話自体が面白くないわけでは無いが、いかんせん日常から本筋への展開が早すぎた。世界観に浸る前にちゃっちゃと進んでしまうからイマイチインパクトに欠ける作品だったように思う。ぐだぐだした主人公にイライラしつつも、少しずつ前向きになっていく成長過程が心地良い。ライトノベルとして言葉を選びながら描かれたエッチシーンは、尺が短いながらもなかなか刺激的だった。自分が今まで読んできたライトノベルとは多少毛色の違った作品で楽しめたけど、もっと楽しめる作品になったような気もする…と偉そうに言ってみる。