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powered by ブクログ伊集院大介シリーズ 子供の頃に事件でかかわりがあったアトム君が、 浪人生になって登場! ネットのなかでの姫騒ぎが、 女子大生殺人事件に発展 伊集院大介がでてくるまでのアトム君の奮闘ぶりに ドキドキハラハラ そして、伊集院さんが来てからの安心感! 二転三転してなんだかぞっとする結末は 読む価値あり!
0投稿日: 2022.06.22
powered by ブクログ1995年に書かれた、コンピュータ通信によるオンライン上の人間付き合いと、そこでのコミュニティで起こる事件。 久しぶりに読んで見たのだけれども、今読んでも面白い。 もちろん、現代では使われないコンピュータ用語やオンライン用語もあるんだけど、けれども、何というか、人の業は変わらない。 誰かに認められたい。見てほしい。現実の日常生活でそれがかなわないならば、匿名世界であるオンライン上でなんとかならないだろうか。オンラインではいまや世界中のどことでもいつでもつながる魔法のツールだ。けれども、承認欲求をかなえるための相手は機械仕掛けではなくて、やはり人間相手でしかないというのが切ない。当たり前だけどね。
0投稿日: 2017.09.12
powered by ブクログ初めて読む作家さんだった。あらすじを読んで気になって借りてみた。 浪人生の稔は勉強の合間にパソコン通信にはまっている。さまざまな人間との交流もあり楽しんでいる。そのサイトに、『姫』と呼ばれるネットアイドルがいて、親衛隊だのファンクラブだのがある。ある日、オフ会に出ない『姫』が出ると言い出し、親衛隊やらファンクラブは盛り上がった。しかし、当日。待ち合わせの場所で女子大生が何者かに殺害されるという事件が起こり… 小説が書かれたのは、約20年前のこと。小説内のパソコン通信やらオタクの定義等が懐かしく思えた。今やネットでさまざまなことができて、便利な世の中になってる。ネットを使わない人なんていない世の中じゃないかなってぐらい。スマホだってあるし。 だけど、小説はネットが出てきたばかりの頃で、一般人には理解されない世の中。主人公は自分のことをオタクって言ってる。今と違うオタクの定義にちょっと違和感をかんじたりした。 また、小説の中で『未来には地球の裏側にいる人たちとだって、顔を合わせて会話も出来るし、飛行機に乗らなくたってデータのやりとりもできるようになるんだ!』と主人公が力説してるところがあるけど、確かにスカイプがそうだし、メールとかでデータのやり取りもしてるなと感心してしまった。 20年前の人が、今のスマホを見たらびっくり仰天しちゃうんだろうな。今のほうが、まぼろしの街へ行ってる人たちのほうが多いと思う。 2015.12.6 読了
0投稿日: 2015.12.06栗本薫って良いですよ
今は当たり前になったチャットの中で引き起こされる殺人事件。この世代の人には想像できそうな事件ですが、チャット概念のないかなり昔に書くことができたことがスゴイ。伊集院大介は相変わらず飄々としているのに鋭く、テンポよいものがたり進行で楽しく読めます。
0投稿日: 2014.02.21
powered by ブクログパソコン通信が生んだバーチャル・アイドル「姫」。男共は皆「姫」に夢中だった。そんなある日、オフ会に初めて参加することになっていた「姫」らしき人が待ち合わせ場所で殺されます。果たして被害者は本当に「姫」だったのか?そして犯人は誰なのか? 顔の見えない人間同士の微妙なやりとりと、それぞれの思惑が交差します。ネット社会特有の不気味さがリアルに描かれていて臨場感がありました。ライトノベルっぽい平易な文章ですが、社会派要素を兼ね備えた一風変わった安楽椅子探偵モノとして楽しめました。 ただ、状況説明の繰り返しが多かったので、少々くどい印象が残りました。
0投稿日: 2013.10.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今は懐かしいパソコン通信がテーマ。 パソ通といえば、金田一少年の事件簿の電脳山荘殺人事件を思い出します。 今のネット社会では無理なトリックですが、パソ通ならではのお話。 これを読むといかにネットマナーが大切かが解ります。 この話みたいなこと、いくらでも起こってると思うので。
0投稿日: 2013.10.10
powered by ブクログ久々に読んだ栗本薫さん。作者は死んでも作品は残るのですね。まだ未読の作品は山のようにある。これは未読だったが、パソコン通信を使った先取り感に驚く。いつも時代の先を行ってたから栗本薫(中島梓)の再評価はこれから始まるのかも、と思ってみたり。 ミステリとしても久々にワクワク感を味わえたよ。流石乱歩賞作家。どうやってまあ書けたんだろう。謎解きは面白かった。 幽遊白書は未読なのでそのネタがあるとは気付かずスルーするところだった。どこ? 栗本さんお得意の引用(マンガネタ)ですが。
1投稿日: 2012.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
栗本薫の著作の中でかなり好きな一冊。何回か再読してます。 松田さんかっこいいよ。 最近初めて幽遊白書を読んだので、作中でネタになっていることが初めてわかった。
1投稿日: 2012.04.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊集院大介の助手となる滝沢稔(愛称:アトムくん)の出会いと,パソコン通信関連の殺人事件. 栗本薫が,特定のサービスを模型としていないというのがすごい. こんなすごい本が出ていたことを知らなかったのは、とても恥ずかしい. 伊集院大介シリーズを読破しようと思ったのは正解だった. サービスは,命名からはニフティが一番近そうな気がした. 最後の犯人特定の書き方が,ややチャットらしくないところと, アトムくんがパソコン通信を始めたいきさつと、伊集院大介に教えるところがやや足早な感じがした. 全体を通じて,ネット社会の課題をあぶりだしているところがすごいと思った. それだけでなく,ネット社会だけでなく、現実社会も仮面なのだということを指摘しているところが一番深い.
1投稿日: 2011.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊集院大介シリーズ ネット上のチャットルームに現れたアイドル「姫」。姫に群がる男たち。姫の正体はオタク青年・姫野。アトム君の友人である姫野は男たちとの会話に飽きアトムを彼氏と公言する。アトムに送り付けられる脅迫状。「姫」を消すために行われたオフ会。姫野が身代わりに立てた大学の先輩・田中の殺害事件。オフ会に現れた骸骨女。アトムのあこがれの女性ダフネの語るネット上の犯罪。「松田」を告発するダフネ。アトムとマツダのチャット。二転三転するダフネの告発。伊集院大介の帰還。事件の黒幕は?
1投稿日: 2011.04.12
powered by ブクログ2011 3/25 読了 伊集院大介シリーズは、どれを読んでも面白い(*^^*) 今回はネットが原因で殺人が起こる話。 最初の方に少し不可解な、でもまぁいっか!と流してしまう事が有ったのですが、それにもキチンと意味が有り、最後に判明しました!! まさかまさかでした。 内容はもちろん面白かったんですけど、途中で幽白の事が出て来たのが、物凄く嬉しかったーーーーー(o^^o)
1投稿日: 2011.03.26
powered by ブクログなぜかわからないが伊集院シリーズではこれが一番好きだ。 というか、思い出してみればこれが一番最初の伊集院ものだったからかもしれない。
0投稿日: 2009.06.02
powered by ブクログ何度でも読んでしまいます。全部わかってるのに。 アトムくんが好きというのもあるけど、ネットの世界を舞台にしているってのが興味深くておもしろいのかも。
1投稿日: 2009.03.22
powered by ブクログ「松田(6P):お前は誰だ?」 画面から、その声の不思議な響きが感じ取れるような、奇妙な調子だった。 「松田(6P):お前はアトムじゃない。俺の知ってるアトムじゃない。お前は誰だ」
0投稿日: 2007.10.07
powered by ブクログ後に伊集院さんの新しい助手となる、「顔のない街」に出ていた滝沢稔くんとの再会です。今じゃパソコンはほとんど一家に一台あるけれど、当時は一部の人しかやっていなかった通信の世界でのお話で、今読み返すとなんだか新鮮です。
1投稿日: 2007.02.12
powered by ブクログ絃の聖域を読んでいた頃は、静かな雰囲気が好きだったんですけど。。こんな弾けてるのもいいよね。アトム君が松田さんに惚れちゃっても許されるよね。
0投稿日: 2006.09.10
powered by ブクログ伊集院大介大好き「最後の名探偵」やはり推理小説に探偵は欠かせません。大介の助手は結構代替わりしているけど、このアトム君と森薫女史が好きですね
0投稿日: 2006.08.08
