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名探偵に薔薇を
名探偵に薔薇を
城平京/東京創元社
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総合評価

204件)
3.8
49
74
49
13
1
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    まさにタイトル通りの話でした。 「こんなもの望んでないのに」や、「天才であるが故の苦悩」というのが多分本書を表すにふさわしい言葉かとも思います。

    0
    投稿日: 2015.03.22
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    前半読んだとき、「おお、乱歩のようなおどろおどろしさ。こういうの好き」とかなりワクワク。 名探偵の登場でワクワクは最高潮に達したのだが、その解決があっさりしすぎててちょっとがっかり。もうちょっと盛り上げようがあったんじゃないかなあ、と。 この時点で、本書は「佳作」。悪くはない、むしろいいんだけど、まあ普通に良い、というくらい。 しかししかし、最後が、あれですかー!!!ああなったあとに、またああなりますかー!!! いやもうびっくり。2つの中編を集めた本かと思いきや、1つの大きな物語が語られていたのですな。 いやまあ、細かくは若干気になるところもあるんだけど、そんなものは小さい。小説としての完成度は高い。☆5つです。

    1
    投稿日: 2015.03.15
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    本屋で見かけたとき「必ず2部まで読んでください」とか、「タイトルはこれしかない」とか、全力推しされてたので。 ミステリですが、そこがメインじゃないって感じですかね。謎解きは、引っ張らずあっさりと。 ただ、2部の名探偵を見てると、いままでの解決事件、ホントに大丈夫だったの?と心配になります。

    0
    投稿日: 2015.01.30
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    本屋で気になったので読んでみた。必ず2部まで通して読んでくださいとの但し書きがあり、確かに1部を読んでからの2部ではあるが、かなり趣が違う。1部のような名探偵が、2部であんな感じになるのだろうか。最後がとてもあっけなく、そして重い。私としては1部で探偵にちょっと魅力を感じていたので、こういう終わり方ではなく、続編があってもいいと思ったのだが。

    0
    投稿日: 2015.01.26
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    2015.1.25(土)読了。 ミステリー小説を探して、すごく評価されているようなものを読んで、それなら読んでみようと購入。期待が大き過ぎたのか…はたまた私が読み崩せなかったのか…ヒットしませんでした。2部は面白いかな?と思ったけど、二転三転し過ぎです。最後も取って付けたような気さえします。残念だー。残念です。

    2
    投稿日: 2015.01.25
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    キャッチコピーに惹かれ手に取る。 まさに名探偵に薔薇をがしっくりくるタイトル。 名探偵はかっこよく理路整然に真実を求めるものだけではなく、そこには探偵ならではの苦悩があるんだとわかる本だった。

    0
    投稿日: 2015.01.25
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    事件の真相が語られたと思ったら二転三転し、後半に進むにつれ読む手が止まらなくなっていく。 すべての事実を白日のもとに晒す名探偵故の苦悩に胸が苦しくなった。 ただ謎を解くミステリではなく、それに伴う名探偵の心情を描いていて、1部と2部でまた違った視点からミステリを楽しめた。

    0
    投稿日: 2015.01.07
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    最近なかなかミステリで驚くことはなかったのだが、この本は驚いた。確かに二部構成でなければ本当の凄さは伝わらない。 第一部も良くできたミステリだが、これはあくまでも序章でしかない。 名探偵は全てを見抜くが故に、その心情が描かれることは少ないが、この本はそれが書かれているからこそ面白い。 トリックよりも、キャラクター造形とストーリーテリングによって、驚きの展開になっている。そういう意味で、トリック中心のミステリとはひと味違う。

    0
    投稿日: 2014.12.29
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    おもしろかった。特に前半はスッキリ。探偵の登場によりサクサクと解決していくのが、こちらも読んでて安心できた。後半も前半と同じような感じで進んでいくと思いきや、後味があまりよくなかったのでちょっと残念。しかし、引き込まれたのは確か。

    0
    投稿日: 2014.12.27
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    はじまりは、メディアに届いた『メルヘン小人地獄』。とても悪い博士とその被害にあった小人たちの復讐劇の話。その話をなぞるように殺人事件が起こる・・・ 二部構成の作品。出版はもう10年以上前だけど、本屋に平積みになってて気になってました! とりあえず、一部読み始めてその『メルヘン小人地獄』や殺人事件グロさにびっくり。こういうの苦手だけど、気になって読み続けてました。 一部も続きが気になってたけど、二部にはさらに気になる展開に! 二転三転する展開にもっと目が離せなくなりました。 そしてこんなも探偵の苦悩が・・・せつないなぁ・・・

    0
    投稿日: 2014.12.08
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    薔薇というより××だったとは。なんだろう…楽しかったけど、魅力的というにはもうひとつ要素が足りない。

    0
    投稿日: 2014.11.18
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    ある毒によって引き起こされた2つの話。推理小説。読みやすく、面白い。特に2つ目の話は犯人側の手口が巧妙で全く真相がわからなかった。その上、事件の真相も驚きだった。

    0
    投稿日: 2014.11.15
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    第二部で、二転三転して、引き込まれました。名探偵が苦悩してて、こんな名探偵が出てくる話、今まで読んだことなかったです。やっぱりミステリ好きだなと思いました。

    0
    投稿日: 2014.11.02
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    東京創元社さん激推し、ということで読んでみた。 最初のグロテスクな描写に腰が引けたが、話はなかなか面白かったと思う。 名探偵である瀬川が、得意げになって謎解きするのではない ところが良い。

    0
    投稿日: 2014.10.01
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    城平京さんの作品は捉え方にもよるが報われない結末であることがよくあったり… 「名探偵に薔薇を」もそんな感じで、その分読後感もすごかったです!! 話の構成はしっかりしているので、一部のみならず二部も読むことをおすすめします。

    0
    投稿日: 2014.09.28
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    丁寧さと構成の妙が際立つ、非常によく練られた二部構成の探偵小説。第一部は文体が少しこなれない感じもしたのですが、不穏でおどろおどろしい雰囲気が楽しめるオーソドックスな探偵もの。 第二部は、誰が毒薬をポットにいれたのかというシンプルな謎に対し、「だれが」そして「なぜ」という真相を最後まで揺れ動し、名探偵自身の物語とリンクさせていくことで、独特の余韻を生じさせることに成功しています。

    0
    投稿日: 2014.09.23
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    読破するとタイトルの意味が分かる、といったことが帯に書いてありましたがすいません、読み取れなかったのか、理解できませんでした。 そもそも、なぜ一昔前の言葉遣いとか言い回しが必要なのでしょうか? 舞台、現代ですよね? 昭和初期とかじゃないですよね? なんで?? もう、読んでる最中から疑問符ばっかりが頭の中を飛び交ってて仕方がなかったw 三橋と瀬川(名探偵?)の関係性が、どっかで見たこと(読んだこと)があるような気がして仕方なかったし。確か「空の境界」や「DDD」とかの奈須きのこ作品で、似たような関係性の男女があったような・・・ つか、自他共に認める天才=名探偵で自称もしていてそれを業のように負っている、そのわりには自分が絡んだ途端に思考が回らなくなるとはこれいかに?(つまり、肝心要の2部での ていたらく っぷり) それで『名探偵です』って名乗ってていいのか?とか、ツッコミどころがありすぎw 解説文を読んで、ようやく2部構成の意味が分かりましたが(なぜそうしたのか、そうなったのか、という点だけは)、付け足されたお話だという1部の方が、正直まだマシだったような気がしました。肝心の、それも先に書かれたという2部の方が、どうにも馴染めなかったのでw 結果としては、同作者さんの別の作品や新作を読んでみたいという気は少しも起こりません。残念。

    2
    投稿日: 2014.09.13
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    名探偵役の瀬川みゆきの性格・言動や、使い方によっては完全犯罪が可能な毒物「小人地獄」の設定が非現実的過ぎるのですが、そこに違和感を覚えることなく、意外なほどすらすらと読み進められます。 その原動力となっていたのは間違いなく帯の煽り文句。「第一部で読むのを止めないで……」「衝撃を与える脅威の二部構成」と書いてあれば、第二部に驚くべき展開を期待しちゃうわけで。 ただねぇ「第二部に“何か”ある」と思って読んでいたら、それに対して構えて読んでしまうので、よほど驚異的な何かがなければビックリできないっすよね。 案の定、真相が分かったときもそれほどの驚きはなく、期待感のわりにアッサリとした読了感。さらには、帯に「タイトルはこれ以外ありえない!」とデカデカと書かれていますが、何か読み落としてるのか、私の脳スペックがチープなせいか、サッパリ意味が分からなくてモヤモヤしてます。 過剰に煽る帯がなければ印象違ってたのかなぁ。けれどそれがなければ真相に興味津々で読み進められなかったかもしれないし…… と、いろんなことでモヤモヤさせられて困った本でした。

    2
    投稿日: 2014.09.07
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    最近重版され書店に平積みされていたところ、帯に惹かれ購入した。初読みの作家さんで予備知識ナシ。 2部構成をとっており、どんでん返し系のトリックが後半に用意されている。作品の構成としてはよく練られていると思う、また前半のグロ描写を含む文体にも、作家の個性を感じた。 作品の中心には「小人地獄」なる完全無欠の毒薬が据えられている、探偵役も、読者も、その推理はこの毒の個性からスタートされるのだろう。この個性は現実的ではないが非常に面白いと感じた。 どんでん返しが強調されてはいたが、そのトリックは個人的にはすでに経験済みのものであり、目新しくはなかった。そこまでの誇大広告には意義を唱えたいところだが、探偵の内面を抉り、彼の苦悩を(すなわち推理し真実を晒す!という行為)ここまで描いたものはかつて知らなかった。そこにこのタイトルを据えたのは、帯にあるとおりであった。(帯にはタイトルはこれしかない!のような文言がありました) 調べてみたら城平氏はアニメ、コミックの原作なども数多く手がけているようで、ちょっと追いかけてみたい作家さんとなった。

    1
    投稿日: 2014.09.02
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    読みながら浮かぶのは江戸川乱歩のおどろおどろした作品の思い出だった。現実からちょっと浮き立ったような状況を思い描くところが似ているのではないだろうか。 二転三転のストーリーは複雑で推理小説の答えを探り出すのは難しかった、という意味では良い作品なのですがスッキリとした推理小説ではないと感じる人間の情としがらみの描写とそれらがストーリーへ絡みついているところが私からするとマイナスな所。ちょっと残念。

    1
    投稿日: 2014.08.29
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    怪文書「メルヘン小人地獄」をなぞるように行われた不気味な殺人。事件関係者から依頼された名探偵が解決に乗り出すが… 最初はこの毒薬の製造法や薬効に突っ込みたくなったが、その荒唐無稽さも気にならなくなる文章力と構成力。そして第2部になると視点がワトソン役から名探偵に変わり、二転三転する真相に驚き、名探偵の悲哀に泣けた。 この著者、小説ももっと書けばいいのに。

    0
    投稿日: 2014.08.06
  • 一日で読破

    冒頭の一文の力で、名探偵はいつ登場するのだろうとワクワク読み進んだ。 二部構成の物語なのだが、一部は二部のために作られたとネットで見た。 そのことは本来後書きに書いてあるらしいが、電子書籍版には後書きが無いことだけが残念。 それ以外は満足の一冊だった。

    2
    投稿日: 2014.08.02
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    お見事. 黒でも白でもなく…グレーというよりはマーブル 事実は変わらない、けれど、真実は変わりうる。

    0
    投稿日: 2014.08.01
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    一部がとにかくグロテスクで、はじめは読んでいて具合が悪くなった。けれど、二部の終わりまで読んで、一部そのものが持つ意味を知り、物語全体の印象ががらりと変わった。三橋の万能さすごい。

    0
    投稿日: 2014.07.26
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    城平京の『名探偵に薔薇を』を読了。 第八回鮎川哲也賞最終候補作品で、城平のミステリデビュー作でもある(ただし本作以前に、アンソロジー『本格推理』(光文社文庫)第10巻に「飢えた天使」という短編が掲載されている)。 本作は2部構成になっている。 1部は架空の毒薬を巡る見立て殺人事件、そして2部は主人公の、名探偵ゆえの苦悩を描いたものになっている。 架空の毒薬というと、まるで漫画か何かみたいですが、その中でも推理する要素があればオレは全然構わないスタンスである。作品内設定をどれだけ活かし、読者を楽しませることができるかも作家の腕の見せどころだろう。 この作品は当初、2部のみだったそうだが、後に1部を作ったのだという。名探偵としての力量や毒薬の来歴など、そういったものを事件と絡めて前半に持ってくる事で、2部の補強にもなっている。素晴らしいの一言。 とはいえ、最大の魅力は2部に集約されていると言っても過言ではない。2部でのどんでん返しはミステリの醍醐味。予想外も少なからず含まれていたし、推理そのものが楽しめた。 『名探偵に薔薇を』というタイトルも、この作品には実にピッタリだと思う。

    0
    投稿日: 2014.07.25
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    4-  巻末の解説によれば、第二部の真相に早々と思い至ったので勘の鋭さを誇っても良いらしい。全然嬉しくない。できることなら読み手の想像を越えるものを期待しているのだが。 それはさておき、いつも思うのだが真相が見抜けたからと言って、その作品がつまらないかと言えばそうではない。本作の2部構成は、ワトスン視点の第一部に名探偵視点の第二部という視点の変化が鮮やかなコントラストを産み、さらにそれが第二部の真相を隠すために大きく寄与している、実にテクニカルなものだ。厳密に言えば大して隠れてないので見抜けたわけだが、全部隠したらアンフェアだし、その辺りの匙加減は真相を見抜けなかった人々の反応を見れば絶妙だったと思える。その狙いに感心する。オールドスクールな本格探偵もの(第一部)と、苦悩する探偵を描いたある意味ハードボイルドもの(第二部)をほとんど同じ登場人物でまとめて読める希有な作品である。ただ、個人的には後付けの第一部の方が、解決に至る手順がスマートで説得力もあり好きなのだが。

    0
    投稿日: 2014.07.17
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    驚きのダブルどんでん返し!  驚いた。クールな美女名探偵が魅力の第一部を惜しげも無く、第二部の単なる前座で使い切る大胆さ! さらに、第二部での連続高速大回転は圧巻だ。  現実感や緻密さは無いけれど、このテンポとどんでん返しは一見の価値あるなぁ。いやぁ、驚いた。古い作品だが、新鮮だ。

    0
    投稿日: 2014.07.16
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    旧作だそうです。 二部構成で、どんでん返しも効いてて楽しかった。 でも、題名の由来が分からぬまま。。。

    0
    投稿日: 2014.07.15
  • ワクワクします♪

    小人地獄という、なんとも不気味なおとぎ話から話がすすみますが、題名の「名探偵」の鮮やかな登場シーンが真打ち参上!といった感じで久しぶりにワクワクしながら読みました。 一部で名探偵の名探偵ぶりを堪能し、二部では登場人物のくるくると変わる表情を想像しつつ、最後は風が吹き抜けていったような…切ない余韻が残るお話です。

    1
    投稿日: 2014.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    随分前に出版された本なのだが、書店で取り上げられていたので読んでみた。 2部から成っていて、両方読むように!と帯がついていた。 正直、2部も読んだ方がいいかどうかは好み次第のような気がする。 推理小説としては、1部の方が断然おもしろい。

    0
    投稿日: 2014.07.14
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    正直、文体がニガテで、読みづらかった... 固いというか、仰々しいというか。 一文一文、立ち止まりながら読むような感覚で、ミステリー作品なのに珍しく読了に時間がかかった。 が、ラストは全く読めず。 イメージをひっくり返されてしまいました。 衝撃!は言い過ぎかもしれないけど、本当に驚いてしまった。 2部構成であることが、こんなに大事な意味を持つとは思わず。 油断した。 誰も幸せじゃないラストって、他にあったっけ? 思いつかないなー。

    0
    投稿日: 2014.07.02
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    2部まで読んで、初めてわかる。 どうしようもない無力感に。 言いようもない哀しさに。 名探偵に、薔薇を。

    0
    投稿日: 2014.07.02
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    一部と二部に分けられた構成の推理小説。実は作者の作家デビュー以前に書き上げたものが二部で、長編化したい理由から一部を後付けしたものが本書。故に無理やりというか、多少繋がりが薄い印象を受けるのは否めない。にしても、一部だけでも楽しませてくれる。ごくごく平凡ともとれるミステリーだが、作者の味のある文体と精緻な描写が活き活きとしているのだ。 さて、やはり『名探偵に薔薇を』の白眉は二部に他ならない。それも、ただのミステリー小説だと思うなかれ。叙述トリックや不可能犯罪、その他ミステリー界の潮流に乗ったそれではない。真摯にミステリーと向き合い、確実に読者を欺いてゆく。ミステリーとしても完成度は高い。しかしだ、二部の中心となるのは単なるミステリーではない。「名探偵であるが故の苦悩」である。本書の二部では、それが本当によく書かれている。僕も親身になって、胸が苦しくなり、思わず涙した。読後もどこかものさみしさとやりきれなさが残る。 古い小説なので、推理や物語は古臭さはある。ただ、名作であることには変わりない。ミステリー好きなら、さらに探偵もの好きなら、絶対に読まなければならない名作。

    0
    投稿日: 2014.06.26
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    これはすごい! 初版が1998年だから、15年以上前に書かれたものであるが、受けた衝撃は古さとは全く無縁のものだった。 これは仕掛けたくなるな、、、

    0
    投稿日: 2014.06.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    諸々「惜しい」感じの作品だったが、これが初期作品ということなので、納得。 出だし、小人地獄という名称やその作成方法の禍々しさが期待値をあげすぎたのかも知れない。 登場人物の造形や会話、全体の雰囲気はさらっとしていて、やや拍子抜けの感。 濃厚さとさらっとした味わいが共存するのは構わないのだが、そのバランスが今ひとつで、読みながら、どこかちぐはぐな印象を受けた。 謎解きそのものは楽しめたので、そこそこ満足はできたが、全体的にもうちょっと綿密に、重厚な感じに仕上げてくれればなと、材料が良いだけに残念に思った。

    0
    投稿日: 2014.06.22
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    第二部が先にありき、と解説にあったが、どうも一部と二部がしっくりと繋がっている感じがしない。 「小人地獄」という現実離れした毒薬という一点だけでつながっている、まったく別の二つの作品のような印象。 死体の描写が妙に耽美的で、それ故に一層グロい。 好きな人は好きなんだろうけど、どうにも救いがないようで、私はあまり好きになれそうもない。 探偵の瀬川は、古き良き時代の探偵小説(ミステリーとは言わない時代)の探偵のようで、どこか郷愁を感じさせる。

    0
    投稿日: 2014.06.18
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    作風がちょっと古臭い感じでした。 でも私より年下の作家さんなんですよね。 謎はありがちですぐにわかってしまいましたが、そこからまた展開があって良かったです。

    1
    投稿日: 2014.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第一部・メルヘン小人地獄と第二部・毒杯ポットの二部構成。 ある日、『メルヘン小人地獄』という不可思議な童話がマスコミ各所に送られ、その後その内容に沿ったかのような猟奇的な殺人が起こり、、 わずかな量で確実にしかもそれとわからないように毒殺が可能となる毒薬・『小人地獄』が関わるミステリー。 名探偵・瀬川みゆきの名探偵としてのかっこよさを描く第一部と名探偵としての苦悩を描く第二部。 題名からしてみれば、あくまでも第一部は序章であり、探偵小説としての本作の真髄は第二部にある。 ―『問題は誰が、何のために毒を入れたか』である。

    1
    投稿日: 2014.06.16
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    一部の、というか小人の童話のエグさにやや慄いた。二部のラストは面白いと感じたが、名探偵というレトリック自体がミスリードであるから、本著の探偵役への好みは別れるのではないか。 タイトルの薔薇は、どういう意味なのだろうか。私は祝福や、救いや赦しを想像したのだけれど。

    0
    投稿日: 2014.06.07
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    第8回鮎川哲也賞最終候補作。 ラストのアイディアに前例があるとの理由で受賞は逃したのだが、最終候補に残るだけあって面白かった。 第一部、第二部ともに重要なキーアイテムが『小人地獄』と呼ばれる毒物で、かなり荒唐無稽な設定ではあるのだが、それが作品の雰囲気を盛り上げるのに大きな役割を果たしている。 但しグロテスクな描写があるので、そこら辺は読む人を選ぶだろうか。 それにしても面白い文章を書く人だ。リフレインというか繰り返しというか、独特のリズム感があるように思える。 マンガの原作者として有名だというので、ビジュアルを喚起させるタイプの文章かと思っていたが、寧ろ詩的、音楽的なものを感じた。盛り上がりが必要なシーンで韻を踏み、畳み掛けるような文章を繋げるのはお見事。 文体を持っている作家の本を読むのは、文章を読むという行為そのものに悦びを感じられる。

    0
    投稿日: 2014.05.22
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    一部と二部の構成で話が進みます。 一部はある毒薬を巡る殺人事件を軸に、スタンダードな探偵物ですが、主人公の名探偵が登場するのはかなり後半になります。 対して二部は主人公視点で話が進みますが、真犯人を巡る状況が、かなり目まぐるしく変化して行きます。 果たして本当の犯人は誰なのか? 最後の結末を知った後、様々な感情が駆け巡ります。

    0
    投稿日: 2014.05.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本格ミステリーと銘打たれているが、どこか物足りなさを感じる話だった。 第1章はグロテスクで不気味な雰囲気が上手く表現されていたが、最後は驚くほどあっけなく事件が解決してしまうし、 期待が大きかった第2章はドキドキするような展開もなく、あっさり終わってしまった。 オチも、特に驚くほどのものでもなかったので、全体的に物足りない。 キャラクターの人物像もどこか現実離れした印象が強くて、どこか稚拙さを感じた。 特に「名探偵」である人物は、人間味がなく、10代向けの漫画の登場人物のようだった。 「名探偵」である割に、第2章ではあまりに安直にだまされていたので、本当にこの人は名探偵なのだろうか?と疑問にすら思ってしまった。 書展のポップ広告を見て、多大な期待を持ってしまったためだろうが、期待はずれな話だった。

    0
    投稿日: 2014.05.14
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    面白かった! 二部構成のミステリー小説。流れるように展開するストーリー。 帯に「タイトルはこれ以外ありえない」と書かれていたけど、それはそうでもない気がする…。 派手派手しい第一部と、それを受けての第二部。すっきりと気持ちの良いラストではないけれど、一読の価値ある小説。

    0
    投稿日: 2014.05.08
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    第一部の【メルヘン小人地獄】の童話の見立てを利用したアリバイ工作や、小人の名前に込められた意味はなかなか凝っていると思いました。瀬川みゆきがあっさりと解決してしまい拍子抜けしましたが面白い真相でした。 第二部の【毒杯パズル】は第一部の設定を生かしながら二転三転する展開が秀逸です。メルヘン小人地獄殺人事件を解決したせいで新たな悲劇を生んでしまい苦悩する名探偵の姿が切なく印象的でした。

    0
    投稿日: 2014.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こんなに救いようのない終幕を迎えるなんて…… 進むこと、立ち止まること、退くこと、どれを選んでも瀬川みゆきは救済されない 「名探偵に薔薇を」というタイトルから、最後の最後には多少の希望が見出されるような展開になると思っていたので、あの結末が辛い 第一部で紡がれる鮮やかな事件解決の物語で唸らされた後、第二部で描かれる名探偵の悲哀の物語に胸を締め付けられる ラストにはどうしようもない虚しさがあるのに、瀬川みゆきという孤高で清廉で傷ましさのある探偵のもつ魅力から、そこに美しさを感じさせるような寂寞が残される

    0
    投稿日: 2014.03.08
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    マスコミ各社に奇怪な創作童話「メルヘン小人地獄」が送りつけられた。 そして童話さながらの殺人事件が起こってしまった。 舞台になるのは藤田家。 藤田克人、恵子夫妻と、娘の鈴花、そして家庭教師の三橋。 第一の犠牲者になったのは恵子だった。 三橋は高校生の時から名探偵と言われていた瀬川を呼ぶ。 瀬川は即事件を解決してたところで一部は終わるのだが その2年後に再び事件が起こり、瀬川が呼ばれる。 二部を読んだら、一部は序章だったのかって思うしかない。 これは苦しい。切ない。辛すぎる。正に苦悩する探偵。 面白かったんだけど、そう言ってしまうのが いけないような読後感でした。

    1
    投稿日: 2013.12.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これほど苦悩する名探偵が嘗ていたでしょうか。同じようなこと何回も言ってる気がしますが気にしません!← よくある「僕がやらなくたって警察さんに任せりゃいいでしょーよ」な探偵ではなく、「積極的には犯罪調査に関わろうとしないが、それがもう一つの業でもあるかのように悲壮な決意を以て臨む名探偵」のお話です(長い)。 マザーグースや童話の見立て物は良くありますが、今作の見立ては「犯人の創作童話」です。内容がグロい…と嫌な予感が当初からしてたのですが、大当たりでした。死体の描写がめちゃくちゃグロテスク〜(´・ω・`)oh… 小人地獄という恐ろしい毒薬を巡っての因縁、積年の恨み、翻弄される周囲の人々。過去に囚われた人々の悲しい結末が悲惨です。辛いです。 それを淡々と暴く探偵が、最後にある被害者を糾弾する姿すらも、悲痛な決意を感じさせます。 二編目の毒杯パズルは、目まぐるしく展開が変わって読み応えがありました。そしてやっぱり、最後は名探偵にとって辛すぎる事実が待ってるんですね…。 個人的には、善人すぎて嘘くさい!(失礼)と思ってた某人物が、段々人間臭くなっていく展開が好きでした。この人物にとっても辛い決着になっちゃったよなあ…。 ミステリって基本的に人が殺されるのがメジャなテーマだし、その時点で救いは無いと言えば無いんですが、今作はよりその事を痛感する内容でした。私が愛好するジャンルって…悲惨…(今更 むかしむかし、悪行の限りをつくした悪い博士がいました。彼があっさり死んでしまうと、仲間を殺された小人たちは、恨みのはけ口を3人の人間に求め、彼らを殺すことで恨みを晴らすと村にはようやく平和が戻りましたとさ。めでたし、めでたし。 ーーそんな残酷な童話が、報道各社に送られた。やがて起こった殺人事件はその童話をなぞるような殺害方法だった!

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    投稿日: 2013.10.28
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    引きこまれてしまったわ. 二部はなんとなく犯人が分かったけど そこまでの過程で何度かちゃぶ台返されて・・・. 面白かったわー.

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    投稿日: 2013.10.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは結構キツかった。描写が生々しいし。 完全犯罪ができる小人地獄という殺人粉。その製造方法がまたおぞましい。 そこへ、名探偵が謎解きに。 2部構成になってはいるが、メインはあくまでも小人地獄だ。だが、どんでん返しはあるものの、手を叩いて面白いかというと…インパクトが強烈なだけに大人しいラストが残念。

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    投稿日: 2013.10.14
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    内容紹介 怪文書『メルヘン小人地獄』がマスコミ各社に届いた。その創作童話ではハンナ、ニコラス、フローラが順々に殺される。やがて、メルヘンをなぞったように血祭りにあげられた死体が発見され、現場には「ハンナはつるそう」の文字が……。不敵な犯人に立ち向かう、名探偵の推理は如何に? 第八回鮎川哲也賞最終候補作、文庫オリジナル刊行。

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    投稿日: 2013.09.02
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    大好き。 まず「メルヘン小人地獄」ってのが素晴らしすぎる。 後で「スパイラル」の原作者と知って、びっくりした記憶が。 でもノベライズを読んですごく納得しました。

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    投稿日: 2013.07.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    出遅れましたがなんとか読み終えました。最近読んだ中では割と読みやすい。最近つったってここ何ヶ月ってところだけど。 名探偵に薔薇を、というタイトル、読み終えてなんとなくわかったような気になってます。薔薇の花言葉は熱情といったところか。非情を気取る瀬川に、一体誰が薔薇を添えたのか?などなど、読了後ににんまりしてそんなことを思ってました。 ミステリではあるけど、人情モノかなぁ。叙述ではない感じ。でも物語は面白かった。 にしても三橋くんのあの強気な姿勢。あまりに強気すぎてかえって「これ真犯人じゃなくね…?」と思ったらホントに真犯人じゃないし、そうするとやっぱり鈴花ちゃんだよなぁ、なんて思ってたら本当にそれで。驚くところ何もないなぁ…って読んでました。マジで驚いたのは被害者の妹が偽者だったとかいうところ。度肝を抜かれました。 打ち合わせ通りに物事が運ぶってことで、東野圭吾の『仮面山荘事件』が脳裏をよぎったよね。

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    投稿日: 2013.06.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【推研6月課題本】 第一部のショッキングな小人地獄事件と、それに続く第二部の探偵の苦悩。 最初はひょっこり出てきた名探偵があっさり事件解決をしたので驚きましたが、第二部でその有能すぎる名探偵の知られざる苦悩を知ることができ、楽しめました。第一部は第二部に対する壮大な下準備といった感じだったんですね。第一部と第二部で語り手が違うのも面白かったです。

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    投稿日: 2013.06.17
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    2冊目はあまり知られていないが、知る人ぞ知る作家の小説を。 僕が、ミステリー好きの知人からくる何か面白い本はないかという難問に自信を持って勧める一冊。 怪文書『メルヘン小人地獄』がマスコミ各社に届いた。その創作童話ではハンナ、ニコラス、フローラが順々に殺される。やがて、メルヘンをなぞったように血祭りにあげられた死体が発見され、現場には「ハンナはつるそう」の文字が……。 この説明だけですとあまりにベタですが、この小説はこの事件を軸に2部構成になっています。 あまり言うとネタバレになってしまうので言えませんが、キャラクター、ストーリ、ロジックすべてにおいて高いレベルで話が書かれています。 二転三転する展開からは飽きを全く覚えませんでした。 名探偵の苦悩がとてもリアルに描かれています。 作者である城平京さんは漫画「スパイラル」の原作でもあります。他にも「絶園のテンペスト」、本格ミステリ大賞を受賞した「虚構推理」など名作を多く生み出しています。 ぜひ一読を。

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    投稿日: 2013.03.26
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    メルヘン小人地獄事件から始まる、名探偵の苦悩。 この二部構成の切なさよ。 一部が序章だとは思わないけれど、この小説の本質は二部にある。 ああ、孤独な哀しい名探偵にどうか薔薇を。 せめて薔薇を。喝采とともに。

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    投稿日: 2013.03.23
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    純粋ゴシック。とても丁寧で上品な作品。 登場人物が皆善い人、上品すぎて若干違和感。 でも良作。古典みたいだ。

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    投稿日: 2013.03.19
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    気持ち悪! という冒頭から、ホラー?と思ったけど 事件が起こり、それを解決する名探偵がいてという 純粋な推理小説だった気がします。 こんな毒が存在していませんように そう思う!

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    投稿日: 2013.03.06
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    「小人地獄」にまつわるミステリ二部構成。ミステリのトリックとしてはありきたりな物だが、構成が城平京らしい。あと、前半は色々(ネタバレ含むので伏せる)の描写がグロイので注意。

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    投稿日: 2013.02.03
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    面白かった…! 第一章では、謎の童話と同じように起こってゆく猟奇的殺人事件。 スリリングで面白いです。 が、こちらはミステリーに良くありがちな展開で始まり、終ります。 しかし、第一章は第二章のための、ただの序章に過ぎなかったのです!! 第二章。 二転三転する展開、どこか漂う耽美な雰囲気。 最後の最後まで、わからない切ない真相。 そして探偵の孤独… ちなみに、漫画スパイラルの原作者の方ということを、後から知りましたが、 納得です。 耽美な世界観。 孤独な探偵。 それでも希望を信じてしまう… テーマが似ていると思いました。 どちらも名探偵に薔薇を。 と、読後に思うはずです。 一つ、どうして気になる点が。 名探偵が、自分のことを「名探偵」と言っているのが最後まで違和感が残りました。蛇足ですが。

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    投稿日: 2013.01.11
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    とにかく最後まで読んでみて欲しい。 途中までは「だいたいわかってしまったが構成が流石」と思って読んでいたくらいだったが、思い切り作者の手のひらで踊らされていたようだ。 2部構成の使い方もお見事。 元々『スパイラル』が好みで読んでみたかった本書だが、 この頃から既に、全体がパズルのように綺麗におさまるスタイルや、過去から未来へ能動的に繋げていく考え方が確立されていたのだなぁと感じられ、 その部分が好きな私には嬉しかった。

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    投稿日: 2012.12.28
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    猟奇的な事件からのスタートですが、後半は非常に切ない。二転三転する展開は、最終的に自分の想像の一段上に着地。瀬川みゆきのその後が見てみたいです。

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    投稿日: 2012.11.21
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    怪文書『メルヘン小人地獄』がマスコミ各社に届いた。その創作童話ではハンナ、ニコラス、フローラが順々に殺される。やがて、メルヘンをなぞったように血祭りにあげられた死体が発見され、現場には「ハンナはつるそう」の文字が……。不敵な犯人に立ち向かう、名探偵の推理は如何に? 第八回鮎川哲也賞最終候補作、文庫オリジナル刊行。 謎解き自体も面白く、探偵の苦悩の部分も個人的にお気に入り。

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    投稿日: 2012.11.11
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    事件や作品の構成もモチロン面白かったですが、それ以上に探偵さんの苦悩がとても印象的でした。 読み終わって、せめて…… ”名探偵に薔薇を” と思わされました。 一応、グロテスクな描写には注意です。

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    投稿日: 2012.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    スパイラルの作者ということで読んでみたけど…さすがの一言。 小人地獄なんてよく考え付くなぁ…そして文章力もすごい。 リアルな雰囲気が怖い。

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    投稿日: 2012.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この作品は1部と2部に別れてますが、絶対に両方読むべきです。 1部で出てきた人物のほとんどが、2部では事件の容疑者となっています。知らない人物は夫の再婚相手くらいでしょう。 「名探偵」の推理が1つ2つと展開されていきますが、実際の真実は……私は真実を知った時、どきりとしました。 こんな真実は予想できなかった、というよりできれば知りたくなかった気がします。(決して非難しているわけではないです) 果たして名探偵とは何なのか、考えてしまいます。 推理を見事に解くことって、本当にすごいのか、いいことなのか。 名探偵ゆえの何かを抱える瀬川みゆきを、皆様にも見てもらいたいです。 あ、1部の主人公はみゆきではないですが、こちらもおもしろいです。ただ、死体のシーンは少し気持ち悪かったですね。

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    投稿日: 2012.08.24
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    城平京の長編デビュー作ということだが、素晴らしいの一言である。 第一部では、真っ当なミステリーを描いた。多少グロテスクではあったが、ミスリードも巧みで、緊迫感や切迫感や恐怖感などを抱かされた。後半は名探偵がやって来てあっけなく解決されてしまったけど。 第二部では、名探偵を主眼に虚構の事件を描いた。真実を暴いては覆され……。それは正しいことなのか。どうすれば良かったのか。真実とは何なのか。それにどんな意味があるのか。 ある名探偵が抱える苦悩、宿命、孤独、業を見事に描き切った。 せめて……名探偵に薔薇を。

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    投稿日: 2012.08.09
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    猟奇的な描写や、魅力的な登場人物、文章のうまさにひかれるけど、トリックとしてはあまり面白みがなかったと思う。すくなくとも、謎が解けて「あぁ、そうだったのか」と思えるような必然性や伏線はなかった。

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    投稿日: 2012.07.10
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    「名探偵」に薔薇を ちょっとしたミステリー読みの脳みその痒いところを直に掻いてくる小説。 この作品の探偵役、瀬川みゆきは名探偵だ。物語の事件の渦中に居て探偵役になるのではない。 事件がそこにない段階から瀬川みゆきは名探偵なのだ。 僕は探偵が解くために事件が起こり人が死ぬ作品が嫌いです。名探偵コナンとか、金田一少年の事件簿とか。 この作品も当初からそんな雰囲気が立ち込めている。使用方法さえ守れば、絶対に検出されない毒薬、世間を騒がせるセンセーショナルな殺人事件、そして約束された名探偵。 一部二部共に漂うミステリーの定石とお決まりに妙な雰囲気。 しかし、用意された世界は全て謎の本質に集約しました。 虚構世界の名手、城平京の手がけるミステリーはトリックで読者を騙すのではなく、小説で騙す。 謎が解かれた瞬間布団に何度も頭突きをしてしまいました。 名作。

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    投稿日: 2012.05.26
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    たねいりさんより。 ○全体的に厨二。主人公サイドのチート加減はんぱないわ ○第一部読了。うーん…事件のトリック自体はそんなに前評判から想像するほどよくはなかった。いささか小粒感。むしろこれは、名探偵の華麗なる登場のためのおぜん立てだったのではないか、というくらい、すべての物事や描写が名探偵を賛美する方向に向かっていた気がする。  ○名探偵の優しさやすごさは、作品のつくりこみから匂わせる程度が一番効果的だし上品だと考える。大げさな書き立て方は、むしろこの作品を名探偵のチートさを描きたくてかいたのではないか、とすら思わせる。 設定にのまれてないか?解決も、「小人地獄」の出自の猟奇性や、作品に対する「駄目」はこんな感じ。 「嫌い」はそれほどなかったが、文体のごてごて感は鼻につく人もいるかも、雅文調と口語体をまぜこぜに使うので、頻繁に読み手はテキストの書きぶりの路線変更に余分な体力を奪われるし、本人は読んで美しい文章を心がけたのだろうが。 ○さて読後感想。まず第一部の前に第二部が書かれ、第一部はむしろ第二部の補強にしかすぎなかった、というのが新鮮だった。部立て? 章とか話じゃないんだ、と、なんだか中途半端な感じがしたが、読了してみると全体のストーリーにはこの形式がきわめてぴったりのように思う。 第一部ではいささか大仰で、キャラ先行のわりには事件真相は小粒感があるな…というあまりよくない印象を持ってはいたが、第二部を最後まで読むと第一部・第二部のボリューム、構成はわりとすぐれていたのだな、とわかる。もちろん、特に第二部の出来栄えが素晴らしかった。 あをだま@読書実況垢‏@galactose9 名探偵以外のキャラ付けがやや安直、一部と二部でのわずかな人物描写のずれ、または第一部の読みにくい文章(あの雅文はわざとだったらしいが@作品解説)、と瑕疵はあるものの、名探偵という存在自体に向き合いつつ謎と解決もおろそかにせず、きちんとミステリとしての品質も保つ良作である。 追伸:このタイトル、、読了後に表紙を見返すと本当にぐっとくるものがあるね(´・ω;`)

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    投稿日: 2012.05.14
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    ちょっとおかしい人間が作ったと思われる小人の話に従って行われる見立て殺人のお話。 1部と2部にわかれてるけど1章と2章みたいなかんじでつながってます。 瀬川のキャラはあんま好きじゃないかなぁと思ったけど、物語終盤まで読み進めて☆3かなと思ったけどさらに読み進めて☆4に。そして読了後には☆5にしました。 つまり結末が近づくにつれおもしろくなっていきます。

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    投稿日: 2012.03.19
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    読み応えあるなぁ。これの場合、探偵は職業でなく生き方なのだな。そう生きざるを得ない、という感じではあるが。 メルヘン小人地獄の殺し方は相変わらず、うぅ…となった…。 これがあっての虚構推理かぁ。

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    投稿日: 2012.03.10
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    瀬川という名探偵のキャラクターがすごく良かったです。タイトルからなんとなく男性の探偵かと思ったら女性でびっくり。第1部ではクールでかっこいい…!!ぐらいにしか思ってなかったのですが、第2部は瀬川視点に代り、彼女を中心としていたのでもっと好きになりました。 名探偵には名探偵故の苦悩があった。この作品を読むまで気付きませんでした。その生き方に悩む彼女は切なくて悲し過ぎますがやはり美しいと思わざるをえません。 もちろんミステリーも良かったです。二転三転して面白かったです。城平さんの作品はこれが初めてだったので他にも読んでみたいです。

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    投稿日: 2012.03.07
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    怪文書『メルヘン小人地獄』がマスコミ各社に届いた。その創作童話ではハンナ、ニコラス、フローラが順々に殺される。やがて、メルヘンをなぞったように血祭りにあげられた死体が発見され、現場には「ハンナはつるそう」の文字が……。不敵な犯人に立ち向かう、名探偵の推理は如何に? 第八回鮎川哲也賞最終候補作、文庫オリジナル刊行。 ・レビュー この作品に関しては賛否両論ありそうではあるが、個人的には傑作であると評価したい。 推理小説としても完成度が高く、読者がそうそう予想できないであろう展開も面白い。 また、キャラクターの使い方も上手く、「名探偵」という文字を見て読者のイメージする「名探偵」を登場させながら、その心理状況にも触れている。 名探偵であるからこそ背負うものというものに焦点を当てていて、ラストの場面は印象的。

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    投稿日: 2012.02.06
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    名探偵の宿命と苦悩 二部構成になっているんですが、面白いですねー。 「小人地獄」という完全毒薬をキーに話は進みます。第一部は、猟奇的な連続見立て殺人を、第二部はその事件から2年後の新たな事件の謎をを名探偵が解き明かします。 ミステリーとしても面白いですが、特に二転三転する第二部は目が離せません。 謎解きだけじゃなく、探偵瀬川の内面を、名探偵故の覚悟と苦悩が丁寧に描かれてます。 前半グロい表現もありますが、くじけず読んでよかったです。 

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    投稿日: 2012.01.30
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    一部を読み終わったときはオーソドックスな探偵ものだと思ったけど、二部を読んで衝撃を受けた。とにかくめちゃくちゃ面白い。

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    投稿日: 2012.01.17
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    非常に深い。 ある意味ミステリーの真髄と言うか、ある意味永遠のテーマだよなぁ、と思った。 城平作品はスパイラルのノベルスしか読んだことがなかっただけに衝撃的でもあった(スパイラルはかなりマイルドなのね……)。 前半の「メルヘン小人地獄」は派手で人が嫌な殺され方をするなど、やたらミステリ的に感じたが、後半の布石に過ぎない。それ、とんでもないなと、読み終えて思う。 とにかく何も知らずに読んだら結末に驚く一冊だ。

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    投稿日: 2011.12.19
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    城平京の長編ミステリ。 作者の名前を聞いて首をかしげたが、それもそのはず、昔読んでいた漫画、「スパイラル ~推理の絆~」の作者だった。 正直、漫画原作としての城平京しか知らなかったので、ここまで入り組んだミステリが書ける作者だとは思わなかった。嬉しい誤算だ。 物語は二部構成で書かれていて、どちらの話も展開が二転三転して面白い。 登場人物が少ないため、犯人当て等の要素は少ないが、それぞれの人物にスポットがあたっていて物語に入りやすい。 そして読み終わってみると何故二部構成だったのかがわかる。そしてタイトルの意味も。

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    投稿日: 2011.11.25
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    『孤独な名探偵』 城平京といえば漫画の原作者のイメージしかなかったのですが、たまたま行った本屋で見つけて買ってみました。 当たりの一冊でした。 ノンストップで読みたい一冊ですね。 小人地獄っていう万能の毒薬とか、 マッドサイエンティスト的な感じとか。。。 全体からブラックな雰囲気が漂ってくるのです。 常に天気はどんより曇りという感じです。 狂った感じが好きなら絶対お勧めです。 そして、名探偵:影のある美人、病弱で可憐な少女と人物も花を添えてます。 続きがないのが残念ですが、あったらこの名探偵で是非書いてもらいたいです。

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    投稿日: 2011.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    二部構成という珍しいスタイルのミステリー小説。第一部の派手な事件の後だったので、第二部は何となく地味な印象を受けたが、読み終わってみれば第二部の秀逸さに舌を巻く。ただ、真実を求めて律した探偵だけが救われないのが切ない。

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    投稿日: 2011.08.07
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    再読。 前に読んでから10年ほど経っているので、もう完全に中身を忘れていた。やはり傑作。 名探偵の祈り。

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    投稿日: 2011.06.20
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    城平京氏の長編ミステリーデビュー作。 「スパイラル ~推理の絆~」というコミックから同氏を知った1人だが、 この小説を読んで、完全なファンになってしまった。 ミステリーとしての完成度云々の話ではなく、個人的な趣味にピッタリ合致した。 「メルヘン小人地獄」という架空の毒薬と、 その毒薬になぞらえたグロテスクな歌を用いた展開の奇怪性、 事件に挑む孤高の女探偵、二部構成で問われる謎、 妙に美味しそうなオムレツの描写、儚き少女との交流、 そして訪れる結末まで、どれを取っても幻想に溢れている。 第二部で問われる問題「誰が何のためにポットに毒薬を入れたのか」は、 第一部が伏線となっていて、本格派ミステリーとしてもフェアに挑める問題だが、 「何のために(ホワイダニット)」の正解には、ただひたすら驚き、感嘆した。 メジャーとはいえず、誰にでもオススメというわけではないが、 マイベストミステリーとして挙げたい1冊。

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    投稿日: 2011.05.14
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    『小人地獄』。それは最も完全に近いとされた邪法の毒薬―。 始まりは、各種メディアに届いた「メルヘン小人地獄」だった。 それは途方もない毒薬をつくった博士と毒薬の材料にされた小人たちの因果を綴る童話であり、ハンナ、ニコラス、フローラの三人が標的とされ仇を討たれ、めでたしめでたし、と終わる。 やがてその童話をなぞるような事件が起き、床には「ハンナはつるそう」の血文字が・・・。 そしてさらなる犠牲者が。 混迷する捜査陣の前に、一人の名探偵・瀬川みゆきが現れる。 2部構成になっており、第1部は上記のような内容。 そして第2部はその2年後、小人地獄が使われた事件が起き、またもや名探偵が現れます。 どちらかといえば、長い第1部のほうが前置き的な感じ。 以前から気になっていた作品でしたが、ようやく読みました。 いや、凄かったです。 ちなみに作者は、パッと見「平城京」みたいですが、「しろだいら きょう」さんと読みます。 物語の核となる小人地獄は完全犯罪可能な毒薬なのですが、これを使った殺人がメインではないところがミソ。 あくまでも小道具です。 そのため途方もない毒薬ですが、すんなり受け入れることができました。 導入部は江戸川乱歩のようで、昭和の香りがしてとっても好みの世界でした。 真相の二転三転も凄いですが、なにより驚いたのは探偵のスタンス。 これまた(私の中では)新しい探偵像でした。 事件の謎がとけて、めでたしめでたし。ばかりじゃないですよね・・・。 いやぁ、これは久しぶりに手元に置いておきたくなった作品でした。  

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    投稿日: 2011.04.29
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     二部構成のミステリー。ややあっさりした感のある謎解きの一部に対して二部は二転三転するストーリー。そんなに長い小説ではないのだが、十分満腹感のある仕上がりになっている。名探偵が商売と言う肩書きの人物はミステリー界でも貴重な存在になりつつあるが、これほど陰のある名探偵は初めてだった。その理由もしっかり描かれているので、不満感はない。シリーズ化されると面白かったのだろうなと思った。

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    投稿日: 2011.03.28
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    名探偵というと男を想像していたので、登場した名探偵が女性でちょっとビックリ。手がかりによって、真実の見え方が次々と変わるのはこの作者の原作漫画と同じく好きなパターン。この作者の小説を他にも読みたいので、アライブの小説版を古本屋で探す事にします。創元推理文庫の装丁に問題がある気がします。裏表紙だけ読んだら買わなかったなぁ。

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    投稿日: 2011.02.12
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    城平さんは最初から城平さんだなと。でもなんだか思いっきり肩肘張って書いてるような文体かな。笑いも入れてないしね。あのスパイラル小説版の「笑える本格ミステリ」感が大好きなんですよ。 もっと小説書いてー。漫画原作ばっかりじゃなくて小説書いてー。

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    投稿日: 2010.12.11
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    大好きな漫画「スパイラル~推理の絆~」の原作者の本ということで読んだのがきっかけ。やっぱりスパイラルの原作者だなぁと納得行く内容。異様で不気味な世界観と、「名探偵」瀬川みゆきの哀しい人間性が、どこまでもハッピーエンドになれないラストまで絡み合っていて一気に話の中に引き摺りこまれました。是非続きも出て欲しい…けど最果ては迎えてるんだよなー。そんな意味で完結した物語なので読み応えありました。

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    投稿日: 2010.10.10
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    殺人現場、遺体の描写はかなりグロテスクである。 しかし、ストーリー構成、特に二部構成である理由には納得させられた。

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    投稿日: 2010.09.16
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    *購入→寄贈 読後感はやるせない、暗いものでした。 名探偵、の苦悩などに触れており、探偵モノとしては着眼点は面白いのですが、結局たいして良い答えは出せなかったと感じています。

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    投稿日: 2010.06.04
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    私は受け付けませんでした。 話を受け付けない、というわけではないのよ。最初に、「メルヘン小人地獄」というとんでもない毒薬がでてきて、それをふまえて(毒薬の存在が定義されている)…ということなんだけど、この毒薬が…受け入れられなかった。 この毒薬、出来る過程(というの?)を童話で書かれてるんだけど、いやもうこれが気持ち悪くてねえ。読んでてこんなに気持ち悪くなったのは『眼球奇譚』の『特別料理』以来ですよ。よく最後まで読めたと思います。永久封印してもおかしくなかった。 でも、この話って、トリックだとか謎だとかその毒薬だとかに焦点があるわけじゃないんですよね。 瀬川がなぜ「名探偵」なのか。「名探偵」であるがゆえの、彼女が「名探偵」であったから起きてしまった事件、それに対しての彼女の苦悩、影。 それが全てといってもいいかも知れない。それを中心に話が構築されてる。 評価や好き嫌いは分かれそうな気がするなあ。

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    投稿日: 2010.01.18
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    「この人の名前、『平城京』に似てるなあ」と思ったら、やっぱり奈良県出身だ(笑)。 「メルヘン小人地獄」と「毒杯パズル」の二本立て。連作中篇のようなものかな。というより、前者は後者の前置きだったのか! その前置きがあまりにも「前置き」らしくなく派手派手でびっくりだけれど、あくまでも本質は第二部のほう。個人的には第一部好きなんだけどね。見立て殺人だし♪ 事件を解くことで起こる名探偵の悲哀。それでも「名探偵」であり続けなければならない宿命、というのは他にもあるかな。だけどやっぱり考えさせられるテーマでもあるよなあ。その点において、このタイトルは印象的。

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    投稿日: 2010.01.14
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    意味のわからない小道具や設定をさらっと出してくるところがのちのスパイラルにつながるようなつながらないような。あと「名探偵」についてのこだわりとかもデビュー作から変わってないんですね。なんとなく地味だけど面白い。 城平京が完全に漫画原作の世界に行ってしまったのはちょっと残念だったのかもしれない。いや、でもやっぱあまりに地味かも。螺旋ファンなので色眼鏡で見てしまうなあ

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    投稿日: 2009.11.10
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    マンガ原作もされておられる城平京先生の小説です。当時から運命をテーマにした小説を書かれていたことに、作家性を感じます。

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    投稿日: 2009.10.25
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    スパイラルが好きだったので。 おお、思ったよりグロイです。 アイテムのリアリティはともかく 謎解きとしては しっかり地に足がついていると思います。

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    投稿日: 2009.10.25
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    「スパイラル〜推理の絆〜」の原作者城平京さんの小説です。 「メルヘン」恐えぇ・・・。 城平さん、結構作品書いているんだから、もっと書籍化してくれないかなぁ・・・。

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    投稿日: 2008.12.09
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    タイトル買いしました、正直に認めます。 スパイラルって推理ファンタジー漫画の原作者さんだそうです。 いやでも普通に好きですこれ。

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    投稿日: 2008.11.24
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    (内容) 怪文書『メルヘン小人地獄』がマスコミ各社に届いた。その創作童話ではハンナ、ニコラス、フローラが順々に殺される。やがて、メルヘンをなぞったように血祭りにあげられた死体が発見され、現場には「ハンナはつるそう」の文字が……。不敵な犯人に立ち向かう、名探偵の推理は如何に? 2部から成り立つ本編。 正直1部を読んだ時は、「ハズしたかな」と思う程でしたが、2部を読んでその全体が見えた時の衝撃はすごく、とても悲しいものでした。 こういう本にまた出会いたいな。

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    投稿日: 2008.11.24
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    なにも期待せず読みましたがすっごい面白かったです。名探偵とは悲しくて孤独なんですね。瀬川みゆき好きです。 けっこうグロかったですが謎も謎解きもよかったです。特に二編目はなかなかにややこしかったです。

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    投稿日: 2008.07.22
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    中一の時に読んで印象に残っていたから、ブックオフで見つけた時に購入 ほぼ内容は覚えていたけど、それでもハラハラしながら読めたし展開の仕方が素晴らしいなと 犯人頭いい!なんて素直に思ったり(笑) ただ、表現がわざと小難しい言い回しをしているように感じた

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    投稿日: 2008.05.12
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    この薄さで二部構成。いいですね〜!!内容もかなりおもしろいです!!二部が好きかな〜「問題は、誰が何故毒を入れたか」謎が解けたときこの文章にぞくっとする。小人地獄という名の恐ろしい毒を廻る家族と家庭教師、その友達の名探偵。☆☆☆この作品なにかの賞をとれなかったらしいんです。選考委員が有栖川・綾辻で、このオチはもう出てるってことでだめだったとか。確かに法月さんのにありましたね・・・

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    投稿日: 2008.01.31
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    いろんな所ですごいおススメしてるで借りてみた☆市内の図書館では何故か1冊も借りられてなくてもしや失敗?と思いましたが・・・小人の気持ちわるいぃ〜 そして最初主人公以上に出てきてた人が犯人???嫌違うあれ?って感じで何度もくつがえされ楽しめた

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    投稿日: 2007.09.24