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盗まれた細菌/初めての飛行機
盗まれた細菌/初めての飛行機
ウェルズ、南條竹則/光文社
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総合評価

11件)
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    コツコツ、コツコツ、『光文社古典新訳文庫』シリーズ字余り(何に対しての字余りか!) というわけでSFの開祖とも言われるウェルズの短編集でございます SFではない短編もたくさんありましたよという触れ込みでしたが、自分にやっぱりSFだったな〜と感じられるお話ばかりでした 先日読んだ『わたしたちの怪獣』のような作品の系譜を遡っていくとここに行き着くんじゃないかな〜と思いました SFのアウストラロピテクスや〜(うまいこと言いたくて失敗) それにしても文章が非常にカクカクして読みづらかった う〜ん、原文を読んだことないし読めもしないのだが、おそらく原文の感じを忠実に訳して世界観を損なわないよう苦心した結果なのでしょう だけどね、多少世界観を損なってでも平易な文章に訳してほしかったな〜と思うのです だってそれでこそ『光文社古典新訳文庫』ではないのか!と思うのです カクカクは新潮社や岩波さんに任せておけばよいのですよ! 光文社を選ぶ意味な そういったことを踏まえつつ早く『モロー博士の島』をラインナップに加えてくれんかな〜 そういえばヴェルヌはあったからそっちを読み返してみようかな〜

    52
    投稿日: 2023.09.08
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    ウェルズの印象を覆す短編集。 書いた絵が喋りだす「ハリンゲイの誘惑」、ミュージカルを初めて観て、その役者の大げさな挙動が感染ってしまう「劇評価悲話」が特に印象に残る。かなり突飛な話が多く、ついて行けないことに加え、語り手が突飛なことをする人であることから感情移入にかなり苦労しました。 訳者が解説で触れた作品「壁の扉」をいつか読んでみたいです。

    3
    投稿日: 2022.05.08
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    訪問者に「この細菌を水源地にばらまいたら都市が壊滅ですぞ」と見せびらかしたら、盗まれた。追っかけたら犯人は自分で飲んで「もう遅い」/『最初の飛行機』黎明期の貴族趣味。代金と被害補償が半々ぐらいで900ポンドは一億円弱か?かつては狩猟で迷惑を掛けた領主/『小さな母』「初心者には無理」言われた険峩登山を老いた母と共にやり遂げる、帰路は転がって。案内人は置き去り。貴族の業績はそんなもの/『劇評家秘話』言動が大げさで振られた/『紫の茸』酩酊的行動が好結果/その他いずれもWW1前英国貴族支配の最後の残照で没落を暗示 読了日・感想を編集

    0
    投稿日: 2020.08.20
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    お気に入りは「小さな母、メルダーベルクに登る」。「初めての飛行機」の連作のようだ。実際的な登攀描写ではなく、非現実的ではあるが、あってもおかしくないファンタジー的な登山小説。 19世紀後半から20世紀初めのアルパインクラブに代表されるような登山におけるエリート層中心主義と、伝統や因習、規則を優先させた頭でっかちな当時の登山に対する大いに皮肉った痛快な作品。ウェルズの登山経験を知りたくなりました。

    0
    投稿日: 2014.12.02
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    毒気強いなぁ。<盗まれた細菌>〜<林檎>は好き。それぞれ短いのに毒気盛り盛りなので、休憩本&移動中本適正はかなり高かった〜。最後二つは特に好きじゃない。というか、主人公が嫌い。むん。

    0
    投稿日: 2014.10.01
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    ピリッとしたユーモアの効いた短編集。表題作のひとつ「盗まれた細菌」と「紫の茸」が好み。私の読解力が足りないのでところどころ理解しにくい作品もあったかな。なんとなくテンポ良く読めなくて、思いの外時間が掛かってしまった。(この訳者さんなんとなく私とは合わないっぽい)2012/071

    1
    投稿日: 2013.11.13
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    ウェルズだけどSFじゃない。短編集。結構笑える箇所が多かったな。先の展開は読めるようなものばかりなんだけど、素朴なおかしみに満ちていた。「パイクラフト関する真実」「小さな母、メルダーベルクに登る」がよかった。

    0
    投稿日: 2012.08.24
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    対象年齢が高い、というか読者層を限定する星新一みたいな。 一話一話はそれなりに面白いけど、ウェルズの長編のようなパンチに欠ける。 やはり長編で作り込まれた話の方が真価を発揮する気がしてならない。

    0
    投稿日: 2012.08.07
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    SFだと思ってしまったので切り替えがうまくいかなかった。 さっき読んだ本の脳内影響がなくなったらまた読もう。 文体は全然違和感ない。

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    投稿日: 2011.07.08
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     光文社古典新訳文庫から出ているH・G・ウェルズの短編集を発見。この文庫のラインナップ、なかなか面白いですなぁ。  テロリストがコレラ菌を盗もうとして学者宅を訪れるタイトル作をはじめとして、皮肉に満ちたユーモア小説が続きます。  しかしどこかファンタジック、SF風に思えるのはやっぱ気のせいか。  主役の多くが小市民的なのも好い感じではあります。

    1
    投稿日: 2011.07.02
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    H.G.ウェルズ(1866-1946)の短編集。世紀末的なナンセンスやデカダンスの趣が漂い、まるで stop motion animation を観ているような気分になる。「劇評家秘話」これは我が身を顧みても、気持ちはとても分かる。自己というのは、他者から受けた刺激から成るモザイクのようなもの。「初めての飛行機――"アラウダ・マグナ"」とその続編「小さな母、メルダーベルクに登る」は"トムとジェリー"的なスラップスティック。いづれも面白い作品だと思うが、奈何せん訳文が悪い。訳者の問題なのか、ウェルズ自身の文体の癖なのか。言葉がゴツゴツと突っかかり、文章として流れていかない。"ユーモア小説"と銘打っておきながら訳文がこんなでは、原作の"ユーモア"を味わえるところまでなかなかいかない。ただし、「パイクラフトに関する真実」の最後の一文は上手いなと思った。

    1
    投稿日: 2011.03.27