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アフタヌーン 2016年7月号 [2016年5月25日発売]
アフタヌーン 2016年7月号 [2016年5月25日発売]
アフタヌーン編集部、藤島康介、草水敏、恵三朗、芝村裕吏、キムラダイスケ、木尾士目、外木寸、北道正幸、幸村誠、芦奈野ひとし、千真、沙村広明、こまねずみ、市川春子、いとまん、新海誠、山口つばさ、藤沢数希、井雲くす、小林崇人、瀧波ユカリ、高橋ツトム、清家雪子、横山キムチ、瀬戸レミ、ヤマシタトモコ、安彦良和、西尾維新、チョモラン、ほづみりや、庄司創、篠房六郎、榎本俊二、朱戸アオ/講談社
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総合評価

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  • モトGPを制するものはPGを制する

    ・表紙&新連載:藤島康介「トップウGP」(2話掲載) ・新連載:千真「小さな恋のやおよろず」(一応2話掲載)カラー4Pあり ・四季賞2016春・鶴田謙二特別賞:こまねずみ「コール」32P ・読切:小林崇人「タイド バイ ブラッド」(※前後編の前編)52P ・読切:瀬戸レミ「クロスオーバー」51P ・完結:白馬のお嫁さん、彼女と彼女の猫、インハンド ・休載:おおきく振りかぶって、ディザインズ(!)  →隔号連載のディザインズ、ヒストリエ:両方なし。 ・29作品、937ページ 過去作品でもほぼ必ずバイクが登場していた藤島先生の最新作は、満を持しての「バイクもの」。 初回は24+27pの2話掲載で計51ページという安定のスタートダッシュぶりです。 バイクのことはほぼ無知なんですが、アフタヌーン全体でも珍しい小学生男子が主人公ということもあって、バイク/モトGPの入門書のような存在になるのかも。 後半の衝動的なレース描写とか今までになくシリアスな気配ですが、今のところいつものコメディ感も健在なのでファンは安心してよさそうです。 とりあえず「三つ編みなのにまったくイモっぽくない」のが斬新なマインちゃんは過去最強にかわいいです(断定)。 なお特別付録の「トップウGP 特製ステッカー」は、電子版ではイラストとして収録されていました。 あと、前号で「扉絵だけで即戦力と確信した」と評されていた鶴田謙二特別賞「コール」ですが……確かに、という出来です。 実際最初の3Pだけで好印象なのに、突如ハードコア缶蹴りが始まったと思ったらまさかのオチに鮮やかな着地を決めやがったぞ、と。 コロコロ変わる表情に、全身の躍動感がある構図や、一見バカっぽい爽やかムード、それらの裏で粘りつく負の感情が一気に救済される展開は見事でした。 しかし、ただでさえ隔号のディザインズが休載だとだいぶガックリ来るわけですが、アメゾの下のとこがカラスヤサトシ(※タイトル)に代わって「放課後少女回路」になっていたのを見てオイオイそんなことで許さ……ブフッと笑ってしまったので良しとしましょう。

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    投稿日: 2016.05.24