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若者はみな悲しい
若者はみな悲しい
フィッツジェラルド、小川高義/光文社
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総合評価

20件)
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    フィッツジェラルドの短篇集をはじめて読む。「調停人」のラスト、ムーン医師の台詞「私は、5年の歳月」にしてやられた。

    7
    投稿日: 2023.11.15
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    「若者はみな悲しい」って何なのかと思ってたら、第3短編集のタイトルだった。なるほど。短編たちを見ていくと、やっぱり色んなところに引用されている「金持ちの青年」と「冬の夢」が抜きに出ているように感じ、残りの短編は「えっ、こんな話?」って思ってしまうようなものもなきにしもあらずだった。噂には聞いていたが、ややムラがある作家な感じがする。「冬の夢」のラストはいつ読んでも非常に美しく、胸に突き刺さる。

    0
    投稿日: 2023.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。以前に読んだのは15年ほど前。 当時、関西の家を引き払い、金沢に引っ越す直前に読んでいた。 詳しいことは忘れたが、冬の夢を気に入ったのを覚えている。 関西に戻って長く時間が経ったいま、再読し、当時のことを思い出した。 青春の甘さと痛みというかんじ。 小川さんはラヒリの翻訳で出会い、気持ちのいい、キリッとした日本語がカッコよくて大好きだった。 今回、ふとまた再読し、改めていい一冊だなあと思った。 あとがきにあるように、フィッツジェラルドは視覚処理の上手い作家なのだろう。 登場するヒロインや若奥さんがわりとどれも似ている。 (野心的な若いアメリカ男も似ている。整髪料の匂いまでする気がする。) 作者はツンツンしてる若い美女がそんなに好きなんか、ほーん、となる。 フィッツジェラルドには特に思い入れがないのですが、たぶん、グレートギャッツビーより私にはこの本が合っていたと思う。 (小川さん訳のグレートギャッツビーは読んでいないけれど) 簡単に以下にメモ。 お坊ちゃん…なかなかシビアな主人公。母親への視線に本音。すっぱい話。 冬の夢…うまい。好き。お坊ちゃんの主人公とちょっと似ている。 子どもパーティ…わちゃわちゃ。目に浮かぶ。 赦免…こういう視点、面白い。好き。 ラッグズ・マーティン以下略…タイトルに驚く。ストーリーはコメディ映画のよう。主人公について、天涯孤独の大金持ち美少女(美女)だが、超一流の金持ちでもない、というフレーズに笑ってしまう。 調停人…これはホラーではないんですか? 温血と冷血…座りのいい話でホッとした。 「常識」…つら。 グレッチェンのひと眠り…どんでん返しで楽しい。 冬の夢の好きな部分を以下に引用する。 p98 冬の夢の初期段階で金持ち階級へのこだわりがあったとしても、この若者が上ばかり見ている俗物だったのではない。きらきら輝く人やものとお近づきになりたいのではなかった。きらきら輝くものが欲しかっただけだ。 舞台は1920年代、今から100年前ということでそこにも単純に驚かされる。

    2
    投稿日: 2023.04.22
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    フィッツジェラルド自選の短編集の新訳、光文社古典新訳文庫版。2000年代になってなされた翻訳版のこともあり、言い回しが古く感じることがないのがこの文庫シリーズの好ましいところ(20年後は古臭くなっているのでしょうが)。 「華麗なるギャツビー」の習作とも見れれる小品を含む映像的な描写あふれる9編。若者の脈打つような生き様を描くものから、コメディのようなもの、教訓めいたものなどが連なる。 「華麗なるギャツビー」読後におすすめ。

    0
    投稿日: 2022.01.23
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    お坊ちゃん のアンソンは、なにか見たことかある人物。 冬の夢 のデクスターの方が可愛い。 でもいずれもまさに若者の物語で、なんともあまっちろい。

    0
    投稿日: 2020.01.27
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    代表作「グレート・ギャッツビー」で知られるフィッツジェラルドの自選短編集。 数多くの短編を書いたものの、中には良質と言い難い作品もあるようだ。 9編の掌編が収められているが、重々しい作品というよりは、読後に爽快感が感じられる作品が多かった。劇中で発生する出来事によって、主人公が成長するという内容がほとんどであった。 しかし、ヘミングウェイもそうだが、狂騒の20年代と呼ばれる1920年代のアメリカの都市が持つ時代感といったら。現代ではいずれの国も持ちえない空気感ではなかろうか。若干の退廃的な雰囲気を感じさせつつも、未来への明るい展望を感じさせる。

    0
    投稿日: 2017.05.21
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    悲しいけれど、淡々と語られてどことなくミニシアター映画のような短編集。 『お坊ちゃん』と『冬の夢』が好きだった。 『冬の夢』の主人公の現実や心を支えていたのは叶うことない夢だったのだろうか。 主人公の考え方には基本的に共感しないけど、孤独感や疎外感は誰にでも感じ得るものだけにどの作品も惹きこまれる部分があった。

    0
    投稿日: 2014.12.20
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    私も一応「若者」に属するので気になって読みました。 20代の登場人物がでてきます。 20代って一番、色々な変化がある時期だと思います。 そういう悲しさっていうか、切なさっていうのか、そういうものが集まった短編集です。 とにかくみんな性格が激しいというか、心の浮き沈みが激しいというか…これも20代特有の不安定さなのかもしれません。 訳もとても読みやすくて、理解もしやすいです。 フィッツジェラルドはフィルム、映像を見ているような文体なので、ワクワクさせられました。 さらっと読めたのであまり心には残る感じはしなかったので、星3つです。 私は少し難読なぐらいの方が、じっくり読めるのですきだなぁと感じました。

    0
    投稿日: 2014.10.24
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    夢から覚めてゆく若者たちの話。 大人になる悲しみってやつなのかな。 男性が読んだ方が共感できる本だと思う。

    0
    投稿日: 2013.08.25
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    2012.2.25読了。 フィッツジェラルドは映像が細やかに頭へ浮かんでくるので、読みながらにして映画を観ている気分になる。

    0
    投稿日: 2012.02.25
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    サリンジャーが少年期ならば、フィッツジェラルドはまさに青年期にふさわしい。 失ってしまったもう戻らないもの、失うまいと光を追い求める人々、この短編集に出てくるすべての悲しみや情熱や美しさや儚さは、全部わたしたちの中にあるものだ。失ってしまったものを取り戻すために、それらを思い出すために文学が存在するとしたら、フィッツジェラルドは永遠に忘れ去られることはないだろうと思う。 原題は"ALL THE SAD YOUNG MEN"だが、これを『若者はみな悲しい』と訳した翻訳者のセンスに敬意を表する。 若者はもちろん、かつて若者であったすべての人々に読んでもらいたい作品だ。 中でも『冬の夢』と『常識』は特に好きな短編です。

    1
    投稿日: 2011.10.12
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    フィッツジェラルドの自選短編集。華やかな人生の影にある虚しさや、自分の思うようにいかないのだという嘆きを感じた。

    0
    投稿日: 2011.09.25
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    「お坊ちゃん」「冬の夢」「子どもパーティー」「赦免」「ラッグズ・マーティン=ジョーンズとイギリスの皇太子」「調停人」「温血と冷血」「常識」「グレッチェンのひと眠り」を収録した短編集。仕事に打ち込むあまり家庭で不和を引き起こしたり、恋する人にのめり込む青年が描かれている。 個人的には「温血と冷血」が一番好き。短めの話の中に教訓めいたものが織り込まれており、日本人にあっている。

    0
    投稿日: 2011.09.06
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    理想の女性を追いつづける男の哀しみを描く「冬の夢」。わがままな妻が大人へと成長する「調停人」。親たちの見栄と自尊心が交錯する「子どもパーティ」。アメリカが最も輝いていた1920年代を代表する作家が、若者と、かつて若者だった大人たちを鮮やかに描きだす珠玉の自選短編集。

    0
    投稿日: 2011.04.20
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    「グレード・ギャッツビー」のフィッツジェラルドの短編小説集。 優雅さの中に時の儚さが描かれる。 年をとって大人になって今までで振り返るようなそんな恋愛小説が多数収録。

    0
    投稿日: 2011.03.05
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    ポーラとの破局のせいか結婚できないでいる「お坊ちゃん」 美しいジュディに夢中になり結婚を反故にしてしまう「冬の夢」 子供たちの喧嘩に父親同士がけりをつける「子どもパーティ」 自分が嘘をついたことを告白しに教会へ向かう「赦免」 天真爛漫なお嬢様相手に一芝居うつ 「ラッグズ・マーティン=ジョーンズとイギ○スの皇○子」 自分勝手だった妻が看病と家事に追われる「調停人」 プロのお人好しだったジムが変わろうとする「温血と冷血」 恋人と結婚するために仕事に励むが時間は無常である「常識」 チャンスを掴むために働きづめの生活を送る夫が面白くない 「グレッチェンのひと眠り」 装画:望月通陽 装丁:木佐塔一郎 お金と恋の短編集。 時代柄なのかお嬢様に夢中になる男とか わがままな妻に困る男とか、そういう話が多い。 私からすればなんでこんな女にそこまで尽くすかなと思いますが これが男のロマンというものなのですか。 「調停人」のルエラの成長ぶりはすがすがしいです。

    0
    投稿日: 2010.12.11
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     短編集。  *お坊ちゃん  *冬の夢  *子どもパーティ  *赦免  *ラッグズ・マーティン=ジョーンズとイギ○スの皇○子  *調停人  *混血と冷血  *「常識」  *グレッチェンのひと眠り  なんというか、古きよき時代の粋がつまってる感じです。  っても、出てくる人物はそれぞれに虚無をかかえ、窒息感にあえいではいるんだけどね。その姿すら、美しい。  そう、美しいということが大切なように思った。  ずっと一人の女性を思い続けた男の顛末を描く「冬の夢」  自分のものにできず、そして最後に彼女の境遇を聞いても、主人公はただ心を痛めるだけだ。決して彼女を責めない。彼女が自分を選ばなかったこと、それはそれと考える冷静さがある。  物語の美しさは、この冷静さと分別によって織りあげられているのかもしれない。  

    0
    投稿日: 2010.06.25
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    若者!アメリカ!て感じ。 年代と文化が違うからちょっととっつきにくかったけど、 いつの時代も若者ってこんなものなのねと思った。 ブラックというか皮肉な話が結構良かった。 「グレッチェンのひと眠り」が好き。

    0
    投稿日: 2009.08.10
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    2009.06.15 坊ちゃん  ◎ 冬の夢  ◎  子供パーティ 調停人 「常識」 ◎ 温血と冷血 グレッチェンのひと眠り ラッグズ・マーティン=ジョーンズとイギ○スの皇○子 赦免

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    投稿日: 2009.06.16
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    若者はみな悲しい、若人にありがちな習性をリアルなタッチで描いた作品。 女って罪な生き物だよね・・・。

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    投稿日: 2009.01.28