
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
新作マジックの披露会で消えた作り物の首。 成城のある家で首を切られた女性の死体が…。死体の首は持ち去られかわりに作り物の首が…。没落した貴族・綾小路家の三姉妹を狙う犯人。松下研三の滞在する綾小路家の近くを通る線路で「銀河」が轢いた綾小路家にあったマネキン。更に続く神津恭介の乗る「月光」が轢いたのは綾小路家の娘だった。 良く出来ている。「人形はなぜ殺される」の理由がとても良い。
0投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログマジでやられたミステリ リスト作品 高木彬光を読むのは「刺青-」「破戒-」に続いて3作品目、だと思う。刺青は古い単行本を持っていたのに手放してしまったのが今でも悔やまれる 初出は1955年、70年前 この角川文庫化ですら1974年、ちょうど50年前 手元にあるのは新版、初版1995年、30年前 100年間は評価されそうな作品 刺青と同じく神津恭介シリーズだけど、あっちは激古単行本だったのもあり、正直言って途中で投げた 実質、初めての日本三大探偵の神津恭介! 〜ざっくりあらすじ〜 人形が殺され(斬首、バラバラ、刺殺)るたびに人間も殺される 〜感想〜 まず文章がスラスラ問題なく読めるという驚き。単語や言い回しには時代背景が出ているが、多少ホコリが被ってる程度でカビてはいない ぜんぜん楽しめる 各章を繋ぐ「掴み」も逆に新鮮だなあ まさかこのとき、〇〇だとは誰も思わなかったのだ!的なやつ 今で言うリーダビリティ炸裂 そして久しぶりに目にする「読者への挑戦」 いいですね トリックやプロットは(いまのミステリ愛読者にとって)目新しくはないものの、古典的?名作を読めて楽しかった まあ、真犯人は分かってしまうよね つぎの高木彬光は積読の刺青(いろんな復刻版が3冊くらいあるはず)か神津恭介シリーズ1.2に手を出そう
0投稿日: 2024.03.05人形はなぜ殺される
中盤で犯人が分ってしまった。 今時マジックは流行らないのでピンと来ないが、当時は映画や演劇並の娯楽だったのだろう。
0投稿日: 2014.01.14本作は、著者が心魂を傾け尽くして築き上げた永遠不滅の城
本作と33年ぶりに再会し、★5つでは足りないくらい熱中した。 いささか古いため、当時にタイムスリップして科学技術の進歩などを差し引きながら読破する必要はあった。それでも、あのときと全く同じように、背中を強烈な悪寒が包み込んだ。読後には、全身の産毛が静電気を帯びたように宙に浮き、僅かな空気の動きに反応して流れていた。 本格推理のジャンルで本作を凌駕するものは未だに出ていないのではないか。昭和中期に築き上げられた黄金の城は、燦然と輝き続けている。数多の作家が出現しても、誰も落城できていない。――そう確信した。 格調高い文章が素晴らしい。大上段に構えた剛刀を振り下ろすような威風堂々とした語り口で、心を鷲掴みにされてしまう。文中によどみが一切ない。小手先で作られた近年の推理小説など、本作の前では、空襲の惨禍で廃墟と化した跡のようにしか見えなくなる。 本作には強烈な呪力が宿っている。人を底知れぬ深淵に誘い込むような、催眠術師と似た作者の目が気配として感じられるのである。
2投稿日: 2013.12.22
powered by ブクログ魔術協会の新作魔術発表会で人形の首が盗まれた。その数日後、首なし死体が発見されるが死体のそばには人間の首ではなくその人形の首が残されていた。 第二の殺人は列車での轢死。しかしその前にも人形がひき殺されていた。 実際の殺人の前に必ず人形によって殺人を予告する犯人。 「人形はなぜ殺される?」 初・高木さんの名探偵・神津恭介シリーズです。 この作品が発表されたのは昭和30年。もう古典といってもいいかな。 いまから50年前の作品ですから貨幣の価値とか世相とか現代とはズレていますが、さすが名作と名高いだけあって面白かったです~! 犯人は中頃で「こいつが怪しい」というのはわかりましたが、動機・伏線・トリックはわかりませんでした。全部終わって、人形が殺される理由なんかもう驚き!さすがです! 魔術協会の会員たちだけあって、一癖もふた癖もある登場人物たちも、あやし~い雰囲気も大好きな世界です。 ただ、神津の設定が 「日本犯罪捜査史上、屈指の名探偵といわれる」 「医学博士と理学博士の二つの学位をもっている」 「財産もあり、ギリシャ彫刻のような美男子」 「素人ばなれのしたピアニスト」 なんて、もう万能のように描かれているのにちょっとひいてしまいましたが、ほぼ終盤まですべて犯人の後手にまわっているところでなんだか好きになってしまいました。
3投稿日: 2010.09.27
