
木枯し紋次郎(一)~赦免花は散った~
笹沢左保/光文社
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総合評価
(2件)5.0
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あっしにはかかわり合いのねえことでござんす。
時代劇の中でも異質のヒ一ロー。 それがこの木枯らし紋次郎って股旅だ。 普通、主役=善玉というイメージではないか? 紋次郎って奴は目の前で人が殺されようが女、子供に助けを請われようが見て見ぬふり。そしてあのセリフ。 あっしにはかかわりのねえこって。ごめんなすって。 こんな主人公は初めてではないか? でもよく読んでいくと紋次郎なりの道理に叶っているんだな。 確かにこの時代、自分のことで精一杯だったろうし、それが妙にリアルで冷めているのに義理堅く人情に厚い。まさにこの頃の渡世人はこういう生き方だったんだろうと思ってしまう。 ある意味格好いいと感じてしまう。 続きが見たい。本以外に放送されたDVDも買ってみたいと思うこと請け合いですよ。
1投稿日: 2015.08.30- かんこ"powered by"
旅烏、木枯らし紋次郎。 なんて素敵。 そりゃ真似して、長楊枝なんぞ口に銜えてみたくもなりますわな。 世の無常さが身に沁みます。
0投稿日: 2010.01.26