
総合評価
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powered by ブクログ眠れない夜、本棚に眠っていたこの本を十年ぶりに読んだ。眠れない建築士と建物の声を聴く男、丘の上の戦闘機とありふれた夏休み、君に会えない僕と屋上で見上げた空、夜とコンクリート。懐かしくて新しくて、今もなお不思議な気持ちにさせてくれる物語たちだった。
0投稿日: 2024.09.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全部好きだけど特に「青いサイダー」が刺さりすぎて食らった。狭い世界で生きる子供にとって空想は生きる大きな力になるし、子供みたいな大人が近くにいることが救いになったりもするのだと思う。 「発泡酒」はこの超短編の中でよくここまでノスタルジックに表現できるなと脱帽。ラストのカットで誰もいない公園を持ってくるのがほんとにセンスの塊。 町田洋さんの作品集めたいし、この作品は何回も読みたい。
2投稿日: 2023.08.09
powered by ブクログ町田洋の初期短編集。細い線からクールな詩情がさらりと流れ出す。淡々として静かなのにものすごいダイナミズムを感じる。傑作。
0投稿日: 2023.05.14
powered by ブクログ日常の中に訪れた、小さな、不思議な出来事を描いた短編SFマンガ集。少し昔に読んで、あまりハマらず本棚に寝かしていて、なんの気無しに手に取ったら目から鱗の良いマンガだった。 異質なものに対峙しているのに、どこか懐かしくて、ひりひりする。 最小限の絵と言葉で描かれているけれど、余白にいろんな想いや景色が見えてきて読み応えばっちり。 特に「夜とコンクリート」が胸にしみたなぁ。建物も眠ると思ったら、主人公と同じように気持ちがふわっと楽になってしまった。
0投稿日: 2022.02.15
powered by ブクログ短編集。全体的にゆったりとした時間が流れていた。 特に「夜とコンクリート」の最後の風景はしばらく心に残りそう。あの静寂がいま恋しい。 最近なんだか急いでたなと思わされました。
0投稿日: 2021.10.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人と人との不思議な繋がり。孤独感からふっと解放されるひととき。 シンプルな絵がかえって透明で浸透してくる感じ…説明難しいけど
1投稿日: 2021.10.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
広がる世界が静かでおだやかなのがとてもよかった。 帯に「新しくて懐かしい」とあるけれど、まさにその感じ。都会的なのになぜか懐かしさをおぼえるふしぎな感覚。どれもちょっぴり切ないきもちになる。 とくに「夏休みの町」が好きだった。SFと現実のはざまのようなゆらっとしたテーマに、理想の夏の絵がうつる。 何度も読み返したくなるような短編マンガ集だと思った。
0投稿日: 2021.06.02
powered by ブクログまず、表紙と題名が最高におしゃれ。かっこいい。 日常とそれ以外のものを簡潔な絵で表現するSFマンガ。 訴えているものが大きいのか小さいのかもわからない。 その大小は読み手に全て委ねられているような底が見えない物語4編。
0投稿日: 2021.04.18
powered by ブクログ夏休みの町、とても良かった。 読み終わったあとなんともいえない気持ちがずっと続く。 一生漫画描いててほしい。
0投稿日: 2020.08.10
powered by ブクログ眠れない建築士が変わった能力のある男と出会ったり、大学生たちがアウトドアな遊びをしてたらSFな目にあったり、存在しない場所を見る子供の話など、主に日常を舞台としたちょっと変わった出来事の短編集。線の細い、簡略化されたようなイラストも個性的で、ひとコマごとを眺めるように読むのも楽しい。
0投稿日: 2020.07.23
powered by ブクログ余白がとても良い。モノクロという言葉より、白と黒と言うのがとても合う。もう少し大人になって読んだらまた感想が変わりそうだ。
0投稿日: 2020.05.21
powered by ブクログ何年か前に試し読みを読んでいた。 本屋でたまたま、平置きされていて、残り一冊で、気付けばそのままレジに持っていっていた。出会うというのはこういう感じだなと久々に思い出した。 いい話、とか悪い話、みたいな、ひとくくりにできない物語が四つ、夜に浮かんでいた。いつか経験したことがあるようなないような。不思議な気持ちにさせる本だった。空白が愛おしい。 好きなひとにおすすめするのなら、これがいいなと思うまんがだった。
1投稿日: 2019.11.27
powered by ブクログ町田洋氏の作品『夜とコンクリート(2014)』を読了。 今年の9月14日に読んだ・・・前作「惑星9の休日(2013年)」を読んで大好きな作品だったので 町田洋氏の他の作品も読んでみた。 今回も大好きだ… 特に”青いサイダー”がGood!!
1投稿日: 2019.11.05
powered by ブクログ無駄な余白をコマにする。 空白の作り方。 交差する二つのこと。 実はアレとアレが同じだったのか、感。 リアリティというよりもシズル感。
0投稿日: 2019.01.23
powered by ブクログ町田洋 まず今まで知らなかった事を恥じた これはちょっと凄い ネームの切り方、構成、セリフ運び、空間の切り取り方、演出、ストーリー、オリジナリティ、センス、あらゆる面で抜きん出てる 作品というか作家としての完成度が非常に高い どんなルートを辿ったらこんなもの産めるんだ いっそ脅威的ですらある 多分何度も読み返すし手放さない作品リストにリスインすると思う そんでやっぱ寡作なんだね 生まれてくれてありがとう
0投稿日: 2018.04.11
powered by ブクログブクログの談話室で知りました。 第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作『夏休みの町』収録の短編集。 絵もお話もよく知らず表紙の感じとタイトルだけで買ったのですがよかったです。 シンプルで簡潔なのに暖かみのある絵。ジャンルは日常SFかな。 表題作の『夜とコンクリート』 不眠症の主人公は我が家への帰り道、酔っぱらった同僚とその連れに出会う。 ああほんのちょっと視点が変わるだけで世界はこんなにも穏やかな表情をみせるものか、と思った。 『夏休みの町』 夏、ソウは公園で大破した戦闘機と倒れている老人に出会う。老人はライトセイバーみたいなものを持っていて.. .。 小説、漫画読みには痛いかも。タイトルと絵柄が大島弓子さんを思い起こさせる。 『青いサイダー』 心の中に、ヤシの木のはえた小さな島‘シマさん’がいる僕。いつも話しかけてくれた‘シマさん’が話しかけてくれなくなって三ヶ月。僕が住むマンションの屋上に‘センニン’と呼ばれるおじさんを見つける。 ‘僕’と両親、‘センニン’との関係が‘僕‘に変化をもたらしていく。センニンの「僕のすることは間違いだらけな気がする」の言葉に友人の「俺のやることなんて間違いしかない」が良い。こんな優しさをもった返しができたらなー。 『発泡酒』 超短編。あの日あのときの‘真実’なんて発泡酒の泡みたいにシュワシュワ消えてしまうのかな。ぬるく苦い後味。
11投稿日: 2017.12.31
powered by ブクログ独特のもの悲しさを内包した作品。細かい書き込みや構図がないので非常にシンプル。また登場人物も少なく、キャラクターに起伏が少ないのも特徴。 不思議と何度も手にとって読み返してしまう。
1投稿日: 2016.09.26
powered by ブクログ不思議な話。ぱっと開けたページは線がカクカクしてて、どうかなぁ読めるかなぁって思ったけど、他のは普通の線だった。むしろ細々としてて好きだった。買ってよかった。
0投稿日: 2016.07.14
powered by ブクログ短編集 ふわっとした絵柄なのにメッセージがしっかりしている 特に「夏休みの町」の急に現実に戻されるラストが切なくていい じぶんは大学生だけど、今しかできないこと、しておきたいなぁ
0投稿日: 2016.03.08
powered by ブクログ"「正しい世界で 暮らした方がいい バイバイ」"[p.84_夏休みの町] 「夜とコンクリート」 「夏休みの町」 「青いサイダー」 「発泡酒」
0投稿日: 2015.10.16
powered by ブクログ書店で「夏休みの町」を試し読みしたところ、続きが気になりすぎて買ってしまった。買ってよかったです。収録されている4作品すべてが地に足のついたフィクションで、好感をもちました。 その中でもやっぱり夏休みの町が一番好きです。映画みたい。
0投稿日: 2015.09.07
powered by ブクログ町田洋の初期作品を集めた短編集。眠っている町を題材にした「夜とコンクリート」を読んだりパスで書いたようなカクカクの線を見て思ったのだけど、もしかして建築出身? 最低限の線と表現で彩られているのに情景がありありと浮かぶ魅力的な絵と、sf的・幻想的であるがどこか懐かしく切ない世界観がとても心にしみた。 ひとつひとつの漫画の「落ち」こそありふれたメッセージであるが、それだけで終わらない魅力がこの漫画にはある。 余談だが初読が紙媒体でほんとうによかったと思った。
0投稿日: 2015.04.25
powered by ブクログamazonのおすすめで初めて目にして、表紙買い。期待の上であった。「夏休みの町」を読んでもう一度大学生に戻りたいと後悔のような憧憬のような気持ちになった。今までより夏が好きになった。次は惑星9の休日も読む。
0投稿日: 2015.01.19
powered by ブクログSF短編集を読んだような読後感。どの作品も作品の中で音楽が流れていると言うよりは、その作品に相応しい「音」「効果音」が流れている感じがする。 第1話『夜とコンクリート』→眠れない建築士の友人が他人と酔い潰れている場面に遭遇、仕方なく家に連れて来なくてはならない事になる。この建築士は自分が眠れない事に対しての苛立ちを持っているからか、毎度限度を知らず酔い潰れる友人に呆れているからか、他社に対する優しさを出せない人間。見ず知らずで飲み始めて酔い潰れタクシーに乗車拒否された友人を建築士の元まで連れて来た青年に礼の一つも言わない。友人が「他人同士」で飲み始めたと言う青年に対して不信感・邪魔扱いしてるようにさえ見える。これは建築士が「しょうがない奴」と思いながら友人との縁は切れないと思っているからか、それに因って飲み屋で見知らぬ人と飲んでしまう友人のコミュ能力の高さに嫉妬しているのか、それがある種の同性愛的な感情でもあるのか、と言う具合に何通りも深読みできるほどに余計な説明が一切ない。建築士は友人と一緒に泥酔してしまった青年が目を覚まし、少し話をする。青年は信じて貰えないかもしれないが「建物が喋っている事が解る」と言う。明確に声を発してるわけではないが、何かつぶやいているのが聴こえると言う。そして、建物たちも眠りに着く。自分の設計した建物たちも喋っているのだろうか、と思いを馳せた時、建築士は眠る事が出来た、と言う話だ。全部言っちゃったらネタばれるだろう、とか心配せずとも、読んでこの作品の空気感を味わえれば良いので、是非読んで欲しい。 2作目『夏休みの町』→ちょっと不思議なSF物語、と言う感じが好きな人にはたまらない作品。66年前、第二次世界大戦中、爆撃機に乗っていた友人を連れ戻したい、と言う不可思議な老人と出会い、老人の手伝いをすることになるソウ他、友人二人の(男女)物語…であるが、読めば分かるオチが凄い。しかも、主人公の大学生ソウと、男子の友人と女子の友人との距離感がBL好きを唸らせるものがある。 第3話『青いサイダー』→子供の頃の孤独感のお話。 第4話『発泡酒』→4作品中、一番短く一番BL臭い。安易に「BL臭い」としか表現できないが、性愛を含むBLの生々しさへ行く前の、これは何と言う感情だろうか、と言う「曖昧さ」が見事に紙面上に表現されている。 雰囲気BLでもなく、少女漫画でもない、もう、独特の空気感と音が聴こえてくる。BGMが流れてくる感じではなくて、空気が鳴る音みたいな、そう言う音が流れていると言うか、聴こえてくる。凄い作品だよ、これは。はっきり、BLではないと思うんだが、BLを好き好んで読んでいる人間の琴線にそっと触れてくる傑作。ずっと手元に置いておきたくなる、幼い頃に読んだ絵本の様な…日常に潜むSF短編とか好きな人は読んで欲しいわー。本の装丁、手触りもこの作品らしくて、なんか大切に取って置きたくなる。音楽CDのライナーノーツにアルバムの世界観をまとめて寄稿されたコミックス、って感じがするんだよなぁ。作中には「音楽」ではなく「音」が流れているのだが。不思議な作品だよ。
0投稿日: 2014.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
惑星9に続き、読んでみました。 二つとも不思議な作風だなと思う。 建物の声が聞こえる青年。 午前3時から夜明けは眠る建物。 っていう発想いいなぁ。 夏休みの町と青いサイダーが好きだな。
0投稿日: 2014.10.15
powered by ブクログ淡々と過ぎていく日常の中に不意に訪れる異質な出来事。彼らは過去に想いを馳せ、未来に漠とした不安を抱き、目の前に広がる世界の美しさにただ心奪われ、ちっぽけな自分をもの哀しく思う。そして少しだけ前向きな気分になって、また日常へと戻っていく。 シンプルな描線。少し不思議な物語。坂田靖子さんの作風に似ているかな。 この静謐な世界にいつまでも浸っていたい気分になります。
0投稿日: 2014.10.10
powered by ブクログ夜のちょっと静かなときに、ふと読みたくなる。 4つの作品からなる今作は、文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作の「夏休みの町」も収録されている。 どの作品も端正に"日常"が描かれているがどこかが違う。 その違和感を町田洋という人は不思議な要素を組み合わせて描いている。心理描写が少なく、登場人物の何気ない会話と共に日常が進んでいく。終盤につれ、ハッとさせられる。 町田洋さんの作品の最後の"言葉"にはいつもグサッとくる。この感覚、感性に触れていたいと思う。
0投稿日: 2014.09.14
powered by ブクログ最小限の絵でそれ以外本当に何も無い感じの絵で、必要最小限に伝えてくる。 家が喋ると言うのなら喋るんだろう。
0投稿日: 2014.08.17
powered by ブクログ今年の文化庁メディア芸術祭新人賞。新人というには完成されてる。上手い新人は毎年たくさん出るが、ここまで世界がある人もなかなかない。とくに受賞作の「夏休みの町」は確かに賞にふさわしい出来。
0投稿日: 2014.07.27
powered by ブクログ表題作、ムーンライダーズの「夢が見れる機械が欲しい」を思い出すような手触り。夜の空気の硬さと温度が伝わってくる。他の二編では星新一を読んだときの感覚が蘇ってきた。
0投稿日: 2014.07.04
powered by ブクログこの本の夏の雰囲気がすごく好き!コマ割りとか 夏休みの街の男性も、青いサイダーの女の子も、現実の世界へ戻っていく姿に 切なくなってしまった
0投稿日: 2014.06.07
powered by ブクログ4つの物語が収録されている短編集。独特の絵柄と静かな物語がとても良く調和して、素敵な世界観を作っています。「夏休みの町」と「青いサイダー」がとても好きです^^
0投稿日: 2014.04.04
powered by ブクログ描写を極限までそぎおとす、あるいはフラットにした上で、ストーリーで読ませる。小説のようなマンガ。幻想的な夜話。
0投稿日: 2014.03.20
powered by ブクログ惑星9の休日の雰囲気がとても気に入ったので今作も購入。 シンプルな絵柄で静か、セリフなしのコマが多く、しんみりとしてます。 受賞作品の「夏休みの町」、胸がギュッとなった。もっと著者の作品が読みたい! 町田さんの描かれる女の子、皆とても可愛いですよね。
0投稿日: 2014.03.04
powered by ブクログ表紙に一目ぼれしてしまって、「値段が高ぇよ!!」と思いながらも購入。 夏休みの話が好き。おもしろかった、し、良かった。 最後の描き下ろしも個人的には好き。 少し違うけど、市川春子作品が好きな人は好きかも。 不思議現実世界というか、なんというか。良い空気感で進む漫画でした。
0投稿日: 2014.03.03
powered by ブクログ【大切】というよりは、もっと自分自身に近くて、見過ごしがちになっていた根本的なものをふっと知るような漫画でした。味わい深いです。
0投稿日: 2014.03.01
powered by ブクログいやぁ…不思議なマンガだった。 やたら心に張り付いて残る。 「夏休みの町」という短編が、私にはとても残った。 というのも「夏休み」に興味があるからだ。 こんな風に描けるのか、夏休み…。 ここではないどこかとか、 なりきれないなにかとか。 そんなものを大切に描くことのできる漫画家さんだと思った。 絵も独特で、やたら遠景に書くのとか、 いちいち心に張り付いてくる。 うーん、ブックオフに売りづらいぜ。
0投稿日: 2014.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『惑星9』から続けざまに読んだ2作目。文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作。 惑星9とくらべて力を入れているというか、あえて狙いに来ている作品が多いので、そこで評価が分かれそう。自分はこれぐらいあざとい方が好みだった。『夏休みの町』の読後感を毎日のように噛み締めながら、きっと僕らは生きている。
0投稿日: 2014.02.20
powered by ブクログたしかになぜか懐かしい。小学生ぐらいの頃思い出す。こんな感じの漫画どっかで読んだことがある気がする。 そんでたしかに静かだ。しんと静まり返ってる。 一本目の建築士と建物の話はもう一押し!って感じがしたけど、夏休みの話はすごくよかったな。なぜか泣きそうになったな。夏休みっていうだけでなんであんなに殺人的なせつなさとさみしさと懐かしさをもってるんだろう。 女の子とシマの話はまあまあ。最後の短い公園の話が一番好きかもしれない。再会ものに弱いんだってば…ありきたりな話だけど、ありきたりだからこそとても身近。こういうの、すぐそこに転がってるんだろうな。悲しい。大人になりたくないな~っていう。
0投稿日: 2014.02.17
powered by ブクログ町田洋さんの2冊目。初期作品とあって、全体的にはやはり惑星9のほうが好きだ。中編2こと短編2こ。シマさんの話がよかった。むしろシマさんの話だけで一冊の薄い本とかになってたらそれが欲しかった。と思った。
0投稿日: 2014.02.13
powered by ブクログパラパラめくって、昔弟のやっていたファミコンでみたような絵が目に飛び込んできたとき、正直、これはあわないかもな、って思った 最初の数ページをみてさらに、その不安は強まった。頼まれて買った本で、そのまま渡すつもりだった。読む気なんてさらさらなかった。初期作品集って安定していないからキライ。コロコロ変わるエスキースに、頭が痛くなる。そう思ってた。 たまたま頼まれたから、渡し忘れたから、ちょっと遅くなって各停しかなかったから、読んでた単行本を会社に忘れてきたから。 どの要素が足りなくても読むことはなかったはず。 でも、そうじゃなかった。 で、読み終わって、ちょっと泣いてた。 しかも、いっちばんノーケアだった作品で。 オススメは、文化庁なんたらを受賞した夏休みの町のわかりやすくも美しい「ねじれ」なんだけど(これ読んで、道尾秀介さんの向日葵の咲かない夏を思い出したんだけど、ネタバレになってないですかね、どちらかを読んでいる人に?)実は、時間軸すべてが夏なのでした。 作者のかたが一気に夏にかいたのか、あるいはモチーフとして思い入れがあったのかわからないけれど、こう、夏休みのカタルシスをたっぷり含んだ風に、ぶわっと通り抜けられちゃったような、軽い喪失感です。 あああ、またまたやられちゃいましたねこれは。いっぽんとられた、素敵すぎの作品でした。ごちそうさまさま、ご褒美読書。
0投稿日: 2014.02.13
powered by ブクログタイトルと帯文に惹かれて。でも絶対好きだろうなと想って読んだら、やっぱり好みだった。表題作、「夏休みの町」「青いサイダー」「発泡酒」。光源の少ないノスタルジックで牧歌的な風景にセンチメントとSFの交錯。『惑星9..』を読んだ際市川春子とどこか似てる気がしたのだが、より静かなかんじ。発泡酒は、よくある話だからこそ、書き手のセンスやこだわりを感じる。
0投稿日: 2014.02.03
