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さくら、うるわし 左近の桜
さくら、うるわし 左近の桜
長野まゆみ/KADOKAWA
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総合評価

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    その犬に耳があるか: 左近の桜シリーズらしい短編 この川、渡るべからず: これまでと少し趣が違って感じる。骨董屋が再び出てきて嬉しい。 ありえないことについての、たとえ: 従来どおりの作風に戻った。この本で1番好きな短編。 その犬の飼い主に告ぐ: 医学生と犬のいる海辺の医院は白いひつじでも登場。医学生と医者は長野作品でお馴染みのモチーフ。柾の学生時代のきらめきをうかがい知れて嬉しい。

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    投稿日: 2025.01.29
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    2021/06/28 読了。 感想は某所のブログで書いたものの再掲です! ・良いものでしたよ~。シリーズの一番最初では16歳だった桜蔵くんは19歳(大学1年生といわれているので、推測でしか無いが)になり、長野まゆみが引いた少年と青年の境界を飛び越えて3年になる。それでも桜蔵くんはこの世ならざるものを惹き寄せてしまい、夢と現の間をたやすく飛び越えてしまう。桜蔵くん、彼は少年と青年の境界を越えてどれだけ経っても、境界線上のあやうさみたいのを裡に孕み続けるんだろうな。

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    投稿日: 2022.06.19
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    「左近の桜」「咲や、この花」に続く第3弾。この世のものではないものに毎回毎回、本当毎回巻き込まれる桜蔵。物語が夢現で読んでいると私もふわふわした感覚に陥る。読後も私も夢現、、、飄々としてるけど、ちゃんと桜蔵を助けてくれる柾が私は好きです。

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    投稿日: 2022.03.01
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    連作短編集4編。 異界と現世を行き来する桜蔵の幻想、夢の世界がなんとも妖しく、すんでのところで川を渡りそうになるのを父?の柾に救われ導かれていく構図は同じながら、桜蔵、千菊が成長していくので関係性にも変化があり、どうなっていくのかも楽しみだ。

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    投稿日: 2022.02.01