
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一人一人の肖像画がドラマティックに見えてくる。 社会的身分に相応しく理想化し、そこに人間性も表していくという肖像画の役割は、当時はなくてはならないものだったんだな。 王の愛人を公式化していく流れや、それでのし上がっていく女性達のパワフルさに驚き。若くして亡くなる方も多く、その心労や、子供を沢山産んで体も酷使していたことを知った。 山あり谷ありの人生ばかりで、夢中になって読んだ。
0投稿日: 2017.05.23
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外見の理想化ばかりしてモデルの内面を描くことができなかったことに対して、美術史でヴィンターハルターに厳しい評価が下るのは致し方ないのかもしれません。 「名画の言い分」の木村氏の最新刊。美術も歴史もどちらもお腹いっぱい堪能できる一冊だ。冒頭のヴィンターハルターは、あの有名なエリザベートの肖像画を描いた人。でも確かにこの絵は知っているけれど、ヴィンターハルターさんについてはあまり知られていない。肖像画を見る時、「眼光がすごい…」「怖そう!!」「わがままそうだもんね」など、つっこみを入れたくなるものだが、このエリザベートは、「すてき~」「きれい~」しか出てこない。一国の主たる者、そんなアイドルのプロマイドのようなものではないけないらしい。出てくる王妃や寵姫たちのエピソードもたくさんあって興味深く、今回もすぐに読んでしまった。
0投稿日: 2015.07.17
powered by ブクログ★2.5かな。 ちょっと主張が大人しいというか平板な印象。 じゃあ自らやってみろと言われても困るのだが。最後のジャッキーの話はきっと新機軸を打ち出そうという意気込みだろうし、その心意気や良しなんだけれども、その主張が幾分熟していない感あり。もしかすると無理線なのかもしれないが、それを乗り越えていく迫力が足りないかな。
0投稿日: 2014.10.13
powered by ブクログ序章に、【「赤の他人の肖像画なんかを観て、何が楽しいんだろう」と感じる方もいることでしょう】とあります。まったくそう思っていた私ですが、この本を読んで、描かれた人の物語を知った今、肖像画を見る目が変わりそうです。 ヨーロッパの宮廷で行われてきた政略結婚、権謀術数、その背後にある愛とロマンなど、今でもお偉方の世界では行われてる駆け引きにも似た物語の数々、面白く読めました。 15人の女性が取り上げられていますが、麗しいポーズの裏で、野心に燃えていたり、運命に翻弄されたり、ジェットコースターのような人生を送っていた彼女たち。人生いろいろですねぇ。 新書だけども、絵の写真は良かったです。簡単なものでいいので、年表や地図がついていれば、さらに分かりやすいかな。
0投稿日: 2013.03.09
powered by ブクログ「エリザベート皇后の肖像画家へのダメ出し!」 イザベッラ・デステ、エリザベス1世、ポンパドゥール夫人、ジャクリーン・ケネディ等々…中世から近代まで著名な女性たちの肖像画にみる愛と欲望の系譜。 世界で最も有名なオーストリア皇后・エリザベートの肖像画といえば白いドレスにエーデルワイスジュエリーの髪飾り、寂しげな微笑で見返る立ち姿のアレです。私もこの画の美しさに魅了された一人で、会社のPCのデスクトップにも置きたい!と試みたわけですが、あれ?どういうわけかこの画を見ていると、やる気が出てこない。好きな画のはずなのに、なんだか気持ちが寒々とする… 本書を読んでその理由に合点がゆきました。 この肖像画の作者はヴィンターハルター。モデルを美しく描くことで19世紀ヨーロッパの王侯貴族にもてはやされたドイツ人肖像画家です。彼は、この代表作・エリザベート皇后をはじめ、ヴィクトリア女王、フランスのウージェニー皇后、ロシア皇后マリア・アレクサンドロブナと当時の名だたる女性の肖像画を手がけました。その作品はどれも「美しい」というのに彼の名は美術史の中ではほとんど評価されていない。 その理由を著者は「モデルの極端なまでの理想化には長けた画家だったが、その内面を伝えることは出来ない画家」と喝破しています。冒頭のエリザベートについても、この画のインパクトとその劇的な生涯が小説に舞台に取り上げられて、あまりに美しく伝説化していますが、実際の彼女は、いくら自由に育ったとはとは言え、その身分や環境から性格には傲慢で尊大なところがあり気に入らないことがあると平気で侍女を平手打ちにし、しかも責任感がなく気まぐれで怠惰なところは皇后に相応しいとは言えず、あまりにも自己中心的な人物だっと、かなり手厳しい。 一時が万事ではありませんが、内面が表現されていない肖像画には良い悪いも含めてその人間の持つ「生気」が感じられないということになるのでしょう。結局美しいだけの人形をそのまま写しただけの画になってしまうのだということがわかります。 <外見の理想化ばかりしてモデルの内面を描くことができなかったことに対して、美術史でヴィンターハルターに厳しい評価が下るのは致し方ないかもしれません。しかし19世紀における「慎み」を最上のモラルの一つとする価値観からすれば、彼の内面を表さない描き方は肖像画家としての最上の顧客サーヴィスだったことでしょう。> 「写真」という人間を写し出す新たな表現方法の登場とともに肖像画の持つ意味合いが大きく変わろうとする時代に在ったヴィンターハルターへの著者の最大の評価です。彼が完成させた肖像画を見て、モデルとなった高貴な女性たちが満足そうに微笑む姿が目に浮かぶ…。著者の言うとおり、彼は画家ではなく顧客の要望に十二分に応えることが出来たとびきり腕の良い職人だったに違いありません。
0投稿日: 2012.12.15
powered by ブクログアン・ブーリン、エリザベス1世、メアリー・スチュアートや ポンパドゥール夫人、マリー・アントワネットなど 中世、近世の13人の有名な女性。 彼女たち自身の肖像画と、 彼女たちの人生に深くかかわった人たちの肖像画が カラーで紹介されます。 さらに、写実性は写真に譲り、美しいだけの肖像画を描いた ヴィンター・ハルターが描いた貴婦人を紹介し、 最後に、写真で現代の女性、 ジャクリーン・ケネディ・オナシスのポートレートを紹介。 やっぱり絵は面白い。 肖像画に残された女性たちの人生も、それぞれに波乱万丈で興味深い。 個人的に、一番面白かったのは、エリザベス1世。 13歳のときに質素なドレスを着た可憐な少女だった彼女が 年齢を重ねて、権力を掌握するとともに 服装や背景が華麗に、豪華に、変貌していく。 ちりばめられた宝飾品、だんだん大きくなるドレス そして、地図を踏み、地球儀を背にして、威厳を示す。 強大な大英帝国を統治するカリスマ性を 絵によって示すメディア戦術だ、と筆者は見る。 なるほど~ 絵がカラーできれいなのが、とても嬉しい。
0投稿日: 2012.01.23
powered by ブクログ初めてイギリスの歴史に触れる方には少し難しいのではないかと思う。 結構内容がぎっしりで詳しく詳しく知りたい!と思う方にはお勧めの本。 私は、メアリー・スチュアートの章がとても面白かった。 歴史を知るときに肖像画があるとすんなり頭に入ってくるのは気のせいであろうか。絵画にも興味があるし、歴史も知りたい!という欲張りな願望に応えてくれるのがこの本。
0投稿日: 2011.02.27
powered by ブクログ立ち読み:2010/11/27 う〜ん、解像度がえらく低かったり、圧縮しすぎでざらついた画像がたくさん… ・イザベッラ・デステ ・メアリー・ステュアート ・マリー・ド・メディシス ・ヴィクトリア女王 インターネット上でしか画像が見つからなかったのか? だったらちゃんとした画像が見つかるまで出版するなよ…。 文章は取り立てて面白くもなく…中野京子氏の文章を読み慣れてるととても物足りない。 ヴィンターハルターが美術史でほとんど名前があがらないのはやはりそのせいか…
0投稿日: 2010.11.27
