
総合評価
(230件)| 45 | ||
| 95 | ||
| 65 | ||
| 9 | ||
| 3 |
powered by ブクログ読み味スッキリ、良い終わり方で新年1発目は良書に出逢いました 原田マハワールドに引き込まれて、あっという間のエンディング 登場人物の名前の付け方、タイトル、食堂の店名は賛否ありそうですが、マグダラのマリア、聖母、イエスキリストの教えに繋がる無償の愛、無慈悲の愛、そんなことを感じられるお話で、とても良かった
19投稿日: 2026.01.08
powered by ブクログ死を身近にした人の食事の描写が生を際立たせており、改めて「食べる」ことが生に繋がっているような気がした。 話としてはかなり重いが、胸の中に痛みを抱える人だからこそ、誰かを救う事ができるのだと思った。 悲しみの中にいる間は難しいかもしれないが、ゆっくりと時間をかけることで、少し前に進めるのかもしれない
0投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
#読了 #ネタバレ 料理人になる夢を持ち神楽坂の老舗料亭で働く紫紋(しもん)。勤務先の料亭の不祥事にまきこまれ、かわいがっていた後輩を見殺しにしてしまった。彼は罪の意識に苛まされて、死に場所を求めてたどり着いた尽果(つきはて)という地にある食堂まぐだら屋。店主のマリアも暗い過去を持つ。 深く傷ついたからこそ他者に優しくなれる。そんな優しい世界の食と生きること、そして赦しの物語でした。年末によい物語に触れて1年を終われてよかった。
0投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ2024年の暮れか2025年のはじめにNHKでドラマを見た すごく良かったと思って、また見て考えようと思ってこのドラマをずっと探してた つい最近やっとNHKオン・デマンドでやり始めたので見た 作者の表現するものは 無償の愛 すれ違う無償の愛 なのか 赦す、とは、 見返りを求めないの愛 なのか それが悲劇をバックグラウンドに浮き彫りにされる 原田マハの見る世界を見たくなった これ原作読んで確かめないといけない 2026/1/6 よんだ ドラマは脚本家の解釈が強く入っているんだなぁ 脚本家が見たまぐだら屋のマリア 原作 まぐだら屋のマリア 自分の解釈 料理、罪、憎しみ、恨み、母親、教師、罪人、贖罪、マグダラのマリア、聖母マリア を背景に浮き彫りにされる無償の愛、見返りを求めない無限の愛 それが命も源ととなる生きる力となる 生きることの真理を想像させてくれる物語だった 美術、絵画のような小説だった NHKドラマでは マリア失踪から3ヶ月間の先生との共同生活が描かれる 原作には無いシーン 脚本家はナゼこの部分を創作したのか 印象的なシーンがそのなかにある 先生のセリフ(脚本家の創作) あれは無償の愛なんかじゃない、有馬を求めただけの打算的なものだ その前に、先生から無償の愛をいただいた、と言う趣旨のマリアのセリフがある 死に場所を求めて尽果にきた先生を、生きなければダメ、と3ヶ月かけて諭した部分が、 原作ではマリアの口からシモンに語られた わざわざ創作シーンをドラマにブチ込んだということは、脚本家の見た世界はそこに力点があるのだろう ボクにはこの小説が 罪人かもしれない悪人かもしれない今にも死にそうな人と、その背景をいっさい問わず、何も言わず、その人をただ抱きかかえる女性、母、聖母 という絵画に見えた
1投稿日: 2025.12.29
powered by ブクログ一気読みでした。重いけれど、主人公がたまたまたどり着いた尽果という場所が、まるでファンタジーの世界のような感じで、先を読み進められました。
1投稿日: 2025.12.25
powered by ブクログ最初は重い話に入り込めず。。。 たまたま行き着いた尽果という場所で主人公の紫紋の人生が好転してゆく。 最後はすっごく胸が痛くなった。 食堂、まぐたら屋。行きたいよー、食べてみたいよ!
0投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログそのときはいっぱいいっぱいだけど、時間が解決する、てこともあることを再認識しました。 ごはんの描写が素敵で美味しいごはんを作って食べたくなりました。
0投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログ色んな事情を抱えた人たちが、優しく生きて、最後は自分の場所に帰っていく。そういうありふれたほっこり話かと思いきや、こんなに泣かされるなんて。みんな自分の帰る場所が見つかるといいな。自分の場所で、大切な人たちと、毎日を大切に生きていこうと思った。
0投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ読み始めた頃は、なんかありきたりだなぁと思っていたが、読み進めていくとストーリーの中に引き込まれていった。 ものすごく深く重たいものだった。 マハさんのファンとして、このような小説を書くんだと驚かされた。 最後に解説のところで、 自身も傷持つ者は、他者の痛みに対して優しくなれるのだなあと、心がじんわりとあたたまる。 とあったが、まさしくその通り。 やはり、マハさんの長編小説は読み応えがあり、 大満足!
24投稿日: 2025.07.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いや、まあ、泣かされたし、面白いんだけど。。。 原田マハさんだけあって読ませてくれる本でした。 ただ、主人公が母に連絡するのが遅すぎる!! どれだけ親は待ってると思うねん!! と、納得いかず、腹立たしさがかなり残る。 あと登場人物の名前が、ね。 まりあまでは許容範囲だけど、与羽、かなんまで、出てくるとちょっと作為的というか、安っぽい漫画のように思えてしまう。 最後の母からのメーンや電話なんかは、涙なみだで、感情を揺さぶられました!
17投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログかけがえのない場所にあるもの いつでも帰ることのできるところと あたたかなご飯 そして、ずっと待ち続けていてくれる人
7投稿日: 2025.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ずっと前から気になっていた作家さん 原田マハさん!やっと読むことができました! まぐだら屋のマリア 優しい時間になりますように 願いながら 読み進めていきました。 水平線はどこまでも続いていた。 海岸沿いの道を走るバスに乗り、及川紫紋さんは 尽きることなくまっすぐな水平線を 眺めていました。 秋の終わりの朝の海は、想像以上にまぶしく、 力に満ちていました。バスからの景色を 観ているうちに なんの脈絡もなく、永遠、 という文字が脳裏に浮かびます。 その言葉の意味をこれまで実感した事も 探したことも無かった紫紋さんでしたが、 その言葉は不思議と心地よい思いでした。 このさき自分を待ち構えているであろう 死 を意味しているからかもしれません。 紫紋さんが死について考え始めたのは 今日になってからでした。昨日の夜、最後の 有り金をはたいてホテルに泊まりました。 東京では一週間、ネットカフェに寝泊まり その間 携帯は数分おきにブルブルと振動を 繰り返していて、それは故郷の母からの電話で あることはわかっていました、、、、 紫紋さんは犯罪者ではなかったけど、取り返し のつかないことをしてしまった思いでした。 犯罪者ではない。けれど、つみびとだ。 もう所持金は千円と少ししかありません。 二十五年間生きてきて、死を身近に感じた ことなど一度もありません。 ところが突然、 死 が 目の前に姿を現した。職場の後輩、十九歳の 浅川悠太に化身して。 悪いのは、及川さんじゃありません。 自分です。 悠太の最後の言葉が耳の奥に繰り返し蘇る。 この一週間の自分に起きた事、世間 という物が 息が詰まりそうなほど一気に押し寄せてくるなんて。 もう、いなくなってしまったほうがいいかもしれない。 完全に。 それがすなわち 死 なのだと気づくのに 少し時間がかかりました。思いがけず死は すぐ近くにあるということを、知ってしまいます。 悠太の自死によって。 その場所を求めて駅前のバスターミナルまで行き、 最初に来たバスに乗りました。そしていま、 こうして、いつまでも終わらない水平線を 眺めていました。 次は、 つきはて、 つきはて。 停留所名を告げる車内アナウンスが、ふいに 耳をとらえました。電光掲示板の料金表見ると 尽果 と停留所名があります。 つきはて 整理券 1 とピンク色の番号、料金表を見ると 1200 とあり反射的に降車ブザーを押しました。 お金が足りない事に気づいて降りる際に 申し出ましたが 運転手さんは ああ、ええよええよ と手を振ってさえぎり 帰りに乗ったときに、百円余分に払って くれたらええけ のんきな調子で言われました。 期せずして降り立った場所の風景は、広々と 秋の終わりの海が広がっていて、まるで たったいま世界が生まれたようなまっさらな 眺めでした。 それにしても、尽果とは。バス停の名前としては、 あまりにも悲惨で、あまりにも滑稽だ。 やるせない想いを抱きながら周りを見渡すと 海に向かって少しせり出した小さな崖っぷちに 小屋が立っています。あのおんぼろ小屋をみて 自分の身の上に引き寄せて考えてしまう事を おかしく思い、しばらく小屋を眺めていました。 とりあえず、あの場所へ。 自分の人生が終わるであろう場所へ。 つい二週間まえまで紫紋さんは、東京・神楽坂 にある 吟遊 という老舗料亭に勤めていました。 ここで料理人として学べば格もつき将来も保証 される名店です。極めて狭き門を突破して 紫紋さんは板場に入ることができたのは幸運でした。 日本一の料亭で働くことをお母さんは 顔をくしゃくしゃにして喜んでくれました。 お母さんは 紫紋。母ちゃん、ほんどに嬉しいよ。 あんだがやりでごと、思いっきりやるでごとが、 何より一番、嬉しい。 母の言葉を胸に、紫紋さんはひたむきに働きました。 何度もくじけそうになりますが、郷里の母のことを 思い、なんとか逃げ出さずに踏ん張りました。 厳しい環境のなかでも成長を実感すれば 充足感もありました。気になっている中居さんの 早乙女晴香さんの存在。気にかけてくれる家政婦 の宮本静子さんの存在。そして大切な大切な 浅川悠太さんの存在。 それなのに狭い世界の中で一心不乱に 夢を追いかけた時間が 一瞬で壊れてしまいました、、、、。 崩れ落ちそうに見えていた小屋は、こざっぱりと 整った佇まいの古民家でした。入り口の引き戸の 横に、土色の肌の大きな壺が置いてあり、大ぶりの 紅葉の枝が投げこんであります。いとも自然に 形よく。沁みるようなその赤をみつめるうちに、 これは廃屋でも民家でもない、何かの店だ、 と紫紋さんは気づきます。引き戸の真上に掲げて ある木製の看板の流れるような手書きの文字 ま・・・・ぐ・・・・だ・・・・ら・・・・屋・・・ まぐだら屋。 ふと、かすかな香りが鼻先をかすめました。馥郁と した香りは、追いがつお。 じわっと口の中に唾液がこみ上げて、急に痛い 程の空腹を覚えました。無意識に戸を開けると とたんに、いっぱいのかつおの香りに包まれました。 お店の室内を見渡すとまるで印象派の絵のように おだやかな色をたたえています。カウンターの 中で女性がことことと何か刻んでいます。 目が離せなくなり見つめていましたが、 その人は一心に手もとに視線を落として、 ちらりともこちらを見ない。 不思議ななつかしさに全身とらわれながらも あの ようやく、声を振り絞りました。 彼女は顔を上げない。聞こえてないのだ。 勇気を振り絞ってもう一度 あの・・・すいません。 おれ、すっげえ 腹が減ってるんですけど 長いまつげの伏し目がようやくこちらを向きました。 澄んだ目が、瞬きもせずに見ています。その目は、 誰かに似ていました。よく知っている誰かの目。 母の目か。晴香の目か。いやそれとも 悠太の。 いらっしゃい 明るい声が、くつくつと煮える鍋のあぶくの音に 重なります。 開店まえでたいしたものないけど・・・何たべたい? それが、出会って最初のマリアの言葉でした。 読み進めていく中でこれまで感じた事のない色彩。 美術館で何故か気になって 動けなくなってしまった絵を見つめ 時間の感覚を忘れてしまうような世界観を 強く受けながらも優しくつつまれた色彩でした。 物語の中で紫紋さん、マリアさんの揺れ動く想い。 そして女将さんの葛藤や底知れない優しさ。 何もかも受け入れた上での克夫さんの心根。 そしてそんな人たちに支えてもらって前を向いた 丸弧さんの強さ。 私の考えはたぶんずっと間違っている事を 私自身理解しているうえで それでも やっぱり誰も悪くないと思いました。 紫紋さんはもちろんわるくないですし、 仕方がないでは済まされない事でも あの時のあの場面のあの感情の中にいたら 私は誰も責められない事だと、、、、 凄く残酷な悲しいこれ以上ない悲惨な結末に なってしまいましたが、、、、。 その後に生きていく時間の中で女将さんと マリアさんの関係の大切な時間がとても 尊くて涙がずっと溢れてきてこういう色彩でしか 感じ得ない優しさを沢山受けながらの時間でした。 紫紋さんの想いでこの人生を良かったと 出会いに感謝しながら生きる強さに心をうたれ マリアさんが帰ってきて女将さんの胸に抱かれた ふたりの姿を心に焼き付けて どうか どうか と願い祈りながらの時間でした。 紫紋さんが帰るときに克夫さんが言った だらす 紫紋さんの ありがとうございました そしてマリアさんが言った 変わったよ。あなたも、私も もしも、このバス停に降り立たなかったら。 マリアに出会わなかったら。きっと、もっと 別の人生を自分は歩んでいたに違いない。 いま、自分が呼吸し、生きているのが、 その 別の人生 じゃなくてよかた。 この人生で、良かった。 花の香りに、ふわりと抱かれた。 紫紋の首筋に触れる、やわらかな頬。 ありがとう。だいすきよ。 何も言えないままで、ほんの一瞬、マリアの 体を抱きしめた。思いのすべてをこめて。 どんなにまぶしくても、 ただ前だけをみつめていたかった。 読み終えて読後感はとても良かったです。 でも良かったの中に複雑な交差の気持ちも 存在していて、良かったはずなのに 嬉しさではない涙が止まりませんでした。 ずっと一枚の絵画を見つめているような 物語に私自身の事も重なって 絵画の細部が変化していきながら もう一度、自身の事を振り返り 大切な人を想う 強くて優しい物語に出会いました。 願い祈りながらどうか 心穏やかにすごせていますように・・・
390投稿日: 2025.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
東京の老舗料亭に板前修業として5年間頑張っていた紫紋(しもん)。だが、その料亭は産地偽装、料理の使いまわし・・などやっていた。 それを紫紋が好きだった女の子と後輩が告発。 女の子の自死を止めたが、その間のに後輩は電車に飛び込んでしまった。 もう田舎にも帰れない。仕事も夢も失ってしまったと、自分の最期の地を求めて旅をして、最後の尽果(ついはて)というバス停で降りた。そこに崖ぎりぎりに経つ粗末な小屋をみつける。 そこは「まぐだら屋」という食堂だった。 食堂にはマリアと呼ばれる女性がいて、一人で切り盛りしているらしい。 田舎なのに、近くの工場から工員が昼夜の食事をとりにやってきてとても繁盛している様子。 紫紋は彼女に救われ、その食堂で働くことになった。 が、「女将」と呼ばれるひとの許可を得られないといけない。 マリアにつれられ、女将の家にいく。そこには老婆が臥せっていて、だがしかし、マリアをみると激高して追い返してしまった。 紫紋は女将にことわって、台所にたち料理をつくり、女将に食べてもらう。 その美味しく手早いのに手の込んだ料理をみて、まぐだら屋で働くのを許した 「マリアに惚れてはならない」という条件をだして。 どうしてこの地に来たのか、など一切聞かないマリア。そして町の人。新鮮な魚を毎日もってきてくれる漁師の克夫(かつお)。その居心地のよさに紫紋はずっとここにいたいと思う。 ある冬の日、まぐだら屋の前に行き倒れていたという青年をまたマリアが救う。 彼は、死んだ後輩にそっくりだった。 紫紋の家につれていく。マルコというその青年は引きこもりだったらしい。 紫紋のつくった賄を持って行くと、嬉しそうに元気よく食べる。ただ、家事などは一切しない。紫紋は自分も何も聞かれずにここに置いてもらった経緯もあり、 マルコに何も聞かず、「大型犬」だと思って接していた。 そのうちマルコは「母親を殺したようなもんだった」と告白する。 マルコの過去とは? そして、マリアにも過去の因縁の男との再会があって・・・ なぜ、女将はあんなにマリアを嫌っているのか?なのに、マリアは女将を心配し、世話をしようとしているのか? っていうお話。 すごく面白くていっきにするするする~~~と読んでしまった。 紫紋はどうなるん?ずっとず~っとこの幸せな時間を過ごさせてあげられないんだろうか?って、大体半分ぐらいのところで思ってて、 あと半分も残ってるからまだ波乱がいっぱいあるんだろうな・・・って思ったり。 NHKでドラマ化されていて、 マリアは尾上真知子さんなのはめちゃくちゃわかる!!って思った。 後の俳優さんたち、よくわからんけど、女将さんが岩下志麻さんなのは綺麗すぎないか?って思ったww が、最初にマリアを追い返したときと、紫紋と接していく女将では印象が変わってきてだんだんしっくりきたかも。 NHKのはサブスクにもなかなかUPされないのが残念だわ~。 かといって、映画化の2時間では端折られてばかりになるので、やっぱドラマでじっくりやってほしいな。
2投稿日: 2025.06.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この地では、誰もがマグダラの怪魚になり、その懐に持つ薬草を必要とする誰かに繋いでいくんだろうな ずっと続く物語を感じた 題名からてっきりキリスト教関連の 話だろうと思ったのに、ぜーんぜん違って良い意味で裏切られた!こういうの好きよ
0投稿日: 2025.05.28
powered by ブクログ傷ついた先に流れ着いたマグダラ屋。マリアに心惹かれ、マリアの過去に触れ、女将の深い愛を感じ、傷がいえていく。子供を思う母の愛には涙が( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)どんなに傷ついてもいつか人は立ち直れる!ちょっとの休息は必要❣️マグダラ屋のご飯を食べたくなる1冊。
13投稿日: 2025.05.24
powered by ブクログこんなに感動するとは思わなかった。 女将、マリア、シモン、マルコ、カツオ、、、 待つこと、ふるさと、母 ほっこりの再出発物語。春にぴったり。
1投稿日: 2025.05.13
powered by ブクログ何年振りかのThe小説。まずは完読おめでとう、私。大昔に読んだ「楽園のカンバス」に続く原田マハ2冊目。過去と現在が行ったり来たりする感じが懐かしく、あー、久々に村上春樹も読みたいな〜と思ったり、登場人物の過去が想像を超えて来る感じもなかなか新鮮でした。たまには小説良いね。調べてみるとNHKのドラマにもなっててマリア役は尾野真千子。確かにそーゆー雰囲気。
1投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログ何冊目かの原田マハさんの作品です。今回も勿論の面白さとともに、文章の美しさを感じる本でした。ドラマ化されているので機会があったら是非見たいです。美術に造詣の深い作家さんなので絵画を描くように小説が作られるのかな。ドラマ化で一層素敵な物語りになって欲しいです。
2投稿日: 2025.04.27
powered by ブクログ星3.5 終盤のお母さんからの留守電、泣けた。 ストーリー構成や情景描写、少しずつ明かされる登場人物の背景など、どれもすごく上手い。 原田マハさんの著書はいつも期待通り、或いはそれ以上の読み応えがある。
20投稿日: 2025.04.27
powered by ブクログ読む前は、明るく温かい雰囲気の話かと思ったが、登場人物全員訳アリ。それぞれに壮絶な過去を持つ人々が"尽果(つきはて)"という土地に流れつき、徐々にその過去が明らかになっていく。 それぞれの過去は重たく到底受け止めきれないようなことばかりだけど、一貫して温かいイメージを与えてくれるのは登場する四季折々の素材を使った和食料理。 やりきれない経験をしている人たちが集まり、それぞれに事情があるとわかっているからこそお互い踏み込みすぎない。そっと見守る。だけど無関心なわけではない。どこかに感じられる人柄の温かさ。 一面に咲く菜の花や真っ青な海、色づく紅葉や降り積もった雪など、四季の移り変わりの描写が印象的でその光景がしっかり目に浮かんだ。
3投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログよくある、正体不明の食べ物屋さんに心疲れた人が行くと、元気になる何かを出してくれる癒し系かと思ったが、もう少し切ない物語でした。
9投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ子にとっていつでも帰れる場所があるのはとても幸せなことなんだなと思った。 まぐだら家で紫紋が作った料理食べてみたいなあ。
1投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ良かった〜泣けたー…会社で読むんじゃなかった笑 誰にでも大なり小なりぶち当たる壁があって、それでも懸命に生きていく力をもらえる素敵な1冊
34投稿日: 2025.03.28
powered by ブクログ一気見してしまった一冊。 20代の主人公が ある事件をきっかけに後輩が自死してしまい, 人生の終着地を探している所から始まります。 とある田舎の尽き果ての地にある ”まぐだら屋”という食堂で なぜが薬指の欠けたマリアという女性と出会います。 食と自然,人との繋がりで 生きる気力を取り戻し人生を再生していくストーリー。 まぐだら屋に出てくる献立と 調理の過程も鮮明に想像できるくらい 美味しそうでした! 主人公が直面した ある事件というのはかなり重い内容で まぐだら屋のマリアの過去も壮絶なのですが, 周囲の人々が抱えてきた複雑な人生やあたたかさが絡み合い傷を癒していくところに感動しました。 また読み返したい一冊です。
1投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公が尽果という土地で人々と出会い変わっていく物語。 マハさんの文才は相変わらず惹きつけられるものがあるのだが、全体的に亡くなった人が死に至るまでの心理描写がいまいち。 マグダラのマリアにかけてるにしても、シモンがマリアさんに恋してる描写がいるのか甚だ疑問だし、マリアの真実がファンタジーすぎる。飛び降り自殺の話が唐突すぎて、浅く感じてしまった。丸弧と女将さん、克夫がシモンに与える作用は良かった。
0投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログたまたまではあるが、今週末から来週にかけて東京では桜が開花するらしい。そんなタイミングでこの小説を読み終えたのは、なんとなくタイミングが良かったように思える。 登場人物の多くが壮絶な人生を送っており、多くの時間は辛く重い感覚を味わっていたが、読み進められずにはいられない原田マハさんの筆致だった。 20話に章立てされていた自分にとっては珍しいタイプの作品だったが、1つ1つの章名が大きな意味を持ち1章読んでは章名を振り返っていた。 詳しいことは書けないが、生き続けることの大変さ、大事さを我が身に振り返りながら強く感じた。 これから春という季節にピッタリな読了のタイミングだった。
0投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログ再生の物語ですね 心揺さぶられました マハさんの本、本日はお日柄もよくも良かったけれど、この本も好きな1冊になりました 好きな本は読み返すと違った面も見えてきて この本もいつか寝かせてもう一度読みます!
9投稿日: 2025.03.13
powered by ブクログ原田さんのアート小説以外のものを読むのは「本日は、お日柄もよく」以来だったでしょうか。「ものを食べる」という行為が、人が生きる上で大切であることを改めて実感しました。それは単に栄養を摂取するためという意味だけでなく、傷ついた心を癒し前を向いて歩いていくためという意味でも。まもなく、マリア役を尾野真千子さんが演じているドラマが放送されるとのこと、こちらも楽しみです。
5投稿日: 2025.03.07
powered by ブクログ最初の方は面白かったけど最後の方だんだん非現実になっていってあんまり… 聖書と絡めているのはわかったけど、聖書がよくわかんないのであまり面白くなかった
1投稿日: 2025.02.23
powered by ブクログ絶望、希望の心情がストレートに感じられ、一冊を通して感情を何度も揺さぶられた。 話の途中に出てくる伏線も最後綺麗に回収しており、気持ちの良い終わり方だった。 生活でマイナスの感情を抱きすぎている方は読んでほしい。
1投稿日: 2025.02.16
powered by ブクログ「尽果」の地にあるまぐだら屋のマリア。老舗料亭で働いていた紫紋が尽果へ行きマリアと出会い、まぐだら屋で働き故郷へと戻るまで。食べること、料理して人と一緒に食べることの大切さや母子の関係などについて考えさせられました。
2投稿日: 2025.02.09
powered by ブクログ面白い。 読みごたえがあります。 登場する人たちが、聖書からとられたの名前。 これは、贖罪の物語? まぐだら屋は、能登のどこかにあるような感じがしました。 読み進めると、違うことがわかるのだけれども。 震災前に何度か行った能登のイメージがこんな感じでした。
1投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログ料理人としての夢を絶たれ、人生の終わりを求めてさまよう紫紋。 そんな彼が辿り着いたのは、ひっそりと佇む「尽果」という村。そこで出会う人々との触れ合い、そして何より、料理の持つ力を通して、紫紋は再び生きる希望を見出していく物語り。 今回も染みるなー 本当に素敵 でも最後だけ、なんでー!そうなっちゃうの…ってなったけど、それもひとつの結末か。 ドラマ化も楽しみ♪
28投稿日: 2025.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
思い出したくない過去って、時間が経てば経つほど目を向けるのが怖くなるけど、みんなそれを乗り越えていて強い。最後、女将はよくマリアを許せたなと思った。マリア自身精一杯の罪を感じているのに、それが痛いほどわかっていても私なら許せないと思った。 ハルカについてはあまり同情できない。彼女もマリアと同じで、蠱惑的だったのかな。 シモンの母からの留守電にはちょっと泣いた。
1投稿日: 2025.01.16
powered by ブクログ分かりやすいストーリー。文章は読みやすく、料理の記述は詳細で目に浮かぶよう。良い意味で裏切られることもなく、最後までスムーズに読み進めることができます。
4投稿日: 2025.01.13
powered by ブクログ物語は面白く、すぐに読み終えてしまった。 ただ、登場人物の行動に共感できない部分もあり、まだ自分の経験が追いついていないのか?と思った。 料理の描写も素晴らしく、ああ、火が通るまでの時間を利用してこの作業をするのか、と手際の良さ、情景がすぐに伝わってきた。 登場する母は皆素晴らしい。 シモンの母、マルコの母、女将。 特にシモンの母からのメール、留守電の部分は泣けた。 しかし、登場する女(母でない者たち)はよくない。 共感もできない。 三股のハルカ。 ユウタが死んでしまったのはハルカのせいでは? シモンに対し、誰かに内部告発のことを話したくて、と言っていたが、ユウタにも話していた。 ユウタと死ぬのが嫌になったからシモンを利用したのでは? そして略奪のマリア。 生きて償いをするとしても、それが女将の目に見えるところである必要はあったのか? 女将の体調が悪化したとき、村の人々が尽くしている姿があった。マリアがいなくても女将の面倒を見てくれる人は居たのではないか? 自分が楽になるための償いのように思える。 不倫のヨハネ。 マリアはまだ当時の可塑性を加味できるとしても、いい大人が妻子を捨てて教え子と結ばれるという選択をなぜできるのか。 また、別れようという発想になる際、なぜ子供は妻に押し付ける? そして、結局マリアの面倒も見ず一人で償いをしている。 尽果に死にに来たというが、捨てた妻の親が住む村で敢えてなぜ死のうとするのか。 女将のことを考えてほしい。 マリア、ヨハネともに女将を苦しめる行動を無意識に?とっているのか、その行動が理解できなかった。
2投稿日: 2024.12.27
powered by ブクログさすがマハさん。読みやすく、するする読めて、面白かった。暗い過去を持つ登場人物たち丸弧・紫紋みんなに光が差し込み、良い結末だった。
1投稿日: 2024.09.02
powered by ブクログ読みやすいから、あっという間に読了。 登場人物の名前設定は、普通にした方がよかったような。 料亭の料理使い回し、生産地擬装って、19歳の見習いが責任を問われるものではないよね? ヨハネとマリアが激情から、指を切り落とすのも…真剣な恋のエピソードというより 危ない気質を表してるようだし、奥さんが子供を抱いて飛び降りるのも…激しすぎませんか? マリアと女将は心通わせるのは不自然。 とは思うけど、料理のシーンが好きだから、星は3つにサービス。
2投稿日: 2024.08.01
powered by ブクログ尽果、再生させる場所。それも選ばれたものだけなのか。一流料亭、使い回しを告発した悠太も助けてほしかった。そしてもう一人のマグダラのマリアは晴香
2投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログ取り返しのつかない罪、どうしても人は逃げたいと思ってしまう。 でも、それと向き合う事で新しい自分を見つけ人として成長出来るのだと思った。 自分の一つ一つの行動が今の自分を造ってきたのだと改めて気づいたので、自分の決断に責任を持とうと思いました。
0投稿日: 2024.07.09
powered by ブクログ尽果という地に呼び寄せられるように辿り着いた、それぞれが様々な暗い過去を背負った人たちの、聖書にまつわる贖罪そして再生へと向かうストーリー。
0投稿日: 2024.06.30
powered by ブクログロセッティの「見よ、我は主のはした女なり(受胎告知)」の表紙から、アートものだと思って手に取った本書。 読んでみると、内容は全然違って、結果"原田さんの、アートじゃない方"でした。 下積み修業をしていた老舗料亭の不祥事に巻き込まれ、生きる希望を失った紫紋。 絶望の果てに辿り着いた「尽果(つきはて)」という地で、〈まぐだら屋〉という定食屋に立ち寄った紫紋は、そこを切り盛りするマリアと呼ばれる左手の薬指がない女性と出会い、成り行きで〈まぐだら屋〉を手伝うことになりますが・・。 タイトルも新約聖書に登場する「マグダラのマリア」からきているように、登場人物もマリアをはじめ、紫紋(シモン)、丸孤(マルコ)、与羽(ヨハネ)・・といった聖書に因んだ名前が多く、本書のテーマの一つと思える「贖罪」と結びついてくるのかな・・と勝手に考察した次第です。 そう、これは辛い過去や十字架を背負った人々の贖罪と再生のストーリー。 傷つき疲れ果てた登場人物達が、この海沿いの小さな町で立ち直っていく様と、そこに行きつくまでの辛い過去(背景)とのコントラストの差が大きくて、彼らの背負っているものの重さがリアルにしんどいです。 可愛がっていた後輩の死で自責の念にかられている紫紋も辛いですし、マリアの過去も壮絶なものがあります。 特に、私としては丸孤の背景が個人的な大NG要素が含まれていたこともあって、胸をえぐられるようでまともに読めない程でした。 だからこそ、この土地で彼らが受け入れられ、再生していく過程には胸を打つものがあるのですよね。 土地の人々に慕われているマリアを頑なに拒絶する女将・・その二人の悲しすぎる関係性に唖然とすると共に前述した「贖罪」と、もう一つのテーマとして「許し」というのがあるのかな・・とも思った次第です。 何だか、本作が暗く思い内容みたいなレビューになってしまいました・・。 確かに途中しんどいところありましたが、〈まぐだら屋〉のお料理も美味しそうですし、心温まる場面も多く、希望の見える展開ではあるので読後感は悪くなかったです。 ところで、紫紋はバスの運ちゃんに100円を返したのかな・・どうでもいいことなのですが、ちょっと気になってしまいました~。
24投稿日: 2024.06.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
尽果という場所に流れ着いた主人公が、様々な人と出会いながら失った生きることへの力を取り戻していく話。マリアと出会い人の暖かさをしり、マルコと過ごし向き合うことで変わっていく…女将さんとマリアの過去、克生さんの見守り…後押しで最後に自分と向き合って前に進んでいくのが良かった。(読書メーターからの転記)
0投稿日: 2024.06.03
powered by ブクログ最初は、トラウマを抱えた主人公が田舎の景色と温かい料理に癒されていく、のほほんとしたストーリーなのかなと思っていましたが全く違いました笑 ちなみに聖書由来の名前はたくさん出てきますが、直接的には聖書の話は出てきません。 小説の舞台となっているマグダラ屋は、尽果(つきはて)という地の断崖絶壁の上に立っている料理屋。この不穏な地名や、もう少しで海に落ちてしまうマグダラ屋の立地、そして冬の厳しい海風や豪雪が、死と生の間で揺れ動く登場人物たちの心理を見事に描写していました。 特にマルコの過去の話は、トラウマ話の中でも指折りの衝撃でした。 だからといって決して暗い話というわけではなく、登場人物たちが生きてくれることを願う人たちや、なにも聞かずにただここにいることを受け入れてくれる人たちの存在に、暗闇を灯す蝋燭のような温かさを感じました。 最後の章は、展開を予想していたとしても涙を流しながら読むくらい愛に溢れていました。 この本を読んで、原田マハさんの作風の豊かさに驚くとともに、著者のことがますます好きになりました。
1投稿日: 2024.04.22
powered by ブクログアイデンティティが崩壊しかねるような出来事に遭遇しても、自分以外の誰をも責めない主人公の人柄に惹かれました 非常に美しい描写が細やかに描かれているんだけど、細やかすぎて伝わらないというか…読解力の問題なのか、ダイレクトに伝わらない表現が多くて… えっここの心理描写でこうなる⁉︎みたいなのが点在したせいか、感情移入しにくい場面がいくつかありました でもそれでも表現されている風景もお料理も本当にステキなお話でした
7投稿日: 2024.03.23
powered by ブクログ美味しいごはんって本当に人を幸せにするし、時には生きる活力にさえなる。ってのを改めて感じさせてくれる小説でした。 影のありそうな登場人物たちだけど、町のみんな詮索しない優しい人の集まりだからどんな過去を持ってるのか知らずに物語が進んでいきます。でもそれぞれの抱えるものが大きすぎて… そんな中、「待っててくれる人」、「他人だけど家族のような人」、「ふるさと」にそれぞれが支えられながら生きていました。家族じゃないけど、心の支えになってくれる人って貴重だよね。 携帯電話起動してからは、泣ける泣ける。メールや留守電に泣かされるとは思ってなかった。笑 そして所々出てくる美味しそうで心が温まる料理の数々。ほんと近所にまぐだら屋できて欲しい。絶対通う! 余談ですが、最近仕事で疲れ果てて元気なかったのですが、近所の定食屋さんで美味しすぎる料理を食べたらすっかり元気になれました。塩味もちょうどよくて、野菜たっぷりで、デザートなんて美味しすぎておかわりするところでした。インスタントラーメンやジャンクフード食べてた時より何倍も幸せになりました。美味しいご飯はほんと大事。
34投稿日: 2024.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
贖罪と赦し、母による受容がテーマになっていると思う。 重い話がありながらも全体的に読みやすく、読後感も悪くない。紫紋の母親からの留守番電話では泣かされた。 だが、振り返ると納得しづらい点もいくつかあった。 マリアと女将の再会のシーン 女将側から見れば、マリアは憎み続けるべき存在だったが、最後には与羽の元から戻ったマリアによく帰ったと言う。マリアを娘と孫を奪った悪魔としてではなく、長年自分に寄り添ってきた一人の人間として受け入れたのだと思う。ただ、見ようによっては女将はマリアに付きまとわれて常に憎しみと悲しみを思い出させられていたとも言える。最後に赦しを与えるのは女将の本望だっただろうか。女将はマリアを赦さなくてはいけなかったのか。マリアの贖罪は自己満足的に思えた。 また、マリア側から見た場合、マリアが女将を思わず母と呼んだことに違和感がある。マリアにとって女将は罪を償うべき相手で、女将のことを心配しながらも絶対的な上下関係をもって接していた。そんな女将のことを母のような存在と思うのだろうか。 紫紋や丸子の母は無償の愛を与える存在として描かれている。実の母親からの愛情を感じられなかったマリアにとって、自分に故郷を与えるきっかけとなり、長年受け入れてほしいと乞い願った対象として女将に母親の像を抱いたのか。 マリアによって子と孫を失った二人の関係を考えると、女将に対して残酷なシーンだと思った。 また、春香はどこまで計算的だったのだろう。読めば読むほど「ずるい」で流せない悪質さを感じた。 ・不倫が報われないことで告発を決意したのであれば、悠太に対して純粋な恋愛感情はなかった(不倫相手に未練があった)。悠太との付き合いは寂しさを紛らわしたいというものだったのか、告発の共謀者になることまで期待していたのか。 ・紫紋に悠太との関係を話さなかったのは、紫紋からの好意を利用しようという意図がなかったか。話の深刻さにそぐわない白いショートパンツを選んで履いてきたことにも、女としての自分を意識していたのでは。 ・一人になりたくないと紫紋を誘ったのは、自分を待つ悠太の存在を一時的に忘れるためでは。本当に誰かと一緒にいたいだけなら、悠太と会い、自殺をやめようと告げることもできた。約束の21時に紫紋に抱かれながら、悠太が一人で自殺してしまう可能性が頭を過ぎらなかったか。 綺麗に話をまとめるために、特に女性登場人物たちが共感しづらい行動を取ると思った。
2投稿日: 2024.03.11
powered by ブクログ生きることはとても苦しいことだ。死にたいのか、生きることから目を背けたいのか、死は最期の逃げ道であり切り札であり権利なのだと思う。心の置き場所が無くなって、自分を待つ誰かがいることを信じられなくなって。それでも、出汁の香りは、カレーの匂いは、ご飯が炊ける音と胸いっぱいに広がる甘い空気は、生きることを思い出させる。どんなに苦しくても腹は減り、飯はうまいのだ。飯がうまいということは、生きているということなのだ。 みたいなことをぽつぽつと考えさせられる物語。
0投稿日: 2024.02.28
powered by ブクログ美味しそうな料理と穏やかな地元の人に囲まれた今と、その裏に隠された凄絶な過去の描写の対比が凄い。 現在と過去が交互に出て来るところもその対比を際立たせ、解説にあるように何か寓話的なところとリアルがうまいバランスで両立していて、とても引き込まれて一気に読んでしまった。 どんなに辛いことがあっても、逃げていては何も始まらない。自分のペースで良いから前を向いて食いしばりながらも出来ることをしていくしかないし、そうすることが償いにもなるということ。 事情を聞かずに全てを受け入れるということと、美味しくあたたまる料理の存在は、弱っている人には一番の薬だな。そういう人が突然目の前に現れたら、自分も同じようにしてあげられるだろうか…そんなことも考えた。
13投稿日: 2024.02.16
powered by ブクログ女将、克夫さん、紫紋や丸弧の母、家政婦の静子さん、親世代の人たちの懐の深い温かさ、あえて詮索しないで外から来た若者をスッと受け入れる尽果の人々の優しさがいい。 大きな過ちを犯してしまっても過去にもどることはできない。生きて償わなくてはならない。 食べることで人々をつなぎ、生きる糧にもなっていく。 食べるって大事だな〜
1投稿日: 2024.01.21
powered by ブクログ人は癒され再生される。題名からしてキリストのマグダラのマリアに関係のあるような話しかなとは思いましたが、やっぱり。マグダラ屋という田舎の崖っぷちにある小さな料理屋で起こる挫折と再生の物語かな。中盤からラストまでどんどん読み進み一気に読みました。
9投稿日: 2024.01.21
powered by ブクログ物語、登場人物にあまり深みを感じられず、自分は没入しきれなかった。 特に登場人物の行動原理には一切納得ができず、 全く共感ができなかった。 口調、文体も軽薄で肌に合わなかった。 総合的に、テレビドラマくらいの軽さの物語。 自分にはもう少し重ための方が肌に合うんだと知るいい機会になった。
0投稿日: 2024.01.07
powered by ブクログ尽果という寂しい村の崖っぷちにある定食屋さん。 寂しいからこそ痛みを理解し、多くは語らない村人たち。 ずっと読み続けていたいようなお話だった。 食べるって生きること。美味しいものって、それだけで物語のパワーになる。 今日の晩ご飯はなんかお魚焼いて食べようか。 最後は母の愛に泣いたー。
1投稿日: 2024.01.07
powered by ブクログまぐだら屋のマリア。 キリスト教絡みの話かと思いきや、 海沿いの片田舎の食堂に流れ着いた料理人と食堂の若女将の出会いから始まるストーリー。 意表をつかれてどんどん読んでしまいます。 原田マハさんのお話は強い女性が人生を変えて行くイメージなのですが、このまぐだら屋は皆語れない過去を隠してどこかミステリアスに暮らしている。こんなストーリーも描くんだといい意味で意表をつかれました。 最後の紫紋の母のメッセージのくだり、 泣かされました。
3投稿日: 2023.12.14
powered by ブクログ図書館本 安定の読みやすさとストーリー。 尽果という場所にある食堂。そこに流れ着いた料理人。マリアの過去。 食べることの大切さを思う。料理して、食べて、食べてもらって。そうすることで時を過ごし、心癒される。
23投稿日: 2023.12.06
powered by ブクログ原田マハさんの本、何を読んでもマハさんの優しい温かな思いが伝わってくる。 言葉がひとつひとつ丁寧で心も洗礼される感じ。 途中まではいつものように温かい気持ちになっていたんだけど、マリアの過去設定は私好みじゃなかった。なんだか安っぽいというか、、原田マハさんの本では、あまりないような設定で少し戸惑った。これがリアルな人間なのかな、私の受け入れの問題だとは思う。ただ、テンションが下がってしまった。
1投稿日: 2023.10.08
powered by ブクログ読み終わって 下巻は無いのか。。 と思いました。 謎が没入させていき、先が気になり一気読みしました。とても入り込める、余韻に浸れる良い作品でした。
1投稿日: 2023.09.10
powered by ブクログ料理を作ること、食べることの大切さを感じる小説でした。心のこもった料理を作ることで、多くの思いが相手へ伝わり、難しい関係であっても雪解けに繋がる。また、新しい出会いが始まるなんて、なんか奥深くて良いですね。 私も週末には、家族のために感謝を込めてサンドイッチを作っていますが、思いは通じてるかな・・・・
1投稿日: 2023.08.27
powered by ブクログ海沿いの村に傷を抱えてたどり着いた人たちの物語。尽果という名前の田舎の小さな漁村には、過去にいろいろあった訳ありの人たちがお互いの素性も探りあわないまま身を寄せ合って暮らしている。夢破れ死に場所を求めてやってきた主人公の紫紋は実家に帰ることができない。崖の上に立つ小料理屋に立ち寄り、そこに居場所を見つける。小料理屋「マグダラ」で働く女性マリアにはどんな過去が? 胸が痛くなったり温かくなったりのヒューマンドラマである。原田マハさんの芸術系の小説よりはずっと大衆的で読みやすいが、こういう小説はありふれており、原田マハさんには彼女にしか書けない作品を期待したい。 小料理屋が舞台なので、食べものの描写が食欲をそそる。また、海や空の開かれた情景が目に浮かぶ。安心して読める小説である。
3投稿日: 2023.06.15
powered by ブクログ精緻に精緻に紡がれた物語だった。 こういう物語があるうちは死んではいけない。 償うことと赦すこと。 食の豊かさ、かけがえのなさ。 母の思いの深さ。
3投稿日: 2023.06.15
powered by ブクログううーん… 引っ張られた割には、衝撃の過去と言っていいのかどうか。もうひとパンチ欲しい感もあり。 とはいえまぁまぁ楽しく読めました。 聖書詳しくないから、どういうキャラクターを与えられているのか分からんかった。各人がもじられた名前なんだろうな、としか。
3投稿日: 2023.06.07
powered by ブクログ物語り終盤まで重い内容が続くため、気持ちが辛くなりました。そんな中にふと散りばめられる調理のシーン。文章を読んでいるのに、映画を見ているように湯気や食堂の活気が目に浮かび、香りまで香ってくるような錯覚におちいります。過去との対峙にごはんを添えた一冊です。
2投稿日: 2023.05.23
powered by ブクログありきたりなハッピーエンドではなく、ひとりひとりの登場人物にとってのハッピーエンドな作品。 その登場人物の人生はこれからも続いていくんだろうなと、読み終わった後も余韻に浸れる。 「あなたがいるから、生きていく」 「後悔をし続けるよりも、いま近くにいる誰かのことを思いやろう」 誰かのために生きていくのも幸せだな、とじんわり心に響いた。
2投稿日: 2023.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
老舗料亭で見習いとして働いていた紫紋は、厳しい修行生活だったが、いつか母を店に呼んで、日本一の料亭で板前として料理を作ってあげたいという一心で励んでいた。偽装事件を機にすべてを失い、自殺しようと思いたどり着いた「尽果」というバス停で、マリアたちと出会う。 タイトルも登場人物も旧約聖書をもじった名前で、それぞれの犯した罪と、償いと、許しと。 それぞれ過去に一難抱えた人たちがたどり着く村で、家族のような関係を築いていき、それぞれの故郷へと戻っていく話。 料理を作っていく描写が繊細で丁寧で、とっても美味しそう。見た目にも細やかな工夫が凝らされていて、色々事件はあったけれど、老舗料亭の料理ってすごいんだろうなと思った。 丸弧が帰ってくるシーンで、あんなに死にそうだった丸弧が、元気に帰ってきて今度は紫紋の力になるところが、なんだかぐっときた。
1投稿日: 2023.05.05
powered by ブクログ久しぶりに原田マハ作品を読了 タイトルと表紙画から、キリスト教絡みの物語かと思っていたら全く違ってた 壮絶な男女愛と、感動に涙が溢れる親子愛の物語でした やはり原田マハ作品は素晴らしいですね
3投稿日: 2023.04.29
powered by ブクログ心に傷を持つ者が多く登場するけれど、誰も人を憎まない。唯一、憎しみを露わにする女将の心も最後は慈しみに変わる。自身は傷つきながらも、人の痛みを知り人を思いやる物語・・・。シオン、マリア、ユダ、マルコにヨハネ・・・。登場人物名から思い浮かぶとおり、罪を憎まず人を愛するストーリーでした。原田さん、いいね。(o^^o)
2投稿日: 2023.04.29
powered by ブクログ帰れる場所って当たり前の場所なので改めて思わないと気づけませんよね。日常を大切にしようと思いました。名著です。
36投稿日: 2023.04.26
powered by ブクログ何か全てに疲れ果て、行き着いた先に、一つの食堂… 読んでると美味しそうなんやけど、私自身は、味音痴で何食べても、あんまり変わらんかも(^◇^;) でも、味というより、こういう居場所があるのは心が安らぐな。 故郷って、ええよなぁ〜。うちは、もう両方ともおらんし、実家の家もないから、そういう落ち着ける場所はないな… 自分の家はあるけど、それ以外に帰るところっていうヤツ。 まぁ、地理的にも、そんな大自然とかあるような出身地ではないから、故郷って感じでは、元々ないのかもしれんけど。 こういう、第二の故郷が欲しい〜 基本、落ち着きない性格やけど、落ち着ける場所は欲しいなぁ〜(^_^;)
52投稿日: 2023.04.07
powered by ブクログたまたま、まとめ買いした本の順番で、「爆弾」を読んだすぐ後に読んだので、ほっとさせてくれる内容を期待して読んだのですが。。 悩みを抱えた若者の苦悩でこちらも胸が苦しくなる内容でした。 生きている人たちが形は違えど、皆生きる意味、生きる場所を見つけて再生していく最後にホッとしました。 シモンくんが、故郷の街でマグダラ屋のようなすてきなお店を開く未来を思いながら読み終えました。 原田さんの本で美術関係以外の本を読んだのは初めてです。 尽果の美しい情景を想像しながら、読ませていただきました。
6投稿日: 2023.02.26女は業が深い
主人公含む男性陣の純粋さ それに対して女の業の深さ 一人を除きますが母である人達の懐の深さ そんなに驚きの展開があるわけではないのに 引き込まれる。 それはもう数ページでぐいぐいと 不思議な作家さんです。
0投稿日: 2023.02.19
powered by ブクログ待ってます 帰っておいで 帰っておいで 待ってるよ 待ってるよ 待ってるから 待ってるから。いつまでも お母さんから紫紋への留守電のメッセージ。 涙腺が決壊しました。
10投稿日: 2023.02.07
powered by ブクログ話の設定も紫紋やマリア、登場人物も良くて好きな話だと思いながら読んでいたのだが、後半マリアの過去が明らかになってきた辺りから、ちょっと残念。 女将さんに仕えるマリア、ラストで明かされる2人の関係を知った時、マリアが仕えることが女将さんを更に辛くしているのでは?マリアが側にいることで辛い過去に縛られてしまうのではないか。 マリアの償いって、マリア自身が生き続けるためなのだろうか。 マリアが紫紋に故郷へ帰ることを勧めるのも、なんだか‥。 前半良かっただけに残念。
14投稿日: 2023.01.24
powered by ブクログ今年の最初に読んだ本がこの作品でよかった。 あらゆる悲しみ、苦しみ、絶望。 いつのまにか息を止めて読んでいたようで酸欠気味。 一方で、静かな優しさや赦しにあふれていて、泣けてくる。 生きていれば、ただそれだけで、いいのかも。 心に響く1冊です。
11投稿日: 2023.01.03
powered by ブクログ差しのべられた救いの手は、救いと見せかけた贖罪のはじまりだったんだろう。主人公が心惹かれた二人の女性を好きにはなれないけれど、主人公の弱さと優しさと強さが、女性たちの罪深さを突きつけるし、再生の一歩にも繋げてる。
3投稿日: 2023.01.02
powered by ブクログそうかぁ そうなのかぁ それで? と物語に引き込まれてゆく。お料理も四季の移ろいも所作も日本の素晴らしさ。超現実からバスに乗って尽果ヘ…
1投稿日: 2022.12.01
powered by ブクログ表紙の装丁を見れば、絵画ものかと期待してしまいますが、そうではありません。不幸な出来事があって尽果という地にたどり着いた青年と、その地で料理屋を営むマリアの話。主人公もマリアも、暗い過去のあるわけありの人物。尽果という場所の設定もあって、全体的に寂しい雰囲気が漂うストーリーです。ところが終盤以降は、生きること、やり直すこと、自分を待っている人のために生き直すことができるんだという、希望に満ちた話でした。脇役の克男さんはじめ、この街に住む人たちの何も聞かない温かさがいいなあと思いました。
2投稿日: 2022.11.20
powered by ブクログ料理が好きな人にはいい本です。 ストーリーは切ない重たい内容が多いですが 最後は心温まる、生きる希望を感じさせる終わり方がいい。 聖書に出てくる人の名前が色々。 マリア、シモン、マルコ、ユダ、ルカ、ヨハネ。 この辺も暗さを感じさせるところかな。 原田マハではあまり書評で取り上げられない作品ですが 良い本だと思います。
7投稿日: 2022.11.18
powered by ブクログ題名から、読むのを敬遠していましたが、中身は全く予想外でどんどんお話に、引き込まれてしまいました。マハさんが、旅をして見つけた話しからできているのかな?自分の罪を背負って生きている何人かの登場人物の話が、絡み合い1つの話になっているのが凄いなと思いました。海岸や、花畑などの描写も素敵で、料理も美味しそうで、これは映画にして欲しいと思いました。尽果と言う地名が、本当にあるのかとググってみましたが見つかりませんでした、
2投稿日: 2022.10.02
powered by ブクログ期待に違わず、あっという間に作品の世界に引き込まれてあっという間に読み終わってしまった。マハさんの小説は登場人物が皆とてつもなく心豊かな温かな人で、安心して読める。本書も然り
1投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログ半日で読めてしまった!内容も量も重めではあるにもかかわらず。 原田マハさんの作品を読み始めたばかりの私は、彼女の、小説には絵画に関する何かがテーマになっているだろうと思っていたのだが、この作品は違った。 人には言えない過去があること、それぞれの人生や抱えているものが段々と分かるにつれ、涙する場面もあった。 食事や、生活、自然の丁寧で目に浮かぶような描写や、人物の言葉遣いが人それぞれ書き分けられているところは見事! 「生きる」ことのメッセージも、素直に受け止められて、元気が出た。 マグダラのマリアはもちろん意識されていたし、シモンやマルタ、ヨハネ等、聖書の名前が出てくる。 それが中途半端な感じがして、そこだけはちょっと残念だった。特に、自分の罪を意識しているなら、マグダラ(屋)のマリアを、自分から名乗るのはちょっと不自然。
3投稿日: 2022.08.02
powered by ブクログ最後の晩餐を連想させるネーミングの妙に、食から生きることの大切さを感じられる再生の物語。心あたたまる作品でした。まぐだら屋の定食食べてみたい! 【2022.07】
1投稿日: 2022.07.22
powered by ブクログ礼拝で知って読んだ本。 マグダラの件、伏線かと思ったが。 ペトロとイエスの激しいディスカッション、最後のユダの動きに注目。選ばれたのはマルタではなくマリアでした。
1投稿日: 2022.06.23
powered by ブクログ文章とストーリの組み合わせが 肌に合わない 老舗料亭 船場 吉兆 の事件を下敷きにした 設定から話しは始まる そこでは 一緒に暮らしていた同じ見習い弟子が告発者として自殺する 読者である私には鼻持ちならない虚構の文章の積み重ねでしかない いかにも売れそうな本を書こうとしているいやらしさしが最後まで続く 主人公は板前見習いの東北出身25才の男である マリアはその男が死を考えながら辿り着いた先の地方の食堂の1人だけの店員である その土地に残る伝説もあきらかに架空の伝説だが、この店の老女将につながることで神話性をつたなくも表現しようとしている 知られざる凄惨な過去を持った マリア 主人公のように人生の終わりを求めてたどり着く男はひとりふたりではない こんな 最はての地でストーリーは展開してゆく 誰もが 自分の過去と自分自身を受け止めてくれる人がいる事で、生きる事を思い直せる そして帰る故郷と待ってる人のために動き出せるようになる、 マリアもまた その思いで食堂を続けてゆく
1投稿日: 2022.06.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
途中まで話の展開は面白かったし、サクサク読めた。料理の描写も魅力的で流石。 ただマグダラのマリアにかける必要はあったのかな?という感じも否めない。原田マハの本は他にもたくさん読んでいて、アートものの素晴らしい作品が多いのも知っているが、今作は特にマグダラのマリアとは別個の作品として書いて欲しかったなというのが正直なところ。マリアと与羽の過去のエピソードが自分には少し陳腐に思えてしまったのが残念。
1投稿日: 2022.06.05
powered by ブクログ重たさの残る話ではあったけれど 誰しも大なり小なりの罪や後ろめたさを抱えて生きている。生きるために共通するのは、食べること。食を通じて紐解けていく人の心を映し出した話。自分を赦していく話。料理の表現が素晴らしい〜。
1投稿日: 2022.05.04
powered by ブクログ作品全体のトーンは今にも雪が降りだしそうな、厚い雲が立ち込めた冬の空のような感じ。 最初から最後までずっと。重苦しい雰囲気で話が展開していきます。 まさに、表紙の絵の感じそのままな感じです。 でも、ページをめくる手が止まらなかったです。読むことで、希望が湧いたり、何か奮い立たせる感じを抱かせるわけでもないけど、自分にはちゃんと帰る場所があることの幸せを感じることのできる作品でした。
1投稿日: 2022.04.14
powered by ブクログマグダラのマリアが、赦される話。それと同じように、みんな赦される。 一気読み 食べることは生きること。 心を込めて誠実にもてなして食べさせることが、生きることを肯定すること ただ、なんでカツオさんだけだけカツオ?
2投稿日: 2022.04.01
powered by ブクログうーん。作家の評判は良いので手にして見たが、こんなもんかと言う感じ。 もう少しほかのんも読んでみたろう。
0投稿日: 2022.03.19
powered by ブクログ人生頑張り過ぎず、逃げてもいいんだよって言われてる気がした。 主人公のひたむきに自分の境遇と向き合おうと受け入れてがんばる姿に胸が打たれた。
1投稿日: 2022.03.19
powered by ブクログ登場人物の誰かを自分に重ねて読むというよりも、「尽果」に寄り合って住まう者たちが料理をおいしく食べ 一日一日を積んでいくさまを外側から見つめている気分で読んだ。 それぞれが抱えた秘密を問わないまま静かに進んだ日々はずっと続いてほしくて、秘密が明かされるのが怖かった。同時に絶対にいつか終わりが来ると分かって見ている白昼夢のようでもある。終始 割れそうな氷を踏んでいるような気持ちだった。 最後には許しと温かい湯気のような優しさに包まれた。
1投稿日: 2022.02.21
powered by ブクログ食によって傷ついた青年が、食によって救われていく。 食事とは、肉体的なものであると同時に、 精神的なものでもあるのだなぁ…。
1投稿日: 2022.02.17
powered by ブクログ心を痛めた人たちが、あたたかい心の交流を通して、元気に復活していく。読むのもつらいような出来事を乗り超えていく姿を読むと、人間っていいなあと思います。
1投稿日: 2022.01.21
powered by ブクログ老舗料亭の不正に加担してしまった青年が後悔の念に苛まれ逃げ出した先にたどり着いたのは海辺の定食屋。 深入りしない店主の好意で無心に働くうちに心癒され、少しずつ気力を取り戻していく物語。 紫紋だけでなく常連客も店主もそれぞれが過去の過ちや傷を抱えながら、お互いを見守り適度な距離感で寄り添っていくところ、女将の突き放しているようで真意を見抜いて手を差し伸べる姿に穏やかな温かさを感じました。 何より食べ物の描写が美味しそう。
1投稿日: 2022.01.16
powered by ブクログ尽果という町。 雪深く、荒波がおしよせるような、寂しい風景の中に ぽつんと立つ定食屋さん。 寂しさと温かさが共存する様子が目に浮かびました。 壮絶なストーリーを背景に、 「食べる」って深いなぁ、と改めて感じました。 個人的には、映画映えしそうな物語だな、と。スクリーンでこの物語をみてみたい。
1投稿日: 2022.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
生きるために食べるのか。食べるために生きるのか。ずっと思い迷って来たけれど、食べることで生かされる、そういうものなのかもしれないと、そんな気がしてくる物語だった。 哀しさ辛さ苦しさに絡め取られてしまい、もう一歩も動けそうにない時に、目の前の小さな日常が持つ力。自分が救われたから、同じ境遇に陥った人がいたなら、見返りを求めずそっと手を差し伸べる。 人の営みが人の心を救う物語に出会えて良かった。 「あたたかな、素朴な食事は、そのまま命を輝かせるものなんだ。」 まずは食べよう。何もかもそれからだ。
1投稿日: 2022.01.10
powered by ブクログ老舗料亭で見習い料理人としてはたらく主人公。後輩も入り日々充実していたが、思いを寄せていた仲居から内部告発をしたと打ち明けられる。そして、それがまた元で後輩は自殺する。 料亭は大騒ぎになり主人公は罪の呵責を背負って東京から逃げ、死ぬつもりで辿り着いた場所で救われる。そこは、一人の女性が切り盛りする食堂だった。 そこで手伝いを始めた主人公。色々な人に支えられ、自分をゆっくり取り戻して行く。 粗筋で言うと、主人公が救われる物語になるのだが、むしろ主人公が色んな人を救う物語である印象が強い。 しかも、料亭の事件は全てを捨てて逃げ出すものなのか?とか自殺するほどのことなのか?とか、いまいちしっくりこない。 さらに出てくる女が身勝手すぎて引く。内部告発をした女子も覚悟が足りないし、自分の重荷を主人公に預けるし、職場で二股をかけている。 食堂の主も、自分の罪を償うという理由で食堂に留まり続けているが関係者をむしろ苦しめているだけだし、途中で姿をくらますのも意味がわからない。 赦しの話なんだと思うが、全体的にいまいち。
2投稿日: 2021.11.09
powered by ブクログ老舗料亭で一流の料理人を目指す紫紋 料亭の偽装事件に巻き込まれて仕事も希望も失ってしまう。 逃げた先で出会う人々に救われて行く。 救う側の人々も心に重いものを持って生きている。 救い救われる。 登場人物の名前が聖書からきているのかな。 聖書のことはよくわからないけれど心を救われるお話しでした。
7投稿日: 2021.10.11
powered by ブクログキリスト教のマグダラのマリアをイメージしたものだと思うが、設定は独創的なものだった。 村で絶対的存在の女将が自分の娘と孫の死んだ原因であるマリアを最後には赦すと言う結果については、娘孫が浮かばれないのでは、と少々理解に苦しむところではあったが。。重たい過去を背負い傷付いた登場人物達が村の人々に支えられ立ち直って再生していく姿は良いですね。 主人公が老舗料亭で培った腕前を駆使して、季節の食材を使い作り出す料理が綺麗で美味しそう。
2投稿日: 2021.10.01
powered by ブクログ人は罪深い。それ故、自分の命を絶とうとする人もいる。でも、運命的な出会いが人の人生を変えることもある。 すべてを許す抱擁と涙に大いなる感動をおぼえる。 辛苦の先にある希望。信じるものだけが強い意志を持ち、救われれのかもしれない。 いい本にめぐり逢えた。感謝して。
16投稿日: 2021.09.29
powered by ブクログ人は過ちをおかす、抱えきれないこともある。 でも人の優しさ、必要とされることでまた生きていける。 物語中の景色や人物、料理がありありと目に浮かんだ。 生きるのに食べるだけじゃなく料理って大事よね。 女将が食べるシーンがぐっときた。
4投稿日: 2021.09.10
