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ワセダ三畳青春記
ワセダ三畳青春記
高野秀行/集英社
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総合評価

207件)
4.3
87
71
29
1
0
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    人を好きになり、世界がみずみずしく色づいた。 その記述が本当に綺麗で清々しくて涙が出た。 あの人は高野さんの文を「粋」だと言った。 なるほど僕も今そう思うのです。 http://unreconstructed.dtiblog.com/blog-entry-62.html

    0
    投稿日: 2013.03.23
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    高野秀行が風呂無しトイレ共同の三畳間(途中から四畳半)、野々村荘で過ごした11年の物語。ここにはなぜもこんなに変わった人たちが集まるのか・・・・・、住んでみたいとは思わないが行ってはみたい。

    4
    投稿日: 2013.03.14
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    著者が過ごした学生街のボロアパートの生活の話。一般的とは言いがたい人たちの変な出来事の日々。アメリカのコメディ青春映画を見ているようだった。  爆笑するエピソードの羅列だけではなくて、個人的にいささか感動した展開があった。ふとしたことで著者はこのアパートと本人自身の意味合いに気がつくところがそうだ。そして、著者は人生の契機になる出会いをして、アパートを卒業する。個人的にユーモアのある視点や文体や変な人物がでるからとかだけが面白いということではなくて、構成というものを知っている作家だと感じる。良書。

    0
    投稿日: 2013.03.02
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    高野秀行さんの本を初めて読んだ。笑いながら読んだ。文章が読みやすいので、あっという間に読み終わった。

    1
    投稿日: 2013.02.21
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    すごく共感できる状況の私にはすごくイメージできる面白おかしい小説でした。全体的にすごく笑える描写なのに、恋愛面だけ切なく書かれていて、著者の方は案外ロマンチストだなぁなんて感じました。パラパラと読むのが楽しかったです。

    0
    投稿日: 2012.12.13
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    辺境ライター高野氏の青春の記録。なんと11年にもわたる三畳ボロアパートの記録。前半は楽しく馬鹿な住民たちの様子を追っているのだが、後半からやや焦燥感も出始め、後半の非常に爽やかな恋愛のエピソードですっと終わる。こりゃいい。読後感が最高だ。まさに青春記だったな。30超えたおじさんとは思えないピュアな物語だった。

    3
    投稿日: 2012.11.12
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    面白かったです! ワセダの古アパートでのお話。しかも三畳。 住人の奇怪ぶりや謎の事件など愉快ですごく楽しい。 高野秀行さんの文章も味があって笑います。 長く暮らすうち、行き詰まり感とか、20代後半の感じなどひしひしと伝わってきて、なんとも切ない思いになりながら読んでいました。 第六章にきて、あぁこれは青春記なんだとしみじみ感じ入りました。 初恋の話、そして野々村荘からの旅立ち。 高野さんのピュアな心とストレートな気持ちの描写がすごく良くて、私はジーンとしました。良かったです。

    2
    投稿日: 2012.11.12
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    ★2012年SIST読書マラソン推薦図書★ ★図書館だよりNo.41武岡先生紹介図書 所在:展示架 資料ID:11130257 本を読んで読書マラソンに参加しよう! 開催期間10/27~12/7 (記録カードの提出締切12/13)

    0
    投稿日: 2012.10.25
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    ぷっと吹き出してしまう面白さはあるが、高野さんの他の紀行エッセイのような深い知識と優れた洞察力や異文化の人との心の交流はほぼ描かれてない。知的好奇心をそそられるわけでもないしたいした感動もなく、ただ早稲田の三畳間での彼の日常が描かれている。これが笑えるんだが、そこまで面白いとはいえない。正直高野氏みたいな人が、日本で人と違った日常を過ごすのはそりゃそうだろうという感じだ。 最後の初恋エピソードは正直つまらなかった。引っ越しの理由を書きたくていれたんだろうけど、今までの雰囲気と合わないし、私は蛇足だと思った。 と思って最後の解説を読んだら、これがひどかった。これが解説??ほとんど引用じゃん。

    0
    投稿日: 2012.09.19
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    早稲田に住んでい頃の高野氏のエッセイ。奇人変人と言ってもおかしくないような珍奇な住人の住むアパートを中心に進むお話。これはもはや青春という名の僕のバイブルです。これを読んでから、どんな境遇でも生きていけると思うようになった。

    0
    投稿日: 2012.08.06
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    笑った、笑った。漫画でもこんなに笑ったことないかも?ってくらい笑わせて頂きました。高野さんの冒険記のうちどれから読もうかと思案中の折、森見登見彦さんの『四畳半神話大系』を楽しく読んだ。文字通り「事実は小説より奇なり」を期待して本書を手にした訳ですが…。事実は小説よりおバカで、可笑しかったのです。第二章の『犬は車を止めようとは思わない』と『人体実験で十五時間、意識不明』は、脱法ハーブが社会問題になっている折ではありますが、その馬鹿馬鹿しさと真摯さのためか許されるというか、只、只、可笑しくて、一番笑った。

    0
    投稿日: 2012.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三畳一間、家賃月1万2千円。とあるぼろアパート(仮名)野々村荘でで過ごしたに著者の青春記。独特な感性が爆笑モンでホントか!ってくらい笑える体験記。章題を見るだけで期待が高まる本だった電車で読みながら、つい声に出して笑ってしまう位面白かった。そして最後にはホロッときた(;_;)私の住んでいる早稲田が舞台だったから親近感もあった。貧乏を楽しむスタンスが何だか羨ましい。今度、絶対野々村荘を探しに行くぞ。

    0
    投稿日: 2012.06.24
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    第1回酒飲み書店員大賞受賞作品 著者の価値観、視点のフラットさがたまらなく面白い。 早稲田にある3畳一間(最後の3年間は4畳半に住む)の野々村荘で、早稲田大学探検部から延べ11年間過ごした青春時代を振り返っている(今も青春真っ只中といった高野氏だが)。 管理人の男気溢れるおばちゃん、奇特で奇怪な住人、探検部の高野氏に負けず劣らず常識破りな後輩など、登場人物がとても個性的で、愛情たっぷりに語られている。 山下公園ではタロット占いに才能を見出した友人と三味線流しの高野氏とのコラボで金儲けを企んだり、風呂代わりに通う区営プールでは「河童団」なる水泳チームを結成し出場した大会での衝撃的ハプニングなど、笑いのツボにハマって爆笑してしまった。 貧乏であることに執着せず、ただ自分が楽しむために生きる、という極めてシンプルな原理原則。それ以外のルールに縛られていないからこそ、他の人には真似のできない文章が書けると思う。

    0
    投稿日: 2012.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『類は友を呼ぶ』という言葉を ひしひしと感じるエッセイ。 散々笑わせた挙句、最後の章ではキュンとする素敵な話を出してくる。 わたしもこれから先、そんな状況にあったら 「子供じゃないから情が深いんだよ!!」って言ってやろう。 この人は椎名さんみたいな匂いがする。 読んでよかった。

    0
    投稿日: 2012.06.18
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    旅行記で有名な高野さんの若かれし日の日常生活を記したもの。 これを読むと、高野さんの旅行記が面白いのは単純に旅行先で面白い出来事に出会ったからではなくて、高野さん本人が変人で面白いからだとわかりますw こういう生活も楽しそうで少し憧れちゃいますよね!! 自分は三畳で暮らせるとは思えないけどw

    0
    投稿日: 2012.05.26
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    私の敬愛する杉江由次氏(「炎の営業日誌」の筆者)が絶賛していたので、どれほどのものかと思い読み始めたら、3ページ目くらいで早くも中毒になる。 普段、電車の中で本(ただし、漫画を除く)を読みながら笑うことなどない私だが(ただし、感動のあまり涙することは数知れず)、思わず「プッ」と吹き出した稀有な作品。 タイトルにもある通り、広さ三畳ぽっきり・家賃1万2千円ぽっきりの木造アパート「野々村荘」を中心に展開する珍事と奇人交遊録。しみったれた貧乏くささは一切なく、むしろ、何かを極めた人が醸し出す清々しさと潔ささえ漂う……ような気がしないでもない。 思ったことをそのまま文章にしたかのような自然な語り口ながら、いかんせん思考回路が人知を超えているので、絶妙に面白い。 ほかの作品も読まねば……何を隠そう、本書を読んでいる途中で『幻獣ムベンベを追え』をネット注文したのである。うずうず。

    0
    投稿日: 2012.05.15
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    早稲田というのは面白い人を輩出する名産地だなと常々思っていたけど、この高野さんこそまさにその典型例。 全部のエピソードが面白さの中にどことなく哀愁みたいなのを漂わせていて(回想録だから)、笑えるんだけどどこか望郷の気持ちにさせてくれる。読者をシンクロさせる文章を書く人だなと思う。 個人的には最後のエピソード、33歳での初恋の話が一番印象に残った。野々村荘からの旅立ちとしては最高なんじゃないでしょうか。

    1
    投稿日: 2012.04.16
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    辺境探検家で有名な高野秀行氏の、約8年間に渡る愉快でちょっぴり切ない早稲田三畳一間生活(途中から四畳半へ昇格)を描いた青春期。 この本がきっかけで高野秀行さんにハマりました。 「都内にこんなおもしろアパートが?!」「こんな変人いるの?!」、作り話かと見紛うほどのエピソードのオンパレードです。文庫本なのに声を出して笑ってしまいました。特におばちゃんのエピソードが俊逸です。 かと思えば、いよいよアパートを出る話は、何かを決意する人が経験する切なさを醸し出しています。不覚にも自分自身に重ねあわせてはっとしてしまいました。 忙しない中でふと休暇が出来た、そんなときに是非読んでいただきたい本です。

    1
    投稿日: 2012.04.13
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    高校時代に読んだものを読み返した。 大学卒業前に読んでしみじみとした。 旅人になりたい。 おもしろかった。

    0
    投稿日: 2012.03.23
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    『イスラム飲酒紀行』で初めて知ってファンになってしまった高野秀行の著書。 早稲田大学探検部時代からのあまり常人的ではない逸話集的青春記。ちなみに後半からは四畳半に変わる。とても真似できないがどこか羨ましくも感じる。そうでない描写もあるが人生を楽しめてるなあと思える。 最後はタイトルやそれまでの話とはかけ離れた想像もつかない切ない感じで締められる。それがまたよい。

    0
    投稿日: 2012.02.18
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    最高。高野さんの本でのNo.1です。 どこを読んでも面白い。 椎名誠の「哀愁の街に霧が降るのだ」の面白版と言ったところか。 これだけ個性的なメンバーで青春記が書ける著者は只者ではない。

    0
    投稿日: 2012.02.05
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    変態の書いた本?とか言ったらおこられてしまいます。自由を愛する変わった人たちの日常が楽しい本です。  なかなか見かけないタイプの人たちの毎日。自由になりたい!というのは誰しもが抱える思いかもしれませんが、この本を読んでわかることは、実際、自由に生きるって大変ってこと がわかるとおもに、私はこんなに変態じゃないから無理かも、と。  わたし、あんがいいけそうです。

    1
    投稿日: 2011.12.31
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    馬鹿馬鹿しくて面白い。エピソードそのものが破天荒なので、文章は普通なのにものすごく可笑しなことになる

    0
    投稿日: 2011.12.02
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    早稲田に通う者、また早稲田に住む者として読んでおきたかった一冊。 早稲田とはかくあるべき。 そのような一冊でした。

    0
    投稿日: 2011.11.20
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    こんな生きたかもありなんだな、ていうのが正直な感想。 同じ大学生として模範的ではないのかもしれないけど、むしろ模範なんてものはないのかもしれないと思わせてくれた。 主人公が気ままに旅をしている様子も、自分が旅好きなことを思い出せてくれたし、旅することについてもう一度真剣に考えてみようと思った。 なにより普通に爆笑できるのが気持ちよい。 エッセイでこんなに笑ったのは久し振りだった。

    0
    投稿日: 2011.11.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    早稲田大学探検部卒にして辺境ライターとして知られる高野秀行さんの 早稲田界界隈の下宿屋野々村荘でくりひろげられるドタバタ人間模様。 個性のかたまりのような、貧乏なような、社会からドロップアウトしてしまったような人たちが、それでも何かしら社会と接点をもつとき、社会の本質を私たちが気づかずに見過ごしてしまっている日本の世間というものを照射し、本質をみせてくれる。 この高野さんというフィルターを通して見えるのは日本に生きる私たちの一種の息苦しさの姿であり、またちゃんとやらないといけないという社会的圧力との相克の物語である。  冷静さとばかばかしさの共存がタカノ文学の本質である。

    1
    投稿日: 2011.10.23
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    笑えると噂にはきいていたけど、噂にたがわず、すごくおもしろかったーー。ことさらはしゃいだ文章なわけでもなく、淡々としているのに、いや、淡々としているからこそ、おもしろおかしい。爆笑とかいう感じではなく、ちょっとなんとなくせつなさも漂うような。そこがよかった。確かに、青春、ではあるのだけれど、あとからふり返って書いているのがいいのかもしれない。とにかく文章がうまい。なんでこんなに引き込まれるんだろう、と思う。 個人的には、就職もせずにふらふらと暮らしていて二十五歳すぎから「行き詰まり感」を感じていくあたりにすごく共感(笑)。 もっともっと高野さんの著作を読まねば~。

    0
    投稿日: 2011.10.08
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    いや~面白かった! 著者の感性とテンポの良い文章に独特な表現 。そして、漫画の世界のような個性的な人たちの間で繰り広げられる事件の数々にグイグイ引き込まれていった。久しぶりに本を読んで声を出して笑った!

    0
    投稿日: 2011.09.19
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    むちゃくちゃなことをした大学時代だったことが分かる。とても羨ましい。でも物悲しい感じもある。 ほかの本と同様に、率直に書いていて素敵な作家だと思う。

    0
    投稿日: 2011.08.12
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    ひとから借りた本でちゃっかりレビュー書いてみたり……。 早稲田の三畳間(建物全体込み?)で繰り広げられる日常の記録なのだけれども、日常と呼ぶにはかなり特異な環境だわね。 ……にしてもホント面白すぎる。この生活が「平成の世」で繰り広げられていたことが感慨深い。 バブルも不況も全くわかんない世界がここにある。 自由な価値観がいいんだよなー。 あまり年の違わない方なので、どこがどうおかしいのかがすごくよくわかるってのもありがたかった。 だからこそ最後の章はグッときた。 優先順位が変わる瞬間がリアルに描かれているんだものなー。 普通って案外異常だよな。

    1
    投稿日: 2011.06.22
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    最初から最後まで、ニヤニヤしながら読んでしまった。 読んでて痛快なのは、著者の語り口がニュートラルなところだ。 面白みがじわっときた。 数々の事件が、悪ふざけ、くだらないと思ってやっているのではなく真剣な結果なのだ。 個人的には大家のおばちゃんとの卓球対決が人情味があって心に残る。 東京は華やかだけど、野々村荘のような一面もある。地方にはあまりこういう光景はないかなぁ。都会的だなと思う。

    1
    投稿日: 2011.05.11
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    おかしくて、すごみがあって、うらやましくなる本。でも自分の将来を重ねたらちょっと怖くなった。まだまだここまで思いきれない。 類は友を呼ぶって本当なんだなぁ。おばちゃん素適。部屋と一体化するのはさすがに危ないです。

    0
    投稿日: 2011.04.03
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    京都が四畳半ならばワセダは三畳だ。辺境ライターが描く実録ワセダ三畳物語。黒髪の乙女は登場しない…と、思ったら最後に登場したー。大家さんのおばあちゃんラブです。

    0
    投稿日: 2011.03.31
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    @yonda4 宮部みゆき氏の「心に半ズボンをはいている」っていうキャッチがピッタリ。 早稲田にあるぼろアパート、野々村荘で過ごした11年間を綴る爆笑エッセイ。 読むだけでわんぱくになった自分がいます。

    0
    投稿日: 2011.03.31
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    ワセダのボロアパート、3畳半ってすごいんだろうな。 不思議な人ばかり集まるそのアパートでの貧乏&バカ生活。 すぐ読めた。しかもくすって笑ってしまったり。 主人公は好きなことばっかりやって生きているかんじ。 たぶん目の前にいたら私の好きなタイプだ(笑)。 最後、女のコに本気で惚れちゃうあたりが素敵。 (そしてこれもかつもと文庫だ。)

    0
    投稿日: 2011.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高野秀行の学生時代の生活を描いた本。とにかく出てくる住人たちが個性的。 爆笑しながら読める反面、最後にこのアパートを去る際の描写はウルッとさせられる。 大学生活はこんな生活を送りたいなーとひそかに思っていたこともあった。とにかく楽しんで読める。

    0
    投稿日: 2011.03.03
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    作者が早稲田在学時代の笑えるエピソードを収録したもの どの話も笑い無しでは語れない傑作である 読んでいくうちに自分の学生時代を思い出した。 昔は自分も馬鹿で無茶でおろかな事を飽きもせずにやったなあ と思い出した。

    0
    投稿日: 2011.02.25
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    2011/02/14 世はチョコレートまみれのこの日に部屋で一人爆笑していた。 同じ大学に進学できて良かった!

    0
    投稿日: 2011.02.14
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    高野信者です。 高野初心者の方はこちらの本からお読みください^^ 水泳大会のシーンは吹き出しちゃいました^^

    0
    投稿日: 2011.02.02
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    私が高野さんのファンになったきっかけの本。自分の貧乏学生時代と重なり(貧乏以外の共通点は無いが)、何度も読み返している。

    1
    投稿日: 2011.01.26
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    作者の青春時代を追体験することができる。貧乏学生でなんとかお金を作って海外に行ったり、アパートの隣人を面白がったり。作者の経験を自身の経験のように感じることが出来る。

    0
    投稿日: 2010.11.25
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    人生最後の青春期、大学。 アパート内でのエピソードはどれもこれもおかしいが、ラスト数ページで急に変化が訪れる。 とある理由によりこのモラトリアム時代に終止符を打つ決断がされるのだが、その様は卒業式の空のように晴れ晴れとして淋しく、そして爽やかだ。

    0
    投稿日: 2010.11.22
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    これって「ノンフィクション」でいいのかな? 高野さんて本当に早稲田大学探検部だったのですね。 全然知らなかった。 限りなく「おバカ」な青春(笑)  *********************************************************** 内容(「BOOK」データベースより) 三畳一間、家賃月1万2千円。ワセダのぼろアパート野々村荘に入居した私はケッタイ極まる住人たちと、アイドル性豊かな大家のおばちゃんに翻弄される。 一方、私も探検部の仲間と幻覚植物の人体実験をしたり、三味線屋台でひと儲けを企んだり。 金と欲のバブル時代も、不況と失望の九〇年代にも気づかず、能天気な日々を過ごしたバカ者たちのおかしくて、ちょっと切ない青春物語。

    0
    投稿日: 2010.11.16
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    2010.11.06 読了 早稲田にいるうちに読んでおこうと思った。正解だった。 早稲田の空気を吸い、感じているからこそどつぼにはまる。 乾いたバカ。ぼくが好きなのはそんな空気だ。

    0
    投稿日: 2010.11.09
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    著者紹介欄に、「早稲田大学探検部所属」と書かれていて、学部より、探検部の方がいかにメインだったかが分かります。 八王子からの自宅通学だったのに、親の目を逃れるために借りた大学そばの仮住まいに11年も住むことになります。 安アパートの住人は、一癖も二癖もある兵ぞろい。著者本人も、かなりの変わり物 いろいろ笑わせてくれます。 でも、彼の心身の自由さは何にも代えがたいものだと思います。 彼の探検部体験記がいろいろ出ているようなので、トライしてみようと思います。

    0
    投稿日: 2010.10.24
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    早稲田の生協で発見。タイトルも酔狂ながら、いただいている賞「酒飲み書店員さん第一回コンペ」も面白い笑 おもわず手に取ってレジに笑 いやあ、爆笑しました。何回も声を出して笑っちゃいました。早稲田大学の伝説の探検部出身の著者が学生時代&その後も住んでいた「メゾン一刻」ちっくなボロボロ長屋的アパート「野々村荘」で出会った奇人変人珍事惨事を描いている群青私小説的エッセイ。ってかバブル絶頂期に家賃一万二千円の三畳間に住んでるってwww もうすごいとしかいいようがない。こういう人達本当にいるんだな。ぜひ出会いたかった。野々村荘に住みたいとは思わないし、筆者の生活に憧れもあまりしないが、このような個性的な人間に囲まれた人生は楽しいだろうなと心から思いました。もっとこういう人達にあえると思ったから早稲田に来たのに...まあ、自分の行動力の無さが悪いんですが。 あと、作者のセンスには脱帽。最後に出てくる彼女/元編集者も言ってるけど「粋」ですね。別にユニークなタッチで描いているわけでもなく、エログロも無く、笑わせようと感じないのに、これだけゲラゲラ笑ってしまう。これは相当な才能です。間違いなく筆者の他の著書にも手を出してみます。 あと、これは自分にしか関係ないですが、卒論のテーマにしようと考えている「想定外の想定外」論に見事に当てはある一冊です。

    0
    投稿日: 2010.10.21
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    これが本当の話でも作られた物語だとしても 面白いことに変わりはない。 もし本当の話だとしたら、面白いだけじゃなく ピースフル!!! 男の子に生まれたら、こんな生活してみたいぞ・・・。 あ、レトルトのカレーは温めて食べたいけどね! ( ・_ゝ・)<笑えて、温かくて、切ない

    0
    投稿日: 2010.09.18
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    これはおもしろいです。確か昔ヴィレッジ・バンガードで見つけて買ったのかな。本棚で目に付いてまた読んでますが、楽しめます。自分は基本的にこうした三畳、四畳半ものが好きです。 早稲田の学生であった著者が11年を過ごした野々村荘での出来事を描いた作品。個性的な人々と抱腹絶倒のエピソードが楽しいです。 著者はこうしてふらふら若いときを過ごしていたようですが、その後ちゃんと結婚して、作家として本もたくさん出し、あるいみ成功しているので凄いですね。こういう守りに入らない生き方もあるんだなあと思います。自分みたいな小心者には真似できないです。

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    投稿日: 2010.09.11
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    貧乏ばんざい! 学生ばんざい! ポジティブばんざい! サボテンのくだりは中島らもを彷彿させる 好き。だからこそこのページ数じゃもの足りない。

    0
    投稿日: 2010.09.02
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    ワセダ大学の探検部に所属していた著者の8年間の大学生活 早稲田大学から徒歩数分のボロアパートに下宿していた 高野さんの青春記。 ここの住人がなんとも奇人変人で、その住人たちとの 交流や人間模様がかなりおかしい。 貧乏だけど惨めさは感じない若さと能天気さに笑い そのアパートから旅立つときの切なさにちょっと ホロリとし。青春ってそういうもの。

    0
    投稿日: 2010.08.23
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    早稲田大学正門から徒歩5分で、家賃は1万2000円の野々村壮。この格安アパートを舞台に、曲者の住人や大家らとの印象的な(衝撃的な?)エピソードを生き生きと描く。住人の一人でもある著者は、野々村壮に住みつくこと11年間。世間から隔絶された“ユートピア”でのびのびと暮らす。自我を全開にしきった住民同士の濃密な関係に、爆笑させられる。落ち込んだときに元気を与えてくれるかも。 おそろしくケチな者や、十数年司法浪人をしている熱血漢らアクの強いメンツが登場。趣味が高じて水泳大会に出てみたり、外壁に伸びたツタを室内にまで誘い込み“自然との一体感”を味わおうと企んだり、UFO基地の有無を確かめようと東北の山に登山したり、幻覚作用があるといわれるチョウセンアサガオの種を食べて15時間意識を失うなどなど、ハチャメチャな出来事が綴られる。 浮世離れした出来事のオンパレードだが、決して嫌じゃない。むしろ友達になりたい。ピュアなほど「人生を楽しもう」という意思を貫徹している。そして、各人に哲学がある。そこに共感する。 ゴタゴタのグデグデといった状況を残しつつも読みやすく整理、詳細まで詰めて書き分ける著者の腕力は素晴らしい。愉快な1冊。

    0
    投稿日: 2010.08.03
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    とても面白かった! 自分の常識が通用しない、考えられない生活。 でも、とても憧れる! この本を読んでから、自分の大学の探検部が気になってしょうがない・・。

    0
    投稿日: 2010.08.02
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    非常に面白い。 特に32歳の初恋っていう部分のエッセイは面白かったです。 ずっと世界中のいろいろな不思議に好奇心を持ち、飛び回っている存在。周囲からしたらキラキラ輝く羨ましい存在でも、その裏にもちょっとした影がみえる本作。 大学青春期の鬱屈とした言葉にできないモヤモヤが伝わってくる。 登場する人物は自分の周囲にいたとしたら、とても暑苦しくてご一緒は御免こうむりたいタイプの人々だが、そんな彼らも何だか憎めない笑えるキャラとして描写されている。 しかし、自分の経験から言ってもこういう「いわくつきキャラ」が後々の自分の酒の肴になるんだよな~ 「こういう人が昔いてさ~、」みたいな。 そんな愛すべき人々がてんこ盛りの本作。 一般社会のレールから十二分に外れてはいるけど、やっぱり自分の幸せは自分で決めなきゃならんな。

    0
    投稿日: 2010.07.29
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    よくある若かりし頃の青春日記的読み物。とはいえ、出てくる人物達は尋常じゃないくらい、クセがある。まさにコメディとしかいいようがない。所々、浮世離れした状況を鋭く分析している。それがまた滑稽かつオモシロイ。

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    投稿日: 2010.07.03
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    高野秀行の本はついつい読んじゃう。私には絶対にできない暮らしをやっちゃうからなんだろうなあ。でも、恋愛はほんとにフツーで、心にしみた。

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    投稿日: 2010.05.30
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    大人になりたくないダメ人間が社会に出ていく話。 象徴的にも現実的にも外に出ていく最終章ではちょっと泣きそうになっちゃった。誰か他人のことを考えるようになる=人を自分の中に入れることは衝撃もともなう。これからも苦労するだろう。だけど第一歩をふみだしたのは大きい。 という最後の章を抜きにして、社会に出たくないってグダグダ暮らすあたりは、思わずプッと笑ってしまうほのぼのダメ人間話。ぐうたら学生やぐうたらフリーターをしたことがある/している人にはすごくわかる、あるあるネタ満載だと思う、三畳に住むかどうかは別として。

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    投稿日: 2010.05.16
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    心をほぐしたいときに読む一冊。とりわけ早大生なら面白さ2倍になると思う。 こういった学生生活を送りたいとは思わないけれど、友達に一人くらいいてほしいと思ってしまうw

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    投稿日: 2010.04.18
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    こんな生活にどこか憧れを抱いてたのかも。自由に気ままに生きる良さとその生活もいつか終わることをこの本が見せてくれた。

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    投稿日: 2010.02.20
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    ワセダにある三畳一間のボロアパート「野々村層」、家賃1万2千円。個性的な住人たちと、暖かくておもろいおばちゃん(大家)との生活。 と、このアパートを紹介してくれた探検部の仲間! バブル時代も、不況と失望の90年代にも気づかず、破天荒に生きる主人公の青春物語。 高野さんの話を初めて読んだけど、くせもなく読みやすかった でも何とも言えず人間臭い文章で「独特感」のようなものがあった。 そしてまた新しい本も追加で読んでみる予定 もっと作品を読みたい!というよりはこの人の人生を覗いてみたい気持ちになる

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    投稿日: 2010.01.27
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    『太陽の塔』(森見登美彦)を読み、こんな感じのめちゃくちゃな大学生活を書いたものがないかなと探していたら見つけました。 大学時代はプライバシーだとか自分の時間だとかを優先していましたが、これを読むと共同風呂があるボロアパートでもよかったかなと思えてくるから不思議です。 高野作品では最も好きな作品です。

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    投稿日: 2009.12.20
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    再読。やっぱりいいな。特に最後がいい。へたな恋愛小説よりずーっといい。青春の終わりをこんなに爽快に書いたものって他にあるだろうか。

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    投稿日: 2009.11.13
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    学生生活の真髄。 貧乏、退屈、馬鹿な仲間。 チョウセンアサガオでラリったり、三味線修行にデタラメ占い。 色々やってて羨ましい。周りの仲間もコセーテキで楽しい。 でも実際、こーゆう生活は本当に本当に退屈だ。だらだらと毎日が過ぎていく。精神が荒む。 作者はとても魅力的な人間だとおもうけど、7年間を濃縮したベストがこのエピソード群であるならば、僕はこんな生活はゴメンだ。

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    投稿日: 2009.11.08
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    ボロアパート野々村荘を中心に繰り広げられる、貧乏学生と大家さんの本当にあった話。その貧乏学生であった冒険家の著者、高野さんの経験談も相当面白いのですが、周りを取り囲むクセのある方たちも本当に面白い。お金は無いけどへこたれません。私も男だったら野々村荘に住みたいと本気で思った。本が読みたいけど何読んだらいいか解からなくなったらこれ。笑えてジーンとしてまた笑える。高野さんの本で他にも「幻のムベンベを追え」とかいう題名でジャングルまで行ってしまう無茶苦茶な本も読んだのですが、すごいです。高野さんは。

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    投稿日: 2009.11.05
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    おばかでむちゃくちゃな毎日なのに、なんだか心に残る本でした。 こんな青春を送る人って、会ってみたいなぁ。 最後の章で恋に落ちて、その人と一緒にいたいがために、駅まで送ったつもりが離れられなくて切符買って一緒に電車に乗っちゃってかわいらしかった。 まるで大学の前からバスに乗って、正直屋の前で下りて鈴谷コーポに戻った私のようです。

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    投稿日: 2009.09.23
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    おもしろいけれど、 書いている人の内面のおもしろさではなくて 著者の経験がおもしろい。 文章の心地よさとか、そういうものではなくて とにかく奇妙で無謀な経験をしている。 なんて、斜めに構えて読んでいたけれど、 不覚にもバス車内で笑い、 気づいたらなんだかすっかり著者のペースで 一気に読了。

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    投稿日: 2009.07.20
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    アパート野々村荘の三畳一間を舞台に、そこで暮らす筆者と、そのアパートの奇天烈な人々、そして同様にエキセントリックな冒険部の面々との11年間にわたる交流を描いた青春記。てっきり小説だと思って買ったら、ノンフィクションだったので驚いた。そしてそれに真ん中あたりまで読み進めるまで、全く気がつかなかった。それくらい、高野氏の生活は現実離れしている。憧れはしないけど、なぜか羨ましい、彼には金も夢も女もないけど馬鹿仲間と野々村荘がある。そんな彼は満たされてはいないものの、不思議と幸せそうに見える。けどああなりたいとは決して思えないのも不思議。人間ってすばらしいなぁ。

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    投稿日: 2009.06.30
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    大学は就職する為の通過点、と冷めたなめたことしか言わない学生では一生経験出来ない 「ザ・学生生活」

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    投稿日: 2009.06.17
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    初めて読んだのは高校の時。ただ笑っただけの感想やった。 大学に入って、色々な人に出会った自分。高校の時とは明らかに違う自分。悩んでる自分。何に悩んでるのかが分からなくて悩んでる自分。 そんな感じになった自分が久しぶりに読んでみた。 笑えたけど、何か泣けた。面白いだけやなくて、なんか響くものを感じた。 そして、自分が悩んでるのがちっぽけなことやと読み終わってから気付いた。 大学の友達に強く勧めます。

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    投稿日: 2009.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

     高野さん、常軌を逸した人をフツーに書いてますけど、ご自身も常軌の逸しぷりはどうにいったものです。この本には書ききれないもろもろがあるそうなので、是非、もろもろを書いて欲しい。  野々村荘はひとえに大家のおばちゃんの人柄でなりたってたんだろうなぁ。

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    投稿日: 2009.04.16
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    父からもらった。くだらん、と高をくくっていたが、読んでみたらなかなか面白かった。 普通の生活をしているとどうもこの人のような生活に憧れてしまうような気がした。実行するかどうかは別として。

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    投稿日: 2009.04.11
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    1989年から2000年まで3畳(9年目からは4畳半)に住んでいた筆者の記録。棲んでいたというか生息していたという言葉が妙に似合う、不思議の館、野々村荘。イマドキこういうアパートはもうなくなって、みんな小洒落たアパートになってきているんだろうなぁ。そういう意味では、昭和(時期的には平成だけど)の風俗歴史を記録するとても貴重な一冊だと思う。そういうと、写真や絵がないのが非常に残念だな。(2007.12.14)

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    投稿日: 2009.04.05
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    2009/01/27 やっぱりおもしろい。かつ泣ける。 2007/01/09 再読 絶妙。 2006/10/10

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    投稿日: 2009.01.27
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     「寝返りの音がうるさい」と隣人に怒鳴り散らす男,便器に髪の毛をひっかけ放置する男,住人が吐き気をもよおすほどの異臭を放つ飯を食べ続ける男,チョウセンアサガオを自ら食べ意識不明,見事人体実験に成功する筆者。三畳一間,家賃1万2千円,早稲田大学から徒歩5分の場所にあるこのぼろアパートには,奇妙な住人が世間の波に逆らうような生活をしていた。筆者が早稲田大学在学中から,約11年住んだ野々村荘での奇妙奇天烈な出来事をおもしろおかしく書いた青春物語です。単純におもしろかったです。(幾代)

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    投稿日: 2009.01.14
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    2008年11月11日購入。読書期間2009年1月7日〜11日。 辺境作家である筆者が大学時代から11年間過ごした早稲田のあるアパート。 その三畳間に入るところから出て行くまでの話であるが、最初から最後まであまりに突飛で予想外。 出てくる人もキャラの濃い人ばかり、というか常識的な人がいないような。 一人の青年の成長記でもありなんとなく甘酸っぱく、読み応え十分。 筆者の原点がわかる一冊です。

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    投稿日: 2009.01.13
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    早稲田大学から徒歩5分の木造二階建てアパート”野々村荘” その三畳部屋(途中から四畳に出世)に住む著者の約11年の青春(?)記。 大家さんも住人も浮世離れしすぎな個性派ぞろい。

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    投稿日: 2009.01.12
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    少年みたいな青年が、オヤジ臭さ全開で貧乏大学生活を謳歌する話。同窓会で「バカやってたよね、あの頃!」と爆笑するようなことも、当時は真剣だった。胃袋を刺激するその甘酸っぱさが、本書にはギッチギチに詰まっている。

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    投稿日: 2008.10.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私がpodcastで聞いている、本を紹介する番組で紹介されていたのがコレ。 本屋に向かう車の中で聞いていたので、本屋について早速探して買い求めました。 おもしろかった。 基本的に男の人が「なにやってんだ君たちは」と思うようなことをしている話が大好きなので、これはツボ。 登場人物がみんな、あらゆる意味で魅力的。 この人の本、今回初めて読んだけど、他の本も読みたくなってきた。

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    投稿日: 2008.07.06
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    ネタじゃないんか?! ノンフィクションか?! クサクサど真ん中剛速球、 なんか、、、いいです。

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    投稿日: 2008.07.01
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    時間をかけて少しずつ楽しんで読んだ。 私の初めての下宿も三畳だったので……。はるか昔、風変わりな学生もいっぱいいた頃。 時代は違うが空気が近くなつかしかった。 作成日時 2007年02月15日 20:08か

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    投稿日: 2008.05.14
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    高野さんー! すごいーーー!!!笑 いやもう、 ほんまに面白かった! なんなんやこの人ー!笑 ワセダを出るきっかけが 人間らしくて可愛くて すっごいすき!素敵! こういう人達がいるから、 世の中面白いのだ★

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    投稿日: 2008.04.10
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    奇人変人ぞろいの野々村荘。非常に癒される。こんなしょーもないことにエネルギーを費やしてる大人たちがいるってことに(いい意味で)。色彩の洪水ってどんな感じなんだろ。ちょっとのぞいてみたい(人体実験はしたくないが)。いいね!河童団。ケンゾウさんはいずこへ。そこここで笑ったり、せつなくなったりしました。管理人のおばちゃんが大好きです。

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    投稿日: 2008.04.09
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    三畳間のアパートでの生活を書いた自伝的小説。 よく「旅に出て書いたノンフィクション」みたいなのがありますが、これは「旅に出ていない時のことを書いたノンフィクション」って感じです。 一つ一つのエピソードがとても面白いです。 やっていることがめちゃくちゃなようで、そうでもない感じもする。 ちょっと憧れる生活です。 私は大学の4年間住んだ「ハイコート」を思い出して、そのときの生活や環境を懐かしく感じました。 あのときがあったから、今がある。 当たり前だけど、大切なことだったんだなぁと思いました。 この作者は、ほかにも冒険記を書いているので、それらも読んでみようと思います。

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    投稿日: 2008.02.22
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    我らが早稲田を舞台にした小説。 作者の20代から30台はじめまでの自叙伝(?)になっている。 ある意味昭和に忘れた大学生の生き方。 早稲田って感じの学生が多く、授業ってなにって感じの小説。 こんな学生生活も楽しいかの・・・・・・・・・

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    投稿日: 2008.02.14
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    うちの会社のそのだ文庫から借りました。 ぼろい三畳間に住む大学7年生の筆者。 同じアパートに住む臭いのしそうに個性的な面々。 ありがちな設定って思いきや、本との話かよ〜! 濃いです。 しかし軽いタッチです。

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    投稿日: 2007.12.14
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    うーん。あたしこれ表紙の爽やかさが気になって買ったから、最初ずっとエッセイだと思わずに小説として読んでました。ほんとに気づかなかったんですよ。 それくらい、キャラが濃い人ばーっかり。 自伝なのがすごいなぁ。 羨ましいけど、まねできないですねぇ。 この前早稲田大学で試験を受けてきましたけど、行く前に読みたかったなぁ。 楽しくて面白かったです。ちょっと考えさせられるしなぁ。

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    投稿日: 2007.12.02
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    たまげました。 何て言っていいのか。 凄い。 早稲田大学の学生貧乏話って、原田宗典氏だったが・・・。 上には上? はっきり言って、原田氏・・・完敗です。 高野氏、かなりやばい。 無鉄砲者というか… そうですね、変人であって、凄い人?かな。 この作品が自伝的 「小説」っていうのだからね。さぁ大変! 本作品は・・・ 「酒飲み書店員さんたちが強引にオススメする1冊」 この、酒飲み書店員とは、 本と酒をこよなく愛す千葉近辺の書店員&出版社の集まり。 第一回コンペにより最多得票を獲得したのが本書。(帯より) それだけでも一読の価値ありそうじゃない? ハハハ 作風なのだが、一言で言うと、 椎名誠氏の『哀愁の町に霧が降るのだ』(新潮文庫)みたい。 雰囲気しかり、ガーッと読ませる文体が、とてもよく似ている。 読み出したら、あっという間!気付けば、読了だった。 読ませ方も酷似しているかな。 まぁ、私が椎名氏のファンだ、というこもあるかもしれないけど。 『哀愁の・・・』と似た感を得た人は、多いらしいので、 概ね間違いではないね。 内容を少々。 タイトル通り早稲田大学へ徒歩5分圏に建立する、 「野々村荘」での著者の体験記。 著者は、三畳一間、家賃月1万2千円という生活を 11年も続けたのである! 早稲田を7年で卒業しても、 なお「野々村荘」で暮すわけですが… 人間一度馴染んだ環境からは そうそう簡単には、抜け出せないものなんだな〜と感じた。 一番のお気に入りは、大家さん♪ 70代のおばちゃんなのだが、凄い。 人がいいのに、きっちりしていて。 とても優しいのに、厳しくもあり。 アイドル性もバッチリ!! かわいい70代♪ 人間味に溢れています。 将来、こんな女性になりたいなぁ〜って思った。(笑) 後半、恋人?のような女性が現われ、なんと高野氏… 「野々村コンプレックス」 に陥る。 この 「ノノコン」 面白っ〜〜〜ぉ! 読んでね。 要するに、「彼女が部屋に合わない」のですって。  アホかー? 危ない。危ない。痛いぞ〜。ね?ね? でも、ついに?  高野氏を『粋』だと断言する女性が身近に現われ・・・。 高野氏の、決意がまたいい。 内容は記載しません、是非ご一読ください。 散々笑っていたのに、最後に来て、不覚にも涙してしまった。 爽快感!たっぷり味わえます。 面白可笑しくて、ちょっと切ないのが、またいい。 自身の青春時代とリンクさせても、楽しめる。 でもまぁ、バブルの全盛期の90年代初めに… こんなに貧乏な人たちって、私の周りには居なかったけど・・・。(笑) 最後に「野々村荘」のステキな大家さんが 詠んだ句を、記しておきます。(本文より) 「探検部雄々しき若人こたつに入り   からみ餅にて未来を語る」 「ドンマイと励まされつつなにくそと                  力みすぎてのオーバーホルト」 「試合後の興奮さめぬ後の宴   戦果語りてつくることなし」

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    投稿日: 2007.11.22
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    抱腹絶倒!! ※注 静かな図書館では決して読めません!! おんぼろアパートでとことんまで堕落し、とことんまで常軌を逸した生活をしたワセダニアン高野さん(早大冒険部)の長きにわたる学生生活プラスその後のプー生活を綴ったエッセイです。

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    投稿日: 2007.11.02
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    登場人物がみんな個性的でおもしろいです。 特に、大家のおばちゃんが好きですね! 週刊住宅情報を本棚に並べているアパートは なかなかないでしょうね(笑) この本は著者のエッセイですが、 著者のような暮らしには憧れますねぇ。 チョウセンアサガオを食べてチンパンジーになったり 突然三味線を弾き始めたり 著者の行動はかなりエキセントリックです。 そして、世界各地を気ままに旅をしていて羨ましいです。 気分転換に軽い気持ちでサラッと読める1冊でした。

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    投稿日: 2007.10.30
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    バブル絶頂期の中、なぜかここだけ異空間。個性的な住人たちが繰り広げる、とてつもなく日常離れした日常。ここでは世間のほうがよっぽど異空間なんでしょう。

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    投稿日: 2007.10.01
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    面白い本でした。主人公の作者自身の自分に素直な生き方にnostalgiaに近い感情を抱いてしまいました。こんな生き方羨ましいけどできません。

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    投稿日: 2007.09.25
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    「ジャケット買い」と言うよりより寧ろ「タイトル買い」なのか。 早稲田大学探検部であった筆者による自叙伝。 早稲田大学正門より徒歩5分、路地裏の大きな胡桃の木の側にある木造二階建てアパート「野々村荘」。1989年〜2000年まで11年間にも及び物語の舞台をかってでる。 探検部として世界中を駆け回る筆者が、三畳間家賃1万2千円にて入居し物語は始まる。 大学に近いということもあり、筆者を訪ねてくる個性豊かな友人達。同じ位、いや、それ以上個性溢るる家主、住人達で物語は埋め尽くされる。 幻覚植物を食べてみたり、三味線を引いてみたり、占いで一儲けしようとしたり……。 鳴呼、何でこんなにも自由で奔放なのか。 大学生って素晴らしいなぁ、と改めて思ふ。 帯に書いてある「羨ましいけど憧れない生活」というフレーズ。 いいえ、私は憧れるし、本当に羨ましく思いますよ。 確かに笑えたし、読みやすいのだけれども、どうにも肌には馴染まなかったようで星3つ。 住むならやっぱり早稲田だよ。

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    投稿日: 2007.09.04
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    筆者を含め、登場人物がキワモノ揃いで、ひとつひとつのエピソードもさることながら、言葉のセンスもテンポも良かったです。話上手な先輩の話を聞いてるみたい。 書店員さんが勧める本ということで読んでみたけど、ナルホドナットクの一冊です。 間を空けて、他の本も読んでみたいな。

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    投稿日: 2007.08.27
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    かなり面白いね。 話のテンポというか内容的には、森見登美彦の話に似ている気がする。 どっちも学生の話だし、変人がいっぱい出てくるしね。 森見登美彦の本が好きならきっとこの本も好きになる!と思いました。 てか好きになりましたw

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    投稿日: 2007.08.17
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    天津冴子さんの読まれた本の紹介で知りました。以前アジア新聞屋台村を読んで著者の名前は記憶していたのだけど。で、早速手配して回って来たので、読み始めました。結果、まぁ、面白い、青春物語だったかな。氏の様に気合いの入った清貧生活は送れなかった身としては羨ましくもあり呆れもする。自分の生活に置き換えて考えると似たようなシンプルな生活をしているからだ。家具と呼べる程のモノはなくて、6畳二間に一人と一匹で暮らしている。週末は二人と一匹になる、何れは此処を卒業して、高野氏の様に旅立てるとイイかな?

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    投稿日: 2007.07.03
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    もう、笑いを押さえるのに苦労しました。一番笑ったのは、河童団の話で「モモった!」と主人公が言うところが、笑いのツボにはまり、電車の中でも思わず噴出しました。電車から降りても、しばらく引きずってしまい、一人ニヤニヤしながら会社まで行ってしまった(笑)。

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    投稿日: 2007.06.30
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    バブル期、バブル崩壊もそっちのけ、11年間、三畳一間、家賃1万2千円の野々村荘に住んでいた高野さん。そこに集まる奇怪だけど愛嬌たっぷりの面々たちのお話。

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    投稿日: 2007.06.23
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    なんという傑作。 コンゴの怪獣探しで、ある筋に有名な著者が「野々村荘」で濃ゆい人たちと暮らした11年間を描いたエッセイ。 狭いアパートだけども、大家のおばちゃんも他の部屋の人たちも一癖あるが愛嬌もあり憎めない人ばかりで楽しい貧乏暮らし。 まわりが就職していく中で、会社勤めもせず、ずっと変わらない自分にじたばたする著者にも共感できる。かわるものかわらないもの、それとゆかいな早稲田大探検部の面々。突然訪れる転機。巣立ち。 文章もとても素直で軽快、 思いがけず心にぐっとくる一文なんかもあります。 500円くらいでこんな作品が読めるなんて奇跡のようです。 皆様も電車の中や布団の中で是非どうぞ。

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    投稿日: 2007.06.20
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    2007/3/28 高野秀行という探検家(でいいのか?)が書いた本が面白いらしいという話は以前から聞いていたのだが、何となく読まずにいて、たまたま先日本屋で時間を潰していた時に手に取ったのが本書『ワセダ三畳青春記』(集英社文庫)。 立ち読みしながら、笑いを堪えるのが必死になるほどオモシロイ。 早稲田にある三畳間の下宿を舞台にした著者の青春時代の物語なのだが、80年代から90年代にかけて、こんなバカなことをやっている人がいたのかと呆れるくらい、おもしろい。 下宿の住人や著者の友人など、一般人から見ると奇妙奇天烈な人々が多数登場して、こんなにオモシロイ人が世の中にいるんだと驚きを通り越して感心してしまった。 この本のような突飛な生活はしてませんでしたが、自分の大学の頃の一人暮らしをちょっと思い出して懐かしい気持ちになりました。 その一人暮らしをしている時のことで思い出したのが、先輩と2人で一晩中、スプーン曲げをしてたこと。なんでそんな事をしていたのかは、全くもって覚えてないのですが、何時間もやっていて、しかも、最終的には僕が持っていたスプーンが曲がったんですよ!ちょっとだったんですがね、大驚きです。しかも、スプーンが曲がったのが恐くなって、2人でビビッたのを覚えてます。曲げようとしていたのに、曲がったからと言ってビビる必要は無かったのに^^;。 というわけで、たった今思い出したのですが、実は僕は超能力者だったのです\(^◇^)/

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    投稿日: 2007.03.29
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    <三畳一間、家賃月1万2千円。ワセダのぼろアパート野々村荘に入居した私はケッタイ極まる住人たちと、アイドル性豊かな大家のおばちゃんに翻弄される。一方、私も探検部の仲間と幻覚植物の人体実験をしたり、三味線屋台でひと儲けを企んだり。金と欲のバブル時代も、不況と失望の九〇年代にも気づかず、能天気な日々を過ごしたバカ者たちのおかしくて、ちょっと切ない青春物語。> 思ったより笑えた。探検記のほうの著作も是非読みたい。

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    投稿日: 2007.03.28
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    ワセダ後輩として、ただただ敬服いたしますです。ハイ。とても東京ていうか日本とは思えぬ人々と暮らしのほんとにあったお話。

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    投稿日: 2007.02.19