Reader Store
セリヌンティウスの舟
セリヌンティウスの舟
石持浅海/光文社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

60件)
3.2
6
11
26
10
2
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    海上での遭難から生還することで、運命共同体のような強い絆と信頼関係を得た、六人の男女。 その中の一人が自殺することによって生じる波紋が、太宰治の走れメロス」を下敷きにして描かれます。 見過ごしてしまいそうな些細な疑問点を発端に、延々と推論が繰り返されるのはとても興味深いのですが、登場人物の動きがほとんどないので、途中でだれてしまうかもしれません。 賛否が分かれそうではありますが、特殊な設定を活かした独自性は、他では味わえないものがあるように思いました。

    0
    投稿日: 2024.08.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    故人とその仲間たちの心情をとても大切に描いた作品だと思うのですが、いまいち嵌れませんでした。 ミステリとしてはホワイダニットに焦点を当てているのに、登場人物たちがお互いの印象や故人の考えそうなことを言い合うだけで、故人を悼む過程を共有させられるのが苦痛でした。 想像力と読解力が足りず、最後まで読んでも、故人と協力者側にも、仲間たちにも共感できません。よくわからないうちに読み終わっていた、という印象です。 瓶のフタ1つ、境遇の変化1つでここまで真剣に話し合うことができるのは、逆にリアリティがあって良いと思いました。 親類や同輩とは、冠婚葬祭で集まったときにだけ、やたら話が弾みますから。

    0
    投稿日: 2022.06.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    特殊な事故を経て絆を深めた6人だけど、その信頼感が全ての推理のベースにあるので、読者はなかなか共感できず、推理に納得できないのではないか。 自分が自殺しておいて残されたメンバーには変わらないでいて欲しいという、行動理由も自分勝手で余計なお世話としか思えない。

    0
    投稿日: 2021.07.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    警察が解決した一つの事件。仲間を「信じる」「信じたい」「疑わない」「疑いたくない」といった感情を軸に紐解いていくストーリー。描かれている仲間同士の絆が物語の重要な要になっています。 途中は結末が気になって夢中になりましたが、終始小さな重箱の中をつっつき続けるようなストーリー展開。 違うことを言っているのか、同じことを繰り返しているのか、それとも違う角度なのか、よく分からなかったです。 好みは人それぞれですが、登場人物の想いにも共感しずらく私は正直あまりハマりませんでした。そんな人、本当にいるのかなぁと若干ファンタジーの世界。 ただ、そんなかけがえのない仲間に恵まれる人生は羨ましいなぁと思います。

    0
    投稿日: 2020.02.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    石持 浅海氏の作品で、登場人物の心理描写を 中心にしたストーリー。 派手なアクションやイベントが起こるわけではなく、登場人物(5人)の会話で構成する話。 大時化の海の遭難事故により、強い信頼で結ばれた6人の仲間たち。 そのうちの一人、米村 美月が青酸カリで自殺した。 四十九日の夜、集まった5人の男女が、彼女の自殺の隠された謎に迫るため、推理を始める。 彼女は、本当に自殺なのか? 協力者がいたのではないか? 『走れメロス』の登場人物になぞらえ、物語は進む。 果たして、驚きの本当の真実とは? 会話の中に、伏線もかくれて面白いのですが、好き嫌いが分かれるかも知れませんね。

    1
    投稿日: 2019.04.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人の死が関わるミステリと言えば、探偵ものや刑事ものなどの犯人を探し追い詰めていくものが多いと思うけど、このパターンはわたしには新しく感じられた。 かつてダイバーとして危険に晒され生死を共にした6人。 特別な関係となった彼らは1,2ヶ月に1回は集まってダイビングを楽しむ生活をしていた。 ところがいつものようにダイビングを楽しみ、メンバーの家での酒盛りを終えた翌朝、ひとりが自殺をしてしまう。 遺書もあり、警察も自殺と断定したが、その死に疑問があるとひとりが言い出し、彼女の死について議論を行うために集まることとなる。 解決済みの死について、捜査をするでもなく罪を暴くわけでもなく、ただお互いを信じるためだけに密室で議論を重ねるだけの時間。 そこまで信じられる人たちに出会えたらきっと幸せなことなんだろうなと思う。

    1
    投稿日: 2018.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どうしてもこの手のミステリはこじつけ感が強く感じられて、読むのがしんどいんだが、これはましなほうかな。

    0
    投稿日: 2016.07.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大きな場面展開などはなく、一つの死に対する疑惑を語り合うだけなのに、ここまで読ませるのは流石です。 過去に起きた漂流場面の緊迫感たるや、経験者なんじゃないかと思うほどでした。 しかし、結末に至っては予想を越えるものではなく、少し肩透かし。 とは言うものの、犯人特定に至る、ある気付きは唸らされました。こういうロジックは気持ちいいですね。 『走れメロス』は小学生の頃に読んだきりなので、本書を思い出しながら読み返してみようと思います。

    2
    投稿日: 2015.10.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初の50ページでこんなに悲しくなったミステリは今まで読んだことないのです 展開が分からなくても、序盤で「おや?」と思う伏線がちゃんとあって、よく分からなくても辿り着くは着くのです ただ、何を疑問に思って、何に繋がっていくか。 ミステリを読む上でとても大事なお話だったのです あまりミステリを読んで自分の経験や感じたことと重ねることはなかったのですけど 大事な仲間、集団、一緒に居たり話したり思い出す時間、心の拠り所。 その大事なモノへの思い入れがぐだぐだしない様に主人公の年齢層を選んだのはとても良かったのです きっと誰にでもあって、過去にも持っていた、或いは感じたことがある場所。 それを手放す時って、複雑な気持ちになるのですよね 時間もかかる 気持ちも消費する 何だかそんな切ない気持ちを思い出したのです

    0
    投稿日: 2015.09.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    好きな作家はと問われ、 その中でもお勧めはないかと聞かれたら 「水の迷宮」と共に挙げるこの作品。 凄いと思いました。 信じたい気持ちと、信じられない気持ちと 戦うその様はまるで人の根底にある善と悪を見定めているかのようで 面白かった。

    1
    投稿日: 2015.04.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一つずつ問題提起されて一つずつ解決していく。テンポは良いが登場人物特に美月に全く感情移入できない。凡人たちが話あって論理展開していくのもなにか物足りない。こいつは!ってキャラクターがいないのが惜しい。読みやすい

    0
    投稿日: 2015.01.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2年前にスキューバダイビングで遭難した6人。その遭難で深めた絆、一体感。 いつものようにダイビングの後、三好の家で飲み明かした朝、美月が服毒自殺をしていた。 なぜ、褐色瓶は蓋がしまっていたのか。 なぜ、転がっていたのか。 6人の絆が試される。 それを『走れメロス』に準えた話。

    1
    投稿日: 2015.01.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大時化の海の遭難事故にあった六人の仲間。 そのうち一人が青酸カリで自殺。 不自然な点に気付いた仲間が推理を始める。

    0
    投稿日: 2014.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    セリヌンティウスとは「走れメロス」の登場人物。メロスの身代わりとして人質になった。 ダイビング中に漂流、協力して窮地を乗り切った6人。 後日、その中の一人が自殺する。 残された5人は自殺の真相をあれこれ推理する、推理の過程は著者お得意のパターン、色々な角度から可能性を論理的に検討していく。 しかし、今回は堂々めぐりが長過ぎて、動機も不可解。 セリヌンティウスの意味もよくわからなかった。

    0
    投稿日: 2013.11.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    6人の絆を前提とした気付きと受け取りに、あまり共感はできなかった。しかし、人間は興味、関心、知識、精神状態など・・・の影響でかわるものだと思うので、そんなこともあるのかな?と思う。わたしにはかなりきついことだと思うし、想像を超えている。

    1
    投稿日: 2013.10.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「僕たちの関係を、大人同士のうわべの信頼関係と軽んじてはならないと思う。誰しも自分の問題は、自分の世界の中で解決しなければならない。荷が重くて、大変で、辛いことだ。そんな日常の中で、僕たちには自分の世界の外に、無条件の信頼が存在する場所があったんだ。この仲間たちだ。それがどれほど貴重なものか。そんな仲間を得られたことが、どれほど嬉しかったか。僕たちは生死をともにした仲間であり、同時に大人としてお互いの世界を尊重し合った。」 構成としてはミニ『虚無への供物』。動機は不可解。推理は緻密で面白い。

    1
    投稿日: 2013.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    複雑、巧緻に筋が通っていて知的興奮は味わえる。 でも、魂は救われない。 前提に無理がある。 生きてる人間に死はわからないのだから… Mahalo

    0
    投稿日: 2013.08.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    作品としては面白い試みだと思う。しかし、大きな展開があるのかと飽きながらも読んでいくが、あー、このまま終わりかという感じ。物足りないというより、固い絆で結ばれた6人の、お互いを信じるというスタンスでの話に混ざって行けなかった。

    0
    投稿日: 2013.08.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    漂流して生死の境を共に経験して以来、強い絆で結ばれた6人。 ダイビングには必ず6人で行き、その後は飲み明かす。 いつもと同じだと思っていたその日、皆が酔い潰れた後、彼女は自殺した。 遺書もあり、警察の捜査でも自殺と断定されたが、彼らは不可解な点に気付く。 ただの友人ではない彼らだからこそ気付いた疑問。 遺書には語られなかった彼女の死の真相とは・・・? 本格ミステリですが、着眼点というか、今までに見たことのない角度に驚きました。 独特の感性をお持ちというのでしょうか。 石持さんの作品は、良い意味で変わってますね。 自殺に見せかけた他殺を暴くというものはよくありますが、自殺した人の心情を知るために議論するというものは初めてです。 信じる心と疑う心。 他人の心情を探るというのは、すごく難しいことだと思います。 ただ、お互いを心の底から信じ合う6人の関係は、すごく素敵で素晴らしいものだと感じました。 あたたかく、そして哀しい物語です。

    1
    投稿日: 2013.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「走れメロス」に登場するセリヌンティウス。 確か彼ってメロスの身代わりとして人質になったんですよね…。 その話を土台として、自殺した美月の謎を解明していく仲間5人。 内容はほぼ謎解きばかり。 特に驚きのラストってことはなかったけど、相変わらず細かな部分をいちいち掘り下げていくな~って、半ば感心?半ばちょっと飽きたな(笑)という感想でした。

    0
    投稿日: 2012.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    遭難してないので、海に命を持っていかれた感が全く分からず。美月が何故そこで死を選んだのか、とっかかりから既に理解出来ず。

    0
    投稿日: 2012.10.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1+ さっぱり惹き付けられないストーリー。こんな話で信じるも信じないもあるか。説得力薄弱な論理展開で進められる推理、というかただの論理的なフリ。例によって、誰でも思いつくようなことでも、わざとらしく登場人物に「そんなことには気付きもしなかった…」と言わせる白々しさ。意味不明な動機。意外性のないオチ。石持作品は5冊目だが、読む度に印象が悪くなる感がある。二百頁余という短さが不幸中の幸いだが、それでも途中何度もうんざりさせられる。 ひたすらビールを飲んであーだこーだ推理しあう風景が、某作品に少し似ていることだけが興味を引く。あと表紙が綺麗。

    1
    投稿日: 2012.09.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    信頼を前提とした疑義。 矛盾する措定と思われるが、海難事故によってできたセリヌンティウスの舟がこの前提を確固とした。 走れメロスに準えて、この作品に描かれた各々の懊悩。 その胸臆に何を見つけるかは、貴方次第。

    0
    投稿日: 2012.08.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    設定的には石持さんらしい感じ。スキューバだし。やっぱスキューバしたいなーと関係ないことを思う。自殺した仲間の謎を解く話。しかし、結局その理由が分かったような、分からなかったような。やっぱり美月や磯崎の考えはよく分からない。そんなに自分たちの思い出を印象付けたかったの?むー。麻子だけ美月と呼ぶ理由も解明されてないし。何かしっくりこないわ。そもそも「走れメロス」、全然好きじゃないしなー。

    0
    投稿日: 2012.07.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2008年06月17日 02:07 セリヌンティウス: 太宰治作「走れメロス」の作中人物。用事があったメロスの身代わりにディオニス王に捕われ、「帰ってくるわけないやん」みたいな嫌味を言われ続けながらも旧友の帰りを信じた男。メロスとセリヌンティウスの関係は現代においても「美しい友情」の代名詞のように使われている。 さてちょっと思うんだけど、というか小学校の授業で初めて読んだ時から疑問だったんだけど、あれって美しい友情かな。 セリヌンティウスは本当にメロスを心の底から信じて待ってたんでしょうか。 彼は身代わりの件をメロスから直で頼まれたわけじゃない。王に呼ばれて城に言ったらいきなり「メロスこう言ってるけどやる?」って聞かれる。 え。メロスとか何年も会ってないけど、マジで。 ってなるよ。 だけど、そんな状況で断るってのもできないし、普通。 だって「無理」つったらメロス速攻で死ぬし。しかも断ってメロス死んだの周りにばれたら、一生「あいつ最低」って言われるに決まってる。仕事とかも続けれるか微妙やし、この時代だったら家族ごとはぶられて、一家路頭に迷うかも。 だからセリヌンティウスは「変なことに巻き込まれたなーまあどうせ戻ってこないだろう。最悪ー」って思いながら3日間過ごしたに違いない! メロスが帰ってきて1番びっくりしたのは王でも民でもなく絶対セリヌンティウスその人だ、って思うんだよな。 で、早く本のレビューに入りたいんだけど、だってこの本書くことなんにもないんだもーん 絆、絆って連呼するけど、言えば言うほど薄っぺらいし背景描写が単調で共感できない。「信じる・信じない」の感情論を基調に会話が展開していくのもうっとうしい。私があの場の一員なら5分で帰ってる。 物語というのは(特にミステリは)、読む人の手をとめてはいけないと思う。 「なんでこの人たちここにいるの?帰れば?」とか「なんで我が物顔で推理しだしたの?」とか思わせた時点でもうだめ。 書きたいことがあるなら(今回は絆ですか?)、そこまでに技巧を尽くして読者を引っ張っていかなきゃあ、みんなその大事なところまでついてきてくれないよ。

    0
    投稿日: 2012.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    石持さんの作品を一時期読みまして・・^^ これはまた 独特の話っていうか 石持さんらしい舞台設定なのかな 海の遭難事故から生還して 強い絆を得た6人の話 その中の1人の不審な自殺死について 閉じられた環境で謎解き明かしていく感じですかねー そもそも「絆」を強調しすぎで 美化しすぎてる感が・・ なんだかんだで絆が前面に出てきて くどく感じる そこまで私は共感できませんでしたねー (^^; 何作か読んだ頃から 石持さんの長編って全部 得意なパターン?というか ワンパターンな感じなので もう少しバリエーション増やして欲しいですね^^

    0
    投稿日: 2012.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    石持浅海らしい、ロジックを突き詰めるミステリーでありながら、 そこにあるのは冷徹な論理の「冷たさ」ではなく、 あくまで、人を信じることを描いた、とても「温かい」作品。 自殺に至るまでの動機付けが苦しいと見る意見もあるでしょうが、 この部分こそが、人と人の絆の意味を問う、今作の醍醐味(論点)なのだと思います。 /// 遭難するも奇跡の生還を遂げた男女6名のダイバー。6人はその不思議な縁を大切にし、 定期的に同じメンバーでのダイビングを実施していた。 しかし、メンバーの1人美月が、ダイビング後の宴席で皆が酔いつぶれた中、 青酸カリを呷る自殺を遂げる。 残された5人は49日の法要で再び顔を合わせ、誰とはなしに、美月を悼むべく、 美月との思い出を語ろうとまとまり、ダイビングの拠点していたロッジに集う。 美月の自殺したその日を思い返す中、5人は自殺に不自然な点があったことに気づく。 青酸カリのビンは「キャップ」をつけられた状態で、テーブルに「転がっていた」のだ。 青酸カリが飛び散らないよう「キャップ」をつける余裕があるなら、 なぜ「転がす」(=テーブルから落ちてビンが割れる可能性有)必要があったのか。 むしろ「転がっていた」のは自殺に見せかけるための「誰か」の仕業ではないか? そうすると、奇跡の生還を果たした仲間に「共犯者」がいるのか?? いや、そんなはずはない、美月は何か万全の態勢で自殺に臨んでいたはずだ。。。 メンバーの1人は、この状況を「走れメロス」に出てくる「セリヌンティウス」 (=メロスを信じ、メロスの代わりに人質となる友人)のようだと言う。 つまり、残された5人(=セリヌンティウス)は、美月(=メロス)が、 皆に青酸カリ迷惑が及ばぬようにした(=セリヌンティウスの許に帰ってきた)という 事実は知っている。しかし、そのプロセスが分からない。 プロセスが分からないから、「共犯者」の可能性を考えてしまう。 美月を、そして奇跡の生還を共にしたメンバーとの思い出を確かなものにするべく、 5人は推理を続け、そして、1人がこの自殺に秘められた意味に気づく。 そう、確かにこの状況は「走れメロス」と相似形だ。であるならば、登場人物として、 もう1人、ディオニス王(=メロスに死刑を宣告し、セリヌンティウスに 「メロスは戻らない、お前は裏切られた」と囁くが、最期はメロスらの友情に心打たれ 改心する暴君役)の存在がいるはず。 では、ディオニス王の役を担うのは誰か? そして、なぜそんな役を配する必要があるのか?? そこには、奇跡の生還、そしてそこで出会えた仲間との絆を、 誰よりも大切に思う、美月のとても一途な想いが隠されていた。。。

    0
    投稿日: 2012.04.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    テーマは悪くないのに、若干のくどさと物足りなさを感じたような。石持さんならもっと良くできた気がする。ちょっともったいない一冊です。

    0
    投稿日: 2012.02.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この作品は個人的にイマイチ…。決定的な箇所ではないのですが、ここの指摘はおかしいという部分がどうしても気になります。「扉はとざされたまま」にも同じような部分が…。

    0
    投稿日: 2011.12.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    メロスの人質、セリヌンティウス。そこにあるのは盲目的な信頼。決して裏切りのない信頼だ。この物語は海難事故によって出会った者たちの絶望に似た死への希求と生への希望、そして信じることの証明を描いている。ああでもないこうでもないと信頼という最後の答えを探してひとりの仲間の死の謎を解いていく。ミステリとしては興味深いし面白い。この人が彼女の死に関わってはいるだろうと犯人というか共犯者というか、そういう人がだれなのかは簡単に知れるが面白い。ただどうしても残念なのはラストにもうひとり死んでしまうことだ。犯人、ではないがそれに類する彼の死が水を差す。まあ、この人は最初から死への絶望的な憧れを捨てられなかったのだし、犯人とは少し違うのだがラストの死は好みに合わない。もともと犯人が死んで終わるミステリが性に合わないからだが著者の作品で先に読んだ《月の扉》もラストで犯人が死亡するところが嫌でこの著者の作品はもう読むまいと思っていたがまた手を出してしまったのが今作だった。なぜならミステリとしては面白いからだ。《月の扉》もそうだった。面白い。ラストで犯人もしくはそれに類する人物が死んでしまうある意味で卑怯な断絶がどうしても評価を鈍らせるがやはり面白い。

    0
    投稿日: 2011.12.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    海難事故をきっかけに強い絆で結ばれた6人の男女。そのうちの1人の自殺に不自然な点を見つけた仲間は、真実を解き明かそうとする。 石持さんの作品は思考・考察の描写が細やかなところが気に入ってますが、この作品もそれは健在で、思考の果てに陥る矛盾にまで話が広がっていくので、登場人物の心情に深く入り込むことができます。 明らかになった真相は感動的なものであり、それでいてラストは切なく、余韻の残る仕上がりになっています。

    0
    投稿日: 2011.03.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    石持浅海は短篇の方が好き。 長く感じた。 たぶん本当はもっと短くまとめられるのに長々書いてみた、という幹事がした。 面白いといえばは面白いんだけど。

    0
    投稿日: 2011.01.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ダイビング中の遭難を乗り切ったことにより精神的に固い絆で結ばれる数名の男女。 ある日、マンションの一室でみんなで集まって酒盛り。酔いつぶれて目が覚めると、一人服毒自殺していて・・・ 単純な自殺と思われたが、ある写真からその死が疑われる。固い絆で結ばれた仲間は最期に一体なにを思って死んだのか? 中篇、くらいのボリュームの小説です。いやあ・・・この人面白いわ。なんていうのかな?舞台の脚本みたい。 一つの視点というか一つの場所だけで話が完結していくような。シチュエーションコメディのような。 そして「絆」という不確定とも思えるようなものは「絶対条件」として動かさないのも読んでいて変にゆさぶられないので読み手が混乱せずに話を追えるというのもいい感じ。 しばらくこの人の作を読み漁ってみようかな・・・・

    0
    投稿日: 2010.12.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『月の扉』、これと読んで、要するに、素人がいろいろ推理を繰り出す設定を作って、いろいろな仮定のもとに推理を展開させるってことなのね、と判明。シチュエーション・ミステリとでも言おうか。だから、シチュエーションが不自然でもそれを受け入れて読むしかないんだけど、『月の扉』のカリスマ師匠にしろこれにしろ、なんだか設定が微妙にきもい。『月の扉』は道具立てがハイジャックと最大の月蝕、と、派手で楽しかったが、これは自殺に立ち会った人がいるかどうかという地味ーな話なので、かえって奇妙さが際立つかも。その中に、絶対の信頼・裏切りなどの大袈裟なワードが頻出するので、違和感が増すのかも。 推理の前提が偏っていて、それで「論理」展開してもねー、と思ったが、それに対するエクスキューズはあった(特定の意図のもとに前提が提示されていたという)。 人工度が高いので、登場人物の誰にも共感できないという効果を生むが、まあ感情移入とかさせようとは思っていないんだろう。 なお、男は姓、女は下の名前で記述されていて(一人称叙述だが、「僕」の普段の呼称がそうだからというわけでもなく)、なんか意味があるのかと思ったが、そういうわけでもなく、どうやら石持という人が単にそういう人らしい。『Rのつく月には気をつけよう』のオチ(?)といわれているものについて、なんでこれが引っ掛けになるのか疑問だったが、石持にとって、女性は無意識的には名で記述するもので、姓で記述するのは引っ掛ける意識でやってたんだな、ということが腑に落ちた。

    0
    投稿日: 2010.11.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ダイビング中の海難事故で助け合い生き残った6人。 共に生死の境を味わった彼らは 他では得難い信頼で結ばれた仲間となった。 やがて、そのうちの一人、美月が自殺をする。 仲間たちに数々の疑問点を残して。 警察や世間には大して重要ではないであろう疑問。 しかし、彼らにとっては重要な疑問だった。 《走れメロス》のセリヌンティウスの立場に立った 残された5人は美月の鎮魂のために 自殺に隠された謎を解くべく推理ゲームの席に着く。 今回も石持氏独特の世界観。 キレイ過ぎる人間関係。

    0
    投稿日: 2010.09.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    命を脅かす出来事は、人の考えをこんなにも歪めてしまうのかと恐ろしくなる。 メロスがセリヌンティウスを勝手に人質にしたのは私も気になっていた。

    0
    投稿日: 2010.06.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マンションの一室という、狭い空間で話が進んでいく。少々ファンタジー的要素があるが、違和感なく最後まで飽きずに読めた。

    0
    投稿日: 2010.06.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    生死に関わる苦難を乗り切った間柄は特別なものだ。 それは経験していないものでも想像はつく。 しかし、彼らの繋がりは想像を超えたものなのだろう。 その結果が、この物語なのだ。 石持さんの本は、数冊読んだが どれも動機が弱い。 共感得られないものが多いのだ。 しかし、動機は人それぞれの価値観によるものだから仕方ない。 別の数名が同じ体験をしても この物語は生まれないだろう。 ( ・_ゝ・)<偶然の産物

    0
    投稿日: 2010.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    言ってる事はわかるんだけど、だからなに? 勝手に決めて勝手にして。 掻きまわして楽しいか? 久々にイライラした。

    0
    投稿日: 2010.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    海難事故からの生還で、強い絆で結ばれた6人の仲間。 その1人が、自殺してしまう。 残された直筆の遺書、用意した青酸カリの出所は、全て自殺を物語っていた。 しかし、たった一つの不自然な点から、5人は彼女の自殺に疑問を持つ。 彼女の死は、本当に自殺なのか? ってな話。 完璧に整った、自殺以外ありえない状況から、一体どうなるのかとハラハラしながら読んだ。途中の行ったり来たりの推理がちょっとヌルかったけど、それも含めて面白い。ちゃんとまとめたラストは予想外。おすすめ。

    0
    投稿日: 2009.12.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    荒海で互いの体を掴んで輪を作り、生還した六人のダイバー。彼らは絶対的信頼で結ばれた友人となったが、メンバーの一人が仲間たちが眠る傍らで青酸カリを飲んだ。事件後、再び集結した仲間は一枚の写真に映し出された不審な点に気付く。なぜ、毒の入った瓶のキャップは閉められていたのか? 一言で言うと、「人はどこまで人を信じることができるか」が主題の今作。石持作品は「扉は閉ざされたまま」以来ですが、この作家さんは心底人間の善良性を信じてるんだなあと改めて思いました それに比べると死の捉え方が軽い気がするけど、そんなことを言っていたらそもそも物語が成立しない題材です 生死をわけた極限状況、究極の友情、究極の愛 理解を絶する設定が、物語を離れた瞬間に、感動から些少の違和感に転じる原因でしょうか 読了後の悲哀感に感じる憧憬は、ミステリでは中々味わえません

    0
    投稿日: 2009.12.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    セリヌンティウスとは「走れメロス」で メロスの代わりに人質(?)になった友人の名前。 私、確かはるか昔読んだけど覚えてなかったので (セリヌンティウスって何?) というノリで買ってしまった本。 あらすじ(amazonより) 大時化(しけ)の海の遭難事故によって、信頼の強い絆で結ばれた六人の仲間。 そのなかの一人、米村美月が、青酸カリを呷って自殺した。 遺された五人は、彼女の自殺に不自然な点を見つけ、 美月の死に隠された謎について、推理を始める。 お互いを信じること、信じ抜くことを、たったひとつのルールとして—。 メロスの友の懊悩を描く、美しき「本格」の論理。 *** とりあえず短いので読んでしまったけど 微妙。 ある種の友情(だよね?)の尊さ、美しさを描いているので リアルそうでリアルじゃないそのバランスがあまりよくないかな。 一緒に危険を体験すると恋に落ちる、という心理状態があるけど 死ぬ一歩手前をともに体験すると実際にこんな境地になるのかもしれないし そうなるのだといわれると理解できそうな気もするけど 「気がするだけ」なので。 そういう意味ではそういう体験をしてない人が読者の大半だろうから 誰が読んでも白々しい感じがするのでは。 「走れメロス」は一種の教訓感動ファンタジーなので受け入れられるけど それを現代で語るとこうなっちゃうのかという感じ。

    0
    投稿日: 2009.10.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うわあ。言ってることはわかるしやってることはわかる、ただどうしても茶番乙という感想に落ち着いてしまう。 あとメロスのたとえは本人が思ってるほどうまくはない。…と思う。

    0
    投稿日: 2009.10.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「疑う事」からでなく「信じる事」から、 ダイビング仲間の自殺の真相を明らかにしていく話。 同じ経験をしても見・得・る物は違ってくる。 ラストが切ない。

    0
    投稿日: 2009.09.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    石持浅海さんのストーリーを、質素な段ボールに入れられた宝に例えた人がいる。 そう、この話は設定が極めて地味である。 自殺者が出る。 そうしてその理由を、とある一部屋でみんなで語り合う。それだけである。 自殺は揺るぎない。場所もほとんど移動しない。 回想シーンはあるが、基本、時間軸の移動もほとんどない。 ダイビング中の事故で、海に取り残された6人は手をつなぎ、 円になって浮かんで脱落者なく、救助される。 その事故を経て、ほとんどお互いを知らなかった6人の絆が強まり、 たびたびダイビングに行くようになる。 そんなダイビング後のある夜、一人の家で雑魚寝をしていた6名のうち、 一人が青酸カリによる自殺を図る。 自殺として処理されたその一人の思い出を語るうち、小さな疑問が生まれる。 その疑問は次第に大きくなり、それぞれが自殺の方法と、幇助者の存在を考え始める。 お互いを信じ合いながら、しかしその自殺の理由と幇助者を理解しようとする仲間たち。 はたしてその、結末は。 この地味なストーリーが最後に、 セリヌンティウス、メロスという単語を軸に、論理的に解明される。 人が死ぬという状況を前に、いがみ合い疑い合うのではなく、 お互いを絶対に信じるところから始める、その結末には、驚かされる。 ・・・・しかし・・・・ 青酸カリが入れられていた瓶の、 螺式のキャップが巻かれていたところを前提としてすべての推理が始まるんだけど・・ キャップ式にすれば、いいじゃん。 あ、それも、わざと推理させるための誤謬なの? いやでも、そこ、まっさきに議論されるとこじゃないの? なんつってちょっとだけ気になったので、マイナスイチで。

    0
    投稿日: 2009.06.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     死の危機をともに乗り越えた仲間達、そのうちの一人の女性が自殺。彼女の自殺にはおかしな点があるとして、その謎を残された仲間達が解明していく、「仲間を疑わない」これをルールとして。  謎が謎を呼ぶ、かなりエキサイティングな展開と言ってよいでしょう。ただ、頭の悪い私としては「あれ?今何考えてたっけ?」となりました。あと、「別にこの謎は解かなくてもいいんでないの?」というところもありました。が、「仲間を疑わない」というルールを守り通した仲間達(ある意味で著者)は、素晴らしいですね。

    1
    投稿日: 2009.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    石持らしい作品。事件後を丁寧にトレースしてますね。 でも「扉はとざされたまま」とか「BG、あるいは死せるカイニス」とかのほうがゾワゾワっとして好みかも。

    0
    投稿日: 2009.02.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    石持浅海に出会った本。 トリックだけじゃなく、人間関係をバックボーンとして重視しているところが好きです。 ただ、主人公がみんなあまり魅力的じゃない気がして あまりのめりこめず。 でもストーリーは面白いし、引き込まれます。

    0
    投稿日: 2009.01.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ダイビングの遭難事故で生還した6人はその日以来、信頼の強い絆で結ばれた。その中の一人が6人で集った夜に自らの命を絶った。遺された5人は彼女の死に隠された謎について推理を始める。

    0
    投稿日: 2009.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「納骨式の後集まらないか?」その言葉で集まった五人。 石垣島で大時化の海で遭難しそうになった六人の一人美月が自殺した。 この遭難事故により固い絆で結ばれた六人だった。 六人は、ダイビングに行く時は一緒に行くようになり、帰りに一緒に飲んだりする仲間だった。 その日もいつものように飲んでたのだが、五人が眠ってる間に美月は、青酸カリを飲み自殺をしたのだった。 集まった五人は、彼女の自殺について話し始める。 そして、彼女の死に不審な点を見つける。 彼女の死に隠された謎について推理を始める・・・。 ルールは、一つ信じる事。 悪意が存在しない論理合戦の小説です。 これは、上手いの一言ですね 一つの部屋で話し合う論理の押収は、どこか影が見え隠れしてます。 ちょっと暗くても大丈夫な人はお勧めです

    0
    投稿日: 2009.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いい感じなんだけど、ちょっと中盤以降、中だるみしてしまい残念。 でも、基本的に非常に面白いので、ぜひ最後まで読んでもらいたいです。 もうちょいだったかなぁ。

    0
    投稿日: 2009.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    底の見えない小さな穴の中で疑問がグルグルと渦巻いている感じの小説です。信じるが故に謎が生まれ、謎を追求することで信じることに矛盾する。なかなか共感しにくい感情が物語の主軸にあるので、ストーリーの着地点に追いつけない感覚があります。

    1
    投稿日: 2008.10.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一風変わったミステリーで面白かったけど、題名の表す走れメロスの逸話と実際に起きた事件との対比に少々無理があったような気がして、素直に楽しめませんでした。

    0
    投稿日: 2008.09.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    海で遭難したことをきっかけに話がどんどん展開されるミステリー。 遭難した時のメンバーが無事に帰還したあと、再び集まって飲み会を行った時のこと。 6人のうちの1人が自殺していた。 しかし、それは自殺とは思えない要素が見えてきたのだ。 それを残されたメンバーが話しあいによって解決する。 舞台はひたすら自殺現場となる1人のメンバーの部屋。 果たして自殺したと思われる人は自殺なのか、他殺なのか。 また、海で遭難した後、それぞれのメンバーに起こった変化とは何なのか。 作者の計算がところどころに散りばめられており、緻密でよくできたミステリー。

    0
    投稿日: 2008.09.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    7月20日には読了。 ダイバー仲間が突然の自殺。 なぜか倒れていた青酸カリのびん。 その真相は・・・

    0
    投稿日: 2008.07.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ルールはひとつ。信じること。 「悪意」の不在を証明する、この美しき「本格」の論理! 帯の文言とタイトルに惹かれて手に取った一冊。 あと、セリヌンティウスという名をどこで聞いたのか思い出せず、すっきりしなかったのもあって。 走れメロスは本当に盲点でした。 ディオニス王とセットなら思い出せたのかな。 月の扉の時は少し無茶なストーリーの運び方に疑問を感じたのですが。 今回はひっかかることもなく結構さらっと読み進められました。 友情=青春=学生の図式を壊してみたかったらしいです。 大人のための少し哀しい青春小説という感じでした。 死んだ理由はあまり納得はいきませんが。 小説としては綺麗に仕上がっているので、よしとします。

    0
    投稿日: 2008.07.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かったです。堪能できました。ちょっとくどいくらいの本格物です。じっくりと推理したけど、やっぱりおいらのへなちょこ推理では足元にも及びませんでした(笑)・・・が、しかし、小説だから許せるけど、自殺を美化することはおいらには出来ません( ̄‥ ̄)=3 フン

    0
    投稿日: 2008.06.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    かつてダイビング中の漂流でともに手を繋ぎあい助かった男女6。誰よりも強い絆で結ばれていた。そのなかで自殺した友人。だれもが警察も自殺と断定したその死に5人は不振を抱く。協力者の存在の可能性を議論する。どうしてその謎に迫りたかったんだろう?(ま)

    0
    投稿日: 2008.05.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    話は閉塞的な空間で淡々と進んでいく。さいしょはなんか微妙だと思ったけど 後半一気にのめり込んだ。美しい。だけど悲しくて。悪意の不在を証明しようとする、人を信じるミステリー。

    0
    投稿日: 2008.05.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うーんさすが石持さんと言うべきか・・・? 今回は若干期待はずれ。 海で遭難しかけたことをきっかけに固い絆で結ばれたダイバー仲間6人。一緒に潜った後の打ち上げでそのなかの一人が自殺した。何故彼女は死んだのか、誰が彼女の自殺を助けたのか。などを残ったメンバー5人は解き明かしていく。 悪意の皆無を証明したかったという意欲的作品ですが、 そこに囚われすぎてくどくどしすぎちゃった感が否めず。 走れメロスを題材に友情を証明したかった様子ですが、 どうにか話を融合させようと足掻いて説明臭くなってしまって感動が薄かったです。 相変わらず、ものをバクバク食べてる人たちばっかりでお腹は減るし、ビール飲みたくなります。

    0
    投稿日: 2008.05.22