かえるの詩人と評され小料理屋も商った男の食にまつわるエッセイ集。 トーストに花びらを散らしたりとなかなか情緒的だけど 沢蟹を生きたまま食べたり、一番旨い部位は頭と書いたりといささか偏食気味。
昔はニワトリの血のニコゴリ繊切りにして豆腐などと一緒にスープにしたそうだが、そのためには生きたニワトリを買ってくる必要があった。とても私には作れないし、食べられない。