雑誌「週刊ヤングジャンプ」等で連載されていた横槍メンゴ(作画)、岡本倫(原作)による「君は淫らな僕の女王」の第2巻です。名門私立高校に通う家柄も容姿も成績も完璧なお嬢様昴を追いかけて同じ学校に進学した幼馴染アキラの恋愛物語です。全米がスタンディングオベーションです。物語としては1巻でまとまっているので、その後の2人はどうなったかという後日談的なノリです。前巻で耐性もつき、少しくらいでは驚かない自信がありましたが予想を越えるバカな内容でした(誉め言葉)。ちゃんと最後まで純愛をつらぬいた2人に祝福を。

最終巻。前巻で終わりかと思ったらまさかのこれが最終巻。4年半ぶりの新巻だとか。前巻でやっとくっついたのに、これからどうするのかと思ったら禁欲。もげるとは。我慢しなくちゃいけなくて狂ってくる昴面白かった。昴の妹が出てきたり、最後の最後はやっぱり前巻で歯切れの悪い終わり方をしたおじさん婚約者が。枕の神様美しかった。そして最終的に優しかった。私も自制心を失くしたあっちゃんの方がいいと思う。

まさかの２巻。 よくこんな頭の悪そうな漫画で続編（しかも４年半越し？）が出せたもんだ。 ちなみに褒めてます。 こんなに頭の悪そうな内容なのに、ちゃんと話が通ってるし、普通に面白い、ウソみたいな漫画だと思う。 いくらヒロインが淫乱変態でも、 　『冷凍してザーメンアイスを作ろう』 とか頭がオカシすぎる。 一緒にいると発情しまくって自制心が貯まらないとか振り切れすぎてて好き。 とはいえ、最終話は少々肩透かし感がある。 なんというか、それで解決しちゃうの？とか、後始末がわりとタイヘンそうじゃない？とか。 昴パパはもう「バレたら云々」とか「東大云々」言う資格ないのに、ちゃんと東大合格してるのが律義だよね。 真奈ちゃんは、お姉様に対してすげぇ失礼なこと言ってるの、分かってないよね。 ていうか、昴が１５歳（マジで！？）ってことは真奈ちゃんはもっと歳下（中学生）。 半ば事故とはいえ、そんな娘にぶっかけるとかアキラ君は役得すぎん？ 横槍メンゴ先生は左利き。

淫らで純愛な作品の4年半ぶりの新刊かつ最終巻。昴は家族の前ではすごい自制心を発揮するんだな。自制心を失ったあっちゃんとかレア。神様もおまけありがとう。やっぱりハッピーエンドじゃないとね。