
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全巻無料だったので一気読み。 主人公が両性具有で悪魔の子と深刻設定にしつつも、常に全イケメンキャラに真摯に熱烈に愛されっ子なので、その自分が世界一不幸と言わんばかりの悲壮感にただただ違和感があって入り込めなかったなあ。 好きな男には愛され好きでもない男には抱かれなかったってことだけで、出てきた女性キャラの中では幸せトップレベルなのに。愛した男を全員殺してきたけど、愛か王冠か選べるチャンスは誰とでもあったのに。 結局は、王冠のなかに光があるという父の言葉が一番の呪いだったね。 少女漫画の主人公キャラって、アンみたいな目が大きくて気が強くて可愛いっていう定石を崩したのは良かった。
0投稿日: 2025.08.07
powered by ブクログ好きなキャラも含めて登場人物のほぼ全てが死んでしまったわけだが読後感はとても良かった。 史実がモチーフだからこその展開の容赦なさは逆に気持ちがいい。 ドラマ的には身も蓋もない言い方をすると「メンヘラ」っぽくて共感しきれない部分も多かった。結局、自分で自分を愛せなかったからこそリチャードはずっと苦しかったということでしょうか。
0投稿日: 2023.05.09
powered by ブクログ誰もが孤独で。報われることもなく。 それでも光を求める、そのことが生きる意味、ということだったんだろうか。 最初と最後は良かったけど、中盤は登場人物が多い上に同じ名前の人も多く、読み込むのに難儀した作品でした。
0投稿日: 2022.06.28
powered by ブクログラストはハッピーエンドなわけがないとわかっていても、読みたかったコミック。 切なさ満載のこの作品、ダークな血色でいっぱいでしたが、読んでよかったなあと。 作者さん、すごいや。 あのごちゃごちゃした時代をしっかり理解し、よくぞ、これだけの設定にまとめたものだわ。で、放り出すことなくきっちり完結。 すばらしい作品でした。
0投稿日: 2022.06.27
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綺麗な終わり方でよかった。 ボズワースの戦いで敗れた後史実では丸裸で晒されたみたいなことが書いてあるのを読んでしまい心配で仕方なかったので…。バッキンガムの反乱をはじめ、原作をうまく少女漫画に落とし込んでると感心してましたが、これ以上ない切なく美しい最後でした。 先生も幸せになってほしいと思いながら泣きながら描いたというようなことをおっしゃってたので、史実を大きく変えずにするにはこれが精いっぱいの先生のこの作品への愛なのかなと思った。 ヘンリー、ケイツビー、バッキンガムと3人とも性格、立場、愛し方、関わり方もそれぞれでこの三人に限らず作品全体緻密に組まれた設定で、この巻で色々ほどかれていくなかでもヘンリーには驚かせられたというか感動しました。ティレルになり最後は影武者で指輪もここで活きてくるのかぁ…こんなの想像もつかなった。 最後はケイツビーだけなんですね。白いのまでいなくなるなんて。 この時代、生き残るにはこうするしかなかった、薔薇の時代を懸命に生きてきた駆け抜けた、リチャードをはじめそれぞれの登場人物も憎めなくて、時代さえ違ったら殺し合いなどせず政略結婚もなく好きな人と平和に暮らせたのになどと詮無いことを考えてしまう。 最後のケイツビーに抱かれ薔薇に囲まれ美しい夢に眠るリチャード、表紙の穏やかな表情のリチャード、最後に穏やかで美しいリチャードを見れてよかった。 表紙の花冠は戦いの前にケイツビーの腕の中で寝た時に夢で見た、もういないけど大切な人たちからもらった薔薇で作られたのでしょうか。 ハマりはじめたときに、題名からしてハッピーエンドのわけないのになんで観ようと思ったんだろう…とちょこっとだけ後悔したこともあったし、胸が張り裂けんばかりにつらい展開も多々ありましたが、この作品に出会えてよかった。ずっと私の中に残る作品です。
2投稿日: 2022.06.23
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祝完結。 シェークスピアの戯曲のイメージで悪役の代表のようになっていますが、実際の彼は違ったようですね。 その原点であるリチャード3世を上手に形を変えて、素晴らしい物語になっていますね。
7投稿日: 2022.06.22
