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不幸な国の幸福論
不幸な国の幸福論
加賀乙彦/集英社
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総合評価

61件)
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    先日、鬼籍に入られた精神科医でもある作者のある意味本業とも言える内容の作品。毎年3万人の自殺者を出す日本人の一見恵まれているようで不幸な国民の為の幸福論。 自分が必要とされていると思うことが、人間を強くする。ヴィクトール・フランクル「夜の霧」を読んでこんなまとめ方をしています。【すべての人間は全宇宙にたった一度、二つとない在り方で存在している。そしてその一回性と唯一性が他に類を見ない、人それぞれの運命をもたらす。一人ひとりの人間に備わっているかけがえのなさを意識したとたん、生きること、生き続けることに対して私たちが担っている責任の重さに気付かされる。その責任を自覚した人間は、生きることから降りられない。もし運命があなたを苦しめるのなら、その苦しみを引き受けることに、二つとない何かを成し遂げる、たった一度の可能性がある。人間が生きることには、常にどんな状況も意味がある。苦しむことにも意味があるのだ。だから、人生に期待するのをやめて、人生から自分が何を期待されているのか考えよう。】 そして、寿命があることによって逆に命の尊さと充実を感じることが出来る、例えば本人も本書執筆した2009年にはちょうど「雲の都」を創作中であり完結する前に死を迎えるだろうと書いていましたが、無事2012年全5巻完結させることができたのは何よりでした。合掌。

    1
    投稿日: 2023.01.19
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    感想 自分の立場を客観的に見る。何か起きた時に自分を可哀想と思いすぎない。いつまでも引きずり嫉妬が心を蝕む。幸福になるために冷めた頭で考える。

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    投稿日: 2023.01.16
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    幸せとは幸せだと認識できること 自己の認識を変える以外に幸せになる方法はないと思う 今の自分が不幸だと思うとき、周りの環境や人がそう思わせているのであって、それが事実ではないということを認識しなければいけない ✏自分の苦悩にばかりアンテナを向けていると、どんどん視野が狭くなり、客観性も失われていく。自分が誰よりも不幸に思えてきて、周囲の人が抱えている痛みに鈍感になり、人間関係にも悪影響を及ぼしかねない。 ✏真に悩む、悩み抜くとは、自分の苦悩を材料に考え抜くということ。普段から何か問題が起きたときに、その遠因と近因を多角的、客観的に分析し、今の自分にできる対策は何かと考える習慣のある人は、自己憐憫の罠や自分の不幸を誰かのせいにしたくなる心の動きに、そう簡単に飲み込まれない。 ✏人はときどき、何が自分を幸福にするかについて間違った理論を作り上げ、それに基づいて欲望を形成した結果、ミスウォンティングをおかすことになる。 ✏確固たる「個」は、自分の頭で考え抜くと同時に、互いの意見をぶつけ合いながら人間関係を深めていったり、ときには周囲の声に抗ってでも自分の意思で選択し行動することによってしか鍛えることができない。 ✏必要なのは、変えることのできないものを受け入れる冷静さ、変えることのできるものを変える勇気、その2つを見分けるための知恵 ✏周囲の環境や運ではなく、その人が世界とどう関わっていくかという、人間の生きる姿勢が幸福を作る。

    2
    投稿日: 2022.06.15
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    悩み抜いて自分を客観的に見ること。自分があの人と同じ立場だったら幸せに思うのか。 考え方、ものの見方を変えて誰かに貢献すること。 希望を持つこと。

    0
    投稿日: 2021.08.01
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    東大の医学部で犯罪心理学と精神医学を学んだ経歴を持つ医師で、小説やエッセイなどを手掛ける作家としても活躍して日本の「文化功労者」にも選ばれた加賀氏による幸福論。終身雇用や年功序列という従来の「日本型システム」が崩壊し、若者が将来への希望を持つことが難しい今の日本において、その原因が、自ら不幸の種蒔きをする日本人の国民性にあると指摘する。筆者は本書の出版から30年近くを遡る1980年に「生きるための幸福論」(講談社現代新書)という著書を出しており、物質的に豊かになった日本人が果たして「本当の幸せ」を手に入れているのか、という疑問をずっと世に投げ続けている。

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    投稿日: 2020.12.12
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    著者の人生が詰まっている感じがします。 著者の御年もあり、説得力があります。 歳を取っても幸福に生きるために、読んで良い本です!

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    投稿日: 2020.05.28
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    "知り合いから紹介された本。日本の現状を様々なデータも交えながら、的確に言い得ている。知り合いの方も言っていたが、著者の加賀乙彦さんとほぼ同じ風に世の中を見ていたので、ある意味痛快だった。 不幸な国とは、我が国日本。日本は社会、仕組み、共同体として不幸を生産している。そんな国に生きる人間の幸福とはなんなのか?という問いかけをしているのが本書である。刺激を受けた部分をメモしておく。 第一章 幸福を阻む考え方・生き方 「見られる自分」に対する意識の強さと「悩み抜く力」の欠如 「悩み抜く力」の欠如=「考えずに受け入れる」ことが当たり前になった つまり、 ・新しい技術で生み出された文明の利器をただ享受するだけになった ・テレビ、電卓、PCなど普及し、自分の頭で考え抜くことをしなくなった そして、 ・自分にマイナスのレッテルを貼る=他者との比較でのみ自分の価値を見る(子供の自尊心) (長所、短所丸抱えで、ありのままの自分の現状を知った上で、  今の自分より成長をしたいと願い努力するのが大人の自尊心)  その原因は、過保護、過干渉で子供に過剰な期待をかける親の存在。  子供が傷つかないよう、失敗しないように世話を焼き、あるがままを受け止めず誰かとの比較で○×をつける。  社会も同様、「足の遅い子が傷つくから、平等に」などで、運動会で順位をつけるのをやめておきながら、偏差値という物差しだけで子供をはかり競争させる。 「見られる自分」に対する意識の強さ=個を育てない教育(家庭~学校) つまり、 ・幼いころから、子供の秘密を暴く親が多い(子供を異なる人格を持つ人間として認められない)  →子供の自我確立を妨げる ・そして、人目を気にする国民ができあがる。(フランスは、人と同じことで悩む) 第二章 「不幸増幅装置」ニッポンをつくったもの 経済的疲弊が自殺に直結する国は日本のみ。 GDPに占める社会保障の割合は、17.7%(OECD加盟国中23/29位) GDPに占める公共事業の割合は、1970年代初頭から最近まで先進国中トップ NY Times「日本の破産への道は公共事業によって舗装されている」1997.3.1 流されやすい国民。 1.好奇心旺盛、2.「個」を主張しにくい社会、3.「考えない」の習慣化 第三章 幸福は「しなやか」な生に宿る 1943年 ラインホールド・ニーバー牧師の言葉(マサチューセッツ州にて)  神よ、私たちにお与え下さい。  変えることのできないものを受け入れる冷静さと、  変えることのできるものを変える勇気を。  そして、2つを見分ける知恵を。 第四章 幸せに生きるための「老い」と「死」 死と向き合うことで、生を見つめ直し、老いを楽しむ。"

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    投稿日: 2018.10.19
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     秋葉原で起きた通り魔事件を引き合いに、現代日本の「不幸」を考察する。  考えない習性や幸せに対する慣れ、他者を気にする日本人の国民性もあるらしい。  高度成長期から、バブルがはじけた後も、豊かさの幻想を追い求めてしまった日本。リッチな国の不幸な国民。  介護・医療の崩壊につながる制度誕生のきっかけとなる郵政選挙。当時の庶民心理は戦前・戦中にも似るとの指摘。  幸福は身分や収入でなく、自分の考え方次第であり、高齢化の時代に、自分の生きる姿勢が幸福を作ると説く。

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    投稿日: 2018.08.05
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    2016.11.21 当たり前のことが、今の気持ちにストンと落ちた。 なんとなく感じる不幸は、誰かの役に立っているという充実感がないからだ。 月始めに異動になって、何したらいいかわからない状態で、時間が過ぎることばかり考える毎日。 休みの日に出かけたり、誰かと会ってもちっとも満足感が得られない。 そんな日々の中で、この本を読んで、 ただ嘆くだけでなくて、自分で変えていこうという気持ち、長いスパンで考える大切さなど、繰り返し言われていることだけど、改めて気付かされた。

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    投稿日: 2016.11.23
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    前半は様々な統計データ等により、現代の日本がいかに病んでいるか・・また将来どんな不幸が待ち受けているか・・ということが書かれている。 後半はわりと精神論的な話だった。 この本を読み、幸福って本当に主観的にしかはかれないものだなと思った。 お金や名誉・地位などの客観的指標で幸福をはかりだしたらほとんどの人は不幸になってしまう。 問題は、そのような客観的指標を主観にしてしまってる人が多いということではないだろうか、、。 もう一つの問題として、自分の幸福を追い求める際に他人を不幸にしてないかという視点が要ると思う。 (現時点の他人に限らず、将来の他人も含め。) そして最終的には、「自分は幸福」という結論ありきで過ごすということかなと思った。

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    投稿日: 2014.10.05
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    幸福の得方には疑問が残った。現代人が不幸な理由についてはなるほどと思った。特に悩み抜く力の欠如はひしひしと感じている。

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    投稿日: 2014.06.06
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    作家にして医師である加賀乙彦先生による警世の書。 いきすぎた物質主義に対して、古今東西のデータでもって科学的に批判している。ところどころ首を傾げたが、全体的には納得できた。「常識的な」当世批判だ。 とりわけ面白かったのが、老人の生き方についての部分だ。肉体が衰えていくなか、時間をいかに主体的に使うか。要は気の持ちようなのであるが、その例示が面白い。動けないなら眺めればよいではないか。など。

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    投稿日: 2014.01.05
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    世間一般の幸福論から 日本人特有の考え方からとらえた幸福論。 精神科医でありながら小説家でもある著者ならではの視線から見た、 不幸な国日本。

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    投稿日: 2013.11.04
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    だれがみても とても不幸な国の日本 そこで、幸福を生むにはどうするか。 吾唯知足(われただたるをしる)だとおもいます。

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    投稿日: 2013.08.24
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    時代がどんなに暗かろうと、その人の置かれた状況がどれほどつらいものであろうと、自分なりの目的に向かって歩き続け、希望を抱き続けることで、人は幸せになれる。

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    投稿日: 2013.04.28
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    筆者の考えをひたすら書いてある。共感できるものだが、論は一般的なものだと思う。結局考え方次第というような結論に聞こえた。

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    投稿日: 2013.03.20
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    幸福とは何か?人類普遍のテーゼである幸福の在り処や人の生き方を描いたもの。著者の体験談や本の引用が各所に散見され、著者の考えに肉付けがなされ説得力のあるものになっているように思われました。 現代社会に蔓延る「不幸」は、実は自分自身が招き寄せたものではないか? 政治が上手く動かないのを政治家だけの責任にしていいのか?私達国民が「考える」ことを放棄したことが幸福を逃しているのではないか? 幸福はしなやかな生に宿る。考え方を柔軟にすることで、私達は「快楽のトレッドミル」から降り、幸福を正しく捉え、死を怖れることなく悔いのない人生が送れるのだと、著者は言っています。 単に幸福論を読みたい方にもおすすめですが、著者の読書経験の豊富さに圧倒された私は、次に読む本を探すうえで非常に参考になったため、幸福論やそれに関係する書物を探している人にも是非読んでいただきたいと考えています。

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    投稿日: 2013.02.20
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    作品を少し読ませてもらいましたが、私は自分の考え等をはっきり言えなく、悩みでもありましたが、この本を見たらもっと自分の考えをしっかり伝えようと思えたし自信もわいてきました ! ほとんど読んでませんがほんとに感謝です♪ 読んで思ったのが、日本人の控えめなところはそれはそれで日本の特徴というか個性というか、日本の文化による性格なのではないかと思いました。 それでもこの本のおかげで、私は自分の意思をしっかり持ちつつ、今の性格も尊重していこうと思えることができたので、よかったです。

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    投稿日: 2013.01.03
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    1929年生まれの精神科医で、東京拘置所の医務技官や東京医科歯科大学助教授、上智大学教授を務めた人の話。少々右寄りだが、国際的感覚を持った日本人であれば、正道な主張と感じる。 高齢者による万引きや介護疲れ殺人が急増していること、パスカルの賭けの話(パスカルは、著書『パンセ』の中で、神はいないとしても、いると信じると考えた時の利益の方が大きいことを指摘したもの)は面白い。 「神よ、私たちにお与え下さい。 変えることのできないものを受け入れる冷静さと、 変えることのできるものを変える勇気を、 そして、その二つを見分けるための知恵を」 (ラインホールド・ニーバー牧師の1943年マサチューセッツ州での祈り) これには、感動しました。

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    投稿日: 2012.11.25
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    一般論。流し読みでよし。受験のとき小論文でこういうの書いたー。 日本人がひとと違うことに対して悩んで精神科にかかるのに対し、フランス人は人と同じになってしまうことに悩むってのはおもしろかったけど、あとはほんと読まなくていいと思われ。

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    投稿日: 2012.10.16
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    80過ぎてもなお自分の目標を持つ人の唱える幸福論。 話が漠然としすぎててピンと来ない。 あと、参考になる部分は数多くあれど、中々真似できない感じ。

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    投稿日: 2012.09.06
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    読書再開。 日本という国は、特殊とよく言われるが、では普通の国とはどんな国なんだろう? 欧州のそれが、グローバルスタンダードだとしたらそんなのはクソくらえだ。 その国の人の考えや、風習を画一化できはしない。一部の情報をさも、常識のように扱うのは個人的には好きではない。 ただ、それが受け入れられているから、この手の本が人気なのかもしれない。

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    投稿日: 2012.05.10
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    実家にあったので。あるがままに受け入れる、自分の幸せを見つける。以降は本からの引用です。/不幸な国の幸福論 外見の方が簡単かつ正確に把握できるため、内面への関心や内面を見ようとする努力が失われつつあること。見られる自分に対する意識の強さと、悩み抜く力の欠如…。考えずに受け入れることが当たり前になっている。あるがままのその子を受け止め愛するのではなく、誰かとの比較でまるやバツをつける。快楽の踏み車。プライバシーの権利への要求…自我意識を発達…。子供の秘密を暴いてはいけない。KYという同化圧力。自分の評価を他人にゆだねてしまっている。社会保障は先進国で最低基準。先進六カ国より多い公共事業費。権力者からいただいた民主主義社会。幸福を定義してはいけない。生きがいは意外と簡単に持ちうる。期待するのでなく自ら生み出す。人生の一部として今ここを眺める。挫折は幸福の要件。知足者富。変えることのできないものを受け入れる冷静さと、変えることのできるものを変える勇気を。流されない。情報リテラシー。身一つの自分で人と向き合う。

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    投稿日: 2012.04.01
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    特に教師という職業に従事されている方には必読書にして頂きたい一冊。 小学校の道徳やホームルームの時間に充てて欲しい。 齢八十を超えた精神医学者が著書であるが、そのせいか語り口がとても柔らかい。また、戦争を経験している世代でもある。 もちろん、教師以外の方にも推薦図書です。 近年稀に見る良書。

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    投稿日: 2012.02.15
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    今までの生き方を改めさせられる本だった。 不幸にしてるのは、自分の考え方のせいかなと思った。 幸せになるためには、考え抜くこと。 じぶんはどんな生き方をしたいかきんがえぬくこと。 挫折はチャンス。自分を見直すいい機会。そして、その方向が具体的に言われてて、役に立つ。

    0
    投稿日: 2012.02.12
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    (「BOOK」データベースより) 経済は破綻し格差は拡大する一方、将来への希望を持つことが難しい日本にあって、「幸せ」は遠のくばかりと感じている人は多い。しかし、実は日本人は自ら不幸の種まきをし、幸福に背を向ける国民性を有しているのではないか―。精神科医、心理学者でもある作家が「幸せになれない日本人」の秘密を解き明かし、幸福になるための発想の転換法を伝授する。追い求めている間は決して手にいれることのできない「幸福」の真の意味を問う、不幸な時代に必読の書。

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    投稿日: 2012.01.18
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    0.著者について ・精神科医の先生。 1.一言でまとめると? ・夢や希望をもつようにしよう。 2.印象に残ったフレーズ ・傷つくことを怖れず人と深く関わり、希望をもって世界を広げていってほしい(p146) ・「今、ここ」にとらわれず、場を広げ、人生というロングスパンで自分の置かれている状況を見ようとすること(p174) ・人はみな死刑囚として生まれついている(パスカル、p203) 3.自分語り ・人のために何かをするということ。それこそが、「私は必要とされている」「私には生きる意味があるのだ」と実感できる最も簡単な、そして誰にでも可能な方法です(p130) ⇒私の姉に姪が生まれ、姉本人はもちろん、母もとても喜んでいて、世話している時が一番イキイキしている。 4.つっこみどころ ・題名に不幸な国とあるが、もし社会や国民性のせいにしているとしたら、出発点がちょっと違うのでは。 ・私はクリスチャンでないので宗教的なところはスルー。 5.本から学んだことをどう活かすか? ・「誰かのために今の自分にできる何か」を探し行動したい。 6.類似書 ・「夜と霧」ヴィクトール・フランクル

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    投稿日: 2012.01.08
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    “時代がどんなに暗かろうと、その人の置かれた状況がどれほどつらいものであろうと、自分なりの目的に向かって歩き続けることで、人は幸せになれる。”(本文より) 第一章では日本人の考えない習慣、他者を意識しすぎること、第二章では日本という国(といいながら日本人も)の幸福への障害を分析している。第三章で幸せになるための考え方を示している。第四章では老いと死についての考察。 データも用いているが、考えながら読むことが大切だと思う。与えられた幸せではなく、それぞれが考えた幸せを目指すということは多いに賛成。

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    投稿日: 2011.12.28
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    以前はわりと、大人/子供の二項対立で世界を見ている部分があったのだけど、もう来年で成人だし。まあそのくせ学生で。なんだかこの二項対立では収まらない位置に来てしまってる。ということで最近はそういうものの見方はしていません。でも、年を重ねることが自分の良い部分を増やしていくこととイコールであればなあと思う。 この本の著者は、本当に美しく年を重ねたのだと思った。年長者であること、自分よりずっとずっと人生の先輩であること、が、そのままこの人の言葉の重みに繋がっている。こんな風に生きれたら、と素直に憧れた。

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    投稿日: 2011.11.04
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    正直後半の老いてからの話はちょっと読むのがつらかったんだけど、前半部分は自分のためになった。 加賀先生はわかりやすい文章を書く人なんだなぁと思いました。小説も読んでみたい。

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    投稿日: 2011.09.18
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    図書館で働いていた時から気になる作家であった加賀乙彦さんを初読破。 東大医学部卒。東京拘置所勤務後、精神医学および犯罪心理学を研究という経歴。 本書は80年の人生を歩んできた著者の視線から 日本の病んだ部分、その中での幸福の追求の意義を説く。 世界各国に比べて国民がきちんと声を上げないがために改善されない日本の福祉や雇用が分かりやすい言葉で綴ってある。。

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    投稿日: 2011.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    <概要> 前半部では、欧米諸国と比較をしながら日本の現状やその原因などについて書かれている。 後半部では、主に1人の人間としての幸福とは何か、どのように考えたらいいのかなど、少し自己啓発系の内容になっている。 私としては、前半部分の方が知らない事が多く、発見が多かった。 *日本の障害者自立支援法が実際は障害者の方達にとって働きやすい環境作りなどの支援により、むしろ自己負担が大きくなってしまっていること。 *日本の公共事業の額が一時は50兆円を超え、日本の特別予算の4分の1を〆ていたこと →地方の人々の多くが土木産業に関わっており、なかなか手が引けないという現状があること →社会保障に関連する額よりも公共事業費の方が大きな割合をしめていたこと →社会保障の減額は小泉改革時代から救援したこと →先進国の中でも自殺率は圧倒的に高く、2位であること(1位のリトアニアは政治的要因による部分が大きいこと) →自殺者数はあまりに高く、日露戦争での死者(約8万人)と比較すると3年に1回戦争を行っているようなものであること などなど。 私の勉強不足によるところは大きいけど、改めて日本の政治や制度に対して社会人になる前にしっかりと把握する必要性を感じた一作でした。 後半部分はさらっと読めるので、問題意識を喚起したい方にはお勧めですw

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    投稿日: 2011.05.30
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    幸せを客観的に見た自分で判断する 幸せとは流動的なもの 一歩一歩目標を持って進むことが大切らしいです

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    投稿日: 2011.05.25
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    フォトリーディング&高速リーディング。日本の文化が人を不幸にしている背景と、その日本で幸福になる心のあり方について。大変洞察の深い文明論。

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    投稿日: 2011.02.28
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    http://blog.goo.ne.jp/abcde1944/e/37ba6303a2b63de9dd2ab0f2d78b1d49

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    投稿日: 2011.02.21
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    国家と個人の不幸を幸福に変える力《赤松正雄の読書録ブログ》  「今のつらさをこれからの人生で生かそうと未来志向で生き始めた途端、不幸は不幸でなくなります」「辞書では成功の反意語は失敗ということになっていますが、実際の人生においては『チャレンジしないこと』なのです」―「不幸増幅装置」日本で幸せに生きるための逆転の発想力とうたわれた加賀乙彦『不幸な国の幸福論』。寒風吹きすさぶ戸外から温かい家中に入ったときのような印象を与えてくれ、個人一人ひとりにとって得難い本だ。同時に自殺大国・日本の今を考える上で、様々な糸口を与えてくれる。  加賀さんは精神科医であり、作家だが、何よりも行動の人だと思う。あの阪神淡路の震災時に、神戸大名誉教授で同じ精神科医の中井久夫さん(この人も凄い)に何が必要かと真っ先に訊いたうえで駆けつけた (求められたのは“花”だったと記憶する)エピソードは胸をうった。今年82歳になられるが、現代日本が誇る本物の知識人の一人だろう。  この本は、多くの若者に読ませたいが、最小不幸社会を作ると言っている菅首相にも読んでもらいたい。いや、読んでおられるに違いないと思われる。ただし、生半可な読み方なのだろう。「政権交代がなされたように国民一人ひとりか変わることが、不幸増幅装置と化した国を変えていく第一歩なのだ」とまで(この件りには、若干の疑念を持つ)。菅氏の奮起がまたれる。政治家の一人としては日本社会にはセーフティネットが十分にないとの指摘が身に染みる。  「憲法を後世に残る名文で書いたのは日本人」との指摘にも違和感を持つ人が少なくないと思われるし、いささか理想に過ぎる考え方が気になる人も多いと感じる。が、それを補って余りあるだけの希望と喜びを充満させた本だ。奥様を三年ほど前に亡くされた。最後の小説『雲の都』を書いている間に自分は死ぬと言われるが、この本はその合間に残された日本人と日本国への遺書のように思われる。

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    投稿日: 2011.02.18
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    小説家で精神科医でもある著者の幸福論です。 日本社会というシステム、また日本の国民性から、なぜ不幸や閉塞感を感じるのかを切り口に論じています。 この部分を読んでいると、閉塞感を感じたりします。 中盤以降は、どうすればもっと幸せに生きられるかをを平易にまとめてあり、こちらは読んでいて励まされる内容です。 幸福論としては良くまとまっており、読みやすい一冊です。 政治的な部分では共感できない部分もありましたので、★4つにしました。

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    投稿日: 2011.02.11
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    加賀さんの見ている視点が好きです。けれど、解決法はあまりに平等主義でキリスト教の宗教臭が強くて好きになりきれない。

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    投稿日: 2011.02.02
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    2011/1/16 長い目で見た人生の中で、自分なりの幸せを見いだしていきたい 目の前の幸不幸や、他者との比較にとらわれていては、いつまでたっても幸せや満足感は感じられない 教職員に読んでもらい、子どもたちが明るい未来を想い描ける指導をしてほしい一冊。

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    投稿日: 2011.01.18
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    2010/08/13 ありのままのことだけれど、成程なと思うところもあったし 生き方をちゃんと考えないと 真摯に思うべきだと感じた。 フランスと日本の違いは、面白いな。

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    投稿日: 2011.01.04
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    私にとってはとても心にずしんとくる言葉が多かった本です。 今の日本がどうしてこうなってきたのか、この本を読むとなんとなくうなずけてしまう。私たちは日本史を学校で学びながら、「今」の日本につながる近代史から現代史を知らずにきているのだけど、本当はここのところを一番知っておく必要があるのかも、と思います。 そして、この日本という、ちょっと生きにくい文化の中でこんな見方もあるよ、こんな風にも考えられるよ、といくつかの方向を示してくれている部分もあると思いました。 加賀さんの本、もっと読んでみようかと思います。

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    投稿日: 2010.11.14
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    経済は破綻し格差は拡大する一方、将来への希望を持つことが難しい日本にあって、「幸せ」は遠のくばかりと感じている人は多い。しかし、実は日本人は自ら不幸の種まきをし、幸福に背を向ける国民性を有しているのではないか―。精神科医、心理学者でもある作家が「幸せになれない日本人」の秘密を解き明かし、幸福になるための発想の転換法を伝授する。追い求めている間は決して手にいれることのできない「幸福」の真の意味を問う、不幸な時代に必読の書。 日本人は心が貧困なんですね、わかります。 「金持ち」なのに「貧しい」と言って憚らない人ってウザイ。

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    投稿日: 2010.11.11
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    久しぶりに★四つ!五つでもいいのだけれど・・。 前半が少し暗めなので・・。 素敵な本でした。今考えている「幸福とは?」「自分の人生の目的は?」「日本という国の問題点は?」「老いとは?」に答えを出してくれました。 くわしくはまた・・・。今ていねいに読んでいます・・。

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    投稿日: 2010.10.28
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    アーティストとして生きている中で、同時に心理カウンセラーを志して、心を扱う本をたくさん読みました。 その中でも「不幸な国の幸福論」は、身にしみた本の一つです。 7年前、アジア各国を巡っていた頃を思い出しました。 第三章「幸福は「しなやか」な生に宿る」を読んでいた時です。 以下、僕の体験です。 アジアで見かける多くの外国人(僕を含めて)は、裕福だからこそ、その地に降りたって、ここぞとおいしいものを平らげていました。 そのほとんどが、肥満体型で、現地の人のほとんどが普通かそれ以下にやせ細ってる。 食べ物に困っている国の中にいて、その場所で、私たちはぶくぶくと太っていて、とてもいけないことをしているような・・・ そんなことに気づいていきます 食べ物と同じように、これで充分と思えば、充分幸せなのに、「もっともっと」と思ってしまう。欲求は絶え間ありません。 そのことが本当に幸せなのか? 「不幸な国の幸福論」を読んで改めて気づかされました。 程よく、今日、食事にありつけたことで幸せを感じられる人もいる。 反対に、「もっともっと」とおいしさ、高級感、食べる量にたいして、絶え間ない欲求を発っし続ける人もいる? (そのほとんどが先進国に人なんだけども・・・) 今の自分を幸せと思えなければ、新たな欲求がやってきて、自分はその欲求に従う生き方をしてしまいそうです。 自分がほしがればほしがるほど、弱者から結局は奪っているものもあると言うこと。 とりわけ日本では、現状維持、今の自分に満足するという考え方が情けないことのように言われることもある。 でも、この本を読んで、改めて思ったことが、 今を幸せに思いたい ということでした。そして、新たな欲求に従わずに生きられることで、自分自身、なにに従うべきか、じっくり考えることができるのかと思います。 一読者として、著者 加賀乙彦先生には、お礼を申し上げます。 ありがとうございました。

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    投稿日: 2010.09.02
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    「まずは今あるがままの自分を受け入れ、そのうえで、よりよく生きようとする。知足と努力、この二つはセットになっていてこそ力を発揮するのです。」 どこをとっても大事なところばかりだ。 先人の言うことはいつも偉大である。 しかも、かなりのご高齢だと言うのに社会を見る目は非常に鋭い。 よく分かっている人だ、ということがひしひしと伝わってくる。 本当に、どれも大切なことだと思いすぎて、全部に線を引いてみたくなったのでした。 うぅむ、、かなり久々の新書だった。 【8/2読了・初読・先生蔵書】

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    投稿日: 2010.08.13
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    正しく悩めない、他者を意識しすぎる。 この特徴を念頭に、自分の弱さを知り、何を目指すのかを考える。

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    投稿日: 2010.07.18
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    大別すると1~2章では今の日本で「不幸」を感じる原因。3~4章ではそれを踏まえて「幸福」になる方法が書かれています。 最近感じていた「幸せ」を探す息苦しさの原因が少し判ったような気がします。 「非常に曖昧で、多様で、流動的なもの」である「幸福」を定義しようとしているから息苦しかったのかも知れません。 4章の「老い」と「死」との向き合い方を書いた章は作者自身も高齢なこともあり説得力がありました。 しかし、「です、ます」調の文章とそれ以外の文章の混ざり具合が読む呼吸を乱して少し読みにくかったです。

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    投稿日: 2010.06.17
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    現代日本人の生きづらさの原因を精神科医の視点から著した本。前半の現状分析や今までの振り返りは非常にわかりやすく説明されている。今の日本の不幸の原因は政治でもなく企業でもなく私たちひとりひとりがその時々で下してきた無関心や市民性の無さという点には納得。格差社会という言葉をよく聞くが果たして人はなにと比べて格差を感じているのだろうか。テレビの中で取り上げられる華やかな世界と比べての格差と、最低限必要な教育や保護も受けられない格差とが同列で扱われているのではないだろうか。セーフティネットの設置は急務だと思うが、それ以上の格差是正は必要ないように感じる。「足るを知る」ということができれば格差をと感じて憤る必要のない人はずいぶんいるだろう。

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    投稿日: 2010.06.11
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    「明るく前向きで社交的であることが評価されているばかりに、 友達同士でも明るく元気を装って表面的な部分で付き合う人 が増えた」 って書いてあったけど、それができひんから、はみ出すんやろうな。 ってものすごく思った。 「人間は他者から見える部分と他者には絶対見えない部分が あると考えている」 らしいんやけど、自分はここがあやふやだから、うまくやろうとして 失敗したり、必要以上に自分を作ったりしてるんやろうな。 過保護で育つと、あやふやになるんやって。 あと、 「オトナの自尊心とは、ありのままの自分を認め、さらに努力を する。コドモの自尊心は他者との比較で自分の価値を確認する」 って書いてあったけど、自分はコドモの方だなと思った。

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    投稿日: 2010.05.30
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    一番にならなくてもいい、 そのままのあなたでいい、 というのは、がんばりすぎている人には 言ってあげてもいいけど、 “もっとがんばれよ” っていう人ばかりがこれを鵜呑みにする。 “こうすれば絶対幸せになる” なんて法則はないわけで。 本書ではがんばれ、とも言ってるし、 ゆっくり行くのがいい、とも言っている。 それはどっちつかず、という事ではなくて、 どっちもあり、どっちも必要、なのだと思う。 当たり前と言えば当たり前の事が書かれているのだけど、 改めて言われると反省する事が多い。

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    投稿日: 2010.05.24
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    とても読みやすくてわかりやすかった。 物に恵まれて豊かな日本、そんなはずなのに心に余裕がない日本。 私自分自身がアメリカに留学して、日本を客観的に見て、日本人の悲しいともとれる特徴を理解できたから、この本の内容には共感と納得させられた。 わりとみんな気づいているけど理解しきれてないことが述べられていて、なんか再確認できた感じ。 いろいろ行き詰ったときに読むといいかも。 幸せってさ、ひとそれぞれ違うし、様々な形があると思うけど、 自分が自分でいれることが一番なんじゃないかな。 いいところはもちろん褒めてあげるし、 悪いところも受け入れてあげて、 できることから始めてがんばるの。 競争社会、人の目を気にする日本の環境自体がそれを妨げているような気がするけど・・・。 それが日本だし、って言うのもありだし、 そのなかでうまく生きれたらいいんだけどね。 気難しい人の集まりだな、ニッポン。 産まれてきたのは偶然で死ぬのは必然で、 産まれてきたこと自体ラッキーで幸せなことだけど、 瞬間的な幸せじゃなくて死ぬまで継続的な幸せでありたいね。 もちろん楽しいことだけじゃなくて、苦しいことも含めてね。 にーほーんーー

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    投稿日: 2010.05.23
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    [ 内容 ] 経済は破綻し格差は拡大する一方、将来への希望を持つことが難しい日本にあって、「幸せ」は遠のくばかりと感じている人は多い。 しかし、実は日本人は自ら不幸の種まきをし、幸福に背を向ける国民性を有しているのではないか―。 精神科医、心理学者でもある作家が「幸せになれない日本人」の秘密を解き明かし、幸福になるための発想の転換法を伝授する。 追い求めている間は決して手にいれることのできない「幸福」の真の意味を問う、不幸な時代に必読の書。 [ 目次 ] 第1章 幸福を阻む考え方・生き方(「考えない」習性が生み出す不幸;他者を意識しすぎる不幸) 第2章 「不幸増幅装置」ニッポンをつくったもの(経済最優先で奪われた「安心」と「つながり」;流され続けた日本人) 第3章 幸福は「しなやか」な生に宿る(不幸を幸福に変える心の技術;幸せを追求する人生から、幸福を生み・担う生き方へ) 第4章 幸せに生きるための「老い」と「死」(人生八十五年時代の「豊かな老い」の過ごし方;死を思うことは、よく生きること) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2010.05.10
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    小学生の頃の話。毎日、朝の会で「今日の目標」というものを決めていました。廊下を走らないようにしよう。ゴミが落ちていたら拾うようにしよう。そういう他愛もない目標が決められていたのですが、こんな目標を決めることがありました。 「いちにち、元気に明るく過ごそう」 今思えば、壮大な目標だと思います。毎日毎日、楽しいことや嬉しいことばかりがあるわけではありません。つらいことや泣きたいこともあるのに、「元気で明るく過ごせ」とな。 現代社会は、明るく前向きで社交的であることばかりが評価される社会であるような気がします。悩んでいる姿を見せたり、人生について議論したりするのは、暗い・重い・ダサいというイメージが浸透し、友達同士でも「明るく元気」を装って表面的な部分で付き合う人が増えているのではないでしょうか。 また、ポジティブ・シンキングやプラス思考をすすめる本が次々に出版され、他者に対し装うだけでなく、自分自身に対しても常に明るく前向きであることを強いる傾向があるように思えてなりません。前向きに考えるのは大事なことですが、悩むというプロセスを抜きにしたプラス思考は、自分の弱さやダメな部分から目を逸らすことにつながりかねません。 大いに悩み、まず自分の弱さや能力の限界を知って、それを認めてこそ、「では、どうしたら変えていけるだろうか?」と考えることができるようになるのではないのでしょうか。悩むことをとおして人は自分を知り、成長していくもの。悩むことを忘れては、人間としての広さを身につけることはできません。 そんなことを考えさせられた1冊です。

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    投稿日: 2010.05.08
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    年輩の教員からお借りした本。 日本人は他人と一緒じゃないと不安になる。 欧米人は、他人と一緒が嫌だと悩む。 この違いが、日本人のうつ病者・自殺者の多さに繋がっているみたい。 確かに、人と一緒なことに安心感を得ていることあるよなぁ。 そして、人と比べて自分は劣っているとか不幸だとか思いがち。 確かに!と思いながら読んだ。

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    投稿日: 2010.05.01
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     長引く不況ため、幸福を感じるにくい国になった日本でいかにして幸福を感じるか。最後は幸せのための老いと死を見つめる。

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    投稿日: 2010.04.27
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    基本的思想に同意。特別にユニークな考え方なわけではなく普遍的なものと思うが、こういう本をたまに読まないと日々現実に晒される中で自分の軸がブレてしまう。達観できるほど練れてないので…。

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    投稿日: 2010.04.05
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    前半が若者向けに対し、後半が中高年向けで、総論としては若者にも読んで欲しいといいながら老人が読む本か。見方を変えてというのは、振り返る老人には容易でも、その渦中にある若者にとってはどうなのだろう。この本を読んで張り切ってチャレンジする老人達と引いてしまう若者達、そんな皮肉な見方をついしてしまう。

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    投稿日: 2010.03.30
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    若い人にも読んでもらいたいなぁー。 後半は、とてもリアルに納得しながら、興味深く読ませていただきました。 今年は、加賀乙彦さんの本を読破できたらいいかなぁ~。 ものすごく久しぶりに、“フランドルの冬”も読み直してみよう! マックス

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    投稿日: 2010.03.26
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     ふうぅ~むぅ。。。やはり80過ぎの御大の言うことはどうしてもそれだけで重みがあるねぇ・・。内容を云々する前にその事実だけでなんだかもういろいろ評価めいたことを書きづらい。。。(笑)。  ともあれ,著者は若いころ刑務所での精神科医として勤務していたこともあるらしく,その後は著作もし,名前は昔から知っているが,なかなかちゃんとした著作を読んだことはないと思う(今念のため再確認したが,やはりなかった。それにしてもずいぶんと書かれているんですね。)。  新書としてよくまとまった,内容的にも読み応えが十分にある一作。  前段は,最近の通り魔事件などにも見られる若者の精神性について考察する。ヒトのものさしを自分にあてがい,それで自分を評価しようとするところに幸福になれない自分の原因を求めようとする。確かに,その通りだ。世間の価値観で自分を測ることは,結局自分の価値観の放棄に他ならない。日頃から私が思っていることを端的に指摘してくれる。  しかし一方で,現代社会は個人主義の時代とも言われる。行き過ぎた個人主義が社会性の欠如を産み,逸脱行動の正当化にも使われかねない時代である。なぜ今この個人主義の時代にあって,自分の価値観に自信がもてず,ヒトの価値観に依存するのか,その辺が逆説的に感じる。  中間の政策論については,刑事政策敵な面など興味がある分野であるが,思いのほか大きな政府的な思想をお持ちのようで,その辺はやや自分とは違う感性のように感じながら読み進んだ。  後半の老後の行き方,死を前にした生き方というくだりは,他の諸費用も一様に述べているが,さすがである。説得力をもって迫ってくるものがある。気概と気迫の伝わる筆致である。  自分が老境を迎えたときにまた改めて戻って来たい本でもある。  こうした骨のある戦中派が少なくなっていることは日本にとって本当に惜しまれることである。(多くの国民が,彼らにおためごかしに「遠のく戦争の記憶」などと奇麗事を言いながら,その実,軍国主義教育の名残を見るかのようなまなざしを向けてきたが,彼らの持つ静謐なまじめな空気と自分に厳しい生き方は,本当は日本人が本当は失ってはならないものであったと思う。)  古武士を見るような一冊である。

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    投稿日: 2010.03.09
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    精神科医にして作家でもある著者による幸福論。 第1章:幸福を阻む考え方・生き方 第2章:「不幸増幅装置」ニッポンをつくったもの 第3章:幸福はしなやかな生に宿る 第4章:幸せに生きるための「老い」と「死」 第1〜3章は共感は出来るものの、正直言って目新しいものではなかった。 しかしながら第4章の著者本人の老い方、生き方を客観的に捉えた 考察は非常に興味深く、得るところが大きかった。 「老い」と「死」を受け入れ、恐れずに豊かに生きること。 それができれば自分の人生を全うしたと思えるだろう。 しかしこのニッポンをなんとかしないと 死んでも死にきれない、とも思う。

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    投稿日: 2010.02.28
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    2009/12/19 著者は日本の小説家で精神科医である、加賀乙彦。 『他者を過剰に意識することは、 言い換えるなら、自分の評価を他人に ゆだねてしまっているということです。(p.60)』 現代を生きる日本人独特の陥りがちな心の問題について、 精神科医としての多彩な経験から誠実に語りかけてくる。 自分を客観的、冷静に見つめなおすよう働きかけてくれる良書。 また、著者が影響を受けたいくつかの書籍も紹介しており、 見地が広がりました。

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    投稿日: 2009.12.20