
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
猫島の海岸で見つかったナイフが刺さった猫の剥製。さらにマリンバイクで海を暴走する男が、崖から降ってきた男と衝突して死ぬと言う奇妙な事件が…。2つの事件には繋がりが? 『ポリス猫DCの事件簿』とはそれぞれちょっとキャラが違うような。 猫島の住人が個性的で色んな細かい事件がたくさん起きて、色々繋がる感じが良かった。
0投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログ暑い。猫も杓子も炎暑に焼かれ熱いブリキの上の猫状態。で、ふと気がついた。 かつて私は年間10冊は若竹七海を読もう、と誓いを立てた。ファンを任ずるには、そのペースではないとダメだと思ったからである。ところが、気がつけば2年間ご無沙汰。葉村晶シリーズはあと1冊残っているし、葉崎市シリーズは4冊しか読んでない(あと4冊)。せめてシリーズモンだけでも踏破しておかないと猫の恩返しもできない。 で、手に取った(電子書籍だけど)。葉崎市シリーズの私的に5冊目。舞台と若干人物が被るだけで、完全に独立しているミステリ。 うーむ、なく猫はネズミを捕らぬ。せめて7月27日から8月5日にかけてのお話なので、それまでにレビューしようと思ったのだけど、全く進まなかった。 湘南江の島のようなところが、猫天国の観光地になっているのだけど、そこで連続殺人事件が起きるという話。語り口こそは明るくやさしいけど、若竹七海さんなので、かなり複雑、かつダーク。私には猫に小判、理解が追いつかない。 猫が肥えれば鰹節が痩せる、上手の猫が爪を隠す。犯人もトリックも、わたしには見つけられない。誰が猫の首に鈴をつけて、解決に導くのか、さっぱりわからないまま、台風のクライマックスを迎えて大団円した。もちろん、1番最後のページには、とっくの昔に藪入りしたと思われていた大金の行方の謎解きを、ポリス猫DCくんがしてくれている。迷猫入りである。 ※猫格言は、本書の目次から採りました(^^;)。
115投稿日: 2024.08.27
powered by ブクログ読んでいる最中も、読み終えてからも変に重たくならないのがいい。修学旅行で何があったのかが気になるなぁ。
1投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログ葉崎シリーズ第4弾。猫がたくさん暮らしている島、通称「猫島」を舞台にしたコージーミステリ。まったりとした雰囲気を漂わせながら、その実、殺人事件や覚せい剤、はてには過去の三億円強奪事件まで絡んでくる。登場人物は一癖も二癖もあってそれがさらに謎を引き立てていく。七瀬巡査の受難は続く。
1投稿日: 2023.11.17
powered by ブクログ人口約30人ほどに対して、約100匹の猫が住んでいるという猫島。 〈猫のため息〉という名前の入江で、ナイフで刺された猫のはく製が見つかる。 その後、マリンバイクで暴走する男と崖から降ってきた男との衝突事故が起こり、二つの事件のつながりはあるのか? 猫好き猫マニアが続々と訪れる通称猫島は、みやげ物も何もかも見渡す限り猫だらけで、店も観光スポットにも猫という名がついている。 最初は事件の真相を追うというより、猫島観光を楽しんでいるような気分で、巻頭にある〈猫島観光マップ〉を何度眺めたことか。 潮が引いて道ができれば、島に渡って行けるなんて、考えただけで楽しそう。 猫アレルギーの駒持警部補と、お気楽な七瀬巡査の大奮闘で、ようやく疑わしい人物が上がってきて、事件の全体像が明らかになってくる。 そして事件発生から一週間、台風が近づく頃に、物語はクライマックスに。 真夏のリゾート地で起こった出来事とは言え、すごく凝った内容だった。 殺人事件の話を読んでいるはずなのに、思わず笑みがこぼれてしまう楽しさ。 不可解な部分も残しながら、若竹作品まだまだ読んでみたいなと思ってしまった。
32投稿日: 2023.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
猫が好き。っていうだけじゃ、飼ってはいけない。本当によくわかる島。生き物ってこと忘れてる人が多いなぁって感じる。こういう、みんなが猫も仲間として過ごすことが当たり前の世界。 そんな少しだけ異世界の島で起こる事件。 何年も前の強盗事件も今回の転落事故、と思われたクスリの売買に絡んだ事故や殺人事件。展開が早くて、整理にばたつくところはあるのだけども、おもしろくて最後はすっきりする。刑事のおじさんが好き。犯人が自業自得なところもすきっとする。 でも、若いふたりは、結局なにが・・・
1投稿日: 2022.10.01
powered by ブクログ猫島に行きたいっっ!!!! 事件はさておいて、私は本書を読んでいるあいだ、猫島での暮らしについての妄想が止まらなかった。 人間より、猫の数が多いという猫島。 それぞれ何だか凝っていたり、そうでなかったりする名前がつけられている、種々とりどりな猫たち(島の猫なので飼い主は島の人たち)。 現実にも、例えば江ノ島には島猫がいたりするけれど(そしてたぶん猫島のモデルは江ノ島っぽいのだけれど)もっと暮らしやすそうなイメージが、猫島にはある。 絶海の孤島ではないけれど、まあ半島ではなくきっちりと(?)島であるこの猫島で、「騒動」は起こる……。 前置きもとい妄想が長くなってしまったけれど、葉先シリーズの第4弾である。 新しいキャラクターとして、島の人々以外では二村喜美子警部補や七瀬くんという派出所の巡査、そしてマスコット猫のDCなどが加わり、相変わらずの駒持警部とともににぎやかだ。 コージーミステリなので、トリックどーん!とかではないけれど、リアリティもありファンタジーもある、解説の柴田よしきさんが言う通り、「心休まるミステリ」だった。猫もいるし。 折しも初夏で、俄然海に行きたいな。
3投稿日: 2022.05.27
powered by ブクログ「葉崎市シリーズ」の4冊目。再び光文社に戻る。 今度は、葉崎半島の先、30人ほどの人間と100匹以上の猫がのんきに暮らす通称・猫島での事件の顛末。 海岸でナイフが突き刺さった猫のはく製が見つかり、マリンバイクで海を暴走する男が崖から降ってきた男と衝突して二人とも死亡し、押っ取り刀で駆け付けた駒持警部補は猫アレルギーで、夏季限定派出所員はお気楽な警官で、そうこうしている内に、廃棄物置場から死体が見つかって…。 色々騒いだ割には、結末はどうでも良い感じで終わっちゃったけど、お馴染みの土地での、相変わらず憎めない登場人物の特異なキャラクターと、それらのくんずほぐれずは十分楽しめた。七瀬くん、よく頑張ったな。 で、修学旅行では何があったのか、とても気になる。
3投稿日: 2022.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
葉﨑市シリー作四作目。 猫島とは! 多少の不便も許せる絶景のオーシャンビューとか、 本屋の2階とか、 とにかく心揺さぶられる住まいが出てくる 葉﨑市シリーズにして最も魅惑的な住まい、猫島とは! といっても現実(?)は厳しく、 台風が来れば電気も水もガスも止まり、 神社に全員避難、鳥居は倒れと大変な島ではあるが。 その猫島で事故が起きる。 崖から男が落ちてきて、マリンバイクに乗っていた男にぶつかり、 双方が死亡したというなんとも奇妙な事故。 ナイフが突き刺さった猫のはく製が 発見されたこととつながりがあるのか? それとも、猫島きっての洋風民宿、猫島ハウスの身内が起こした、 勘当銀行三億円事件に関係しているのか? ストーリー的には、 神社の後継ぎ問題が解決した話のまとまり具合が、 コージーミステリーっぽくて良かった。 それと、 シリーズお約束のカメオ出演も楽しかった。 書店アゼリアやラジオ番組には気が付いたが、 主人公、猫島ハウスの看板娘の同級生が「ヴィラ・マグノリア」に住んでいたあの双子とは。 そして、最大の修学旅行の謎が明かされなかったのは、残念。 非常に残念だった。 なんだったんだろう。 自分の貧弱な想像力では、風呂場で裸を見られたぐらいした思いつかなかったけど。
2投稿日: 2022.01.16
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葉崎市シリーズ。 夏の観光地での驚きの事件の数々。 だけど、ゆるゆるな雰囲気で楽しい。 よみおわったら、アチラコチラに伏線が潜んでいたことに相変わらずびっくり。 若竹さん、さすが!です。
4投稿日: 2021.09.18
powered by ブクログ「葉崎市シリーズ」を読むのは4作目。殺人、3億円強奪、覚醒剤売買などを盛り込みながら、深刻にはならずクスクス笑いながら軽く読み通せるのがコージーミステリの醍醐味。 今回の舞台は猫が島民の3倍も暮らしているという、葉崎半島の先に位置する通称・猫島。 長閑な島で起こった物騒な事件に、お馴染み葉崎署の駒持警部補と二村巡査部長、それに島の派出所勤務の七瀬巡査とポリス猫・DCが絡んできてのひと騒動。 ミステリの真相そのものは、思ったよりも拍子抜けで辻褄合わせで急ぎ足の解説が展開されるのはコージーミステリ故仕方のないことか? 一応伏線はしっかり回収されたものの、既刊のヴィラ・マグノリアとか古書店アゼリアと比べると少し残念。 それでも、猫アレルギーの駒持警部補が毒ガス用のマスクをして島内を闊歩する姿は想像するだけでも笑えるし、ヴィラ・マグノリアの双子ちゃんが高校生になっていたり、葉崎FMの千秋がしっかりDJを続けていたり、シリーズ前作の後日談も楽しめるのは嬉しい。 ポリス猫は別に主役となる作品もあるみたいだし、今後のシリーズの展開が楽しみ。
1投稿日: 2021.09.17
powered by ブクログ推理小説としても楽しめましたし、娯楽としても楽しめました。 猫の描写には毎回癒されました。 猫好きなら、この作品は娯楽だけでなく、癒しにもなると思います。
0投稿日: 2021.09.16
powered by ブクログのんびりふわふわ楽しめました。人が死んでいるし、天変地異はあるし、それなのに、のんびりふわふわで良いのかな、と思いつつも、のんびりふわふわ楽しめました。 カバーに長編推理小説と書いてあります。その通りです。しかし、ちょっと長いかなあ?と思いました。目次は日付入りなので、それを見ても9日間の出来事です。ちょっと描写がのんびりしているかなあ、でも、それがこの本の良さなんだろうなあ、と思いました。 細かいエピソードをあちらこちらにちりばめながら、最終的な大団円にもっていって、鮮やかにおさめるのはさすがだなあ、と思います。 しかしながら、この本の中での最大の謎は解決されません。登場人物たちには解決したことなのでしょうが、読者にはまったく解決を見せません。まあ、そういう手法もありなのか、と思うことにします。 あちこちに張られた伏線の一つ一つを回収しつつも、何というのかな、「おさめるとこにはおさめたけど、詳細は語りません。プライベートなので」と話をされたように感じます。あの二人も怪しげな黒幕も。 全てはこのあとの猫島の復興と繁栄をお楽しみに!ということなのでしょうか。 あまり語られていないDCの活躍を、DCの来し方行く末を知りたく思いました。
6投稿日: 2021.05.16
powered by ブクログ人間より猫の方が多い猫の楽園・通称「猫島」の海岸で、ナイフの突き立った猫のはく製が見つかる。 さらに、マリンバイクで海を暴走する男が、崖から落ちた男と衝突して死ぬという事件が起こる。 猫アレルギーの警部補が辿り着いた真相とは? 葉崎市シリーズのミステリ長編作。 殺人や麻薬事件等、起こる事件は不穏そのものだけども、猫が随所に現れるせいなのか、のどかでとぼけた雰囲気を醸し出しています。 出てくるどのキャラクターも一癖あり、人間味あふれていて何だか憎めません。 皆、まるきりの善人というわけでもないし悪人なわけでもない。 でもちょっとズレていて、奇妙な事件が起こっているのに緊張感に欠けるところが笑えます。 干潮時には本土と陸続きになるが生活するのに不便な離島の暮らしが淡々と語られ、大変だなあと思うものの、この雰囲気のおかげで猫に癒されながらスルスル読めちゃいます。 ただ、フックが無さ過ぎて中盤は少し単調に感じてしまいました。 散りばめられた伏線がラストに向かうにつれてきちんと回収され、小粒ですがミステリとしても申し分ない作品です。 一点だけわざと解決されない謎があるんですが、これが気になって気になって…二人の間に何があったんだ~。 (本筋の事件には関係のない可愛らしい謎なので、解決しない方が味があるのですが…)
1投稿日: 2019.04.04
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評価 サプライズ ★☆☆☆☆ 熱中度 ★★★☆☆ インパクト ★☆☆☆☆ キャラクター★★★★☆ 読後感 ★★★☆☆ 希少価値 ★★☆☆☆ 総合評価 ★★★☆☆ サプライズ ★☆☆☆☆ ゴミ置き場で見つかった死体=磯谷拓美を殺害したのはアルベルト茂平。アルベルト茂平と小池守の死亡は単なる事故。近藤景太郎は薬の取引をしていて,キャットアイランドリゾートにいた黒幕的存在はハシグチコーポレーションの元代表の橋口勲は,磯谷拓美死亡をゴミの山に埋め,死亡の原因を作ったという真相。杉浦浩次郎が残した財産は猫島ハウスのペルシャじゅうたんだったというオチ。これは予測できた。入り組んでいる割にはサプライズ感はない。やられたというような感想はない。 熱中度 ★★★☆☆ 会話やキャラクターはよいのだが,キャラクターが多すぎて,話の筋が飛ぶので読みにくい。登場人物の多さととびとびの話のせいで,全体のつながりがつかみにくい。雰囲気は楽し気なのだが,話の筋が分かりにくいので熱中度はそれほど高くない。 インパクト ★☆☆☆☆ 読んでいるときは,雰囲気を楽しめるが,そもそも何の事件があって,誰が犯人なのか思い出せないというインパクトの弱さ。小説らしいというか,少なくとも論理的な文章ではない。インパクトは弱め。 キャラクター★★★★☆ キャラクターは魅力的。コージーミステリらしい,ほんわかした親しみのあるキャラクターが多数登場する。 読後感 ★★★★☆ 一応事件は解決する。杉浦響子と菅野虎徹のケンカは解消するし,七瀬巡査も処分されないとのこと。黒幕的存在だった橋口勲は猫島を去る。読後感は悪くない。 希少価値 ★★☆☆☆ ベストセラーでもなく,売れてもない。しかし,電子書籍もあるし手に入らないことはない。 総合評価 ★★☆☆☆ キャラクターは魅力的だが多すぎる。端的に言うと冗長である。一応,死体は3つでるが2つは事故。1つはアルベルト茂平という事故で死んだ男が犯人。近藤景太郎がアルベルト茂平と薬の取引をしようとしていて,お金がなくて騒ぐというオチ。このネタでミステリとするなら,登場人物を減らし,短編として仕上げるべき。ミステリではなく,キャラクターの魅力を生かしたユーモア小説とするならこれでもありかもしれないが,その場合は事件をもうちょっとシンプルにした方がよいかも。総合的に見て,ミステリとしてもユーモア小説としても中途半端なデキになっている。★2で。 〇 メモ 第1章 猫も杓子も(7月28日) 猫のため息という入り江で,菅野虎徹と謎の女性が猫の死体(はく製)を発見。警察に通報する。 第2章 暑いブリキの上の猫(7月28日) 猫島ハウスという民宿や猫島神社の紹介。猫島神社にいる森下哲也と森下美砂の会話などから,杉浦幸次郎が勧当銀行から3億円を奪った事件が紹介される。 第3章 鳴く猫はネズミを捕らぬ(7月28日) 第1章で出てきた猫のはく製から覚せい剤の成分が検出される。容疑者はアルベルト茂平(桑原茂平)。 第4章 猫の手も借りたい(7月31日) 小池守という男が死亡する。近藤景太郎が目撃者。死因は海に投身した人にぶつかったというもの。落ちたのはアルベルト茂平。 第5章 猫が肥えれば鰹節が痩せる(7月31日) 猫島ハウスでのやり取りとアルベルト茂平事件の捜査 第6章 上手の猫が爪を隠す(7月31日) アルベルト茂平事件の捜査。猫島ハウスでは杉浦幸次郎の話題。猫島神社の話。キャットアイランド・リゾートに謎の黒幕がいるという描写 第7章 猫の首に鈴をつける(8月1日) アルベルト茂平事件の捜査会議。駒持警部補と七瀬巡査による猫島神社,猫島ハウスの捜査 第8章 猫の恩返し(8月2日) 原アカネの家のゴミ置き場から死体が発見される。謎の男女(山田太郎と山田花子)が猫島ハウスに泊まっていたこと,アルベルト茂平が訪ねてきていたことが分かる。 第9章 猫でも王様を見ることができる(8月2日) 謎の死体が磯谷拓美というアルベルト茂平の関係者だったことが分かる。捜査と松浦響子の話 第10章 鳩の中の猫(8月3日) 磯谷拓美と一緒に猫島ハウスに泊まっていた山田花子という女性が見つかり,警察が話を聞く。猫島に台風が来るので,島民はその対策をする。 第11章 猫を追うより皿を引け(8月3日) 猫島に台風が来る。島民は猫島神社に避難。避難していた猫島神社で,近藤景太郎が暴れる。七瀬の機転で逮捕 第12章 猫に小判(8月5日) 真相。磯谷拓美を殺害したのはアルベルト茂平。アルベルト茂平と小池守の死亡は事故。近藤景太郎は,アルベルト茂平と薬の取引をしようとしていた。猫島神社で七瀬の機転で逮捕される。 エピローグ。キャットアイランドリゾートにいた黒幕的存在はハシグチコーポレーションの元代表の橋口勲。橋口は磯谷拓美に少し関与していた。杉浦幸次郎が残したのは猫島ハウスの松子の部屋にあるペルシャ絨毯だった。
1投稿日: 2018.07.06
powered by ブクログ若竹七海さんはコージーミステリの書き手だと思っていたのであまり読んでなかったのだけど、葉村晶シリーズにはまって(「さよならの手口」が最高)、ぼちぼちさかのぼって読んでいる。これもやはり、少しビターな味わいがあって面白かった。読後に、これは葉崎市シリーズの一つだと知る。他のも読もうかな。
1投稿日: 2017.11.15私は犬派だけど、猫島に行ってみたい
紙の本で読みました。事件も興味をそそられますが、この島での生活が本当にうらやましいんです!本当にこんな島があったら住んでみたくなります。コージミステリーが好きな方にはお勧めです。ある意味楽園の物語です。
1投稿日: 2015.04.03
powered by ブクログゆるくて、でも意外に読み応えあり!殺人事件、3億円強奪事件、麻薬売買などなど思いのほか読み応えあり、ユーモアのある登場人物と会話の展開もなかなかおもしろいです。ラストまでよいテンションのまま読めました。 猫好きじゃなくても十分たのしい(猫好きならもっとたのしい)一冊でした。
1投稿日: 2014.03.20
powered by ブクログ猫だらけの島で、猫がらみな事件。 剥製刺殺から殺人まで。 猫並みにマイペースな島民が緊迫感なくて楽しい。。
0投稿日: 2014.03.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
4 猫好きでもなんでもないのであまり期待していなかったが、案外面白かった。こんなに“猫”という字が出てくる本を読んだのもおそらく初めてだし、今後もないだろう。 所謂“葉崎市シリーズ”の中の一作で、基本的に他の作品からは独立しているのものの、ちょいちょいネタ的に『ヴィラ・マグノリアの殺人』や『古書店アゼリアの死体』の関連ワードを放り込んでくるのが、マニア心をくすぐる。共通キャラクターである駒持警部補を別にしても、例えば『アゼリア』に登場する葉崎FMのパーソナリティー渡部千秋が相変わらずハードワークしていて苦笑させられたり、『ヴィラ・マグノリア』に登場した双子の小学生が高校生となって出てくることから、あの事件から5年以上経過していることがわかったり、その双子の下の名前は出てくるが、名字が明らかにされていないことからちょっと妄想を膨らませてニヤニヤしてみたり、ハードボイルド作家の角田港大やスキンヘッドの児玉不動産が健在であることもうかがえたりと、かなり楽しい。 登場するキャラクターは皆個性的だが、意外と人数が多く、しかも人間関係も入り組んでいるので、頭で相関図を描きながら読むと混乱しない(実際に書くのも良い)かもしれない。 それにしても上手い。簡潔、明瞭、軽快にしてリズミカルな筆致。巧です。
1投稿日: 2013.07.19
powered by ブクログ「猫は知っていた」の解説で紹介されていた。 夏のじりじり暑い中、伸び切った猫と元気な女子高生がゆるく活躍。 殺人も起こるのに、なんかのんびりとした雰囲気で、肩こり無しで読める。
1投稿日: 2013.06.06
powered by ブクログ葉崎シリーズ・・というんでしょうかね。なんとなく江の島あたりを想像してしまう舞台ですが「あくまで架空です」とはっきり書かれています。はい。 これまでのシリーズもそうだったんですが、どうにも作者の書き方みたいなものが馴染めない。ミステリとしてじっくり謎を解明ってのでもなさそうだし、「軽い読み物」にしてもどこを焦点としているのかいまいちぴんとこない。いろんな人物がそれぞれちょっとずつって焦点の当て方だと思い入れができにくいというか。うーん。ちょっと違うかな?感想が難しいな。 読み終わってみて「そういうことだったのか!」って謎に感嘆するわけでもなく、「魅力的なキャラがいっぱい!」とかでもなく、じゃあ雰囲気が・・というのもなんとなく。。。
1投稿日: 2013.05.28
powered by ブクログただの猫好きってだけで手にとりました。 とても読みやすく面白かったと思います。 DCが主役の方も読んでみたい。
1投稿日: 2013.02.24
powered by ブクログ以前読んだ猫ポリスDCの事件簿と同じ ポリス猫DCが活躍するお話です。 出版されたのはこちらの方が先だったようですが、 知らずに逆で読んでしまいました。 特に困ることはなかったですが、 やはり順番に読んだほうが 島の開発具合が分かりやすいです。 このノリ、結構好きです。
1投稿日: 2011.04.09
powered by ブクログ葉崎シリーズはこれくらいユルくて、だらだら読めるのが有り難い。鋭さは猫のふわふわに緩和されたのだと思う。 猫好きには非常に素敵な時間となるだろう。お風呂とか、移動中とか、お菓子でも食べながら。。。それこそ猫を膝に寝そべらせて。 デビュー作がやっぱり一番なのだけれど、このシリーズもとても好きです。シリーズなのがうれしい。高校生二人にはまたお目にかかりたいなあ。ガスマスク刑事にも。
1投稿日: 2011.01.27
powered by ブクログ今回はちょっとゆるかったなー 人物造詣もトリックも そこそこ楽しめはしたけどいつもの毒が欲しい
0投稿日: 2010.09.08
powered by ブクログ葉崎市の海に浮かぶ人口30人ほど・100匹以上の猫達が暮らす通称・猫島。 舞台設定にまずにゃんこ好きは飛びつき……。 島で起きた殺人?事件を追う刑事が猫アレルギー?!の設定に奇妙なシンパシィーを感じ(注:おいらは埃あれるぎ~、グシグシしながら野良と戯れ) コージーミステリの妙にどっぷりと浸れる逸品でしたよ~。
0投稿日: 2010.02.13
powered by ブクログいたる所にネコ猫ねこばかりの島。 これは確かに猫好きにとっては楽園ですね。 そして不要になった猫を捨てようとする身勝手な人にとっても かなりな楽園ですね。 猫のぬいぐるみから起こった奇妙な事件が まさかこんな状態に~という感じです。 イラストの猫も可愛いので、猫好きには楽しいかも? ただ、最後にまったく関係ない人が紛れ込んでくるのが…。 穴がなくなっていいのですが、ちょっとしらけてしまいました。 そして関係ないですが、結局修学旅行 一体何が起こったのでしょう? どうでもいい、気になる謎です~!!w
1投稿日: 2010.01.20
powered by ブクログさすがの安定感。程よいユーモアとややこしすぎない展開で、さくさく読める。「猫好きにはたまらない」とか言うのはあまりにもべたかなあ、という気がしなくもないけど、ほんとに猫の描写がいいんだよなあ。
0投稿日: 2009.07.11
powered by ブクログ若竹氏の作品は安定して面白いんだけど、出演者(?)と目くらましのような出来事が多すぎて混乱してくる。 でも「そこにつながっていたのか」という種明かしも楽しい。
1投稿日: 2009.07.04
powered by ブクログ文庫待ちしていた本だけど、待ってた分、期待しちゃっていたのか、ちょっと期待はずれ。無駄にエピソードが多くて。表紙の響子ちゃんが主人公って訳でもない感じの展開だし。 猫島が舞台なんだから、もっと猫好きが萌える猫の登場場面であって欲しい〜。数だけいればいいってもんじゃないし、猫が死んでいる場面があるのはもってのほか。小説で人が死んでも、猫が死ぬのは嫌なんです。 クライマックスでやっと、ちょっと満足だったので★3つ。
0投稿日: 2009.06.25
powered by ブクログ日本のコージーミステリーの名手 全篇に流れる空気は、『古書店アゼリアの死体』や『ヴィラ・マグノリアの殺人』と同じ ノスタルジックで、カラッとしていて、ちょっとシニカル 上質なひまつぶしとして、海外ものは結構あるけど、和ものは貴重
1投稿日: 2009.06.16
powered by ブクログ猫で観光を成立させている島が舞台のライトミステリ。ライトさ赤川次郎並。どこめくっても猫なんですが個々の猫描写がそれほどでもないせいか、猫ラブ的な空気は薄いです。別に悪くはないけど取り立てて良い思い出も残らない感じ…。カバー裏のあらすじが何か猫主役っぽい書き方で謎だったんですが、本編のラストの持って行き方、あれはないよな…さすがに…。
1投稿日: 2009.06.14
