
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
猟奇的な反抗かと思いきや 子供だから高さが足りなかったという真相が衝撃。 警察に行くのが良かったのだろうが、 怖くて逃げた15歳の少年を責めることは出来ない。 傷の角度に気が付かなかったのは先生の落ち度だろう。 しかし犯人が子供だとわかれば見ないのが正解、なのだろうか。 難しい判断だと思う。 『兄が命をかけて守った妹の秘密を無理矢理こじ開けた』 厳しい真実を突きつけるものだ。 彼女が悪い訳では無いのだが、恵まれた生まれで 恵まれている事にも気付かないほど“幸せ“な人と 壮絶な人生を送って来た人とでは どうしても見えるものが違ってくる。 先生がなぜ薪さんにわざわざ喧嘩を売る様な真似をしたのかよく分からなかった。 恨みを晴らしたいなら、病や寿命で死ぬ前に この手で、と思う気持ちは分かる。 こんなところまで追い詰められて悲しい。 凶器に血がついていると聞いて怪我をしているのでは と真っ先におばあちゃんを心配する岡部さんが、 この仕事に向いていないのではと思うほど優しい。
0投稿日: 2025.01.24
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一つの告白から見つかる二つの事件 兄の妹を想う気持ちに胸が締め付けられる。 子を持つ母として、一人残された老婆の行動に賛同せずにいられない。 事件化するかどうかはともかく このような苦しみの中で生きている人は実際にいるのだろう 二つの哀しい事件 2025.03.17(月) 岡部さんのエピソード お兄ちゃんの気持ちも 母親の気持ちもわかる
0投稿日: 2022.06.12
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青木氏にとって雪子さんはかなりレベルが高いというか、難しい女性だと思うが果たして。 こういう事件って、えてして一番ひどいやつが一番救われる結果になったりして、なんとも後味の悪い気持ちになる。
0投稿日: 2017.08.01
powered by ブクログ親子とか兄弟とかのテーマが多かった巻でした。 雪子さんの友達の事件は悲しかったし、 このことで雪子さんと薪さんの関係性がわかってきた。 切ない関係だ。
0投稿日: 2017.02.18
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再読。今回もまた切ない話でした。哀しいことにどうして連鎖してしまうのでしょうね、DV。妹にもっと男を見る目があったら…と思いました。ひたすら頑張って見守ってきた兄が不憫でした。そして雪子さん。再読する度に嫌いになっていく気がします…。 それから番外編。兄弟の話はほんとに胸を突かれる話でした。岡部さんの顏に似合わない優しさと不器用さが出ていて、グッときました。
0投稿日: 2016.12.04薪さんは情が深すぎるんですね
妹の葵をかばうためとはいえ、尚の一生は可哀想です。貧乏くじを引いたのは尚です。掘り返さなくていい事もある。全てを最初から俯瞰していた薪はどんな思いをしていたのか。 最愛の子供を殺された95歳の母の言う、この私にまだ守らなくてはならないものがありますか・・・、と言う言葉がすごく切ないです。もし同じ立場になったら・・・
0投稿日: 2016.08.27
powered by ブクログ今回も悲しく切ない事件でした。 そして三好…好かない人認定!(ぉぃ) 前回は(精神的に)凄い人だなぁ、と好印象でしたが、今回の事件の無神経さで一気に悪印象に…。 いるんですよね、想像力がない人。 本人は好意でやってるものだから性質が悪い。 でも彼女の場合は『監察医』という仕事上、気づかなきゃならなかったと思います。 凶器の刺入角度なんて初歩なんじゃないでしょうか? その時点で彼女は”仕事”をしてなかった訳で…。 まあ、その後の行動も…。 好きな人に自分の欠陥を指摘されて、一矢報いようとしたのかは分かりませんが、あの言葉を聞けばそうなんだろうなぁと思えます。 まさに”可愛さあまって憎さ百倍”。 彼女は青木のプロポーズを受け入れるんでしょうか? いつもの彼女ならば受け入れないと思いますが、好きな人に否定された今の状況を考えれば受け入れてしまうかも? それに薪への当てつけに、ということも。 薪はどんどん追いついめられてますね。 青木が薪を壊してしまうかも知れません。 当たらないといいけれど、ふとそんな予感めいたものが…。 今回は本編の他に岡部が主役の特別編が入っているんですが、そちらもグッと来ました。 そして岡部の株が上がりました。 あの男の子は岡部に出会っていて、良かったですね。MRIがなくても岡部が彼の気持ちを代弁してくれましたし。 岡部の言葉じゃないけど、本当に母親にまで「証拠」を見せないと分かって貰えないって切なすぎる。MRIが在ろうが無かろうが、こういう関係ってあるんでしょうね…。 学とZIPへの態度をみても、もう青木は放っておいて、岡部に薪を支えて欲しいです(まあ、無理だろうけど)。
0投稿日: 2016.05.07
powered by ブクログこの間は家族間の事件。 やはり重い。真相を知れば知るほどやりきれない。作品タイトルからして、そういう想いも込められているんだろうけれど。巻末の岡部さんの話が好きです。 そしてこの巻の薪さん。だんだん感情の制御がきかなくなっているというか、彼を覆っている膜のようなものが剥がされてきてる。剥がれ落ちてるのか、剥がされてるのかはわからないけど、余裕のない、雪子さんにつんけん突っかかってる薪さんは、いつもとは少し違う顔をしていて大好きです。
0投稿日: 2013.07.18
powered by ブクログ事件~~子供が絡むモノは辛いんですよね、、、、。謎解きとしては面白くても。 でも薪さんを愛してるから、最後までついていく!
1投稿日: 2012.10.28
powered by ブクログ清水さんはイラストが繊細できれい。でも最近のはどんどんグロテスクになってきている気がする。月の子や輝夜姫の初期とか好きだったんだけどな。
0投稿日: 2012.08.19
powered by ブクログ『頭がいいのに 想像力がない』 薪さんのこの一言は重い。 何か具体的な事が目の前に発生しないと、認識できない。 答えが目の前に出るまで自分から解こうとしない。 そういう人間は現実のこの世界に溢れている。 見えないものを必死に『想像』しようとすることは、人間の『優しさ』とも言える。 もうひとつ、岡部さんがメインになったほうの話も 言わんとすることは同じだ。 MRI捜査で客観的事実としてアタマの中を見せられないと 人は、誰かの想いを汲む事ができないのか。 ハイテクって哀しくて虚しい面が絶対にある。
0投稿日: 2012.05.24
powered by ブクログ余命幾ばくもないがん患者が時効となった過去の幼児の誘拐殺人を懺悔したことから、発見される別の死体。 昔のDVの記憶など 暴かれないほうがよかったかもしれない「秘密」が暴かれた後、 元々話していた死体も発見される。 殺された幼児の父親は既に他界し、母親は95歳。 犯人がわかったところでどうなるのか……。 ヘヴィーな事件を扱うので、少しずつ買っているのだけど、 どんよりした気持ちになりつつも、ハマっています。 この巻は薪さんの洞察力が常人離れしていていささか引きました。笑 天才監察医のはずの三好先生は、ややとんちんかんだし…。 薪さんは誰よりも人間の仕方ない部分を体験しているから、かわいそうになる。 しかも、他人が知らない方がいい「秘密」を直視しなきゃいけないわけだしね。 アナザーストーリーの岡部さんと子どもの話も 本来「信じる」ことができれば、脳を見ることなど不要という根本的な話。 それを最も信じ合うべき親子を通して伝えるという。。。 残忍な事件の真相もそうだけど、この「信じる」ことの儚さが感じられて、 ヘヴィだと感じてしまうのだな〜と思いました。 もちろん、事件の中にはいつも「愛情」もあるんだけどね…。
0投稿日: 2011.10.02
powered by ブクログ前巻に引き続き登場の三好先生にどうしても違和感を覚えてしまう為、彼女が絡む人間関係ベースの本巻も、微妙な評価になってしまいました。という事で★-1。 事件はDVを扱ったものになっています。 相変わらず事件の背景やその解決までの道のり、その後については圧巻です。 もしかすると清水先生は人間描写は主役二人と犯人(被害者)のみと割り切っていらっしゃるのかなとすら思えるほど、二人は際立っています。 薪さんの推理力が超能力者みたいなのはご愛嬌かと(笑)
0投稿日: 2011.09.29
powered by ブクログ第5巻は蒔警視正の観察力・推理力が冴えて、読み応えがありました。今までのシリーズで一番面白かったです。登場人物たちの人間関係も大きく動き出して・・・ 続きが読みたくて仕方ないのですが、手元にない・・・ 早く買いに行かなくちゃ!
0投稿日: 2011.08.26
powered by ブクログ死者の状況から推理すること、これだけの視点で推理できているのに死者の視点でもう一度事件を見直す必要があるのかとも思うけど、秘密を暴く物語が、益々深化してますね
0投稿日: 2011.04.27
powered by ブクログもし自分の見えているものが、死後みられてしまうとしたら? ……という設定の近未来SF。 絵を描いているのが清水玲子だから、きれいな上にグロい。 読み終わったあとの後味の悪さと、読者を追い詰める感覚は清水玲子ならではと思います。 面白いんだけど、読み終えるとちょっとだけ落ち込む。
0投稿日: 2009.05.03
powered by ブクログ面白いだけどな〜 暗いよぉ〜 重いよぉ〜 なんか読みづらいから後回しにしていたら6巻が出てるよぉ〜 暗いよぉ〜 重いよぉ〜
0投稿日: 2009.03.22
powered by ブクログいきなり刊行ペースが速くなりましたね。二年待つの覚悟してたのに!(笑) SとSの戦いでした。 私は断然マキさん派なので、雪子さんに対する嘲りの笑みと上から目線(あれ絶対私情も入ってるよな)にはときめきました。 正論だけにキッツイよなぁ、あれ。よしもっとやれ。 そんなんで圧倒的にマキさん有利の戦いかと思いきや、終盤の雪子さんの逆襲。 ごめん正直かなりときめいた。 リモコンを外したとはいえ女性に向かって投げつけ、先生に駆け寄る青木を背後にエレベータ内(独り)で拳を壁に叩きつけるマキさんの心情を思うと、もう、もう……ぐはぁ!(倒) いかんです。好きな人ほど虐め(られてるところを見)たい私のポイントをクリティカルで射抜いていきました。 ああーこの淡々とした精神攻撃いいわ。見せ方上手いなぁ。切ないぜ! 雪子さんがマキさん好きだったとは気づかなんだ…でも言われると確かに納得するかも。 マキ→青木(克洋)→雪子→マキ の三角関係か…… ますます誰も救われない展開になるのでは(T▽T) ところで青木当事者のくせに空気ですね今回(笑)
0投稿日: 2009.02.01
powered by ブクログ昨日流れた「脳血流から脳内画像の再現に成功!(2008/12/11配信)」というニュースを見て、すぐに「秘密」を思い浮かべました! (「秘密」は死者の脳内映像を再現して事件解決するストーリー) ものすごく革新的なことだとは思いますが、「秘密」を読んでいただけに、ちょっと複雑な気分になりました。 「秘密〜トップシークレット」は、現在5巻まで出ています。 近未来サスペンスで、その世界観や衝撃的なシーンに圧倒されます! ちょっと、犯罪シーンが刺激的かも。 絵が綺麗なのでグロさは多少軽減されていると思いますが。 ◎「夢を映像化!? 脳内画像を脳活動から再現」 (2008/12/11 Yahoo!ニュース・産経新聞 配信) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081211-00000516-san-soci ◎秘密公式サイト http://www.hakusensha.co.jp/himitsu/index.html
0投稿日: 2008.12.12
powered by ブクログとにかく設定がすごい。 死んだ人の脳を調べる事で、 生きてた時の記憶を遡る。 そこには知る必要があることもあれば、 知らなければ幸せであることもあり。 判断は難しいところだけど、 この5巻もかなり面白かったです。
0投稿日: 2008.09.12
powered by ブクログ真実を明るみに出す事が必ずしも幸せに繋がらない、というテーマが常にあるけど、今回は特にそうなってしまいました。これからこんな技術が出来たらどうなるんだろうかと読むたび思います。 個人的には面白いんだけど、槙さんを妙に美しく描くので彼氏に勧めにくいのがじれったいです(笑)
0投稿日: 2008.09.10
powered by ブクログ死者の声も、残される者の叫びも、喉を切り裂くかのよう。誰かを苦しいくらいに想う気持ちで溢れ返っている。 後悔と傷みと深い深い愛情。泣かずにいられない。
0投稿日: 2008.09.04
powered by ブクログまあ、5巻も続くとメインの事件のシチュエーション自体は、もう、そんなにこわくはなくなってきたのかも。 でも、キャラクターのなかの闇は、ちょっとずつ深くなってきて……。 この人たち、多分、自分の脳を見られるのには、1番抵抗しそうだな。
0投稿日: 2008.08.28
powered by ブクログ緻密に練られたストーリーは貴重と思う。 薪さんの張り詰めた状態が伝わって、本当に心配になる。 こういう風に夢中になれる話しが描き続けられてすごいな。 知的好奇心!
0投稿日: 2008.08.03
powered by ブクログ果たして少女漫画に分類していいものか、悩む内容。 重くて深くて、ある意味悲壮。 しかし面白いのだ。
0投稿日: 2008.07.30
