
総合評価
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powered by ブクログ銀行総務特命もそうですが、わざとそうしているんでしょうけど、どの物語も、結末が思わせぶりなところで終わっているのが、逆にちょっとストレスがたまる感じがするかな。
0投稿日: 2014.02.23
powered by ブクログベテラン女子行員はコストだよ-そう、うそぶく石頭の幹部をメッタ斬るのは、若手ホープの”狂咲”こと花咲舞。トラブルを抱えた支店を回って業務改善を指導する花咲は、ジムと人間観察の名手。歯に衣着せぬ言動で、歪んだモラルと因習に支配されたメガバンクを蹴り上げる!新ヒロインの活躍が痛快なオフィス名編集。
0投稿日: 2014.02.23
powered by ブクログ銀行内の事務指導を通して事件を解決する連作短編。女半沢直樹ともいうべき女主人公がカッコいい。女性にスポットライトを当てた話が多いのも特徴。痛快で読後感のよい佳作。池井戸作品は久々だったが、やはり銀行ものは平均点高し!
0投稿日: 2014.02.17
powered by ブクログ4月からの杏ちゃん主演ドラマ化ということで、予習の意味を込めて原作を読んでみた。 面白い!スカッとする! 杏ちゃんとコンビを組む、調査役の配役が気になる〜けど、現段階では公表されていない。 色んな意味で楽しみな作品。 '14.02.17読書完了
0投稿日: 2014.02.17
powered by ブクログドラマ化ということで手に取りました。 痛快で軽めのミステリ。 銀行を舞台にした赤川次郎的な読みやすい連作短編。 これはシリーズにならないのかなー?
0投稿日: 2014.02.11
powered by ブクログ新たなキャラクター花咲舞。銀行を舞台に強烈な個性が躍動する。女・半沢直樹が出世主義の銀行員たちに顧客回帰を解く。何んとも清々しい。
0投稿日: 2014.02.11
powered by ブクログ四月から杏ちゃん主演で連ドラとか。 ってことで、痛快系期待で購入。 期待通りです。 痛快。 うー読み終わりたくないよー! 通勤が楽しみだよー(通勤電車で読んでたから)と思わせてくれました。 ありがとう。
0投稿日: 2014.02.03
powered by ブクログいやー、よかったね、スッキリするね。こりゃ、半沢直樹の再来あるんじゃないのって感じですね。ちょっと事件の規模が小さいのが気になるけど、オリジナルストーリーとか加えてもらったら、ドラマでも面白くなると思います。 銀行に限らず、どの企業にも企業の論理、言い換えればしがらみというものがあるわけで、それに逆らうのは分かっていてもなかなかできることじゃない。けど、花咲舞はそれをやってしまう。自分が正しいと思ったら、筋を貫き通す。それが気持ちいですね。
0投稿日: 2014.02.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
徹底して強烈に正論を貫き通すヒロイン花咲舞と、歪んだ価値観に支配された醜悪な銀行員との対比が鮮やかに繰り広げられる。勧善懲悪を超えた、強烈な銀行体質批判。これ程までに銀行員は出世競争を繰り返しているのだろうか。 ・あるべき金が不足する時、それを行員個人が補填する発想は、客の現金から金を抜く発想の裏返しで、銀行ではご法度だ〜成る程ね。 ・社会の役に立つ:銀行、会社の本分 ・花咲舞か、華のある女だな、と-
0投稿日: 2014.02.02
powered by ブクログずけずけとした物言いは実力の裏返し!?。元"花のテラー"花咲 舞と元"敏腕融資マン"調査役・相馬コンビの世直しならぬ支店直し、、事務部臨店指導。二人の共通項は銀行内の利益・派閥・私利私欲に媚びず、働く個人の幸せを物差しとし優先する事。とにかく、舞の"狂咲っぷり"が気持ちいい!!。
0投稿日: 2014.02.01
powered by ブクログ4月からドラマ化されると言う事なので、原作を先に読もうと購入してみました。 主人公の花咲舞と相棒で上司の相馬さんがいいキャラクターをしています。 半沢直樹は巨額の融資や金融庁検査などメガバンクらしいスケールの大きな話でしたが、この作品は行内の小さいミスや人間関係などが中心です。 読後の爽快感はさすが池井戸潤作品です。
0投稿日: 2014.01.31
powered by ブクログ近年ではヒロインが歯に衣着せぬ物言いで不正を糾弾し、地位や権力に物怖じせずに立ち向かうドラマは大ヒットをおさめている……まさにソレ。 若手ホープの“狂咲き”こと花咲舞。 悪事は黙って見過ごせず、怒りの鉄拳ならぬ制裁の平手打ち!!!カッコイイ♡ この春ドラマ化するらしい。そりゃ一般人の私だって“女半沢みたい”って思うんだからテレビ業界も黙っていないか・・・二番煎じにならなければいいけど♪♪
0投稿日: 2014.01.30
powered by ブクログ池井戸作品面白いね。 半沢直樹とかなりかぶる感じがします。 主人公は女性行員だけどね。 とりあえず読書記録。
0投稿日: 2014.01.23
powered by ブクログ「敵」がショボすぎて、主人公の凄さがいまいちよく伝わってこなかったな・・・主人公は正論というか書生臭い主張ばかりで、爽快感ないし。 ミステリとして読んだほうが楽しめたかもしれない。ドラマ「半沢」的な「強大な敵&最悪の逆境を大逆転」というのを期待してしまっていた。
0投稿日: 2014.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「シャイロックの子供たち」や半沢直樹シリーズに比べると、幾分かライトな印象。 主人公の狂咲こと、花咲舞の言動が「実際にこんな人いないよね〜」というくらいド直球すぎるからですかねぇ。漫画とかアニメとかにいそうなキャラだったので、他の作品よりも軽快な印象を受けたのかもしれません。 それだけに読みやすく、ただ読み応えとしては他の作品に歩があるように思いました。
0投稿日: 2013.12.07
powered by ブクログ狂咲、もとい、花咲舞さん。銀行の支店を臨店指導して、次々に問題を解決していく姿は、読んでいてとても爽快だ。ちょっと頼り無さそうだけど、その実、とても優秀な相馬さんとのペアもまた良い。二人とも、銀行員という仕事に使命感をもって取り組んでいるところに、胸を打たれる。
0投稿日: 2013.12.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
女版半沢直樹。なんだけど、美人で仕事も人一倍ずば抜けて出来て、正論を貫いて、懐が深くて、上司だろうが誰だろうが物怖じせずに言いたい事を言う。というのがちょっと現実味が無くて(自分がであった事ないから・・?)こんな人居ないなぁ。と思ってしまった。 ストーリー的には読んでいてスッキリするのは良いですが。 8つの短編から成っているが、主要な登場人物は一貫しているので「次作」が出せそうな展開です。
2投稿日: 2013.11.27
powered by ブクログ痛快でさくさく読めちゃう・・・けど、なんというか「水戸黄門」かなんか見てるような感じ? キャラクターにリアリティがなさすぎるのかしらん? この物語群の華は狂咲なんだろうけど、 私としてはその上司の相馬がなんか好きだな。 やり手で破天荒な部下に振り回されてるようで、実は裏できっちり相馬が手綱を握ってる・・・みたいな設定だったらもっと面白かったのに(勝手な願望w)
0投稿日: 2013.11.26
powered by ブクログ銀行内の不正と悪事、歪んだ因習に毅然と立ち向かう“狂咲”こと花咲舞。その仕事ぶりと人間観察は人並み外れており、しかも可憐で見目麗しく、優しさも併せ持つ女性。その彼女のフォローをしつつも、どこかしら少し頼りない上司:相馬健との絶妙なコンビが活躍する短編集。 短編で構成されているが、全体を通してみると1つのストーリーとして繋がっている。TVドラマにすると痛快かつ面白く、視聴率もとれると思われる。
2投稿日: 2013.11.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
女性銀行員・花咲舞と彼女を“狂咲”と恐れながらコンビを組む上司の相馬が、問題を抱えた支店に赴いて指導する臨店業務に就く。 女版・半沢直樹のようなキャラの花咲。正論を貫き、でも若いから「むかつく!」「許せない!」と素直に怒りを露にして、時には平手打ちを繰り出すことも。 全8話の短編。女性行員の話も多くあり、とても読みやすかったし面白かった!ドラマになりそう。
2投稿日: 2013.11.16
powered by ブクログ銀行本部調査役の相馬健と「狂咲」こと花咲舞による問題ある支店を臨店して指導をする8編の物語。舞は相手が誰であろうとも物怖じせず正論を貫き通して「下町ロケット」同様問題を解決していくのが痛快。でも、舞のような部下を持つ上司は別な意味で大変だと思う。
0投稿日: 2013.11.09
powered by ブクログ曲がったことが許せない女子行員と頼りない上司が,銀行内の問題をどんどん解決していくエンターテイメントな作品。銀行内部の問題点を明らかにしているのは他の作品と変わりはない。読後感は非常にスッキリしていて,こんな落とし方があったのかと,改めて池井戸作品のおもしろさを体感した。
0投稿日: 2013.11.07
powered by ブクログベテラン女子行員はコストだよーそう、うそぶく石頭の幹部をメッタ斬るのは、若手のホープの“狂咲”こと花咲舞 。トラブルを抱えた支店を回って業務改善を指導する花咲は、事務と人間観察の名手。歯に衣着せぬ言動で、歪んだモラルと因習に支配されたメガバンクを蹴り上げる。 半澤直樹シリーズと通ずる爽快感がある。金融業界にいる者として、感じることがあり、やはり女性の活躍し易い職場ではないことが感じられた。花咲くらい突き抜けていければいいが、そのためにはもっと勉強しなくては、という気持ちになった。しかし、25でベテランというのは衝撃だった…
2投稿日: 2013.10.27
powered by ブクログ先に読み終えた「BT’63」の余韻があまりにも強く、 読み慣れた経済・銀行ミステリーが頭に入ってこない状態でスタート。 でも、次第に軽々と勧めたのは、主人公の花咲舞ちゃんが痛快だから。 女版・半沢直樹というところか。 半沢が義憤に感じて正義を貫き通すのに対し、 舞ちゃんが怒ると、ピーピー言っているようなかわいさがある。 これがドラマになったらさぞかし受けるだろうな。 主役は誰がよいかと考えるだけで楽しい。
2投稿日: 2013.10.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
銀行の本部、事務部調査役で輪転チームの相馬と花咲舞のコンビが各支店の不祥事を解決していく。 『もしドラ』や『女子大生会計士の事件簿』的な、ハッスル系女子が活躍するような、ストーリー仕立てのビジネス書のようではあるが、普通に面白く読める。 そうであって欲しいという願望も混めて、第2話の「腐魚」が爽快であった。
0投稿日: 2013.10.23
powered by ブクログ久しぶりに池井戸潤。銀行物だけど俺バブシリーズと異なり短編集なので、都度スッキリ。ただやっぱり池井戸潤といえば長編で、前半これでもかってくらいの問題まみれをラストに全部やり込めるそれこそ倍返しが真骨頂。そういう意味でスッキリが少し足りなかったかな。でもまあ、相変わらず読み易くて面白かった。
0投稿日: 2013.10.17
powered by ブクログ明田さんが面白いと言っていたので、読んでみた。 短編がたくさんあって良かったが、もっと伏線を回収していくのかなと思っていたのでそこが残念だった。
0投稿日: 2013.10.13
powered by ブクログ半沢直樹の女性版、とすすめられた短編集。 事務部臨店チームである花咲舞が、問題のある支店に赴き指導するのだが、その中で起きたトラブルや、出世しか眼中にないような上役たちに胸のすくような鉄槌をくらわす、すかっとする華麗な活躍がみごと。 相手の地位などモノともせず「暴走」する一方で、弱い立場の人間にはしっかりと寄り添う花咲。 勧善懲悪でわかりやすいストーリーながら、ミステリーの要素もあり、とても読みやすい。 池井戸氏の銀行内部を描いた本はとても面白いけれど、絶対に銀行に勤めたくないなと思ってしまう。デフォルメされているとしても、かなりリアルだそうなので。
0投稿日: 2013.10.09
powered by ブクログメガバンクの業務改善を指導する花咲舞の活躍を描いた痛快物語。これ、ドラマになるかも?ヒロインは柴咲コウあたりかな。
0投稿日: 2013.09.01
powered by ブクログ初の池井戸作品。 銀行の不正を監査部門にいる2人が やっつけていくという、八つの短編ストーリー。 短編といっても、つながっています。 ああ、痛快。 ああ、楽しい。 ただ管理される方の私としては、 不正は行っていないにせよ、 管理管理に縛られて苦しんでいるのは否めないなぁ… そして少しのミスが社会を揺るがす問題を引き起こすのではないかと思うと なんだか心配になってきた。 でもま、 今まで以上に気を引き締めなくてはという次第です。
0投稿日: 2013.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
引き込まれるようにして一気に読みきってしまった。 なんか改めて社会ってこわいですわ。 でも、主人公のおかげで、読了感はさわやか、すっきりしている。 ほんとはあるんだけど、どっかにしまっちゃった志。年齢を重ねるごとに叩かれて、ぶつかって、知ってしまってちょっとずつゆがんでしまう初志。 いっかいこの辺でふりかえっておいたほうが。。。なんて気持ちになる一冊でした。 半沢直樹ともども気になりますね。俄ファンですが。
0投稿日: 2013.08.04
powered by ブクログテレビで「七つの会議」を観て池井戸作品を読みたくなった、最初に読んだ「空飛ぶタイヤ」が良かったので「不祥事」を手に入れた。これは、8つのエピソードが繋がっている構成。「空飛ぶタイヤ」に比べると、物語の展開に性急さを感じるし、尻切れトンボで解釈を読者に任せている感じがするが、痛快なドラマであることは間違いない。 主人公の花咲舞が美人で優秀、相馬が敏腕融資担当だったという設定だが、彼らの背景についてもうすこし丁寧な説明があるともっと楽しめたかもしれない。
0投稿日: 2013.07.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
銀行の問題?に積極的に立ち向かう銀行員・舞がカッコイイ。短編集だから読みやすいけど、あんまり銀行に興味が湧かなかったのでハマれなかった。。
0投稿日: 2013.07.12
powered by ブクログ「あなたたちの常識は世間の非常識!」 メガバンクのエリート行員に真っ向から立ち向かう花咲舞。 銀行ってそんなところなの・・・? けっして知ることのない世界。でも、恐ろしい・・・ 花咲舞の雄姿に胸がスーッとする。
0投稿日: 2013.06.22
powered by ブクログ銀行を舞台にしているので、お堅い本かと思えばとんでもない。 悪い奴等をバッタバッタとやっつける痛快爽快喉越しスッキリ(?)本です。 ヒロインの舞は、不正を許せない正義の味方的性格ですが、仕事もバリバリこなす優秀さも、相手の心情を思い遣れるやさしさも持った女性。なんとも素敵な方なんです。相棒とも呼べる上司の相馬も、上司に逆らえないサラリーマンの悲しさを漂わせつつ、舞をフォローしてます。 このコンビのバランスがいいので読んでいて嫌味がない。 短編集で読みやすく、組織で働く事の大変さがちょっぴり解ります。
0投稿日: 2013.06.19
powered by ブクログ安定の池井戸さんの銀行小説。相変わらず出てくる悪人(主人公の敵?)が、アジがある。ちょっと出来過ぎだけど、スカッとする小説は単純に楽しい。
0投稿日: 2013.06.03
powered by ブクログ著者が銀行出身のため、銀行を題材とした小説が多い。本書もその良さが現れている。銀行業務に詳しい著者ならでは。 様々な陰謀に巻き込まれながら正義を通す二人。 いつも通り、著者の痛快な「してやったり」と唸らせる面白さ。
0投稿日: 2013.05.18
powered by ブクログ銀行を舞台に女子行員の花咲舞が活躍する連続短編集。軽快で読み応えのある本。池井戸作品の原点が見えました。
0投稿日: 2013.05.02
powered by ブクログタイトルから読むとなんか重たい話かと思いきや読み口爽やかで電車の移動のいいお供になると思います。若手の女性が主人公なので働く女性にも楽しめる作品です。 内容ですが、副支店長とぶつかり出世から外れた相馬と若手エリートテラーの狂い咲きこと花咲が問題のある支店に行きトラブルを解決するという物語です。 このヒロインの花咲が濃いキャラで気に入りました。流されないで、おかしい事にはおかしいといい時にはビンタ、時には怒鳴りつける。しかし筋は通すというサッパリした女性でした。出世コースから離れた相馬との色の違いがとても出ていていいと思います。この手の所謂ヒーロー系の主人公は少々荒唐無稽と思うかもしれないけれども前述した通り相馬との色違いや歪んだエリートとの色の差として上手く生かされているの気になりませんでした。 作品は1章1章を短編としても読めるし全編を通じて大きな物語としても読むことが出来る作品になっていました。 個人的には3章の「腐魚」がお気に入りです。コネ社員との討論がとても強烈でスッキリする内容です。 最後に皆さんに花咲さんからメッセージです(ただの抜粋ですがw)。 「あなた入行三年目でしょう。そんな人間に銀行の何がわかるっていうの。あんたは嫌で嫌でたまらないかもしれないけど、ここで勤めている行員は皆、毎日その仕事を歯を食いしばって頑張っているのよ。あんたがしたことは、真面目に働いている全ての銀行員、いいえ世の中のサラリーマンをバカにする最低の行為よ!」 さぁ銀行を自分の組織に置き換えて読んでみてください。 腐らずに頑張ろうって気になりませんか? 池井戸氏の作品からは夢を持って働こうというメッセージがどの作品にも色濃く出ていると思います。
0投稿日: 2013.04.15
powered by ブクログ内容・構成、描写…奥田英朗の作品かと思った。 狂咲の個性をもうちょっと深く細かく描かれていればもっと作品が際立っていたのにな。
0投稿日: 2013.04.02
powered by ブクログ銀行の事務部に居るコンビが、銀行内の色々な問題を解決する短編集。 水戸黄門などの時代劇と通ずる部分があるハッピーエンドのストーリーが続き、読んでて面白くもあり爽快感で締めくくれるところが良いところ。 社会悪を懲らしめるのは、読んでて気持ちがいい。
0投稿日: 2013.03.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった! “狂い咲き”こと花咲舞は爽快なキャラクターで呼んでいてスカッとする。 隠蔽操作シリーズの竜崎に近い。 まっすぐで建前を本気で実現しないといけないと思っている。 一方でこのシリーズは新藤部長の右腕、児玉がいい味というか、変化球キャラクターでとても気になるキャラクターだった。ストーリー上の“敵”構造のキャラクターでありながら、その心情描写も入れてくれて、にくい演出だった。続編があれば、この児玉と花咲の今後の関わり合いや、銀行内での構造が気になるな。 短編集だけれど、特に好きだったのが「荒磯の子」。最後を読んで、相だったのか!と、ミステリーらしい終わり方で好きだ。
0投稿日: 2013.02.24
powered by ブクログ銀行を舞台とした痛快な勧善懲悪ストーリー。ちょっと単純な構図すぎる気もするが、サクサク読めてスッキリする。
0投稿日: 2013.02.17
powered by ブクログ舞さん、格好よすぎ。 “スパッ”と正論でロジカルに切り返す。そんなシーンが印象に残っているけど、それでいて人をよく見ていて、見抜いていて、情もあって。 短シーンの連続ですが、それぞれにテンポと勢いがあって面白かった。 池井戸さんらしい問題解決です。
0投稿日: 2013.02.06
powered by ブクログ痛快愉快、新ヒロイン狂咲! 銀行内の常識は間違いなく世間の非常識。 銀行内で自分の意見をとおすにはただ正しいことだけではいけない。はずなのに……。だからこそ正しさだけでまっすぐ進んで行く花咲さんがかっこいい。
0投稿日: 2013.01.27
powered by ブクログすっきり!読みやすい!狂咲、かっこよすぎる!!! あっという間に読めてしまいました。 面白かったー!狂咲シリーズ化してほしい。。。
0投稿日: 2013.01.22
powered by ブクログ銀行の事務業務の管理・修正を行う臨店の任務にあたる相馬と花咲。 東京第一銀行の様々な支店を舞台に、その粛正をしていく連作短編集。 池井戸作品らしく、銀行の内部を暴きつつも、 正論を振りかざし、権力に屈しない花咲舞の立ち振る舞いが実に爽快な本作。 「下町ロケット」で著者を知った池井戸作品初心者にもお奨めできる良書。 続編も出るようなので、実に楽しみ。
0投稿日: 2013.01.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
行きつけ(といっても訪問は約1年振りだけど^^;)の本屋店長のオススメ作品。 理由として、「売れているから」(^^;)。彼は絶対本屋大賞の審査員にはなれな い気がする(^^;)。 そんな「売れている」池井戸潤作品、恥ずかしながらこれが初。 タイトル的にいちばんドロドロきそうなモノを選んだつもりだったのだけど、 なんとこれが題名にそぐわない痛快な銀行内幕モノ連作短編集。どちらかとい うとエンタテイメントコメディな作品。 銀行内部のディテールが非常に細かいのは、作者が元銀行関係者だったからで あろう。その所為か、話の内容は非常にリアリティに溢れているのだけど、 書き口や各キャラの台詞回し等のテンポが小気味よい勢いを保っているため、 読みやすいったら無い。ほぼ1日で完全読了した。 銀行で起こりうる問題がいろいろなパターンで登場するため、かなりバラエテ ィに富んだ構成に。ただ、出来れば一つの「不祥事」が掘り下げられた長編と して読んでみたかった気もする。池井戸作品は直木賞受賞作品を始め、気にな るモノ多数。良い作家と出会ったかも!
0投稿日: 2013.01.06
powered by ブクログ池井戸潤さんの作品は初。 慶応大卒後、三菱銀行で働かれていただけあって、銀行独特の事務や考え方が詳細に描かれている。 花咲舞の真っ直ぐな立ち居振る舞いが痛快。
0投稿日: 2012.10.28
powered by ブクログ東京第一銀行の営業事務を指導する臨店担当となった、元融資担当で上には弱いの相馬と、正義感の塊で言いたいことはズバリと放つ女子行員の花咲舞が、各支店の問題を調査、解決していく連作短編。短編だが、一連の長編としても楽しめる。激戦区の自由が丘支店で起きている事務の過誤問題。原因はコスト削減のためベテラン行員をいじめでやめさせるという体制だった。また伊丹百貨店という大口取引先の道楽御曹司が起こす問題に喝を入れるなど。
0投稿日: 2012.10.21
powered by ブクログ『過払い』など、普段の銀行の業務にて、本当に起こりそうなストーリで、働いている気持ちになりました。行員の方は、もっとリアルに感じるのだと思います。
0投稿日: 2012.10.12
powered by ブクログ東京第一銀行事務部事務管理グループに配属された、正義感あふれる熱血女子行員(?)の「狂咲」こと花咲舞の活躍を描く連作短編集。サラリーマンの中でも束縛感の一際強い銀行を舞台に、上にも歯に衣着せぬ対応が痛快。今まで読んだ著者の銀行物は、男性銀行マンが主人公で、グレイで肌に合わない部分も多々あったけど、これは単純に水戸黄門的な面白さが小気味良かった。
0投稿日: 2012.09.22
powered by ブクログ正しいと思った事を、正々堂々と実行に移す狂咲に共感を覚える。 現実に目を向けると、保身や既得権益に必死にエネルギーを注ぎ込む人達を見て辟易する。 もっと素直にシンプルに生きたい人には必読の一冊です。
0投稿日: 2012.09.13
powered by ブクログ気が強くて不正に平然と立ち向かう花咲舞と、支店長以上の人相手になると途端に弱気になる相馬調査役のデコボココンビが、大手都市銀行で支店の臨店検査から明るみに出る難問を次々と解決していく。役員クラスの大物が、仲間をやられた私情から、2人をなんとか痛い目に合わせようと手を変え品を変え手を回すが、舞は鮮やかに刺客を撃退していく。荒磯の子 編で、舞が待ち時間に激怒する客に平然と対応し、後にその客についてコメントするシーンと、忙しいけど私はこの忙しさが嫌いじゃないな、と言うシーンに、著者の接客業や働くことへの哲学を感じた。スカっとする一冊です。
0投稿日: 2012.09.05
powered by ブクログ大手都市銀行の事務部に転属になった相馬調査役とその部下花咲舞がつく。仕事は各支店の営業課(窓口)の事務向上を目的に指導することである。この銀行では将来の頭取候補が二人おり、末端まで派閥抗争が起こっている。いろんな問題を舞の活躍で解決していき、相馬はややつけたしの感がある。ある時は営業指導を枠を越え融資の世界にも入っていく。最後の下りでは本店扱いの大手流通業にたいする不祥事で銀行の信用は失墜するが、これも舞の活躍で何とか食い止めることが出来る。
0投稿日: 2012.08.24
powered by ブクログ短編集なので、「バブル組」のような、じっくりとした話の展開がなかったのが残念。内容が薄く感じてしまいました。 それにしても、銀行員ってろくな奴がいない。どこの職場でも同じだと思いますが。
0投稿日: 2012.08.22
powered by ブクログ面白かった~。男子行員の話ばかりが多い池井戸作品において、結構珍しい設定だと思う。でも女子行員の大変さもわかって面白い。 どうせなら、長編で読んでみたい。
2投稿日: 2012.08.15
powered by ブクログ著者が銀行OBということで 細かなところはアルアルと納得。 でも、花咲舞のような人いないでしょ、と思う。店舗に三、四日いるだけでは支店は変わらないよ。絶対。 相馬調査役は いいなぁ。
0投稿日: 2012.07.22
powered by ブクログ池井戸潤の小説はどれも、読後感が爽快!続けて次が読みたくなる。銀行の臨店指導チームの主人公が、支店を回って業務改善や、事件を解決する連作短編、金融機関勤務の経験ある者が読んでも、少しも違和感を感じない詳細な事柄・言葉使い。池井戸潤、最高ー!
0投稿日: 2012.07.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
舞の凛としたまっすぐな姿勢が痛快無比。ミステリアスなストーリー展開を楽しみながら、最後は勧善懲悪の爽快感にどっぷり浸れる。タイトルから連想される暗さはなく、寧ろ底抜けに明るい。保身にのみ汲々とするサラリーマンの浅ましさが自分とだぶる。舞台は銀行だがサラリーマンすべてに通じる普遍性がある。
0投稿日: 2012.06.27
powered by ブクログ痛快!業務改善女子行員物語とでも言おうか。 何よりも自分の出世しか考えていないメガバンクで働く 歪んだモラルをもった行員を、ヒロインである花咲舞が とてもすっきりと解決・改善をしてくれる。
0投稿日: 2012.06.11
powered by ブクログおもしろかった! 銀行にまつわる不祥事を描いた八篇による短篇集。 不祥事というトラブルやエラー、その背景にある人間関係の歪みに焦点を当てて描かれている。 人間の醜い部分も見せつつ、最終的には痛快にそれらの綻びを主人公の二人が解決しちゃう。 そして、なんといってもヒロインの狂咲こと花咲舞のキャラがすごいわ。 見事な暴れっぷりで強烈だけど、まっすぐで正論が通ってるからこそ、なんか元気がもらえる気がする。 この作者の本をもっと読んでみたいと思う。
0投稿日: 2012.05.16
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) ベテラン女子行員はコストだよーそう、うそぶく石頭の幹部をメッタ斬るのは、若手ホープの“狂咲”こと花咲舞。トラブルを抱えた支店を回って業務改善を指導する花咲は、事務と人間観察の名手。歯に衣着せぬ言動で、歪んだモラルと因習に支配されたメガバンクを蹴り上げる!新ヒロインの活躍が痛快なオフィス名編集。
1投稿日: 2012.05.06
powered by ブクログ短篇小説の形式を取りながら1つの小説として読める。面白かった。花崎役は相武紗季でドラマ化したら面白いだろうと思うぞ。
0投稿日: 2012.03.31
powered by ブクログ面白い。 タイトルは難しそうな印象を与えているけれども、そんなことはない。 仕事で鬱憤が溜まっている人には是非読んでもらいたい。 世に蔓延る悪を蹴散らしてくれます。 水戸黄門がずっと印籠を出し続けているような爽快感たっぷりの作品。
0投稿日: 2012.03.23
powered by ブクログ“狂咲”こと花咲舞の歯に衣着せぬ言動が痛快!正義感溢れる主人公で銀行ものと、とても池井戸さんらしい作品。 とにかく読んでいて気持ちがいい短編集。話は繋がっているけれど、ひとつひとつきちんと読ませる。 特に『過払い』は銀行の体質が出ていて、素晴らしいと思う。池井戸さんは女子行員の気持ちもよく分かるし、上司になって欲しかったな。 女子行員はさらに楽しめると思う。言えないこと言ってくれてる!とか、あるあるそれ!とか、とても共感出来ます。 クリップケースに鍵入れとくは実際にやってた(笑)今はちゃんと鍵入れあるから、それはないけど… 続きが読みたいのでシリーズ化して欲しいです☆
0投稿日: 2012.03.04
powered by ブクログ池井戸作品、銀行モノのなかでは特に読みやすいのでは。NHK21時枠でドラマ化されそうなストーリー。花咲舞の雰囲気、ショムニの江角マキコ。
0投稿日: 2012.02.05
powered by ブクログまたまた銀行話。 臨店指導を行う二人の銀行員。 相馬と花咲。 この花咲さんの啖呵とか素敵過ぎるんですけど…! オムニバス形式で進むけども 最後はやっぱりそこにいきついてくれてすっきりです。 伊丹の若造め…! ただその後の真藤さんとか気になります。 延々目の敵にしてこのまま行くのでしょうか? シリーズものとしても出ないのかなぁ? 面白いのに…。
0投稿日: 2012.01.30
powered by ブクログ不祥事って起こるものだよね で、これを金融系の業務をしている知人に読んでもらった感想を聞いたら 「う~ん、これって手続き上、今は出来ないと思う」との事。 大口現金なんて支店にホイホイあるわけないじゃん、とかいろいろと突っ込みどころがあるようだ ただ、こんなのより実際の不祥事の手口は実はたいした事ないようなことも言っていた 不祥事を起こしてしまう人は、「なんで、絶対ばれるのにやっちゃうんだろうね~」 との事(発覚が遅れてしまうのは結局、運用なんだって) 小説としてみた場合面白と思うが、不祥事はなくならないのだろうな 自分が起こすことがないようにしよう
0投稿日: 2012.01.27
powered by ブクログ登場人物二人に焦点をあてた短編集。 面白かった!そして、一話一話の爽快感!現実世界じゃこうもうまくいかないんじゃぁ・・・・って思いは否めませんが読み応えありました。 外からみているだけじゃ分からない銀行の組織。 保身に走るエリート銀行員とか目に浮かびます。 こんな花咲さんみたいな人、上司だったら仕事がんばるのにと思ったり。
0投稿日: 2012.01.25
powered by ブクログ池井戸潤はもともと銀行に勤務していただけあって、銀行もの書くとリアルだし分かりやすい。 この銀行という社会では、一つのミスがずっと考査につきまとう。そんな男性社員は上の顔色を伺って無難に過ごすようになる‥ そういう銀行社会のしがらみを一切気にしない、ちとベテランの花咲舞が銀行社会の行員心理を見抜いて、問題点を暴く姿がすがすがしい。こういう実態を目の当たりにして、この著者も作家に転向したんだろうな。
0投稿日: 2012.01.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
池井戸潤さんの銀行もの。 花咲舞の感情的になったときの台詞が堪らない。 今回の話は銀行だけに留まらず、世間一般の企業の内部にも当てはまるのかもしれない。 花咲舞のような人物が堂々とものが言える組織にしたいものである。
0投稿日: 2012.01.16
powered by ブクログちょっと池井戸潤ブームが来ています。企業ものの小説が面白いとは、私も年をとったものだな~とおもうところです。しかし、企業で働いているからこそ理解できる点もあるというのはそれなりに成長している証拠でもある。 さて、主人公の狂咲さんは正義感あふれるオテンバさん。仕事に愛をもっているからこそできる行動、上司ははらはらですが、こんな子がいてくれるからこそ駄目な仕事にも一縷の希望を見出せるのかも。 彼女はこんな言葉を吐露する。「たまに銀行という組織に、こういう無力感というか、殺伐としたものを感じる時があるのよ。結局、ここには人を動かし、ときに狂わせるいくつかの物差しが同時に存在している。銀行という利益という物差し、そして派閥や個人的な私利私欲という物差し・・・」 そうこれは銀行というそしきだけではなくすべての業態でいえることだ。 後にはこう続く「私たち個人が幸せになれるか、本当にやりたい仕事ができるかという物差しはいつだって後回し」 いつだって、人は自分中心だ。企業もおなじ 。どこに妥協点を見出すか、どこが正義にかなうのか。 そんなことを考える一冊。
0投稿日: 2012.01.13
powered by ブクログ池井戸潤氏自身が銀行出身なだけに、ありそうな不祥事の短編連作。テレビドラマのよう。ただ今まで読んだ氏の作品に比べ短編のせいか、じんわり感じいる内容ではない。 しかし、主人公が保身に走らず正しい事を正しいというところは、いつも通り、サラリーマンとしては読んていてスッキリする。読物としては、読みやすいし面白い。
2投稿日: 2012.01.06
powered by ブクログ池井戸さんの銀行もの。 銀行内部で起きる様々なトラブルを、調査役の補佐に抜擢された若手女性行員が解決していく短編集。最終的に、すべての事件の背後に見え隠れする悪の親玉に正義の鉄槌を!というような展開を期待したが、そういうのはなかった。なので、4点どまり。 それでも、それぞれ面白かった。続編を期待。
0投稿日: 2011.12.01
