、日常に起こったことを日記のように詠んだ歌が大半である。その背景としては、投稿者の母集団の年齢層が異なること(「ダ・ヴィンチ」は主に10~30代、新聞歌壇は主に50代以上、だろうか)が大きいと思われるが、また、選者も、媒体の性格や投稿者の母集団の指向を意識した上で、選んでいるのかも知れない。 そうした意味では、短歌とは様々な作風があり得る、実に幅の広いものだと改めて感じると同時に、若い人たちの感覚も取り込みつつ、色々な作風の歌を作れるようになりたいと思う次第である。 (2022年3月了)
2投稿日: 2022.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この間の"家ついて行っていいですか"に出てた東大生が短歌勉強し始めようとしてて、読み返そ〜ってなった作品。(去年、昼休みに何度か読んでた^_^) 怖い歌はいい歌、なんですよね本当に! 私が好きな短歌を少しだけ↓ (といいつつたくさんありすぎて絞りきれず) “カーナビが「目的地です」というたびに僕らは笑った涙が出るほど” “台所座り込んでは頬寄せた泣いてくれるの冷たい器械” “蝉が死んでもあなたを待っていますバニラアイスの木べらを嚙んで” “名も持たぬ流星すべり落ちてゆく 海よかれらの自慰をみていて” “こんにちは私の名前は嚙ませ犬 愛読書の名は「空気」です” “君が今二酸化炭素吐き出した だから私は胸が苦しい” “薬より効くのを私知っている コップ一杯あなたの唾液” “脱がしかた不明な服を着るなってよく言われるよ 私はパズル” 短歌もめっちゃ良い上に、穂村さんの講評がほんとにグッとくる。私は語彙力がないから勉強にもなる。家ついて行っていいですかに出てた東大生にぜひとも読んでもらいたい!!笑
4投稿日: 2022.01.27
powered by ブクログ元気なときはもっと元気になる。 疲弊しているときは染み入るように、こころをすこし修復してくれる。 一番読み返しているし、ずっと持ち続けていたい本。 読者投稿モノなので、投稿者のみなさんにとてもお礼が言いたくなります。
2投稿日: 2021.05.03
powered by ブクログ怖い歌はいい歌です。 それから世界を見る目が変わった 一気には読みきれないけど、ふらふら電車の間とか歯磨き中とかちょっとした時に読んでずしんとくる
2投稿日: 2021.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み途中のままだけど印象に残ったもの 真夜中の 冷蔵庫だけが生きていて 打ちひしがれた わたしはいない
0投稿日: 2020.04.28
powered by ブクログ2020.4 短歌。こんなにも想像力が爆発するものなのか。縦横無尽に広がる広がる。いろんな人の感性がおもしろい。
2投稿日: 2020.04.24
powered by ブクログ「ほお」となる句もあれば「???」というものもあって、やはり現代短歌は難しい。ルールがはっきりしているという意味では古典和歌のほうがわかりやすいかも。気に入った句は「せんべいの欠片ちらばる卓袱台に二人がつくった真昼の宇宙」かな。
2投稿日: 2020.02.26
powered by ブクログ本書は雑誌〝ダ・ヴィンチ〟に投稿された作品を集めたものだそうです。 短歌って、五七五七七にあてはまる言葉を選び、リズムとテンポを操りながら巧みに組合せるだけでなく、意外性も考慮しなければならない、センスの問われる遊びだと思います。 詠み手だけではなく、鑑賞する側だってセンスを問われます。三十一文字に記された意味を読み取るには、豊かな感受性が必要ですし、想像力だって欠かせません。 和歌とはそもそも、漢詩に対する大和歌を示す言葉だったみたいです。七五調を基本とした、長歌、短歌、旋頭歌などがそれにあたります。でも、平安時代には、短歌以外の歌が廃れてしまったので、短歌が和歌と呼ばれるようになったんだとか。よーするに大和歌の中の短歌だけが、いまに生き残ったってことですネ。そう考えると短歌は、遊びとして受け入れられやすい要素があるってことですよねぇ。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
0投稿日: 2019.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
歌人の穂村弘さんが読者に募集した短歌を紹介する本。 短歌は面白いものもあれば、たまにう~んと思うものもありますが、穂村さんの解説がつくと全てが面白くなります。 自ら短歌をつくってみたくなります。 あっという間に読めてしまうので、おかわりが欲しくなります(笑)続編が出てるのも読もうと思います。
2投稿日: 2018.08.25
powered by ブクログ同じ人の歌が何回も選ばれてるんだよねえ。 そんなに応募が少なかったの? 朝日歌壇もそうだった。 毎回決まった人の歌が選ばれる。 大してうまくも感じないのに。 それが嫌で朝日新聞やめた。
0投稿日: 2017.02.25
powered by ブクログ『ダ・ヴィンチ』の人気コーナーの作品集です。 どの歌も心惹かれて、ドキドキしながら読みました。 5・7・5・7・7だけど読み方は自由なのもよかったです。 短歌を習いたくなります。
0投稿日: 2016.04.19
powered by ブクログ知らない人のセンスにやられ続ける255ページ 穂村さんの優しいコメントがまたいい、わたしのゼミの教授みたい 死にました。当分君に会えません そう思いこむ生きてゆくため(p180) あなたの目をずっと見ながら話すのは、瞳孔の大きさを測るため(p108)
0投稿日: 2016.03.01
powered by ブクログごめんなさい。絶対告白しないから、どうか近くに置いて下さい 君というあなたが呼んだ何者か わたしはそれになりたかった 死にました。当分君に会えません そう思いこむ生きていくため 「乳首」の意味が激変 幸せが凶器になるのここにあった白目の白さ黒目の黒さ
0投稿日: 2015.12.23
powered by ブクログ15/12/07 どきっとするようなものもいくつかある。このひとらの感受性てすごいなあてただただ感心。 解説はいらないよ。 P65《ペガサスは私にはきっと優しくてあなたのことは殺してくれる》 冬野きりんさんはルミネのポスターみたいだなあ
0投稿日: 2015.12.07
powered by ブクログ2015.02.18 おいおいとても面白いじゃないか 素人?すごい、すごいよ。 自分よりも年下の人がいると、ちょっと嫉妬する。 どんなに可愛い人よりもどんなにお金持ちの人よりも、こういう感性を持っている人にわたしは嫉妬する!!!
0投稿日: 2015.02.18
powered by ブクログ投稿された短歌を穂村弘が評する。 幼いものやリアリティが強すぎるもの、どこかから電波を受信しているようなもの、いろいろある。 文庫解説の俵万智が、穂村は純粋な読者としてびっくりさせられたいと願っていると同時に、どんな意外な作品でも、その良さを自分はキャッチすることができるという自信と自負があるだろう、と書いている。 投稿短歌に僕はドッキリさせられたり、心が動かなかったり、いろいろする。 けれど穂村の評には毎度読みいってしまう。短歌には悪いが、別の栄養を摂取している。 とはいえ、もちろん短歌も残さずいただいている。あっ、と思うような短歌はみな女性によるものばかり。 気がついた。僕の意識の網の目はおんなのひととおんなじくらい。
0投稿日: 2014.12.23
powered by ブクログぐさぐさ突き刺さる鋭い言葉たちにやられた。穂村氏の評言があらたな読みを提示し、より深いおどろきへと誘われる。
0投稿日: 2014.10.30
powered by ブクログダ・ヴィンチ読者投稿短歌集。千年後ぐらいに詠み人知らずで入試に出題されていて欲しい(笑)ヘタレ歌人穂村弘氏の講評を読むとやっぱりこの人誠実だと再認識。…とダメンズ好きの私はまんまと引っかかってしまうのだ(笑)
1投稿日: 2014.09.02
powered by ブクログ歌、詠みたくなります。 穂村氏の評も、ああ、穂村さんだからこの歌が選ばれたのだなあと思わせるものです。 短歌を欲したときに、自分で詠めるようになりたいものです。
0投稿日: 2014.08.25
powered by ブクログとにかく勉強になる。同時に、打ちのめされてしまって落ち込んでしまう危険性を孕んでいる。というか落ち込んだ。
0投稿日: 2014.08.02
powered by ブクログ雑誌「ダ・ヴィンチ」に連載されている投稿短歌コーナーをまとめたもの。 「はまった!」と思えるようなものもあるが、どちらかというと斬新なものが多い。いろんな言語感覚がありますね・・・。
0投稿日: 2014.07.12
