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ボクの彼氏はどこにいる?
ボクの彼氏はどこにいる?
石川大我/講談社
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総合評価

23件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    11/14 子供が面白そうだねと言ってたLGBT関連の本を二冊借りてみた。一つ目がこちら。とにかく軽快で痛快青春小説として面白かった! フィクションじゃないの?と思ってしまうほどの面白いエピソード。当事者からするとあるあるなんでしょうね…。著者がバイタリティーあって魅力的なのが伝わってきた。ご家族も素敵。 正直、性的指向を隠すなんて簡単じゃない?と思ってた。でもそうではなく。好きな人を目で追いかける、思わずにやける、とか・・・自然な行為を押し殺し、自分が自分でないのは苦しいだろうな。 思春期には自分が好きでないものを好きと演技しなければならないことってあると思う。好きでもないのに仲間はずれにされたくなくてタピオカ飲んだりとか笑。それが浅香唯さんだったのね笑。 自分が自分でいていい。 簡単そうで難題だ。

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    投稿日: 2021.11.15
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     ○○第一世代、になれるチャンスが、だれにでも人生のうちには何度かあるように思います。「第一世代」になれた人は、手さぐりの闇のなか一歩を踏み出したり、一筋の光をひとより先に感じることができた人たちです。  インターネットを使うことで、それまで出会うことのなかった人と知り合うことができるようになりました。  出会うことのなかった、知られないままそこにいた、さまざまな、マイノリティ。いまではLGBT、と表現されるようになったひとびとの中にも、インターネットに光を見いだしたひとがいました。著者の石川さんも、その一人だと思います。  たまたま、自分も世代が同じだったので、教室の中が男性と女性ではっきり分かれ、話題の中身のアイドルも、女性と男性にはっきりわかれていた当時の雰囲気がすぐ思い出されます。  本当は光GENJIの話がしたいのに、浅香唯のファンを装いながらでなければ仲間でいられない苦しさ。それを思うだけで胸が苦しくなります。  いまおもえば、ほんの30年ほど前の日本は、息苦しくて、生きにくい世の中だったと思います。昔がいまよりよかったなんて全然思えません。かつての日本が美しく、いまの日本は腐っていると本気で思っているひともいるようですが、わたしにはそうは思えません。  出会うべき人が世の中にいることに、パソコンのモニター越しに気づいた瞬間の興奮、鼓動が、自分にも似たところがある人には、きっと伝わるはずです。  一歩を踏み出す前の不安、予想されるネガティブな反応をこえ、ほんとうの自分を開示して生きる生き方を、読みやすい文章で実感させてくれます。  第一世代があった上で、現在の状況があります。  世界が変わったあとになってから、元の世界をイメージすることは難しいことです。とんねるずのかつてのキャラクターを今の世の中でみて笑えるかどうか。または、懐かしめるかどうか。かつての世界、当時を生きたひとたちに、その見識と態度を問われる題材ではないかなぁ、と感じます。

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    投稿日: 2019.11.15
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    この本の単行本が出版されたのが2002年のこと。自分はまだ11歳だった。 「ボクの彼氏はどこにいる」 なんてシンプルで分かりやすく、そして柔らかさのあるタイトルなんだろう。11歳の自分がこの本を見たら、どう思ったんだろう。 その頃のゲイとしての自覚はまだぼんやりとしたものでしか無かった。もしもこの本を手に取っていたら、自分の人生を良い方向に向かっていただろうか? いや、あまり自信が無い。感化されて早まって、空回りなカミングアウトをしていたかもしれない。 結局、今がこの本を読むべきタイミングだったのかもしれない。 (続きは書評ブログでどうぞ) https://www.everyday-book-reviews.com/entry/%E6%9B%B8%E8%A9%95%E6%84%9F%E6%83%B3_%E3%83%9C%E3%82%AF%E3%81%AE%E5%BD%BC%E6%B0%8F%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%AB%E3%81%84%E3%82%8B_%E7%9F%B3%E5%B7%9D%E5%A4%A7%E6%88%91

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    投稿日: 2019.10.17
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     主張は分かるのですが、読み物としては特段のインパクトはないように感じました。  ある程度、BL小説を読みふけり、リアルゲイやらビアンやらの知識をそこそこ持ち合わせておいて読むと感動にはかけるという印象。  カミングアウトの三か条(自己肯定感の有無、経済的自立、仲間作り)や、カミングアウトの必要性についての思考を促すところ、カミングアウトは終わりではなくて理解しあう対話のための始まり、というまとめ方には納得しました。セクシャルマイノリティが幸せに生きられる社会作りを、人と人との繋がりを、という主張も前向きです。

    0
    投稿日: 2015.02.18
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    ずっと読みたいと思っていて、ようやく読めました。 マイノリティって当事者にしか分からない葛藤があります。日常の何気ない会話の中でも些細な一言に傷ついて、神経を尖らせて、疲れて、悩んで、苦しんで。中でも隠し通せてしまうマイノリティはより一層に辛い思いをします。 本書はセクシャルマイノリティの方々が希望を持てるよう、前向きで明るい文章を一貫している気がします。ただご本人はとても苦しかったんだろうなと思います。 読んで良かったです。

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    投稿日: 2014.11.26
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    読んでなかった、読んどこうというところで。 インターネットは、マイノリティをつなげるのに大きな力を発揮するなぁと。 最近、実感していたところもあるから、そうだよなぁととても共感しました。 相対数が少ないと、自分の手の届く範囲の世間にいる可能性は確実に低くなるので、日本全国、世界中どこでもつながれるってすごいです。 自分と同じように感じていた、同じような状況の人がいるんだ、と知ることは、とてつもない力になる。 使い方を間違えたり、極端な考え方を増長させたり、とかデメリットは当然あるけども。 実名で、写真を表紙にして、という決意で作られたところが、多くの人の心の支えになったと思います。

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    投稿日: 2014.11.07
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    何年か前にテレビかなんかでこの本を知って、読んでみたいなぁと思っていた一冊。 ちなみに私は「普通の」人だと思う。だから、なるほど同性愛者の人はこういったことに不安を感じるのか、これほど悩むのか、と勉強になった。 私には同性愛者の友人がいる。 だけどその友人は異性と寝ている。同性とは付き合ったことも寝たこともない。じゃああなたは異性愛者なんじゃない?と聞いたことがある。 だけど友人は「本当に好きな人には好きだと伝える勇気がない」のだと困ったように言った。 私はよく理解できなかった。なんちゃってじゃないの?とも思ってしまった。 でも、友人は本当に同性愛者なのかもしれない。繋がる勇気を持てないだけでね。私はそれを否定するべきではなかったし、疑うべきではなかった。 友人へ あの時はごめんね。疑ってからも連絡をくれて、飲みに誘ってくれてありがとう。あなたがカムアウトしてくれたことも今になって嬉しく思います。 いつかこの言葉を直接あなたに伝えたいです。

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    投稿日: 2014.08.31
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    ゲイであることをカミングアウトし、それを周りに認めてもらい、その立場を活かして活動していく。それを実現のものにしていくまでの著者の体験談が赤裸々に綴られている。ゲイであることに悩み葛藤してきた人、ゲイというものがどんなものか分からない人、色んな人に読んでもらいたい。この作品を通して勇気付けられたり、新しい視点を得ることが出来るのではないかと思う。 ただ、ここで一つ言っておきたいこととして、本書で述べられている著者の意見はあくまで「ゲイの生き方のひとつの形」として、とどめて置いて欲しいということ。この著書を読んでいると、ゲイであることの分析に客観性が足りないと言うか、「ゲイに生まれて良かった!」という著者の発言からも伺えるように、些か視点が盲目的というか、現実味に欠けるような印象を受ける。ゲイであることに卑屈になる必要も無いが。(当時の彼の立場から考えてそう発言するのも仕方のないことだったとは思うけれども。)本書に溢れる「肯定の嵐」は読んでいて感極まるものがある。そこに至るまでの筆者の人生を想像すると尊敬できるし、自身の琴線に触れるのも確かだ。多くのゲイは「自分なんて」っていう自責の念を必要以上に抱いている。現実問題として、ゲイであることは隠さないといけない場面が殆どだろうから、胸張って生きようにもそれが許されない。でも、著者の在り方が絶対正しいということは無いし、絶対幸せということも無い。「カミングアウトこそ幸せの形」という考えに圧迫され精神的苦痛を感じているゲイの方も少なくないのではと思う。決してそうじゃ無い。あくまでも生き方は人それぞれ。だから私は、著者の生き方を否定しているつもりは無いし、彼の活動に励まされた人も大勢いるという点から、充分価値のある行動だと思う。ただ、それに感化されるあまりに自分を追い詰めて欲しく無い。そう思うだけだ。これを読んで励まされる人もいれば、一方で無駄に傷つく人もいるのではないか、そう思ってついレビューを書いてしまった。気にする必要なんてない。正解の無数に存在する問いに対する一つの答え、という考え方が適切だろう。いつか辿り着くであろうそれぞれの理想の形を胸に、その時々でベストの選択を積み重ねて行けば振り返ったときに満足できる人生になっているんじゃないかと自分自身に言い聞かせている。けれど、それは答えになってないのかな?無責任なのかな?私自身、まだまだ理想の答えに辿り着けそうにない。

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    投稿日: 2014.08.10
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    自分自身のジェンダー?セクシャリティー?に悩んでいる時に読んだ本。 とても読みやすくて、大我さんの本をこの後立て続けに読んだ。どれも、優しいし易しい本だった。友達にも勧めやすい一冊かと思った。

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    投稿日: 2014.05.12
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    LGBT界の超著名人のたいがさんの著作。コンピュータのくだりになんだか時の流れを感じさせられた。憲法の勉強で少数者の権利がどうこうとか言ってる割には、この少数者たちの切なる感覚みたいなものを忘れかけていたのを思い出させてくれた。高校生の頃によく憤っていたもの。頭だけの勉強になりがちだ。そして頭だけの勉強は得てして少数者の権利を大切にしているように聞こえて、本当はなにも見えていないことに気付く。結局、感覚や実感が大事だ。自分の隣で、いかにも普通な顔でなにもありませんよみたいな顔で一緒にいる人が、実は自分にはどうにもならないようなことが原因で社会的な抑圧を受け生きづらいと感じているかもしれないという実感。別にLGBTのことに限らず。

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    投稿日: 2013.11.02
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    ゲイである石川さんのライフヒストリー。 6年前に出た本の文庫化。 6年前は、セクマイであることを公言して本を書く人なんてほとんどいなかったから(しかも実名で! しかも若い!(当時の大我さんは20代後半))、けっこう衝撃的でした。 今はセクマイ関連の本も増えたけど、大我さんが6年前に本を出した頃と、社会はそれほど変わっていないので、「ゲイであること」に悩んでいる人たちにとっては、未だに力になってくれる1冊です。

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    投稿日: 2013.09.22
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    石川大我さん自らの半生が書かれています。 インターネットの発達と共にセクシャルマイノリティーの人たちは自分だけではない、同じ様に悩んでいる人はたくさん居るんだと知ることが出来るようになりました。 そうして様々な活動をされていく様子が書かれているのですが、とても生き生きとしていて、見習いたいなと思わされました。

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    投稿日: 2013.09.07
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    読んでいて、とても筆者の人柄が伝わってくる文章だった。何よりも、この本を手に取った人たちに向けて「伝えたい!」という気持ちが感じられる。 LGBTについての知識を持っていない人にもできるだけ分かりやすく、多くの人に理解されるために書かれた文章なんだな、ということが数ページ読み進めただけで分かった。 でも、これ以上のことがまだ自分が未熟なために読み取れなかった。また、何か月か何年か先に読む機会があったら、もっと吸収できる可能性があると思う。

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    投稿日: 2013.06.08
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    同性愛者がどのような人々か、また同性愛者がどのように生きているかについて、著者の石川大我さんの同性愛者としてのライフヒストリーを通じて、本。日常生活からの話なのでなじみやすく、すぐに読むことができました。 「ゲイに生まれてよかった」事をやたら推す傾向が強いなど、個人的にはやや首をかしげる部分もありますが、出版から10年経った今も、同性愛について間違った報道がマスコミによってなされる事もある現状を考えると、同性愛者の置かれている状況を的確に述べているという点では、この本の存在は未だに大きいものであると思います。 ただしかし、これは同性愛者をはじめとした性的少数者の状況が、出版から10年経った今でもほとんど変化していないということも意味しますが…今後の展開に期待です。

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    投稿日: 2012.11.26
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    ゲイである自分を肯定=肯定のシャワー〉が出来た石川さん。 これがどんなに難しいことか… セクシュアルマイノリティであることは、その人の一部でしかないけど、当事者にとっては生涯共にする課題です。 課題の解決法は人それぞれだけど、ロールモデルがいないぶん、当事者との出会いはいつも大切なきっかけです。 石川さんの、人との出会いやつながりを大切にする思いが素敵だなと思いました。

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    投稿日: 2012.07.23
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    アイドルの女の子を好きなふりをしたり、気になる男子の名を寝言で呼んだらどうしようと修学旅行で眠れなかったり―著者がゲイであることに悩み、認め、周りにカミングアウトしていく、さわやかで感動を呼ぶ青春記 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 キリ教の授業で紹介されてたから読んでみた! 途中やおい本の話が出てきたけど、おたくは割と同性愛者とわかりあいやすい気がするよね なんかネットで知り合いさがして同志に会えたときの感動、とか書いてあったけどまさに、隠れオタがネットで交流してオフ会して仲良くなっての流れと同じだもんな…笑 私の場合、もうまわりがおたくで固められたからマイノリティにはかんじないけど…いまだにネットがあってよかったなーって思うもん。感謝感謝だね!

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    投稿日: 2012.05.02
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    最もプライベートな問題でありながら、文化・社会・政治的な要素の影響も強いセクシュアリティ。そのことをライフ・ヒストリーを通して、実名で、写真入りで語ってくれたタイガくんに感謝。私の周りにはセクマイの友達がたくさんいるが、それは、彼らが急に現れたわけではなく、私が変わったから。それぞれ個性を持った存在だということが分かったから。

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    投稿日: 2011.12.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ゲイの青年が、 パソコンという「マイノリティーの武器」に出会って、 仲間に出会って、癒されて、羽ばたいて(?)いく、という内容。 この本を読んで、 人間の核になるものは「自己肯定感」なんだと再確認。 マイノリティーに属した人は、 社会で生きるなかで「認められないという“自己否定”」を されながら過ごさなくてはならないので、 「自己肯定がしにくい」。 著者は、良好な家族関係・友人関係のなかで 「性以外の部分では自己肯定がしっかりとできていた」ので、 この本も最初から最後まで 「自己否定ばかりして生きてきた人」にみられる “ねじれ”があまりみられず、とてもサワヤカ。 そして、“仲間”に出会うことで「自己肯定のシャワー」を浴び、 癒されていく。 カウンセリングの世界でも、 仲間とのグループカウンセリングが効果が 大きいと言われているのも 「自己肯定感が得られる」からだと思う。 世の中の多くの問題・事件・出来事は この「自己肯定してほしい」に皮をかぶせたものに 過ぎないのではないかと改めて思った。 しかし、マイノリティーという1つの枠の中で 「仲間」に出会えるというのは、うらやましくも、ある。

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    投稿日: 2011.10.10
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    この本が2000年代のゲイ青少年像をつくったといってもいいんじゃないだろうか。そのへんの街にいる、悩んだり苦しんだりしている、オネエってわけでなかったりする、カッコよかったりするんだって。 パソコンとの出会いから世界が広がっている様とその喜びを書いてあるところは胸が熱くなる。若い頃って多くの人が閉塞感に取り巻かれたりするけれど、中身が何であるかに限らずそういう気分でいる人たちには共感をもってもらえると思う。また、同性愛者の権利などに注目しながら法律学者になろうと思っていた大我さんが、そのこと(学者や知識人の立ち位置になること)に逃げのような思いを感じるようになり、市井の人々のなかで生きていこうと思うようになるくだりもすばらしい。多くの人に、特に若者に読んでもらいたい。

    1
    投稿日: 2011.09.25
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    同性愛を理解してほしい、という筆者の思いはよくわかる。個人的な体験を率直で平易な語り口調で書くことにより、その思いを伝えることにある程度成功しているとは思う。 しかし、なぜだか解らないけれど、この本を読んでも、少なくとも私は何らかの新たな行動を起こそうとは思えない。おそらくは、感情に訴えかける説得力(描写力)だったり、論理構成だったりが弱いのだろうと考える。終始同性愛者としての目線のみで語られているので、「差別する側」の心理にうまく答えを出せていないのではないか。 尚、念のため記載すると、私だって人権問題は大きな問題だと捉えているし、同性愛者が手をつないでディズニーランドに行けない状況は改善すべきだと考えています。でも、どうすれば改善できるのか私には皆目見当がつかないし、この本を読んでも尚よくわかりません。

    0
    投稿日: 2011.05.10
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    本書は石川大我さん(以下、石川)という方の自伝である。 彼は同性愛者である。そんな彼のゲイとして生きていくことを自覚するまでの過程の話である。 本書の中に、次のような文章がある。  「「タイガくん、彼女いないの?」   日々の生活で何気なく交わされる言葉。こんな質問にも常に気  をはっていなければいけない日々の生活から解放されて、自分  の思うこと、考えることを思う存分話せるようになりたい。」  (P.12) ここからわかることは、私たちが日常はなす言葉の端にも、性への規範が染みついているということであろう。石川が男であるということで、相手は女性であることが強制されるのである。なぜ相手は女性でなければならないのであろうか。 そもそも、男性とは何か。女性とはなんであろうか。男性と女性の違いというのは身体的な特徴の違いである。その違いしかない。 違うということとはなんだろうか。 違いということが成立するためにはなにが必要なのであろうか。それは、同じということが必要である。違いということは同じということがその存立には不可欠であるということである。違うことと同じことは根底は分割不可能である。なぜなら、相互がお互いの概念が存立において必要だあるからである。であるのならば、違うことも同じことも「同じこと」であるのではないだろうか。 ただそれだけのことでしかないのだ。

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    投稿日: 2011.01.23
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    軽快な語り口で同性愛について教えてくれる一冊。「多い方と少ない方の少ない方の人間でも自分の生きる世界を好きになろうとしてる」というよしながふみ作品の言葉をほうふつとさせる一冊でした。

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    投稿日: 2010.02.12
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    ゲイやレズビアンの方が実際にいるのも知っていたし、偏見もありませんでした。 知っていたとはいっても、当事者の方たちの生の声をきくのは初めてに近くて、すごく新鮮でした。 また、「すこたん企画」のHPも見てきました。 全ての恋をする人・カップルが幸せで堂々としていられる日本がはやくやってきたらいいなというのが、一番の感想です。

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    投稿日: 2009.12.15