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アドラー 人生を生き抜く心理学
アドラー 人生を生き抜く心理学
岸見一郎/NHK出版
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総合評価

32件)
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    ・自分の行動を正当化する理由があとから考えられることもある。 ・過去の経験が今の自分のあり方を決定するのであれば、治療も育児も教育も不可能であると言わなければならなくなる。なぜなら、それらは、今とは違うあり方へと人を導くことを意味するからである。 ・自分が劣っていると感じるのは、自分に対する意味付け。 ・人は誰しも自分が意味づけした世界に生きている。 ・ライフスタイルは、現代アドラー心理学に置いてはつぎのように定義される。 1.自己概念 2.世界像 3.自己理解 ・早期回想→ 幼少期を質問し何を思い出すかによって、その人のライフスタイルがわかる ・肯定するに、否定するにせよ、態度決定が迫られるという意味では、文化はライフスタイルの影響因になりうる。 ・意味は状況によって決定されるのではない。われわれが、状況に与える意味によって自らを決定する。 ・現実を超える努力をしない人生は停滞以外の何物でもない。 ・神経症的ライフスタイルの種類 1.私には能力がない 2.人々は私の敵である ・誤った方向での優越性の追求 1.他者の支配 2.他者に依存 3.人生の課題を解決しようとしない ・神経症の原因を尋ねた時に、その答えが、尋ねられた人の課題とライフスタイルを浮き彫りにさせる。 ・未来に向けての原因論。過去こういった事があるから、未来のいつかの時点でこうなるという論理は、未来の保険をかけるという意味で目的論である。 ・自分のことを好きに思える時は、自分が役立たずではなく、確かに誰かの役に立てていると思え、貢献感もてる時だ。 ・課題が与えられれば、できることから少しずつでも始めていくしかない。これは勇気そのものであり、「不完全である勇気」「失敗する勇気」と呼ぶ。 ・他者からの評価は、自分の価値を上げることも下げることもない。 ・行動は本来的には、それ自体で完結せねばならない。 ・「誰に何と言われようと私は私」 ・現実がどうであれ、先を見据えて理想を見失うことなく、同時に今ここを生きたい。これから先、何が起こるかわからない。しかし、わからないことについては悩まない。 これを可能にするためには、目先のことにとらわれるのではなく、目標、理想を見据えなければならない。 今、直面している困難がすべてで、それが解決しなければ一歩も前に進めないというわけではない。 ・生は明日を待たず、今ここで完成する。 ・理想を見失わないということ、今ここを生きるということを両立させる。 ・自分のライフスタイルを今知ったら、それからどうするかは本人に責任が生じる。 ・誤りを正すには、協力すること、さらにこれまで使ってきた言葉を補うのならば、世界を改善するために自分の役割を果たし、他者に貢献する決心をするということ。 ・これまでの人生は、これからの人生をどう生きるかに対して何ら影響を与えない。

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    投稿日: 2025.09.19
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    アドラーの名前だけは聞いたことがありましたが、彼の提唱する「個人心理学」のことも知らないまま、初めて読んでみました。 自分に不都合なことを、生い立ちやトラウマのせいにしがちですが、過去にとらわれずに力強く未来を作っていくことを説いています。著者が「心理学は一朝一夕に学ぶことができる科学ではなく、学び、かつ、実践しなければならない」と言っている通り、一読して理解できるものではないですが、心にとめておきたいと思いました。

    1
    投稿日: 2022.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    岸見先生のアドラーへの敬意の気持ちが伝わってきます。アドラーの生涯、思想を、ほかの心理学者や哲学者と比較しながら書かれています。 アドラーの解説のテキストとして、わかりやすい内容であると思います 目的を持って生きていくにあたり、自らの「ライフスタイル」(自己観、他人観、世界観)が大きく影響を与えます。ライフスタイルは、育てられた環境、生きてきた環境などによって形成されますが、もし自分が人生で生きづらく感じることがあるなら、ライフスタイルを変える必要があるということです。 著者の口調で語られているため、講義を受けているような感覚で読める一冊であると思います。

    0
    投稿日: 2021.02.24
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    アドラーの生い立ちを辿りながら、アドラー心理学がどのように成り立ってきたか、そこから始まっている。そして、アドラーの生涯を交えて紹介してくれています。フロイトとの違いを対比しながら書き、未来の幸福に向けた、社会への関心・貢献への勇気の心理学である。過去は変えられなくても、「現在」、「未来」は変えられる。トラウマを振り切り、強い意志と勇気と希望をもって人生を力強く生き抜いていこう!というメッセージ。

    0
    投稿日: 2021.02.18
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    書かれていることを噛み砕きながら読み進めないと内容理解ができなかったので読むのに時間がかかってしまいましたが、読み切ることができ大変満足しています。 アドラーの生涯、アドラー心理学の考え方とその著書、事例、そして最終章では死生観にまで触れられていたので、アドラーの思想の根源から知ることができました。 フロイトとの出会いから、思想の相違点もわかりやすく書かれていたので師弟関係にあったのではなく対等の研究者であったということが納得できました。 また育児、教育におけるアドラーの考えを知り、いかに日々の大人の子どもへの関わり方、心の持ちようが子どもにとって影響力が大きいものかを考えさせられました。 改めてアドラー心理学は実践していくことが難しく、しかし今ここから、自ら他者への貢献、信頼を始めていくことが大切だと気付きました。 以下読書メモ 感情は人を支配しない。人を支配したいという目的があって怒りという感情を持ち出しているのだ。 怒りは人と人を引き離す感情。 怒ること以外の有用な役立つ方法があることを知っていれば、怒りの感情をだっきゃくするこあは可能。 人は「他の誰とも異なった人間としての可能性、発達の可能性」を持っている。 ライフスタイルは自ら選択したものである。人との関わりを回避したいから自分の欠点を理由にしている。人と関わることを恐れない人は自信があり、自分の長所を容易に見つけることができる。 「自己への執着」自分にしか関心を持たず、世界の中心であると考える。他者が自分の期待を満たさなければ憤慨する。 「他者への関心」共同体感覚は、他者の存在を認め、他者にどれだけ関心を持っているかの尺度である。 他者のことはわからない、と思って、そのことを前提に人を理解することに努める方が、他者の理解に近づく。 「真の共同体感覚と誤った共同体感覚」のいずれであるか、吟味しなければならない。他者貢献は自分がどうするかが重要。 何をするにも必ず成功しなければならないと考え、必ず成功するという保証がある時にだけ挑戦する。しかし、失敗が少しでも予想され、成功することが確信できなければ、最初から挑戦しようとしない。 このために神経症の症状はつくられる。 神経症者のライフスタイル 1.私には能力がない、と思う 2.人々は私の敵である、と思う 器官劣等性のある子ども 甘やかされた子ども 憎まれた子ども 健全なライフスタイル 1.私には能力がある、と思う 2.人々は私の仲間である、と思う 誤った優越性の追求 1.他者を支配すること 2.他者に依存すること 3.人生の課題を解決しようとしないこと 子どもを甘やかすと親から自立することができず、 搾取することは知っていても与えること、協力すること、その必要性をも知らないで育つ。 共同体感覚を伴った優越性の追求 1.他者を支配しない 2.他者に依存しない(自立する) 3.人生の課題を解決する 人間は対等である。対等の人格として扱う。子どもたちを対等の関係において見て、尊敬し全幅の信頼で接するのであれば、力で抑える必要はない。 勇気づけは、子どもが人生の課題を解決しうるという自信を持てるように援助すること。子どもの課題を親が肩代わりできないことは知っておきたい。 叱ることでは、子どもは自分に価値があるとは思えず、子どもが課題に取り組む援助をすることもできない。子どもは親の言うことが正論であることを知っている。自発的に決心したのでなければ、いつでも簡単に元に戻る。 対等だと見ていれば、そもそも叱ることなどできるはずがない。下だと思っているからこそであって、その際対人関係で下に置かれた人はそのことを嬉しくは思わないだろう。 ほめられるために何かに取り組む子どもも、ほめられないと、認められないと何もしない。自分の判断で行動できる子どもになってほしい。褒めるよりも、「ありがとう」。 大人の子どもへの働きかけは操作や支配ではあってはならない。大人の側に忍耐が要求される。勇気づけは手間隙がかかるのである。試行錯誤的に子どもに声をかける。私が子どもを勇気づけているのではない、むしろ、日々の生活においてどれほど子どもに勇気づけられているか。

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    投稿日: 2021.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    段落内が「肯定否定肯定否定な謎構成」のため内容が読み取りづらく、著者の回想と繰り返される前段の指摘と引用が混在しているため、この本と向き合うには集中力と校正力と根気が必要だと感じた。学問としてのアドラー心理学の理解を深めるために読むのであればオススメできるが、読み物としてこの心理学に触れるのであれば「嫌われる勇気」から入った方がずっと良いと思う。

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    投稿日: 2021.01.05
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    経験をどう意味付けるかは人によって異なる、というのが決定論。同じ経験をした人が同じ未来を歩むわけではない。

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    投稿日: 2020.11.19
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    人生は苦である、試練をどうのりこえるか、と言う発想を久しぶりに思い出した。アドラー心理学入門にもおすすめの本。

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    投稿日: 2020.08.23
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    It was hard to read. It took time. I stopped reading on the way.

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    投稿日: 2019.11.17
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    ・「自分だったらどうするか」ではなく、「他社のことはわからない」と思って、そのことを前提に人を理解することに努める ・未来だけが変えることができる ・自分に価値があると思えるときだけ勇気が持てる ・自分は自分。他の人からの期待を満たすために生きている訳ではない ・できれば、人生どんな出来事にあっても、動じないでいられるだけの準備を怠らないようにしたい ・人生を楽しむ。今ここにおいてしか楽しめない

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    投稿日: 2018.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」でアドラー心理学に慣れ親しんでからこの本を読むとぐっと納得感が増す。

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    投稿日: 2017.03.12
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    アドラーの入門~初級者向けの本。○○する勇気シリーズを読んでからの方が理解しやすいかもしれない。まだわかっていない、共同体感覚

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    投稿日: 2016.12.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アドラーの生い立ちを辿りながら、アドラー心理学がどのように成り立ってきたのからはいり、実際に自分の人生をよりよく生きるヒントを与えてくれました。

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    投稿日: 2016.08.20
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    アドラーとフロイト、心理学にも系統があるようで。アドラーの考え方は嫌いじゃないと感じた。ただこの著者の書き方がわかりづらい。

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    投稿日: 2016.07.27
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    過去は変えられなくても、「今現在」そして「未来」は変えられる。トラウマを振り切り、強い意志と勇気と希望をもって人生を力強く生き抜いていこう!明白でしっかりした理論と実践の見事な調和によって、いま日本でも大きな注目を浴びているアドラーの「個人心理学」の真髄をその人生と織り合わせながら紐解く知的興奮の書。

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    投稿日: 2016.06.16
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    人からどれほど幸福だと思われたとしても、他ならぬこの私が実際に幸福でなければ意味がない。 状況を離れた絶対の善はない。 私は他者から影響を受けるが、同時に私も他者に影響を与えることができる。人はこのような意味で「全体の一部」であるから、自分だけが幸福になることはできない。 たとえ誰からも愛されなくとも、私は隣人を愛そう。成熟したライフスタイルを持ったアドラーは、フロイトの問いを一蹴する。 重要なことは、これまでどうだったかということではなく、これからどうするか 目的は未来にある。未来は変えることができる。未来だけは変えることができる。 自分に価値があると思えることがなぜ必要かといえば、自分はこれから先もこの自分でしかないからである。これから先も死ぬまでこの自分とつきあっていかなければならない。この事実が動かせない限り、幸福になれないことになる。 課題が与えられれば、できることから少しずつでも始めていくしかない。これは勇気そのものであり、アドラーはこれを「不完全である勇気」「失敗する勇気」と呼んでいる。失敗を恐れて初めから課題に取り組まないより、はるかに望ましい。 人が一人では生きられないという時、そのことの意味は人が弱いからということよりも、人はその本質において初めから他者の存在を前提としており、他者と共にあることで、人は「人間」になれるということである。他者と共生することが必要であるというのではなく、人は最初から社会的存在なのである。社会や共同体から離れて生きる個人はありえないのである。 自分の価値は他者からの評価に依存しない。 212ページから

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    投稿日: 2015.11.01
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    ・ライフスタイル:自己概念、世界像、自己理想と定義 ・ライフスタイルは変えられる。 ・優劣コンプレックスと劣等コンプレックス。 アドラーは個人が優越性という目標を追求して行動すると考えている。 ・ジャクリーヌ・デュ・プレ :天才チェリスト ・誤った方向での優越性の追求とは。  1)他者を支配すること  2)他者に依存すること  3)人生の課題を解決しようとしないこと ・正しい方向の優越性の追求は次のこと。  1)他者を支配しない  2)他者に依存しない(自立する)  3)人生の課題を解決する ・神経症的ライフスタイル  1)私には能力がない。と思う。  2)人々は私の敵である。と思う。 ・健康的ライフスタイル  1)私には能力がある。と思う。  2)人々は私の仲間である。と思う。 ・叱ることは無意味。 →ミルクをこぼしたら、どう責任を取るか?次どうしなければならないかが問題であり、謝ることではない。 一度消極的になった子供は積極的に何かをしようとは主なわなくなり、他者に対して貢献することなく、自分のことばかり考えるようになる。 ・子供が叱られてて直さないのは、その時だけでも自分に注目をして欲しいと思っているから。そのために叱っていると叱るだけ止めないというのが本音。 ・一方叱る人は自分を対等とは見ていない。叱ることからして対等とは思っていない。 ・かといって、褒めるばかりでも問題。妻に素晴らしいと褒めて…。妻は「バカにしているのか」と思う。 →どうすればいいのか→アドラーは勇気づけを推奨している。→子供が自分に価値があるように援助していくことが大切。 →勇気付けられたこどもは自信を持ち、失敗を恐れず、自分の判断で動けるようになる。 ・他者によって生かされている。 ・やはり、他者からの承認はいらない。 ・アリストテレス:キーネーシスト(動)とエネルゲイア(現実活動態) ・よく生きる。 ・いつも準備をしているということ。

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    投稿日: 2015.10.21
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    20150224 目的論で物事を捉える。 怒ることは自分の意志を主張する方法として適切か。 勇気づけの対象は、存在と行為に分けられる。 貢献感。 エネルゲイアとしての生。 もう少し教育についてアドラーが何を言っているかを読みたくなった。

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    投稿日: 2015.02.25
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    [図書館] 読了:2015/1/25 人生における諸段階で 何かのことに行き詰まった時、それをトラウマによると考えることに問題はないだろうか、と書きながら、p. 150 では「このような甘やかされた子どもが、器官劣等性のある子ども、憎まれた子どもと同様、神経症的なライフスタイルを持ち、実際、神経症になることがある」と、育て方が人生に影響する、という決めつけをしている。 p. 148 でも、「甘やかされた子どもは、皆、憎まれた子どもになる」 皆、って…。

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    投稿日: 2015.01.25
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    人間関係に悩む自分が手に取った一冊。 アドラーの言う人生の苦しみは3つしかない。 ・衰える(死)苦しみ ・自然災害の苦しみ ・他者との関係 特に他者との関係は上2つの苦しみよりはるかに大きいとされる。 自分は他人を一部を除き敵とみなしてきた。 自分を攻撃してくる敵だと。 アドラーの考えでは、他人=仲間、この意識があって初めて、他人への関心、貢献したいという気持ちが湧いてくる。 他人を支配せず、他人に依存せず、人生の課題を解決する姿勢で臨めば、人生はより良いものになります。 自分には能力があると信じ、これからより良い人生を歩いていきたいと思えた一冊です。

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    投稿日: 2014.12.26
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    「嫌われる勇気」ではアドラーの体系がわからないと思った人なら必読ですが、そうでない人には少々難解な内容。 それでも、フロイトとの関係や考え方の違い、第一次世界大戦から「共同体感覚」という理想を描いた生涯を知るのは、戦前回帰している日本にとっても大事なことだと思います。

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    投稿日: 2014.11.03
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    ☆3.5 読んだら勇気がでてくるよ。 アドラー心理学の考え方は、しっくりくるから大好きです。時代、宗教、民族や時空を超えて、世界をより良くしていくためにどう行動していくか。それが生きていくためのエネルギー源になっているのは同意です。 対話による和解を、人間がすぐには思いつかないことをよく表した例は、とても印象的でした。 八木誠一さんのフロント構造理論が引用されていましたが、私はもっと複雑な構造を想像します。ネットワークとか、入れ子とか、そういった一対一の面的接触では終わらない複雑さが隠されているのではないかと直感しています。

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    投稿日: 2014.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アドラーの個人心理学の成り立ちから展開まで、アドラーの生涯を交えて紹介してくれる。フロイトとの違いを対比的に著し、未来の幸福に向けた、社会への関心・貢献の、決意の心理学であることが印象的だった。 原因論を排する目的論も、過去の出来事は誘因として包摂しているとの説明には、理解できるものの、何となく理論が一貫しない割り切れなさを感じた。 比較的分かりやすく書いてあったとはいえ、やはり読み切れていない感は相当あった。 14-119

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    投稿日: 2014.08.22
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    アドラーの思想は好きですね。信じるに値できると思えるという事。以降は本からの引用です//見かけの因果律。治療も育児も教育も、今とは違うあり方へと人を導くことを意味する。ライフスタイル(性格)。自己概念、世界像、自己理想。問題行動…原因ではなく目的をみる。他者への関心。共同体感覚。共感。他の人の目で見て…。チェリスト デュプレ。自分の課題を自力で解決できるという自信を持てるように援助する…勇気づけ。自分に価値があると思える援助。人からの評価に左右されないように援助する。短所を長所と見る。意味づけを変える。貢献感。ありがとう。実際にどうかよりもどう思われるかを気にすれば、容易に現実との接触を失う。理想を見て、現実の自分や他者を見ない。

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    投稿日: 2014.07.26
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    フロイト、ユングに並ぶ心理学者・アドラーの生涯、思想を、他の心理学者や哲学者との比較を一部交えながら書かれた本。 アドラーの解説書ですが、著者のアドラーへの敬意が伝わる文章で、良い大学の講義を受けている気持ちになりました。 アドラーの考え方は、人の考え方や行動、神経症の症状、ひいては生き方について、「◯◯だから××してしまう」という原因論ではなく、「××をするために◯◯という原因を探して実行する」という目的論に立脚しています。 その目的を持つにあたり、自分の「ライフスタイル」(自己観、他人観、世界観)が影響を与えます。ライフスタイルは、どのように育てられたか、どのように生きてきたか、によって形成されますが、もし自分が生き辛くなるようなライフスタイルを持っていることに気付いたなら、そこから未来にむけて変えていかなければなりません。 このように、アドラーが当時の人々に語りかけていた考え方が、説明されています。 心理学を学ぶ学生や、よくあるビジネス書に書かれているような「自己責任論」より更に一歩踏み込んだ内容の本を読みたい社会人にオススメです。 ただ、難点をあげるとすれば、読者に語りかけるような文章で書かれているので、教科書のように図解や体系化がされているわけではありません。 その点でややわかりやすさは落ちますが、その代わり著者の講義を受けているような面白さがあると思います。

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    投稿日: 2013.07.21
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    過去の原因論は否定しなければいけない、意味づけしているのは現在の自分であり、何らかの目的に沿って過去を思い出すし、身体的な反応も浮かぶ。そして、目的というのは他人と関わりたいか関わりたくないかという点に集約する(共同体感覚)。しかし、人間は独りで生きることが出来ない以上かかわりを良い物にするほかないのであり、他人と能動的に関わって状況を改善することを選んで行かなければいけない。 他者を支配しようとしない、他者に依存しない、課題達成の努力を厭わない。自分に能力があると思う、人々を自分の仲間と思う。 そのために、他人に属性付与する/されることを避ける。振り回されないように自分を持つ。ひとまずは存在しているだけで誰かのためになっていると考え、失敗をいとわないようにする。 他人にはできるだけ期待値を下げ、喜ぶように。 身体的な反応も感情的な反応も全てが「他人と関わりたくない」という目的論へと収斂するのは少なからず説得力がある。そして、目的論の次元でどう戦うか、と。予防についての関心においてのみ子育ての話が出てくるのであり、それは当事者にとっては理由にならない。 この基準をどう適用するかというところが難しいのだが、一応でも幸せの方程式が定式化されるのはためになる。がんばろう。

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    投稿日: 2012.12.09
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    「意味は状況によって決定されるのではない。われわれが、状況に与える意味によって自らを決定するのである」 いまや認知行動療法に席をとられた感があるがその源流のひとつだろう。対等な関係を前提とした、共同体を志向する責任ある選択、といわれれば、それは厳しいものであり、生き方指南的な面は敬遠されがちであるのかもしれないが、人間性心理学と共通する多くの部分はこころに留めておきたい。

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    投稿日: 2012.10.06
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    アドラー心理学の基本概念について、彼がそれを着想した背景に沿って解説しています。 途中で岸見氏の意見・経験談がはさまれており、アドラーの意見と混同してしまいそうになるので注意が必要です。文脈をしっかりつかめば問題ない程度です。 今すぐアドラー心理学を実践したいというような人の要望に応えるものではありませんが、 ・そもそもアドラー心理学って何? ・なんでこんな仮定を置いているの? ・アドラーってどんな人? という疑問を抱いている人には最適の本だと思います。

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    投稿日: 2011.04.17
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     ああ、やっぱり本人が書いたものを読むべきだった。幸せになるには理由がある、不幸になるのも理由がある、神経症はもちろん不幸。不幸な習慣をきっぱり断ち切りましょう、って立場。経済学で言うとぜーんぶミクロ分析であって、みんなが幸せになろうとした場合に合成の誤謬は起こらないのか?マクロな制約条件はないのか?なんてことはすっぱり抜け落ちてる。  一方、このような立場を他の疾病に例えると、医者が肝硬変の患者に「酒をやめなさい」肺がんの患者に「たばこをやめなさい」糖尿病の患者に「食事に気をつけなさい」と言ってるのと同じだ。という風にもう少し好意的に解釈することもできる。  問題は、自分がどうにもならなくて苦しんでる人に「だからおまえは駄目なんだよ、ちゃんとやれよ」と言うのが何か意味を持つのか、ということだ。  先ほどの例えに戻ると、肝硬変で酒をあきらめるとか我慢するというのは至極当然に思えるけれども「そもそも酒を飲みたいなんて思うおまえの気持ちが間違ってる」なんて言われたら?さらに「元はと言えば甘やかされて育ったからだ」なんて言われたらもうそいつの話は聞かないよね。  そういう訳でアドラー心理学1冊目は岸見さんの説なのかアドラーさんの説なのかわからないまま、早々に終了したのだった。 以下、メモ ・アドラーはモノカルチャーを目指しているのだろうか?この本を読む限りではその疑念が晴れない。健康ファッショと言ってもいいし煽りと言ってもいい。 ・気い良く生活できてる人は正しくて、上手く行ってないやつは何か間違ってる、と言ってるような気がしてならない。それは適応の上手下手、上手に騙されてやるかどうかの問題じゃないのか? ・この本の性質上仕方ないんだけど、一人一人の真実が無くて、時代遅れのBigStoryのように聞こえるし、どうとでも解釈できるような言説も多い。 ・ただし、いくらその道の専門家と云えども、訳者がまるっぽ誤読というのはどこの世界でもあること。だってこの本に書いてあることが「あの、アドラーの凄い心理学」には思えないんだもの。 ・PTSDで過去のトラウマなんて言うけどウソ。それは過去じゃなくて今が問題なの。と言う一方で、神経症は甘やかされて育ったからなんて言うのは矛盾してないか?というか理由はともかくじゃあどうしたらいいの? まあそんなこんなで、この本は当事者が解決を求めて読む本ではない。「健康な」者が健康であることを噛み締めてひと心地着くための本だ。アドラー/岸見ファンのみんなごめんね。

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    投稿日: 2010.06.18
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    目標は未来にあり、自分や世界についての意味づけをかえることは可能なので、これからの人生を変えることができる。 アドラーはユダヤ人の家庭に生まれたが、宗教的な関心はあまり持っておらず、自身のユダヤ的な背景にあまりプライドを持っていなかった。フランクルもアドラーの弟子。 我々が絶対的真理に恵まれていないからこそ、人は現実をそのままの形で認めることなく、少しでも理想に近づくべく努力できるのであり、努力しなければならない。 私は自分に勝ちがあると思えるときだけ自信が持てる。 たしかにこの人生は苦しいのである。とりわけ真剣に生きようとする思う人にとっては苦しい。しかし人生は苦しいだけではない。

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    投稿日: 2010.06.11
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    『アドラー心理学 シンプルな幸福論 』を入門としたら,次はこの本. アドラー心理学の理論を整理しながら,アドラー自身の言葉と時代を引用しながら丁寧に説明している.

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    投稿日: 2010.06.01
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    岸見先生は最近鬼のように本出してるけどどういう理由があるんだろうか。アドラーにそれほど魅力は感じない。なんでいまごろアドラーなのだろうか。でもエリスあたりにはけっこうな影響を与えているような気がする。

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    投稿日: 2010.05.24