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総合評価

(32件)
4.3
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    監禁目的と思われる改築が施された民家で、男性の遺体が発見される。証拠が徹底的に消された奇妙な現場を前に、姫川玲子率いる捜査班が事件を追う。そこへ魚住久江が加わる。 被害者と加害者、双方の視点が丁寧に描かれ、読み進めるほど「いったい誰が被害者で、誰が加害者なのか」と揺さぶられる。単純な善悪では割り切れない。そして、人の悪意がやがて取り返しのつかない大きな悲劇を生んでいく。その悲しさが強く心に残った。 そして何より印象的だったのが、姫川玲子と魚住久江。 頑なに捜一への異動を拒んできた魚住が、なぜここにいるのか。その背景が明らかになったことにも納得。 人の心を読み取ることに長けた魚住の目を通して見る姫川玲子が、とても新鮮だった。直感と行動力で突き進む姫川と、人に寄り添い、その心を丁寧に読み取る魚住。まったくタイプの違う二人が互いを認め、刺激を受け、補い合っていく関係がいい。 これまでの出来事によって、どこか以前の勢いを失いかけていたように感じた姫川。しかし魚住との出会いによって、自分自身と向き合い、再び前へ進み始めたように見えた。 この二人なら、これからどんな姫川班になっていくのだろう。 そして、また思い切り“暴れる姫川”が見られそうな予感。 次作がますます楽しみになった。

    10
    投稿日: 2026.10.04
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     僕は「ドルチェ」に登場する魚住は「嫌い」で、「ドンナビアンカ」に登場する魚住は毒気の無い、物足りない人物に見えていた。  今作「マリスアングル」については、姫川と魚住の邂逅と謳われているが、実際、魚住のキャラクターが姫川に及ばない、せめて菊田や日下、井岡に次ぐ程度の登場人物、合流になるだろうと捉えていた。  しかし、まさか魚住を用いる事によってこんなに劇的に作品の雰囲気が変わるなんて。今作に登場する「魚住」は正しく僕の期待した通りの役回りであり、だからこそ彼女が主人公の二つの作品はとても残念だし、三作目を是非とも現在の時間軸で発表して欲しいと思う。  事件は男性の監禁、殺人事件であり、とある家から発見された身元不明の死体と同時期に病院に運び込まれた交通事故にあった重体患者について姫川班が捜査する事になっている。  姫川が武見といつのまにか深い仲になっている事に驚いたが、武見は相変わらず飄々としており、いまだにつかみどころがない様に見える。  今作は登場人物の読ませ方がとても上手で、姫川、魚住それぞれの役回りがとてもわかりやすく割り振られている。また、脇役の使い方も上手で、菊田、日下や小幡、井岡は勿論の事、若い初登場の警察官達も姫川魚住との関わりが読み取り安くなっている。今作の犯人に比べれば可愛いものだが、ガンテツがわざわざ魚住に忠告する為に現れたのも印象的だ。井岡とガンテツはある種のスパイスになっていて、特に井岡は毎回どこで登場するのかが楽しみになってしまっている(笑)今回も活躍はしており、もう少し評価されてもいいのになぁと思う(笑)  魚住が姫川班に入った事で殺伐とした今までの作品よりも少しマイルドになった印象。姫川が魚住の言葉を受けて自分を許し、幸せになるストーリーもあるかと思うし、更なる逆境に向かう可能性もある。    魚住が犯人に向き合う場面は実物だが、一方で今回の黒幕的な嫌な人物と相対したらどの様にするのか見てみたい。  完全に玲子と久江は対になる形で描かれていて、それぞれの長所、短所の組み合わせが見事に調和している。今後もシリーズが楽しみである。

    6
    投稿日: 2026.10.04
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    ドラマからハマった姫川玲子シリーズの第10弾! 別ににシリーズ化されていた魚住久江が捜査一課に戻って、姫川班の仲間入り。 違った鋭い視点をもつ2人の女性刑事の捜査がうまくハマって事件が解決されていく様子が痛感。 性格の異なる2人の関わり合いは、過去にトラウマを持つ玲子の心が魚住によって解されていくようで、ずっとシリーズ作品を見てきた身として勝手に安堵した。 今後の姫川玲子シリーズ作品も楽しみである。

    1
    投稿日: 2026.10.02
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    シリーズ10作目!どうしても文庫で読んで本棚に並べたくて我慢した甲斐がありました。テンポ、ドキドキ感、伏線、残酷な過去とリンクする玲子そして魚住巡査部長...一気読みです最近筋力の衰えを感じてきたので文庫にして正解(笑)今からドルチェとドンナビアンカを買いに行きます。

    2
    投稿日: 2026.09.27
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    やはり姫川シリーズは長編じゃないと!!期待通り終盤に行くにつれてスピード感が増して、そのスピード感を魚住の優しさで緩やかに纏める物語の巧さがありました。これはミステリーというよりは人情劇に近いかな。

    2
    投稿日: 2026.09.26
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    やはり、とても面白かった。 部下を鼓舞して成功体験をさせる上司としての一面、乙女のような一面、魚住との関係。 やっぱ続きが読みたいな。 いつか続きを書いてくださる事を祈るばかり!

    2
    投稿日: 2026.09.26
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    前作どんな終わりやったかとか色々忘れてるんやけど、あらすじを読んであの姫川玲子と魚住久江が共演とな!とテンション上がったわ。 正反対の捜査のやり方をする二人やけど、年の差のせいか、魚住久江の包容力のおかげか、上手いことハマった! 玲子、ちょっと楽になれたかな。 内容には言及しません。 でもあれやね、この二人、どうしても竹内結子さんと松下由樹さんで想像してしまうよね。

    1
    投稿日: 2026.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり警察小説 好きだわぁ! 久しぶりの誉田哲也。またさらに久しぶりの“苺”シリーズ。 単行本の刊行時、姫川玲子と魚住久江の共演・・・と話題になってたのはまだ記憶に新しい。とはいえ “おおっ魚住久江との共演?”と自分も興奮したかといえば、そうでもない。「ドルチェ」も「ドンナビアンカ」も文庫化されてすぐに読んだし、ちゃんと面白く読み終えたのだけれども、今内容を問われたら思い出せないかな・・・という程度だから。 そう考えると、“苺”のシリーズはほとんど全てだいたいどんな話だったかの説明はできそう。姫川玲子というキャラクターに自分がどれだけ魅せられているかということね、と1人でニンマリ。 さて、今回も前作同様、事件については特に語らずともいいかなと。魚住と組むことにより、ずっと抱えてきた暗い過去に少しの光が射してきた・・・姫川玲子の物語が少し前進したというのを堪能させてもらったということで、 ★4つ、9ポイント。 2026.09.22.新。 ※恋の予感は匂わされてきたとはいえ、のっけから 武見を指して 「初めて寝た後・・」との描写に、ちょっぴり寂しさを覚えつつ。でも、しっかり“ちょっぴり恋しちゃってるかも感”な描かれ方に安心

    4
    投稿日: 2026.09.22
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    姫川玲子シリーズ10作目の「マリスアングル」。捜査1課主任の姫川玲子と新入りのベテランの年上の魚住久江が捜査をしていく。 民家で撲殺された男性の死体が発見される。 事件の裏には、日本の闇の歴史が関係していた。 鋭い勘で動いていく姫川と、当事者の心に寄り添いながら聞き込みをしていく魚住により事件は解明に向かっていきます。 聞き込みなどで徐々に被害者との関係が明るみになっていくストーリーがスピーディに読ませてくれます。二人の会話が時にあたたかく、捜査手法は違うが非常にいいです。 2026年9月21日読了

    1
    投稿日: 2026.09.21
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    誰かを助けるためには その誰かを受け止められるくらいの 気持ちの強さと安定感をもって そしてしっかりと受け止めていくこと

    1
    投稿日: 2026.09.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々に姫川玲子シリーズを読んだ。 こんな感じだっけ? ちょっと誰視点なのか、わかりにくかったけど 引き込まれて一気に読んでしまった。 点と点の繋ぎ方が素晴らしく、さすがの一言。 恥ずかしながら従軍慰安婦問題も、よく知らず本書で改めて知った。 そら、殺したくなるというかそんな感情になるし、人としてクズ過ぎてびっくりしたので 捕まって良かった。けどもっと逮捕後の哀れな姿も見たかったなぁ。

    6
    投稿日: 2026.09.18
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    姫川玲子シリーズの第10弾。 いつものように惹き込まれてしまいました。 今回、魚住久江が捜査一課に加わり玲子と共に事件の解決に挑みます。 刑事として優秀な姫川玲子ですが、確かに精神的に壊れてしまいそうな危うさも感じられます。あと、フィクションではありますが日本の新聞社や報道機関に問題提起をしている作品だと思いました。

    6
    投稿日: 2026.09.13
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    姫川玲子シリーズ第10作。 前巻で魚住久江の合流が予告されてから、「ドルチェ」も「ドンナビアンカ」も読んで、この本が文庫になるのを待ってました。 『民家で男性の死体が発見された。証拠は徹底的に隠滅され、捜査の糸口はない。謎に包まれた事件に、捜査一課主任・姫川玲子と、姫川班新入りのベテラン・魚住久江が挑む!』ってお話。 二人と犯人(?)の視点で進む話は、複雑な構図をうまく捌いてサクサクと読める。玲子をはじめとしたお馴染みのメンバーに対する久江の視点がなかなか鋭くて面白い。 玲子と久江、もしや個性がぶつかりやり合うかと思っていたが、いやいや、どちらも相手に対するリスペクトを持って互いに良い影響を与えながら捜査が進む様子がgood。 玲子の直感的圧倒的な捜査能力(今回も遺憾なく発揮されたが)の危なっかしさが久江の存在によって薄まって、「姫川玲子シリーズ」と言いながら、終わってみれば、久江が中心の話だったという印象。 佐田さんのことを思い出した玲子がどう変化していくのか、二人の相乗効果がどのように発揮されていくのか、まだまだ続きが楽しみ。 朝日新聞やら慰安婦問題やら、作者さんの言いたいことが分かり易く表に出てくるところは以前からもそうだが、ちょっと疲れる。

    86
    投稿日: 2026.09.12
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     読み終わって、「ふうっ」と達成感を感じ、安定の面白さに満足です。  シリーズ物って読んでいて、どこか安心感があります。絶対に期待を外さない信頼感というか、登場人物の性格を知っているから読みやすいとか、色々な理由があるからなのか。  姫川さんも魚住さんも、相反する2人の性格が、うまく噛み合って良い感じでした。  表紙はロングストレートが姫川さんで、ミディアムカールが魚住さんかな?  また新作が出ているみたいなので、文庫化を楽しみにしてます。

    20
    投稿日: 2026.09.08
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    すごく良かったです! 姫川玲子シリーズ最新刊、頭のなかでは、竹内さんが動きました。当時のメンバーが動き回り、そこに新しく魚住さん(松下さん)が参加することで、今までとは違った姫川玲子を感じられることが出来て、本当に楽しかった。次回作も期待しかありません。楽しみに待ってます。

    22
    投稿日: 2026.09.08
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    姫川シリーズ全部読んでいます。死体の描写はいつも残酷な描写が多いので、想像がしづらい面がありますが、今回は残酷な描写が少なく、(ソフトな?)想像できる範囲の描写でした。内容は、姫川の恋の話、魚住効果もあり、ほっこりとさせられるソフトな内容な印象でした。次回作がとても楽しみです。

    0
    投稿日: 2026.09.08
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    誉田哲也のストロベリーナイト最新作。 警視庁捜査一課:姫川班に異動した魚住久江と、姫川班メンバーの活躍を描いています。 「姫川玲子」と「魚住久江」、両シリーズのファン(ってか誉田哲也の警察小説ファン)にとって、盆と正月とG.W.とクリスマスが一緒にやってきたような・・・ (意味不明(^_^;) 堪能&一気読みでした!

    0
    投稿日: 2026.09.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    姫川班に、魚住久江が加入! 事前に『ドルチェ』と『ドンナビアンカ』は履修済で、この二人合いそうだなと思っていたけど。 視点も玲子と久江がほぼ半々で、魚住久江シリーズの続編と言っても良い。 久江から見た玲子はこんな風に見えるんだな。 廃墟から男性の死体が発見された。 現場の指紋という指紋は拭き取られ、被害者の顔は潰され、遺留物はない……。 まずは被害者の身元確認から始めるが、そこに地元警察署管内で起きた交通事故事案が絡んでくる。 そうしたら、あれよあれよと、従軍慰安婦問題の捏造に絡んだマスコミの悪質さを描く物語に展開していく。 この作者、多分、思想はかなり右寄りだと思うんだけど、レギュラーメンバーでなく犯人側にそういう思想や動機を充てていくところ、巧いなーと思う。 あと、ジャングル・ジャパンのモデル?がどう見てもAmazonで笑った。

    1
    投稿日: 2026.09.05
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    久しぶりの姫川シリーズ 前作を読んでからだいぶ経っていたので、所々抜け落ちていたが…。 このシリーズには珍しい心温まる…といったら変かもしれないが、魚住さんがいい感じに寄り添ってくれる。 魚住シリーズも読んでみよう。

    35
    投稿日: 2026.09.04
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    姫川シリーズ 他シリーズから魚住が加入し今回は主役扱い 今までとは描写というかスタイルが少し変わった感じ どんでん返し的な展開は無いが個人的にはすごく面白かった

    0
    投稿日: 2026.09.04
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    久しぶりに誉田さんの大好きなシリーズを楽しめました。姫川はいつも魅力的です。彼女の心理的成長、緩和を感じて、ファンとしては「よかったね」とひと言かけてあげたい気持ちになりました。

    0
    投稿日: 2026.08.31
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    誉田哲也『姫川玲子』シリーズ第10弾。 ひさしぶりの『姫川玲子』シリーズ。 魚住久江の登場。 楽しみでしかないのだが、ひさしぶりぶりすぎて、過去を忘れている自分が… 人形町の空き家から身元不明の腐乱死体が発見される。 警視庁捜査1課第11係主任・姫川玲子は、姫川班に新たに加わった魚住久江とともに捜査を進める… 捜査中に身元不明の入院患者がおり、その正体が意外な人物であることが… 姫川玲子と魚住久江。 どう化学反応を起こすのか⁇ 正反対の2人、動の姫川と静の魚住。どちらかというと男っぽい姫川と女性的な魚住… うまく回っていきそうな。 突っ走っていく姫川を魚住がうまく抑えてくれそうな。菊田とは違った視点で。 これなんだろうな、今泉が魚住に求めたのは… 姫川は魚住といることで変わっていくんだろう。 『マリスアングル』、『悪意のある視点』。 従軍慰安婦問題を悪意を持った視点で書くとそうなるのか… 週刊誌ならともかく新聞でも… そんなことは考えたこともなかった。 真実に、自らの視点、切り口を入れたものだと。 普通は加害者への復讐で終わるんだろうが… それを引き起こした新聞に矛先を向けるなんて。 ちょっとしっくりこない… 『姫川玲子』シリーズはまだまだ続く。 魚住久江を加えて、パワーアップした姫川班のこれからの活躍が楽しみだ。

    15
    投稿日: 2026.08.30
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    あっと言う間に一気読み。どっちも読んでいたけど、いいねぇ〜!無駄が一切なくて、絵もしっかりと想像出来てキレイな話。

    0
    投稿日: 2026.08.29
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    慰安婦問題を背景にした社会派。全体が見えたら被害者への感情移入は半端ない。初めて知った日刊新聞法と掛け合わせたストーリー構成で、ヒール役が嵌まりすぎ。 仕事デキる人間のテキパキさは気持ちよく、シリアスな会話の中の小言が小気味よい。 ガンテツがあまり出ないのと魚住の存在で割と爽やかな印象。

    0
    投稿日: 2026.08.27
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    「朝鮮のオッサン・オバハン」と父親が呼んでいた近所のその家族は、韓国の建国前にそこに棲みついたんだとこの本で気付かされた。

    5
    投稿日: 2026.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    姫川玲子シリーズの10作目。 第1作の映画化もされた『ストロベリーナイト』の刊行が2006年だから、単行本は2003年の刊行であるが、もう20年も続いているのは改めて凄いなと思う。 単に犯罪捜査をトリックも含め描くだけではなく、伏線も回収しつつ、姫川を初めてと捜査する側の人物の感情や犯罪者や被害者の心理描写を丁寧に描くところが飽きさせない人気シリーズにしているのだろう。 本作では姫川の部下であるが先輩刑事の魚住久江が新たに登場する(魚住は、同じ作者の『ドルチェ』等に主役として登場しているのだが、あまり記憶に残っていない)。 忘れられない過去とトラウマによって、元上司の今泉をして危険な存在と言わしめた姫川を、この新登場人物が救うことになるのが、10作目のエポックとなっている。シリーズの節目になる作と後書きにあるのはこのことを意味している。 突っ走って傷つく姫川を魚住がどうサポートしていくのか、次作以降の新しい展開の予兆となる作品である。

    1
    投稿日: 2026.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大好きシリーズ第十作目。 姫川班に別シリーズの魚住さんが異動、ラストの取調べも屋上ももう寄り添いが素晴らしい心がポカポカ。姫川の追い込む取調べもゾクゾクして好きだけど、心温かい終わりも良かったです!

    0
    投稿日: 2026.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【2026年99冊目】 腐敗臭がする――通報により駆けつけた警察官によって民家から撲殺された死体が発見される。民家の構造はまるで誰かを監禁するためのような設えになっており、死体の身元も不明のまま捜査を開始することに。姫川玲子を始めとする姫川班も捜査にあたるが――姫川玲子シリーズ第十段。 久々の姫川玲子シリーズの文庫本化!単行本から3年後の発売ということで待った甲斐がありました。今回も社会問題に切り込んだ一作となっており、名称ぼかしてるけど、バレバレやんみたいな書きっぷりにまたもや作者さんの身が心配になったりしました。 従軍慰安婦問題について、お恥ずかしながらちゃんと理解していなかったので、今作を読んでようやく少しは理解できました。嘘をつき続け、それっぽい事実に変えてしまう、ただ盛り上がるから、話題になるから、きっとそれだけの理由で。そうして罪のない人の人生をめちゃくちゃにしてしまう。マスコミの意義ってなんだろう、マスゴミでは?と度々思うのですが、まさにその思いを強くしてしまうお話でした。報道されている内容は本当に真実か?嘘と真実を判断できるよう、鵜呑みにしないようにしていきたいところです。 さて、肝心のシリーズとしての感想ですが、新しい登場人物も加わって、ちょっと風向きが変わった感じを受けました。ここから、どう転がっていくのか、誉田哲也さん容赦ないとこあるから、あまり油断せず、次回作も楽しみに待ちたいと思います。

    0
    投稿日: 2026.08.23
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    待ちに待っていた!姫川玲子シリーズ! 今回は特に楽しみにしていた。 なぜならあの!魚住久江さんが捜査一課に加わるから。 今までの姫川シリーズも良かったが、今回は読んでいる私も魚住さんに癒された。 彼女の深い優しさと洞察力。 今までの姫川シリーズにはない何ともいえない慈愛を感じ、気持ちの奥底が優しい泉に満たされたように感じた。 これからも2人の活躍を楽しみにしたい。 今回も、だが。 知っているようで知らない事が、まだまだ沢山あるんだとちょっとショックを受けた。 歴史は残酷で一度ついた傷は簡単には癒えない。 わかったような気持ちでいた自分を恥ずかしく思う。

    1
    投稿日: 2026.08.21
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    誉田哲也『マリスアングル』光文社文庫。 姫川玲子シリーズの第10作。 警視庁捜査一課第十一係の主任である姫川玲子の元に『ドルチェ』『ドンナ ビアンカ』で主役を務めたベテラン刑事の魚住久江が配属されるという新たな展開を見せる。 久し振りに姫川玲子シリーズを読んでみると、登場人物の会話の後に挿し込まれる登場人物の独白が生々しく、ストーリーに臨場感を与えていることに気付かされる。 今泉警視からの強い要望で45歳の魚住久江は断り続けていた捜査一課への異動を承諾し、たまに壊れてしまう35歳の姫川玲子の精神的なサポートを任される。 そんな中、廃屋となった民家で男性の死体が発見される。奇妙なことに死体が発見された民家の部屋は防音工事と外部からの隔離処置の施された監禁部屋のようだった。指紋や凶器などの証拠は徹底的に隠滅され、捜査の糸口はなかった。 しかし、姫川玲子のひらめきにより、死体のベルトの裏からある人物の指紋が発見される。さらに指紋を残した人物を調べると、死体の男性が死亡した直後に交通事故で意識不明になり、入院していることが判明する。入院の時の状況を看護師に確認した姫川は、この男性こそ、あの部屋に監禁されていたのではないかと考える。 一方、魚住久江も人の心に寄り添う地道な聞き込みにより思いもよらぬ人物が浮かび上がって来た。 殺人事件の背後に隠されていたマスコミの捏造が招いたもう一つの不幸な事件…… 本体価格1,000円 ★★★★

    64
    投稿日: 2026.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一軒家で男性の遺体 すぐ近くで拉致されていたと思われる 男が交通事故に遭い病院に運ばれる(意識不明) ・葛城隆哉→意識不明の男 朝陽新聞役員 ・木村恵介→亡くなっていた男性 ・木村理奈→恵介の妹 在日朝鮮人の少年4人に       暴行され橋から落とされて殺される ・吉岡美春→理奈の友人 (美春を助けた為       逆恨みで理奈は殺される )       在日の少年達から"イワンフ“等と      いわれのない暴言や暴行を      受けていた在日韓国人   ※在日朝鮮人と在日韓国人は別らしい    戦争後日本に居た朝鮮人のうち    その後出来た韓国に籍を置いた人たちが    在日韓国人…小説にはそう書かれていた 姫川の班に新しく加わった ・魚住久江→今泉警視(上官)のたっての頼みで       移動を受け入れ姫川と同じ班になる   ※②吉田清治の従軍慰安婦の小説     何十万人が住む島から     何百人の女性を無理やり拉致連行し     軍の性奴隷としたという内容の小説     …事実ではない…実際にあったら    何十万も居た住人は抵抗しなかったのか?     等矛盾ですぐわかる話   [朝陽新聞がこの話を事実かのように    何度も何度も新聞の記事にし    国際問題となり ある国から賠償を請求    され続けた…実際の話を思い起こさせる] 葛城を拉致したのが 恵介と美春 食事の受け渡しの時 恵介が葛城に殺される その後 葛城を殺そうとした美春を 魚住が説得し逮捕する 葛城が物凄く 嫌な人物なので 最後に逮捕になって良かった 悪い奴が捕まるのはスッキリする 姫川さんと 恋人になったばかりの武見さんとの ホッコリな恋エピソードや 赴任したての魚住さんが 野生動物的な感覚の姫川さんを お母さん的能力で分析フォローするところ が良かった メモ 実際のアサヒ新聞のねつ造記事書いた記者 ・従軍慰安婦問題→植村隆 ・靖国神社を問題化→加藤千洋 ・南京大虐殺ねつ造→本多勝一 SNSで見かけたので…メモしておく

    0
    投稿日: 2026.08.19
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    姫川玲子が帰ってきた! 繰り返してれば嘘だっていつか真実になる…か。 寄り添うことも大事だけど、誰かを助けるためにも自分がしっかりしてないと!楽しんでないと!

    0
    投稿日: 2026.08.11