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総合評価

57件)
4.0
17
19
15
0
1
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    古美術ミステリーと銘打っているが、8割古美術。 ミステリ要素は薄い。 面白いのだが、個人的には古美術要素が多すぎる点、主人公である陶子にあまり魅力を感じられなかった点からハマれなかった。 古美術や骨董に造詣がなくとも、例えばハンターハンターのヨークシン編が好きな人なら楽しめると思う。 全然関係ないけど、どうぶつの森で贋作売りつけてくるのもキツネだなーって。

    0
    投稿日: 2024.09.21
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    〈再登録〉店舗を持たず骨董を扱う旗師の宇佐美陶子シリーズ第一作。古美術の世界の裏側を徹底的に描いた大作。 陶子の途方もないリスクを抱えた「目利き殺し」といい、古美術に魅せられた人達の価値観は善悪を超越している。中でも贋作師の潮見老人の、自らを極限まで追い詰めていく製作過程は圧倒的な迫力がありました。

    0
    投稿日: 2024.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古美術の贋作をテーマにしたミステリ。 残念ながら著者は早逝しているよう。 存外面白いので残念。他も美術や民俗学などあるようなので良んでみよう。

    1
    投稿日: 2022.04.30
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    旗師(店舗を持たない骨董商)である主人公・宇佐見陶子が、同業の橘薫堂から贋作を売りつけられたことで意趣返しの罠を張るが、橘薫堂の外商の女性が殺されたことで殺人事件に巻き込まれてしまう長編の古美術ミステリーです。 陶子が意趣返しの罠を仕掛ける過程で登場する贋作家やその贋作家を紹介した元夫(芸術大学の教授を務める英国人)、殺人事件を調べる二人の刑事等々、登場人物たちがそれぞれ行動していく中で、陶子の作戦や殺人事件事件の真相が解き明かされていく過程にワクワクしましたが、意趣返しの決着に関してはアッサリと片付いてしまった印象がありました。とはいえ、巻末にある参考資料一覧の量からもわかるように古美術商や骨董商の話や陶器や漆器の制作について詳しく書かれており臨場感がありました。

    0
    投稿日: 2021.04.12
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    骨董業界の 騙しあい、ミステリー作品。 最初から 最後まで、 面白い。 骨董好きには、おすすめ。

    4
    投稿日: 2020.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    骨董商の「旗師」宇佐見陶子は、同業者の橘薫堂(きくんどう)の主人・橘から贋作のガラス器をつかまされる。 プライドを傷つけられた彼女は報復を決意するが、目利きの橘の目をごまかすことは容易ではない。 そこで彼女は、別れた夫のつてを頼り、贋作の天才・潮見老人に協力を求める。 一方、橘薫堂に勤める女性が殺され、陶子も殺人事件に巻き込まれてしまう。 骨董の世界を舞台にした、古美術ミステリ。 骨董業界という特殊な業界の事情をわかりやすく描いているのでとても読みやすかったです。 贋作をつかまされるのは見る目が無いから、つまり騙される方が悪いという非情なルールがまかりとおる業界。 そんな素人の想像を絶する古美術業界を舞台に、人の飽くなき欲望や駆け引きが描かれ、読み手はどんどん作品世界に引き込まれ、読み始めたら止まらないジェットコースターストーリーとなっています。 陶子がどのようにして復讐を果たすのか、殺人事件の捜査が陶子にどのように絡んでいくのか、一筋縄ではいかぬ手に汗握る展開や途切れのない緊張感に最後まで気が抜けません。 刑事のでこぼこコンビのしたたかさとか、潮見老人の不気味で迫力のあるキャラクターとか、脇を固める登場人物も個性豊かで魅力的でした。 ただ、最初の導入部分はちょっとわかりづらかったです。 まず主人公の陶子が橘に贋作をつかまされ、保険会社の調査員によって騙されたことに気づいた彼女は、その恨みを晴らすべく、復讐(目利き殺し)を決意する・・・という流れになっているのですが、彼女の心情が説明されないので、なぜリスクを冒してまで復讐を決意するのかが読み手には伝わらない。 一筋縄ではいかない世界で一人で仕事をする女性が並々ならぬ気概を持っていて、そのプロ意識の高さゆえに復讐をするのかな?とも思うのですが、贋作作りに手を染めるというのは、明らかに「犯罪者側」に行ってしまうことなので一度そうなったら絶対に元の立ち位置には戻れないし、職を失う可能性もある。 序盤の展開が早すぎて事情がのみこめず、陶子にも共感できないので読者が置いてかれる気がしました。 お話自体は面白かったので続編も読んでみたいです。

    0
    投稿日: 2018.06.16
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    蓮丈那智フィールドファイルで出て来た狐のねえさん「旗師」宇佐見陶子が主役の古美術ミステリ。殺人事件のほうがなんとなくぬるめでとってつけた感あり、差し迫らない感じはする。ちょっと話のとっかかりの陶子が贋作をつかまされてリベンジというモチベーションが無理矢理じみていて臭いが、陶子のキャラが存外下世話なので、ま、いっかと最後のほうは慣れて読めた。贋作師もかっこいいしねぇ、全体的にやたらとリベンジ色が強いのが非常にネガティブな印象。おもろいことはおもろかった。

    2
    投稿日: 2016.08.29
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    抜けていたシリーズものを。最初になるのかな。 古美術の世界は魅惑的だけれども、どうなんでしょうか。 いずれにしろ、歴史学出身らしい、ちりばめられたあれやこれやが楽しませてくれる。

    2
    投稿日: 2016.04.05
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    美人旗師宇佐美陶子が、贋作を掴まされ、その相手に「目利き殺し」を仕掛けるが、殺人事件に巻き込まれる話。登場人物が全員個性的。そして過去の因縁話や、真相がとても入り組んでいて最後まで気を抜けない読み応えのある作品です。

    0
    投稿日: 2016.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラストまでドキドキさせる骨董界ミステリー。 同じ骨董系のお話だけど、「孔雀狂想曲」とはうってかわってシリアスでシビアな話です。 丁々発止のやりとりは「孔雀~」でも出てくるけれど。 それから「花の下にて春死なむ」のビアバー「香菜里屋」が登場したり、別シリーズの主人公蓮丈那智も話の端に出てきたりでニヤリとさせられることしばしば。 シリーズでこの先も続くので、読むのが楽しみ(※2010年以前の感想。

    0
    投稿日: 2016.02.18
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    蓮杖那智シリーズをずいぶん前に読んで、おもしろかったのを覚えていたので、手に取りました。 本筋より、古美術の世界の常識というか、考え方の違いのようなものに惹かれました。 せりがどのように行われるか、とか科学鑑定のしくみとか、鑑定書の不確かさとか・・・ また、主人公の女性の仕事人としてのかっこよさにも惹かれました。

    0
    投稿日: 2015.06.27
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    再読。 骨董に詳しくないのでどこまでリアリティーがあるのかは判断できませんが、そんなことは関係なく楽しめる緊張感に溢れた描写はさすがです。 陶子さんの無理して突っ張っているところは無敵の蓮杖那智とは違う魅力がありますが、共通する凛とした雰囲気に最近のキャラ重視のトレンドとは違う北森氏のこだわりを感じます。

    0
    投稿日: 2015.03.07
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    20140831 全体の盛り上がりは良かったが最後のまとめ方がどうか。続編もあるので良かったのかもしれないがなんとなく逃げられたような気がする。

    0
    投稿日: 2014.08.31
  • 古美術の難しさを活かしたミステリー

    舞台は素人には謎が多く、また真贋の区別のつきにくい古美術界です。 その同業者間のやり取りなど、異業種界を覗く面白さは確かなもの。 その為、普通に殺人事件が起きて主人公が巻き込まれる展開は、個人的にトーンダウンの要因にしかなりませんでした。 なんというか、この殺人事件のために話が一気に二時間サスペンスのような雰囲気に。 主人公の仕掛ける罠とは、「目には目を、歯には歯を」のまんま、贋作を用意してそれを自分を騙した同業者へ売りつけようというものです。 この贋作作りのシーンや、相手が贋作をはたして真作として買い取るか、など、古美術メインのドラマとなりえる部分は盛り沢山なんだから、コンゲームをメインにしてはいけなかったのか……? 話の構成に無理があるわけではないけれど、ありふれたサスペンスみたいな殺人事件と古美術コンゲームがお互いの魅力を殺いでしまったように感じました。

    1
    投稿日: 2014.04.12
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    蓮丈那智シリーズで登場する旗師の宇佐美陶子さんが主人公の話です。まだ駆け出しのころから、凄味のでる存在に変身する物語ですね。古美術商が贋作をどう扱うかという視点ではとても面白く読めました。

    0
    投稿日: 2013.12.26
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    冬狐堂シリーズ・第1巻。店舗を持たず、自分の鑑定眼だけを頼りに骨董を商う「旗師」である主人公・宇佐見陶子。彼女が同業の橘薫堂(きくんどう)から仕入れた“唐様切子紺碧碗”は贋作であり苦い思いをする。陶子は橘薫堂に対し、プロをも騙す「目利き殺し」を仕掛け返す決意をするべく秘密裏でその準備に取り掛かるが-。 古美術商における舞台裏や暗黙ルールなど骨董独特の世界に好奇心からかぐいぐいと引き込まれ、人間の所有欲・駆け引きといった人間の闇も垣間見え、さらに橘薫堂の関係者の死や30年前の贋作事件も絡み合う。罠は掛けているのか、それとも掛けられているのか。陶子をはじめ個々のキャラクターもどことなく影があり、彼らが取り巻く古美術という世界をより妖艶に、より不気味に映し出しています。 いやぁ、はまった。先を急ぐように夢中になったのは久しぶり。

    1
    投稿日: 2013.11.12
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    冬狐堂シリーズの第1弾「狐罠」読了。自分の鑑定眼を武器に骨董品を商う「旗師」である宇佐見陶子を主人公にした古美術ミステリー。同業の橘薫堂から贋作を掴まされ、プライドを引き裂かれた陶子は「目利き殺し」を仕掛け返すことを決意するのだが。。面白かった。古美術界という富と欲望が渦巻く世界を舞台に、一癖も二癖もある人物が登場する。騙し騙される売買の描写、贋作の説明、どれも新鮮に感じられた。また殺人事件を追う刑事と陶子の駆引きなど、引き込まれる要素が目白押し。美術、骨董品に興味のある方はオススメ♪

    0
    投稿日: 2013.04.08
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    視点が頻繁に変わるが、決して読みにくいこともなく、かえって謎に対して多角的に向かっていく感じがよかった。テーマや世界観が重厚だがそれにもまして構成がいいと思った。

    0
    投稿日: 2013.01.19
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    いやー、面白かった!ラスト、久々に睡眠時間削って、一気に読んじゃいましたw 贋作制作とか、造詣深すぎっ!!いやいや、まったく興味深い一冊でした♪

    0
    投稿日: 2012.09.08
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    最後の最後までワクワクしながら読めましたが、謎解きの部分が自分にはイマイチふに落ちないような感じを受け少しだけ消化不良気味になりました。 事件とはおよそ関係のない人物による書類の始末が、この事件の きっかけになるとは思いもしませんでした。

    0
    投稿日: 2012.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    贋作を売りつけられた仕返しに、贋作を売りつけるという贋作バトルって趣向が面白い。X線蛍光分析などの科学的な分析に引っかからないような贋作制作の工夫などは興味深かった。古美術という堅苦しい世界を描いていはいるが、キャラはデフォルメが効いてるし気軽に読めた。またミステリーの部分である殺人事件の解明も古美術に根ざしたものでよかった。

    0
    投稿日: 2012.03.20
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    「旗師」宇佐見陶子シリーズの1作目です。 興味深い世界を堪能しました。 なかなか素人には敷居の高い骨董の世界。 専門的な説明もあって硬くなってもよさそうなのにそうならない。 決して軽いテンポの文章ではないのに読み易い。 何故か? たぶんエンターテイメント性が高いから。 主人公陶子とカメラマン硝子の壊れ物コンビ(陶器と硝子ですね)。 (最後まで本名が出なかった)プロフェッサーDに、 練馬署の犬猿コンビ(ブルドッグと猿顔だから)。 冬狐堂(陶子の屋号)と銀座の狸こと橘。 単語を見ているだけで楽しい。 各章のタイトルもいいですね。 「罠のなかの狐」「仕掛ける狐」等々興味もイメージも膨らみます。 それになんたって登場人物達ですよ。 謎めいた大英博物館の元研究員はもちろん、 国立博物館の主任研究員に妖怪じみた贋作師、 爽やか笑顔の保険会社調査員やら悪評高い骨董商。 大学教授の元夫や客師、銘木屋、更には刑事まで。 業界を取り巻くいろんな人種が入り乱れて楽しいったらありません。 狐と狸の化かし合いもとい騙し合いに殺人事件まで絡んできて。 そのスピード感でページをめくる手が止まりませんでした。 ハラハラドキドキはもちろん、どんでん返しもちゃんと用意されてます。 読後感は「あー楽しかった」です。

    0
    投稿日: 2012.02.19
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    「なんでも鑑定団」を好きでよく見ています。 骨董品、確かにいい物はいいですね。 骨董市でお手軽な値段で買える陶器は買った事あります。 図書館で偶然手にしたこの本、 骨董、鑑定、贋作の言葉に魅かれて読みました。 やはり、素人が簡単に骨董に手は出せないと思いました。 まあ、それ程の骨董品には手が出ませんが・・・

    0
    投稿日: 2011.12.23
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    古美術ミステリーと聞いて、テレビの2時間サスペンスみたいなトンデモ系かと思いきや、本格的に読ませる話で、引き込まれた。 何より、骨董に関する記述が専門的で細かいのに、知識の全くない自分でも面白く読める。蒔絵の文箱の文様の描写など、見たことがあるかのように鮮やかに頭に浮かぶ。 ただ、知識的なものより、登場人物それぞれの個性が際立っているのことが、この話の魅力をより増している。 主人公の冷静でいながら内に秘めた熱や、敵となる橘薫堂の品の良さをとりつくろった中に垣間見える下劣さなど、実際にそこにいる人のよう。 一点、硝子さんの口調は疑問。筆者が男性か女性か知らずに読み始め、途中も「どっちなんだろう?」と疑問が解けずにいたが、陶子と硝子の会話で、男性だなと。三十女言い過ぎだと思う。

    0
    投稿日: 2011.11.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    骨董の世界って深い!そして、美術品の価値って危うい。 フィクションとは思いつつ、食事のときに使える焼き物好き程度でいよう。。。と誓う。 骨董の世界という普段なじみのない世界の説明のためか、文章がくどくどしく感じられて入り込むのにはやや時間が必要。でも慣れるといっきに加速する。 殺人事件よりも贋作を巡る駆け引きのスリルが中心で最後の最後までドキドキの連続。 途中の陶子の危機はルパンの813とかぶった。 うーん、やられた。。。とやはり思う読後。 このところ、高校生の恋愛話を読んでいて、ふわふわで小さな女の子が(でも胸はデカイ)泣いてるだけなのに、なんでかハッピーエンド。なんとなく鬱々としていただけに、陶子に硝子がものすごくかっこいい。頼もしい。タフな二人に惚れる。 「三十女は、これくらいじゃめげないって。」

    0
    投稿日: 2011.10.23
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    旗師・冬狐堂シリーズ第一弾。 目利き殺しを仕掛けられた陶子が、仕掛け返そうと決意するが、 そこには別の思惑が入り込んでいて、骨董商や贋作者、 大学教授から保険会社の調査員に博物館の研究員までが 入り乱れての壮大な騙し合いに発展する。 「なんて世界なんだ、まったく!」と陶子がボヤクほどにスゴイ。 どこまでも追いかけてくる緊張感。 仕掛けられた『罠』を楽しんでください。

    0
    投稿日: 2011.08.05
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     古美術ミステリーの大傑作です。  詐欺なら騙すほうが一方的に悪いが、こと古美術に関しては鑑識眼がない騙されるほうが悪い。  店舗を持たない骨董商(旗師)の冬狐堂・宇佐美陶子は、まんまと同業の骨董商に騙され贋物をつかまされるが、贋物をつかまされたという噂がたてば自らの信用に関わるので、訴えることもできない。  ならば自らの手で意趣返しするしかない。これが狐が仕掛けた罠だ。    相手は老舗の老親父でさながら古狸なので、狐と狸の化かし合いです。    古美術に関する蘊蓄満載で、オススメのミステリーは聞かれたら真っ先にこれをすすめて、北森ファンを増やしています。  これを面白くなかったと言った友人はいまのところひとりもいません。  絶対オススメ!

    0
    投稿日: 2011.07.03
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    ”目利き”たちが贋作をめぐって騙し合いを繰り広げる。 骨董の世界は良く知らないのだが、楽しんで読めた。 キャラクターはわかり易く魅力的、伏線がきちんと回収してある。半分過ぎたあたりから雰囲気もわかってきて、気分も乗って読みやすくなった。 この作者ははじめて読んだ。続編も読みたい。

    0
    投稿日: 2011.03.21
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    骨董の贋作からみから始まるミステリー。 美術ミステリーだから面白いかなって思ったけど、言い回しが難しくていまいち。

    0
    投稿日: 2011.01.09
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    面白かった。最近、美術界の裏を扱ったミステリーを読むことが多かったのだが、骨董業界も負けず劣らず、人間の思惑が複雑に絡み合った胡散臭さ満点の世界。その世界を存分に味わえる。キャラも良い。主人公の陶子はもちろん、周りの人間も魅力的。ミステリーとしてもどんでん返しの連続で十分楽しめるし、とても読み応えのある一冊だった。

    0
    投稿日: 2010.05.11
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    図書館で借りてきて読むとよりこの世界に浸れる気がします。 通勤のお供に、ではなく、お休みの日にじっくり読みたい一冊です。

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    投稿日: 2010.02.10
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    北森鴻さんが死んじゃった、、、 享年48歳だってさ。早すぎるよ。 冬狐堂シリーズに出会って読み始めて、まだ3年くらいだったけどここ最近一番の当たりで、まだまだ読み続けていけると思ってたのに。。。 リアルタイムで作者が死ぬっていうのは、初めてだったから、正直しんどい。 作家が死ぬと登場人物全員死んじゃうんだ。もう蓮杖先生にも陶子さんの話が聞けないんだと思うとやりきれないよ。 ご冥福を。ってかやだ。。

    0
    投稿日: 2010.01.27
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     旗師宇佐見陶子の長編。  贋作をつかまされた陶子がしかける罠。  このシリーズ、面白い!  短編がよかったので、買って見たが、短編より長編のほうが面白い。古美術の世界の魑魅魍魎っぷりがいいです。でもって、某番組のおかげで、なんだかんだと耳年増になっている自分を発見ww  でも、そういうバックボーンが広まったから、ここまでマニアックに書いてもOKになったんだろう。    しかし、陶子はいたぶられすぎですな。  か弱いヒロインではないってところを出したいのかもしれないけど、ちょっとかわいそうすぎ。  と、教授と結婚して別れたっていう過去が気になるので、そのうち書いていただきたいもんだ。

    0
    投稿日: 2010.01.20
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    再読。 以前読んだ時より、ずっと面白く読めました。少し前に『狐闇』を読んで、さらにその前に『凶笑面』を読んだのも面白く読めた一因かと。 誰が罠を仕掛け、罠にはまっているのか、なかなかわからない頭脳戦がスリリング。タイトルに「罠」とあることだし、そこらへんを考えながら読むのが楽しいかと。最後のどんでん返し(?)も良かった。しかし、30女言うけど、そんなに度胸がある&悟った人ばかりではないような気がするんだが…まあ、二人は苦労してそうだからなあ。それとも自分が子供なだけなんでしょうかねえ。 練馬署の2人がいい味出してますね。この二人の視点でひとつ話が書けそうですよ。ところで四阿は、結局どうしたのかなあ。気になってしょうがない。

    0
    投稿日: 2010.01.20
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    旗師・冬狐堂シリーズ。 面白かったけど、情報量がてんこ盛りで・・・ ストーリーの流れに乗るところまで行けなかったかも。 でも陶子のキャラクターは好き。 かっこいい。

    0
    投稿日: 2010.01.15
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    美術…というより骨董の世界どっぷり。 謎を追うというよりその世界に浸れるかどうかで 好き好きが分かれそう。 陶子さんはこれからも苦労しそうなので、頑張って。。。

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    投稿日: 2010.01.11
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    北森鴻さんの長編を初めて読んだ。あれあれ、という感じで進んでうぅん、とうならされた。最後がなんかあっさりしているのはこの主人公ならではで、えっと現実に戻れた。

    0
    投稿日: 2009.12.22
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    081009(n 081031) 081226(n 090129) 090919(s 090920)

    0
    投稿日: 2009.09.19
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    「旗師」冬狐堂の陶子が初登場する小説。 骨董屋から仕入れた切子が実は贋作だった。 陶子は罠を仕掛けてプライドを取り戻そうとする。 人物それぞれが個性的で面白い。

    0
    投稿日: 2008.11.12
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    旗師・冬狐堂こと宇佐美陶子。 大手骨董・橘薫堂の橘からある贋作をつかまされた彼女は旗師としてのプライドのため、目利き殺しの復讐をすることに。 元夫であるプロフェッサーD、謎の保険屋・鄭、潮見老人・・・。 少しずつ計画が進んでいく中、ある殺人事件がなぜか関与し始める。 陶子の復讐は成功するのか。 事件の全ては30年前に起きたある事件から始まっていた。 冬狐堂シリーズの一作目。 専門知識が多々あるものの、それなりにわかるように書かれている。 ないとわからないのだが、それらの文が少々長くなってしまっている気がする。 陶子が少々自虐的な気もする。 北森作品らしいトリックもあり。 たぶん映像化は無理な作品。 最後に畳み掛けるように一気に話が進むが、とりあえず完結してまとまってる。

    0
    投稿日: 2008.09.12
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    今まで読んだことがなかった骨董の世界を舞台にしたミステリー。 ちょっと難しいところもあったけど、ミステリー要素も満載、最後にドンデン返しあり、となかなかエンタテイメントに富む作品。 続編「狐闇」も楽しみ♪

    0
    投稿日: 2008.09.04
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    美術にも絵画にも骨董にも全く興味はなかったけど、最後まで飽きることなく読めました! 北森センセの作品は私には人物像が頭に浮かびやすく、頭の中で勝手に映像化して楽しんでます。(これでホントにTVでやったりするとガックシしちゃうんですよね笑)推理物としては、「ここをもっと追求すればいいんじゃないの?」と警察にアドバイスしたくなることもありましたが〈笑)おもしろかったのでまぁいいかな・・・・と

    0
    投稿日: 2008.05.24
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    面白いんだけど陶子さんやっぱり軽率としか思えない。 資格失うと先に知ってしまったのでアブナイ橋を危ないと 知りつつ渡る彼女にどきどきしながら読んだ。 面白かったです。

    0
    投稿日: 2008.05.16
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    面白かった〜!! 骨董美術のことほとんど知らないけれど、ストーリー展開がとてもいいし、狐と狸の騙し合いやら殺人事件やら、どうなるの!?どうなるの!? 約500頁あるけれど、本の厚さを感じさせないね。

    0
    投稿日: 2008.04.25
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    k_22)冬狐堂シリーズの第一弾。前回読んだのは短編集でしたが、こちらは長編もの。かなりぶ厚い1冊。 ミステリーだけに続きが気になって、でも、なかなか読み進めなくて、結局、最後は夜更かししてしまった。骨董の話はやはり興味深くて好きです。読み応えのある一冊。

    0
    投稿日: 2008.03.12
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    旗師(店舗を持たない骨董商)宇佐美陶子シリーズ。 贋作と殺人、2つの謎が絡むミステリ。 海千山千のご老体ひしめく骨董界でやり手ビジネスマンばりに1人で世間を渡る主人公・陶子がかっこよくて好き。

    0
    投稿日: 2008.01.24
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    「旗師」宇佐見陶子シリーズ第一作めの作品です。店舗を持たないで自分の鑑定眼を頼りに骨董を商うのが旗師。骨董の世界で生きてきた、陶子は、同業の橘薫堂から唐様切子紺碧茶碗。それは、贋作だった。 陶子は、プロを騙す「目利き殺し」をされてしまったのだ。橘薫堂は、同業の間でも良い噂が無いが経営手腕はなかなかのもの。騙された陶子は、逆に「目利き殺し」を仕掛けようとする。「目利き殺し」の準備を始めてると橘薫堂の外商・田倉俊子の遺体が発見された。殺人事件に巻き込まれながら、「目利き殺し」をする陶子。橘薫堂の過去とは?殺人事件の真相は?骨董の世界の、古美術ミステリーであります。 これは、なかなか面白かったです。骨董の世界を垣間見た気がしますよ。

    0
    投稿日: 2008.01.18
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    旗師・冬狐堂こと宇佐見陶子が主人公の古美術ミステリ。考察・掘り下げが深く、ちょっとだけ詳しくなれる作品。

    0
    投稿日: 2007.12.07
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    ここしばらくずぅーっと北森鴻作品を読み通しでした(笑) 私にとって「或る1人の作家さんの作品」という理由で複数作読むことは珍しいです。それくらいこの人の作品は好きってことかな〜‥、一応。 この本は、長編なんだけど題材とか設定が読む以前から既に面白い!と思った。 他の短編(連作系)に比べると軽い‥というか、私的にはハードボイルドな臭いも感じられて(笑)楽しく読めた1册でした。

    0
    投稿日: 2007.12.02
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    冬狐堂シリーズ一冊目。 「旗師」宇佐見陶子を主人公とした、古美術の世界での騙し合いを描いた推理小説。 博物館学芸員の資格を持ちつつ専門知識のない私にとっては(最低)難しい世界だが、非常に興味深い。 贋作、というテーマで実に緻密な化かし合いをする、ぞくりとした鋭さのある作品。

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    投稿日: 2007.09.27
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    自分の店舗を持たずに己の目利きだけで骨董品を扱う 旗師(ブローカーみたいな感じ)宇佐見陶子が主人公の小説。 相手に贋作を掴ませる「目利き殺し」を仕掛けられた主人公が 自分も意趣返しとして「目利き殺し」を企てる中で殺人事件が 発生する。 古美術や骨董に全く造詣の無い僕でもすんなり読み進める事が出来た。 トリック云々よりも動機や心情の機微に面白さを感じた1冊。

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    投稿日: 2007.07.13
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    古美術の世界で生きる女性を巡るミステリ。骨董に関する知識など少々難しい所もあったけれど、面白く骨董にはまりそうになる本です。

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    投稿日: 2006.11.03
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    古美術ミステリー。 ちょっと専門的な話も多いけど、 だましてだまされての狐の化かしあいが殺人事件と絡まってて、 どんどん読み進めてしまいました。

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    投稿日: 2006.09.21
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    贋作と大金とプライドと知識と審美眼。骨董というものには、そういったものが付随している。ミステリにはもってこい。贋作と言うだけですでにミステリだし。そこに美貌の旗師の主人公。面白かった。

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    投稿日: 2006.03.26
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    『冬狐堂』シリーズ第1作。 「旗師」と呼ばれる店舗を持たない骨董商、冬狐堂こと宇佐美陶子。国立美術大学教授の元夫仕込みの鑑定眼で、凄腕の美人古美術商として渡り歩いている。しかし、何かと黒い噂の絶えない同業者・橘薫堂に「目利き殺し」を仕掛けられ、贋作をつかまされた陶子。どうにも収まりのつかない心持ちの陶子は意趣返しの罠をしかけるが、その頃橘薫堂の外商・田倉俊子が死体で発見されて、、、。 -------------------------------------------------------------------------------- おもしろかった!!古美術の世界に巣食うのは、まさに魑魅魍魎。騙すのは日常茶飯事、騙される程度の目利きが悪い。しかし、一方で疑わしきは黒、と贋作者やそれを商う者に厳しい一面もあったり、、、。自分も贋作の世界に足を踏み入れる決心をした陶子は、その底なし沼のような深さに足を取られて行くんです。彼女の胃の痛みを一緒に感じましたよ、私は! 骨董界のこととか、贋作のこととか、すごく興味津々な話が満載というのも、楽しみの一つでした。 それと、人物の設定が現実味を帯びすぎないギリギリのラインなのが、私にとっては良かったです。こういう世界に生きる人間もいるんだよ〜、っていう異世界感が逆にいいな、と。ただ、ものすごい勢いで読んでいったんですが、最後の最後だけはちょっと「んん・・・・」。(・・・この先ネタバレは↓に反転文字で♪)でも、そこまでの勢いがすばらしかったので、◎です♪オススメ! 以下、ちょっとネタバレです。 もっと大英博物館のキュレーター細野に存在感を持たせて欲しかったんですよね〜。最後の最後で、薄れちゃった。鄭さんのキャラもね。細野はもっとどす黒さを出して欲しかった、っていうか、そうなってしまった事情と、初めて陶子と会った時の明朗さ、ってやつとのギャップに本人が苦しむようなものがあったら、超、私好みだったのに^^;。それと、鞠絵の存在がなぁ、、、。途中の描写では、不思議と人に不快感を与えない魅力みたいなのを持っていたはずなのに、最後はただの直情おばかさんじゃん^^;。

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    投稿日: 2005.07.28
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    だまし合いと駆け引きの骨董業界。事件は「目利き殺し」から始まった。古代のガラス碗の贋作に引っ掛かった陶子は贋作作りで、骨董商に仕掛け返そうとするが…。目利き殺しと贋作売買事件との関連は…。 【感想】 http://plaza.rakuten.co.jp/tarotadasuke/diary/200505270000/

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    投稿日: 2005.06.30
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    贋作事情がすこしわかった。すごい奥がふかくておもしろい。あいあかわらず登場人物がすきじゃないけど。 でもわりと読める

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    投稿日: 2005.06.25