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給食のおにいさん
給食のおにいさん
遠藤彩見/幻冬舎
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総合評価

122件)
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    「ささめ」はいい男だ! いい大人だ! 葛藤しているから、相手がわかる。その優しさをを「料理」で表現する。 毛利の情熱はちょっと屈折しているけれど、きっとささめがうまく温めてあげるだろう・・・カボチャのポタージュでね。 何かに徹底する大人はいい。

    0
    投稿日: 2014.07.15
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    食べ物が出てくる本を貪欲に読み漁っていましたが、『給食!』そう来たか! 食に関するお話の主人公は、失恋・失職が原因で無気力な生活を送るようになり…というイントロが多い。 この作品も、ちょっと夢破れた主人公ではあるのだけれど、そこに小学校の給食事情や、教育・食育、児童を取り巻く家庭環境などが絡んで、何層にも重なったパイ生地のような小説になった。 “美味しさ”よりも、清潔、安全、栄養が優先される学校給食ゆえ、「これ食べたい!!!」という気分になる料理は出て来ないが、とても良かった! 面白かった! 小学校の子供を持ったことのある親として、学校給食に悩んだことのある人間として、とても良かったです!!!

    0
    投稿日: 2014.07.07
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    子供嫌いの一流シェフ,佐々目宗.生活困窮の為,給食調理員として働くことになるが.大人になりきれない料理人は給食で子供を救えるか?感動の食育物語.給食にまつわる色々な行事や制約,食物アレルギーを持つ子供,ネグレクトやモンスターペアレントなどやっかいな人間模様,学校の今を垣間見るようで最後まで目が離せなかった.とても面白い.表紙で躊躇してしまうかも知れないけど,大人が読んでも十分に満足できる作品だと思う.ぜひ手に取ってもらいたいな.

    0
    投稿日: 2014.07.01
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    調理師免許と小学生の娘を持つ私としては、 「へー、学校給食ってこういう感じなんだ~」というのが正直な感想です。 でも、主人公の上司の栄養士、なんかイヤだな~。 味は二の次、って… 私は、自分が食べるものは自分で決めたいし、美味しいものだけ食べたいです。 でも、食育はやっぱり大切なんですね。 美味しいものだけ食べて、栄養もバッチリ!な食事を子供に与えられるようにしたいです。

    1
    投稿日: 2014.06.15
  • 美味しいものと栄養との関係

    調理師免許と小学生の娘を持つ私としては、 「へー、学校給食ってこういう感じなんだ~」というのが正直な感想です。 でも、主人公の上司の栄養士、なんかイヤだな~。 味より安全、って… 私は、自分が食べるものは自分で決めたいし、美味しいものだけ食べたいです。 でも、食育はやっぱり大切なんですね。 美味しいものだけ食べて、栄養もバッチリ!な食事を子供に与えられるようにしたいです。

    1
    投稿日: 2014.06.15
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    シェフとしての成功を夢見ていた、佐々目。ある意味「腰かけ」のつもりで小学校の給食調理員として働くことになった。自分のこだわりが失敗を招いたり、飲食店での調理とはかけ離れた給食の大量調理に苦労したり…。時には嫌になりながらも、栄養士の毛利をはじめとした職員や子供たちとの関わりの中で、少しずつ佐々目は変わっていく。 と書くと、若者の成長物語みたいに聞こえると思うけれど、それだけではない。いわゆる「業界あるある」がたくさん書かれている。そこがまた面白い。業界、といっても学校関係者ではなくても、給食にまつわる思い出がある人や、知り合いの子供や保護者をちょっと思い浮かべてみると、色々面白いと思う。 あっという間に読み終えて、続編も購入しました。続きが楽しみ!

    0
    投稿日: 2014.05.31
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    面白かった。食育が叫ばれる中、体の栄養だけでなくて心の栄養も考えた給食を作ってくれる「給食のお兄さん」が格好いい。続きが楽しみ(˘ω˘)

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    投稿日: 2014.05.11
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    小学校の給食と食育、そして、トラブルを、 給食調理員の視点と仕事から解決していく、 お仕事小説となりますが…、 給食調理員といぅお仕事も目新しぃですが、 主人公が男性(お兄さん)といぅ点も珍しく、 新鮮なお仕事小説でした…。 子供たちの、食物アレルギーやストレス、 親たちの、ネグレクトやモンペといった、 最近の教育現場で見られる問題に対して、 試行錯誤しながら、給食と食育によって、 トラブルシューティングしていくパターンは、 本作品の題材ならではであり、よかったです。 全体的に、 ほんの少し荒削りな印象も感じられますが…、 むしろ、作品の世界観にマッチしてるかな…?

    0
    投稿日: 2014.04.30
  • こどもに関わるすべての人に

    給食の調理員の佐々目(おにいさん)の目から見た子供たちが抱えている様々な問題。それをあたたかい愛情でつつむ周りの大人たち。あたたかく、感動的なストーリー。

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    投稿日: 2014.04.27
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    給食のイメージって美味しくない、と言われやすく(私は好きでしたが)なにかと問題になりやすいですがこの本はそういう本ではなく、作り手にスポットを当て、そこから見える小学生との心の交流というか問題解決に向かう話。 さらさらと読みやすい文体で、あっという間に読めました。

    0
    投稿日: 2014.04.14
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    腕のいいシェフだった宗が、小学校の給食のお兄さんとして働くことに。色んなプライドが邪魔する中、子どもたちから色んなことを学び成長していく。そんな姿は応援したくなる。

    0
    投稿日: 2014.04.07
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    『給食』って奥が深い。 最初の章を読んで思ったことです。家やお店でご飯を作る時、大事なことって言ったらもちろん第一に味、ですよね。でも給食だとそうではないのです。食べるのは大人ではなく子供。栄養バランス、塩分量、アレルギー。野菜を嫌いな子供にどうやって野菜を食べてもらうか。子供の好きな味。嫌いな味。いろんなことを考えて作られているんですね。 そのことを、慣れない子供と触れ合っていって、どんどん成長していくお兄さんの姿がとてもよかったです。 給食の大事さだけではなく今の子供たちが抱える問題にも焦点があてられていて考えさせられました。 私が小学校の時は、こんな子供いなかったからなぁ…。給食は残さず食べるもの、と教えられてきただけに。現代ではそうじゃないんだなぁ。ちなみに、私の学校の給食はとてもおいしくて言われずとも完食してました。裏ではこのお兄さんたちみたいにいろいろ考えてくれていたのかな、と思うと今さらながら感謝の気持ちがわいてきました。いつもおいしい給食をありがとうございました。

    2
    投稿日: 2014.03.24
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    個人的に大ヒット!! 子供が小学生だし、給食食べてるし、タイムリーなせいもあるけど。 結構泣かされた…。 続編出たりしないかなー!! 読みたいです!

    0
    投稿日: 2014.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小学校の給食を作るおにいさんの奮闘物語。作品で食物アレルギーの事を取り上げていたのでじっくり読んだ。なんらかのかたちでアレルゲンを摂取するとアナフィラキシーを起こすということも書いてあり、小説で食物アレルギーに対することがわかっていただけたら患者的には救われる。この作品を読んでいると料理に対する意欲が湧いてくる。給食の先生ってたくさん苦労をしていうんだなと大人になった今、実感した。いつまでも給食の先生に感謝の気持ちを忘れないようにしたい。

    0
    投稿日: 2014.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    他の飲食店と給食との違い。 アレルギー、モンスターペアレント、ネグレクトなどなど、いまの学校の問題を入れ込んでの物語で面白かった。

    0
    投稿日: 2014.02.16
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    ご飯ものから、給食ものへ。 給食裏事情と青年成長期の青っぽさ。 意外とマッチして楽しかった。 給食に改めて敬意を。 (嫌いで残しまくってたけど)

    0
    投稿日: 2013.12.07
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    物事は,消去法で仕方なく決めると, つらいときにあとが続かない。 やはり,すべては自分の意志。 人の言葉や思いを受け入れるのも 自分の意志。

    1
    投稿日: 2013.11.20
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    お仕事小説。 有名料理店のシェフをしていた佐々目は、とある理由で小学校の給食調理員に。 子どもが嫌いな佐々目は、初日から子どもを泣かしてしまい、先行き不安なうえ、これまでのシェフとしての腕前も、給食の大量調理となると活かせず、パートの調理補助から注意されるばかり。 しかも、シェフだったはずが、「給食のお兄さん」と呼ばれ……。 物語の面白さはもちろん、食の大切さ、食育なども取り上げられている。 調理師・栄養士・小学校教諭などを希望する生徒に勧めたい。

    3
    投稿日: 2013.11.13
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    学校給食がこんなに考え込んで計算されて作られてるって初めて知りました。思いやられて作られたから給食って美味しかったんですね。 あなたの好きな給食は何ですか?

    1
    投稿日: 2013.11.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表紙の軽いノリなどから、万が一面白かったらラッキーくらいに思ってました。でも、読み終わってみれば、久々に出会った大傑作、という印象。 通常、料理はおいしさが最優先のパラメータだと思いますが、給食はそれだけではないという奥深さに加え、食育に関連する子供たちとの関わり方の難しさなど、身近なようで全く知らないお仕事の内情を知れて、関心しきりでした。 身近な職業の意外な姿を捉えるところは「和菓子のアン」の坂木司氏の作品に通じる面白さがありました。 そんな職業紹介的な部分じゃないところでも心動かされるところも多く、決めゼリフもあったりなど、とってもドラマ向きな素材だと思います。今、一番映像で観たみたい作品でありますし、もしかしたら今年読んだ作品の中で一番面白かったかも?とすら思っています。

    1
    投稿日: 2013.11.13
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    1年だけの契約で給食のお兄さんとなった元・シェフの佐々目は、レストランと大量調理の違いに右往左往。 誰のための「給食」なのかを問う一冊。 あなたの好きな給食はなんですか? 福岡女子短期大学:さとう

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    投稿日: 2013.10.31
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    学校の給食を思い出しながら読んでいました。 レストランのシェフとして腕を振るってきた主人公が、人間関係が上手くいかなく自分のお店も開くことができず、渋々小学校の給食調理人になるのですが、そこは給食に燃える上司とベテランパートがいる主人公にとっては予想外の世界。反発する主人公が子どもたちとのふれあいや年間のイベントを通して、学校給食の魅力と奥深さに魅せられていく。 学校給食はあんなに考えられていたんだ!と今更気付き、デザートばかりを楽しみにしていた子供時代を思い出し、恥ずかしくなりました。

    2
    投稿日: 2013.10.27