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艦隊これくしょん -艦これ- 鶴翼の絆
艦隊これくしょん -艦これ- 鶴翼の絆
内田弘樹、魔太郎、「艦これ」運営鎮守府/KADOKAWA
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総合評価

14件)
4.1
6
4
3
1
0
  • 瑞鶴

    出てくる艦娘が日本の戦艦の生まれ変わりという設定の艦これ小説です。 設定は、面白いんだけど活かしきれてない印象が強いです。艦これのゲームありきなので、そういうものだと思えば仕方ないんですが、もう少しその設定を掘り下げて欲しかった。瑞鶴が戦いを決意する理由も正直不明、まあ元が人間ではないからその心情を理解できなかっただけかもしれません。 戦闘では、きちんと空母が活躍する展開をとってくれているのでそこは満足、序盤の駆け足感とフラグシップに手も足も出ない艦娘というのは微妙でしたが、今後は強くなってまともに戦えるようになると期待。

    1
    投稿日: 2015.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    艦娘の概念、戦闘シーンの描写は非常にしっくりきます。 ブラウザゲームのゲームとして簡略化されてるシステムをいかに尤もらしく描くか、という点については非常に良くできてる設定だと思います。 ぶっちゃけ、パラレルにしちゃった方が色々楽ですしねぇ。 とりあえず加賀さんの存在感がすごいw 主役の瑞鶴の前に、厳しくも恐ろしい(ダメじゃん)先輩かつライバルとして立ちはだかってくれてます。…そして当然実はいい人な描写もあり…ずるいな、ホントにw 「瑞鶴」という艦娘・空母を描くにあたり、「幸運艦」という個性(設定)は付加せざるを得ません。 そこに主眼を置いて瑞鶴を持ち上げるという構図が、どうしても釈然としない印象があり前半は読みづらい(感情移入しづらい)ところがありますが、クライマックスではそれすら乗り越える、という展開に持っていくことによりカタルシスを得る構造になってて上手い。 なんだかんだで勝利は努力と根性と諦めない意思の向こうにある、ってのが好きなんですよねぇ。 とりあえず、提督の影薄いなーw

    0
    投稿日: 2014.11.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    艦これノベライズの中でもピカイチの面白さ。「あの戦争」で沈んだ艦隊の魂が、深海棲艦に対抗するために「艦娘」として生まれ変わり戦うという世界観。「幸運の空母」と呼ばれた瑞鶴を主人公に沖ノ鳥沖へ挑む。架空戦記を得意としているらしい筆者のため、戦闘描写は的確。ドキドキしながら身震いして読んだ。戦いに勝つため、「あの戦争」の想いを乗り越えるため出撃していく艦娘たち。互いを思いやる、気にすることが自然にできていて安心する。 2-4という初心者にとっての難関を踏破目標としたのも憎い。「幸運の空母」瑞鶴と「不幸艦」の翔鶴、豪華客船として生まれ数奇な運命を辿った飛鷹と準鷹、「奇跡の駆逐艦」雪風、一航戦の赤城と加賀と、出てくる艦娘はみな瑞鶴と何かしら運命が絡んでいる。この人の書く加賀像、好きです。無口で無愛想で素っ気ないけど、よく後輩を見ていて五航戦には五航戦の誇りがあると知っている。そして照れる。提督も良い感じです。セクハラをよくするのは、憎まれ役になるため。責任感が強く、艦娘のために嫌われ役になることも厭わない。鳳翔さんとできてるな、こりゃ。 次巻への引きも気になる。戦艦大和のいう沈めてくださいの意味は。潜水艦ゴーヤやイムヤの遭遇した敵とは。ナンバリングしてないけど、続くんだよね?次巻も楽しみにしている。 ますます広がる艦これワールド、存分に楽しんでいきたい。

    0
    投稿日: 2014.10.11
  • 史実成分多め

    艦娘は前世?の記憶をかなり鮮明に引き継いでおり 戦略、戦術レベルで積極的に活用している設定のため ある種「強くてニューゲーム」な側面がある様に思いました。 戦艦としては優秀な回避運動を見せた伊勢、日向など 各艦娘が取る戦法や能力にも史実のエピソードが反映されており ゲームのステータス以上に個性がつけられています。 この様にキャラクター、戦闘シーン、ストーリーいずれでも 作中頻繁に「あの戦争」と呼ばれる史実が根底にあるため比較的重めの内容ですが 艦隊これくしょんで物語を作るなら、大なり小なり避けては通れない道かもしれません。

    0
    投稿日: 2014.07.24
  • 艦これ公式ノベライズ

    幸運艦の異名を持った正規空母「瑞鶴」が主役の艦これ小説。各所に史実ネタやミリネタがあるので識者はニヤリとし、読み慣れない人はそこからより詳しい知識を探していくこともできる逸話も満載。続編の 「鶴翼の絆2」も6/20発売予定なのでまだ読んでない方は今のうちに読んでしまおう。

    1
    投稿日: 2014.05.30
  • ゲームをやって興味があったので購入

    ゲームをやって興味があったので購入。 全体的に『あの戦争』での自責の念やトラウマのようなものを背景にして話が進むため、若干重く感情的なエピソードが多め。 ただほとんどの艦娘は前向きな性格なので、暗い話に落ちたりもせず、さくさくと読みやすい。 何より自分は瑞鶴が好きなので文句なし!

    2
    投稿日: 2014.05.23
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    直線的な表現が多く、全般的に読みやすさが意識されてるように感じた。史実ネタもさり気なく、鬱陶しくない程度にリアリティに添えられているのも職人技を感じた。 その反面、説明っぽい台詞や文章が多く、没入感はあまり高くない。 良くも悪くも、「事始め」な印象があるノベライズだった。

    0
    投稿日: 2014.05.12
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    ストーリー性もよくできていると思います。 ほんわかしていたりシリアス、激しい戦闘になったりなど、読んでいてとても楽しかったです。

    0
    投稿日: 2014.04.29
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    艦これの戦闘描写は小説だと映えない気がする。史実の知識があったらもっと楽しめたのかもしれない。 宴会で艦娘がいっぱい出てきたのは良かった。 読後感が微妙だったのが一番残念。

    0
    投稿日: 2014.03.24
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    瑞鶴、翔鶴の話。主軸になるのは幸運と不幸。 戦闘シーンは今までにないほどリアルな感じなっており良さ気。若干キャラクターが拡大解釈されすぎか。なんか続く感満載ですが、さて?

    0
    投稿日: 2014.03.23
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    他の艦これノベルと同様に深海棲艦との戦いのなかで成長していく艦娘を描いた内容になっていた。個人的には提督が一番格好良い作品だと感じた。 瑞鶴と翔鶴がメインになっているが、飛鷹などほかの空母も活躍しており、空母系の艦娘が好きな人は気に入るであろう作品になっていた。

    0
    投稿日: 2014.03.19
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    艦これノベル1,2弾も読んだが、艦これってこういう背景で、艦娘ってこういうことだったんだと一番納得できる内容となっています。 戦争を美化することもなく、うまくまとめてあります。この内容でアニメ化すればいいんじゃないかな。

    1
    投稿日: 2014.03.08
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    ノベライズ第三弾は幸運の空母瑞鶴がメイン。主役がすごく主役してるお話だったなと。脇もしっかりと他のメンツが固めてて安定したお話な印象です。同じゲームのノベライズでも三者三様でいろいろと設定に捉え方があるものですな。前の2作より続くのが前提の締め方でしたね。次はエピローグに出てたあの艦娘の話かしら。

    0
    投稿日: 2014.02.27
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    シュヴァルツェスマーケン作者、内田弘樹の艦これノベライズ。 内田氏は仮想戦記出身らしく、リアリティ(史実ではない)の表現に余念がない。 その特徴は本作にも現れており、"艦娘とは何か?"という 疑問について、内田氏としての解釈を入れており、 賛否はあると思われるが、いち解釈として納得感がある。 そのような前段があるため、鎮守府の設定等に "艦これ"としてのリアリティが感じられ、 読み応えのある作品になっている。 ラストのヒキもあり、続刊が楽しみ。 艦これをさらに楽しめる良作だと感じた。 内田氏は、リアリティの出し方がうまく、 安心して読むことの出る貴重な作家だと思う。

    0
    投稿日: 2014.02.23