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よろずを引くもの
よろずを引くもの
西條奈加/東京創元社
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総合評価

8件)
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    西條奈加さんの現代小説。 珍しい!と思って手に取ったのですが、実はシリーズ4作目。それでも前作未読でも問題なく、楽しく読めました。 舞台は神楽坂。 元芸者で、今は商店街の人気者のおばあちゃん・お蔦さんと、料理上手な高校生の孫・望くんを中心に、7つの短編が描かれます。 万引き事件や、行方不明になった美術作品、ちょっと切ない家庭の事情など、日常の中の小さな出来事がテーマ。でもどの話にも、人の弱さや優しさが静かに滲んでいて、読み終わるたびに立ち止まって考えさせられました。 中でも印象に残ったのは、過去と向き合う大人たちの姿や、子どもに対する「深追いしない優しさ」。正解を押しつけない距離感が、この作品らしさなのかなと思います。 シリーズものですが、この一冊からでも十分楽しめました。 これは他の巻も読まねば…という使命感が湧いています。

    0
    投稿日: 2025.12.27
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    シリーズ第4弾 7話からなる短編集 タイトルにもなっている「よろずを引くもの」での万引き事件。神楽坂の人情で上手くまとめたように書かれているが、実際に被害が大きくて廃業になってしまう店もあることを考えるとモヤモヤする シリーズ最初と違い、大きな事件性をはらんだ内容にはならなくなったが、それでも1つ1つのテーマは重いものがある。それゆえにお蔦さんの一言で解決してしまうのも安易にも思えなくはない 望と楓の話はなくてもいいかな

    1
    投稿日: 2025.06.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    202503/平積みにひかれシリーズ4作まとめて。西條奈加先生の時代小説は読むけど、こういう現代物語は初。登場人物達は個性的・魅力的で、人気シリーズなのが納得。事件パートは、都合良すぎたりリアリティがなかったり、理由や原因が納得も共感もしがたいものであったりで自分には微妙に思えたけど、ジュブナイルとしてならアリかも。子供にはヘヴィな大人の事情や人間関係等が容赦なく、きれいごとで終わらせないのは西條作品っぽい。望の彼女が親戚というのはちょっと嫌悪感。物語上では後から親戚だと知ったとはいえ、わざわざ親戚設定にしなくてもと思ってしまう…。創作につっこむのはヤボだけど、警察含め周囲の人達が頼りにしているとはいえ一般人のお蔦さんになんでもほいほい話したり、登場人物達の倫理観が自分とあわなかったり、スッキリしないとこも多いけど、面白く読めたので以降もチェックしようと思う。 お蔦さんの神楽坂日記 シリーズ 1)無花果の実のなるころに 2)いつもが消えた日 3)みやこさわぎ 4)よろずを引くもの

    0
    投稿日: 2025.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人生いろいろ。どんな人物も何かを抱えて生きている。 そうした人の心にするりと入ってしまうお蔦さんは偉大。 今回は表題作と『孤高の猫』が心に染み入りました。

    22
    投稿日: 2025.04.24
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    お蔦さんの出番が少なくない?と思いながら読んでいたらメインのお話があって良かった 望くんのお話も好きだよ 【よろずを引くもの】 よろずを引く…… なるほど 【ガッタメラータの腕】 それぞれの人にそれぞれの思い 【いもくり銀杏】 銀杏? 南京じゃないのね 【山椒母さん】 山椒のような それでもお母さん 【孤高の猫】 みならいたい 猫 【金の兎】 思い出の品かぁ 【幸せの形】 やっぱり それぞれだよね

    1
    投稿日: 2025.03.06
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    高校生になった望と祖母のお蔦さんが暮らす神楽坂。この2人の周りで起こる事件の数々。お蔦さんの人生経験と洞察力が冴えわたる。シリーズ第4弾。

    0
    投稿日: 2025.02.28
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    お蔦さんは、やはり格好いいねぇ。 少しずつ変化にさらされる神楽坂だが、 経験に裏打ちされた人に優しい神楽坂商店街は続いて欲しい。

    0
    投稿日: 2025.01.26
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    お蔦さんシリーズの4冊目。3冊目から5年ほど間隔が空きましたが、お蔦さんはキャラが強いのですぐに作品世界に戻れました。今作でお蔦さんの嗜好と自分の嗜好が同じだったものがある。甘栗は好きだけどモンブランはダメ。わかる。

    21
    投稿日: 2025.01.09