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総合評価

49件)
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    同じ女子校に通う生徒達のそれぞれの出来事を オムニバス形式で綴ったもの 高校生の頃ってこんなだったのかなー って遠い過去を思い出しながら・・・ まっすぐすぎて、 素直で潔癖でありすぎて、 傷ついたり傷つけたり 今ではその辺、うまくやれるようになった 大人になるってそういうことなのかしらね

    0
    投稿日: 2021.01.13
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    (01) およそ4人の女子高(*02)の高校生それぞれの,4章からなる物語で,家庭と社会の間にある学校,そして友人や恋人の関係が描かれる.ゆえに描かれる時間は,ある寸前でもある. 重要な演劇の寸前でもあるし,それは高校2年生から3年生へと,開き,散り,実る寸前でもある.主要な人物たちには,高校生なりのそれぞれの時間間隔がある.小学生という過去の自分,姉や年上の彼に重ねられる未来の自分,作品の中では短い時を取り上げているようでいて,過去や未来を含んだより長い時間,やや言い過ぎであるかもしれないが,永遠という無時間の中で,自分の時間が相対化されており,その引きの感覚が,作品に情動を与えている. (02) 女性性とは何か.現代のジェンダーの問題にも通じており,4人ほどの主人公たちは,それぞれ自分という不思議な存在を,高校生という枠組や社会が求める女性性の型に,うまく嵌め込めずにいることのメランコリックがある. あれでなければいけない,これでなければいけない,という制約の一方に,演劇という,あれなるもの,これなるもの,という世界を対置し,若き存在たちがそのあたりで震えている. 目鼻口が省略されるのっぺらぼう,コマ割りに顔面の口から上の鼻や目や頭が切断されるショット,この空白や枠外に読者の想像が及び,作品世界が読者それぞれによって補完されているようにも感じる.

    0
    投稿日: 2018.06.28
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    『海街diary』作者・吉田秋生の初期作品。 なんだか絵が全然違う……けど、構成や魅せ方はさすがというか。 少女が女になる時って、初潮とかロスト・ヴァージンとか、そういう生物学的なところではなく、“心が自分の女性性を受け入れた時”なんじゃないかと感じさせる話。 そう考えると、自分は二十歳を過ぎてからだったから、割と遅い方だったかな。

    0
    投稿日: 2017.02.05
  • 懐かしい

    久しぶりに読みました。 心が柔らかな少女時代の切ない気持ちを思い出します。 自分に自信が持てなくて(今も大して自信があるわけではないけど)、 ちょっとしたことにも傷ついたりして…。 時代がかわっても、ピアプレッシャーとか 悩み多い思春期を過ごしている中高生なんですよね。

    0
    投稿日: 2016.09.19
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    限られた年代・環境での同性愛という典型の話だが、女の子同士の恋愛感情を描いた先駆け的作品として必読。

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    投稿日: 2016.04.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「もう あのぎごちないキスは 二度として もらえないんだなぁって…」 吉田 秋生先生の描く女子高を舞台にした青春(?)偶像劇。ハテナが入るのは、女子高が舞台と言うだけあって、あんまり男性主要キャラで出てこないから。けど、思春期って、たぶんこんな感じ。せつねーっす。 ちなみに女子高育ちですが文化祭を見に来てくれる彼氏はいませんでした。 吉田先生の作品には「はっ」とさせられることがしばしば。私も女の前で風俗の話する男ぁ、ごめんだぜ 。AVはゆるすがな

    1
    投稿日: 2014.09.18
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    女の子、女子、女、オンナって全部違う生き物だけどひとつの囲い(学校とかクラスとかヒエラルキーとか)に囲われても共存できうるのはすごい。だからその内で理解できないことがあっても特段不思議な、それによって苛立つことなど何もない。

    1
    投稿日: 2014.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ほとんどの作品には、人生のうちで読むべき旬があるように思う。幼い頃に読むべき本、思春期に入って読むべき本、成年後に読むべき本、老年に入って読むべき本……。この作品は、珍しく読むタイミングを選ばない本なのではないかな。青春時代に読んで自分を重ねてもよいし、成年後に過ぎ去った時代を思い出しながら読むのもよいんだろう。懐かしい気持ちになった。吉田秋生の作品はハズレが少ないけど、その中でもこれは名作だ。 元ネタの櫻の園を読んでいないのだけど、読んでいたらもっとこの作品を楽しめたんだろうな。

    0
    投稿日: 2013.05.27
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    舞台は女子校だけどそれぞれの悩みや葛藤は女子校だからと言うことでもない感じ。10代の危なかっしさとかズルさとか不器用さとか。

    1
    投稿日: 2013.04.10
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    評判が高いので、手を出した。読み始めた時は、何でそんなに良いと云われるのかピンとこなかったが。もっと、乙女チックな画風かと思っていた。少女達の顔の書きわけがあまり巧くないんじゃないかな。 チェーホフの櫻の園を演ずる伝統がある女子高校という設定だが、チェーホフの劇に重なる部分があるわけじゃ無かった。やがて過ぎ去っていく少女時代を櫻の園と呼んでいるんでしょうね。桜の木々がもっと奇麗に描かれていたら、印象が良かったかな。 でも、なかなか女の娘は難しいもんだな。最後まで読み通すと、なるほど若い女性の共感を得たのが判った。 オジサンは30数年前の高校時代は男子校だったけど、男の子なんて単純なものだったよ。

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    投稿日: 2013.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この漫画を原作にして、中村明日美子先生にリメイクしてもらったらそれはそれはえろ素敵な雰囲気漂う女子高漫画になる気がする。 このままでも素敵なんだけどね。

    0
    投稿日: 2012.07.31
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    “数百本の桜に囲まれた丘の上の女子高校、桜華学園。花の季節になると。薄紅のかんむりをかぶっているように見え、誰が名付けたのか、そこは「桜の園」と呼ばれていた。桜華学園演劇部では,その名にちなみ春の創立祭には、必ずチェーホフの「桜の園」を上演するのが、伝統になっていた―。そんな演劇部に所属する乙女達の思春期のほのかな心情を桜の花に寄せて綴る―。”―裏表紙より。  ◇櫻の園1.花冷え  ◇櫻の園2.花紅  ◇櫻の園3.花酔い  ◇櫻の園4.花嵐  ◇スクールガール・プリンセス 満開の季節には、かすむほどの桜の木に囲まれた、女子高が舞台。少女達の思春期の悩みを描いたオムニバス作品です。 かなり昭和の香り漂う作品で、共学だったワタシには共感しかねる部分も多々あるけれど、学生時代のこんな切なさは、みんな通り過ぎてきたんじゃないかなぁ? ときどき読み返してみたくなる、なんだか卒業アルバムみたいな一冊です。

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    投稿日: 2012.07.29
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    ずっと昔から時々読み直している本です。 ほんとうに好きで好きでたまらなかったのよ というお姉さんよりどんどん年上になってしまうけれど・・・

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    投稿日: 2011.11.08
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    ありふれた青春の日々。なぜなのか「花冷え」では涙があふれた。時は流れて大人になって、思い出すその時のことを。

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    投稿日: 2011.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    櫻花学園では、チェーホフの「櫻の園」を創立記念に演劇部が上演する。校舎に「ごきげんよう」と声をかける習慣もある女子高で、櫻の園を演じる少女達を描く。少女から大人へ、細やかな心理描写がいい。

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    投稿日: 2011.08.18
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    私、この手の悩みって通ってこなかったのかしら。これがピンと来ない自分を分析したい。 女子校ストーリーよりも、最後の夫婦物語の方がぐっときた。

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    投稿日: 2011.05.09
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    桜に囲まれた女子校の演劇部で毎年繰り返す演目の「櫻の園」。 と云う舞台装置で展開する、大人への転換期を生きる少女たちの物語。 ストーリー構成と心理描写が絶妙な味わい。

    0
    投稿日: 2011.05.07
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    その女子高校は、卒業する女生徒達が毎年植える何百本の桜の木に取り囲まれ、「桜の園」と呼ばれている。 美しく咲き、ぱっと散っていく桜はまさに少女時代そのもの。 この場所で、自分の性に恋に葛藤し、少しずつ大人になった少女達。 彼女達が残した桜の木は、春には満開になり、そして散ってゆく。 今少女の人、かつて少女だった人なら誰もが共感し、 彼女達と同じ、何の目論見もない透明な涙を流せるはず。 ずっと手元に置いておきたいし、いつか娘ができたら読ませたい。 吉田先生、ありがとう。

    0
    投稿日: 2010.11.06
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    あまりにも有名な作品のため、読んだ気でいましたが、読んでいたのはチェーホフの方だけでした。 驚いたことに、芝居の内容はほとんど登場せず、芝居の練習風景や本番の様子も、ほぼ描かれていないに等しいです。 毎年恒例の芝居に向かう女学生の心理や行動に焦点が当てられています。 あくまで「櫻の園」という劇を中心としながら、実際に桜に囲まれた女学校時代を送る彼女たち。 その時しか存在しない、複雑で曖昧な感情をもてあます彼女たちを、確かな筆致で描いています。 チェーホフの「櫻の園」の、住み慣れた場所を出ていかなくてはならない没落貴族の境遇と、芝居を演じたのちに、通いなれた学校を卒業していく彼女たちの淡い寂しさがクロスされています。 その時は、不便で窮屈で、外の世界に自由を見出して憧れていても、いざ外の世界に移ってみると、今度はかつて自分がいた小さな世界がいとおしく思える、そんなノスタルジーのこもった作品です。

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    投稿日: 2010.10.04
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    一年に一回は、必ず読み返す漫画です。 そして、読むたびに胸が痛くなる漫画です。 女子には、間違いなくお勧め。 乙女心って??と思ってる思春期男子にもお勧め。「せいりだー!」などと叫んでるおバカな男子は、一生恨まれるということを学んでください(笑 連作短編の形を取った、少女漫画です。 個人的には「花紅」の杉山が一番好き。 「派手な子たち」(本人は楽しいと思ったことをやってるだけなんだけど)、と後ろ指をさされ、挙句の果てには「売春」やらダークな噂を立てられた時の、この台詞。 「マジでチャランポランをやるには このくらいでめげてはいかんのだよ」 この前向きすぎる台詞と、後姿。 どんな顔をしているのかは描かれていないところが、堪りません。演出(っていうのかな?)が上手すぎます。そしてカッコよすぎです。 気持ち的に分るというか、胸が痛くなるのは「花酔い」の志水さんの物語なんですけどね。 「女である」と意識する(される)事が何よりも嫌だった思春期。みんな、何処かしらに思春期を残したまま、大人になっていくのかもしれませんね。だから、この漫画を読むと、胸が痛くなるんでしょう。

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    投稿日: 2010.09.22
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    女くさすぎて、どきっとしてしまう。女というものの本性をこんなに鮮明に繊細に暴かれて、私はおろおろと一人で狼狽するしかなかった。すごい作品だ、これは。

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    投稿日: 2010.06.30
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    「あたしは彼女たちを嫌うのやめました 不平不満もほどほどにしようと思うし あいかわらず道草はやめられないけど なんたってあたしには気の合う女友だちがいて大好きな男の子がいて それだけでなんか世の中楽しくなるような気がするんです」

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    投稿日: 2010.03.30
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    思春期の少年少女の心の揺らぎ、みたいなものを すごくよく描いていると思う。 吉田秋生さんはアクション・SFもいいけど、 こういう何気ない日常を描いた話がすごくいい。

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    投稿日: 2010.02.07
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    チェーホフの「桜の園」をしっかり読んだので、再読。 映画にもなった作品で興味深く、購入していた。 何度目かになるが、今回は戯曲「桜の園」と絡めた視点で読んでみた。 シチュエーション的に学校自体が「桜の園」なわけだが、それが売りに出されるわけでも無い。 ただ、桜にかこまれた女子校に「桜の園」を上演する伝統がある、という設定だけのように見えるが、勝手にこじつけてみる。 今作品は、女性の少女から大人への変化を描いている。 大人になってしまう事への罪悪が、とても的を得ていて、凄いなぁと関心してしまった。 私自身が強く感じてきた事なので、多くの女性が感じている事に驚いた。 繊細な描き方に関心する。 この「変化」というのがチェーホフと関係があるような気がした。 華々しい青春の象徴のような桜の園の中で、実は大きな変化が刻一刻起きている。 というのは考え過ぎだろうか? 桜の精霊は男だ。だからこの女子校は何千もの男たちに囲まれている、というエピソードが好きだった。

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    投稿日: 2010.02.03
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    少女がオンナという生物になる過渡期を、本当に丹念に描いている作品。何と言うか……侘び寂びの世界なんですよねぇ。これは。 女子高出身の方は、より理解が深まるんじゃないかと思ったりします。

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    投稿日: 2009.11.20
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    「桜の園」と呼ばれる女子高を舞台に、性や恋、あるいは自己実現をめぐって揺れ動く少女たちの繊細な心を描く連作。 自身の若さや女性性への不安感や戸惑いが丁寧に描写されてゆく。 どの話でも、目の前の困難を、逡巡しながらも乗り越えて大人になってゆく少女たちの姿は力強い。 きっと彼女たちは“僕の周囲にいた彼女たち”なのだろう。 「次生まれ変わるなら女性に生まれてみたい」なんてことを思ってしまった。なかなかしんどそうだけど楽しそうだ。

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    投稿日: 2009.07.20
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    読もうと思いつつそのままになっていたので、映画化を期に手に取ってみました。実はもっと淡い感じの話かと思っていたのですが、結構『女』としての生々しさのある話で、私はちょっと苦手でした。でも気持ちは解る…。

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    投稿日: 2009.03.05
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    今は手元にないマンガ。 初版本を持ってました。売っちゃったけど。。。 最近2度目の?映画化みたいですね。 売らなきゃ良かったなぁ。もったいないことした。。。

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    投稿日: 2008.11.20
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    創立祭で毎年上演される「櫻の園」 その女子高演劇部員の子たち、友人、卒業生の姉など、女子の心の機微を、 生々しくも、生き生きとした感情で表現された名作。 読み終わると、いつも心がざわめいてしまう。 いつまでも、どこかで共感できる気持ちを持ち続けられたらいいな、と図々しくも願う。 最近、監督自身でリメイクされたとのこと でもでも、やっぱり、中島ひろ子が好き♪ 監督 中原俊 主演 中島ひろ子 つみきみほ 1990年

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    投稿日: 2008.11.09
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    アツコ、すぎやま、由布子、知世子。 少女から大人の女性へと変わっていく物語。 感情だけが支配する場所、夫を持たない王女たちだけの国。 未だに彼女らの不安のようなものを感じて生きてる自分。 この国はすごい心地がいい。 ・・・一種のネバーランドかね、もしかしたら。 吉田秋生ということで、Book1stにていつだったか購入。

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    投稿日: 2008.08.10
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    吉田秋生さんの描く女子校を舞台にそれぞれに主人公の変わるシリーズものの短編集。どの主人公のテーマにも共感する部分があるけど、その共感する部分がせつなく、悲しい(◆)

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    投稿日: 2008.06.24
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    この作品、無音の空間を平面上に見事に創り出しています。一つには吉田秋生の、ワンショットを切り出し繋げるような表現に負うところが大きいのでしょうが、いずれにせよこのテーマにはぴったりの雰囲気。

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    投稿日: 2008.01.13
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    いわゆる通過儀礼の物語かな。 「あのぎこちないキスはもう2度としてもらえない」 これはかなり切なくなりました。

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    投稿日: 2007.10.10
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    毎年春の創立記念日に『桜の園』を演じるのが伝統になっている女子校で、演劇部に所属する少女たちの葛藤を通じて、少女たちの人間関係と心理を描く。

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    投稿日: 2007.09.21
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    「ほんとうに好きで好きでたまらなかったのよ」 《カテゴリー→女女、男女、女子校、同期》 日々の中で忘れた制服の重さは 制服を着れなくなった頃、やっと分かる。 そんな年代の人が読んでこそ泣ける。 本当に好きで好きでたまらなかった、そんな言い訳しか できないくらい無我夢中な気持ちを知ってしまったら どうしてそれを忘れられるだろう。 たとえ自分の隣に誰がいようと、その人を忘れることはできない。 それが私たちの性だと思う。

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    投稿日: 2007.07.28
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    この作者のの鎌倉シリーズ(ラバーズ・キス)とかの普通の高校生ものが好きです。ひりひりする気持ちとか、それがほどける瞬間とか、ものすっごく素敵です。おまけマンガの「その後のシンデレラ」的なお話もとても素敵。ありふれた日常にも物語はひそんでいるのです。多分。

    1
    投稿日: 2007.07.14
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    私の好きな吉田秋生作品。女の心をこんなにすらっと描ける人を他にまだ知りません。一話ごとに主人公がかわっていくけれども、そのそれぞれのエピソードがとてもピンとくる。誰でも一話くらいは共鳴する話があると思う。女子は是非男子も読めばいいとおもう。なんどもなんども読む。ごきげんよう。

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    投稿日: 2007.06.20
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    今の思春期の女の子達もこんな風に思うんだろうか?と少し疑問は抱いてしまうものの、乙女の心の繊細な不安や悩みを綺麗に描ききっていると思います。 暖かくて、思春期をすぎた自分にとっては懐かしくなる本です。

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    投稿日: 2007.06.09
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    チェーホフの話ではないです。女子高の演劇部のお話。「おんなのこって愛しい」と思った。吉田秋生って一体何者なんだろう。

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    投稿日: 2006.10.12
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    これは是非とも読んでみてほしいです。。絶賛です。。前回、吉田秋生は女の人とは思えないほど男のことをわかってると書いたけれど、これ読んだら、それでもやっぱり女の人なんだなぁ、と思った。男のこともわかってるけれど、その上、女のことはもっともっとわかってる。あたしは女じゃないからあれだけど、そう感じた。そっか、女のことなんてわかりきってるからこそ、男の視点を研ぎ澄ませた作品を描いたのか。なんて思ったり。魚喃も軽く飛び越えるレベルだと思う。。(06/2/12)

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    投稿日: 2006.03.31
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    「河よりも長く..」が男子高校生を描いているものだとすれば、これは女子高校生たちのオムニバス形式の物語。 思春期の頃は些細なことで傷つき、悩んでいた。いつまでこの苦しみが続くんだろうと思っていたが、思い返せば長い人生であんな繊細な感情を持つ時期はほんの一瞬だ。少女から女性に変わる正にその一瞬の時期を見事に描き出している作品。それぞれの短編につけられた題名もいい。中でも「花冷え」に関してはネットをざっと見ても非常に評価が高い。私も勿論「花冷え」を含む全ての物語が好きだが、初読の時は「花酔い」で初恋のお兄ちゃんの前で清水さんが泣いてしまうシーンにぐっときた。当時彼女達と同じくらいの年齢だった私は「そうだよね、これは泣くよ」と頷いた覚えがある。何故なのか理由はうまく言葉で説明できないのだが、これを丁寧に描き出す吉田秋生はすごいなと思う。

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    投稿日: 2006.03.22
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    どうしようもない、逃げられない、女としてのたくさんの感情。 あの子も、あの子も、わたしに似ている。とそう感じられるはず。とにかく素晴らしい。女ならよめ!ラストがとくに素晴らしいとおもったなー。これはすごい。

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    投稿日: 2005.10.22
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    思春期の少女の恋がリアルに描かれた作品です。 時代は違っても考える事は同じだなって思いますね。 私が小さくて可愛い女の子だったら誰か好きになってくれたかな とかね。 切ないぜチクショー! おーんT_T

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    投稿日: 2005.08.15
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    「しかしマジでチャランポランをやるにはこのぐらいでめげてはいかんのだよ」(p85) 「少女」の物語。チェーホフの名作「桜の園」を演じる少女達の、役柄と本人の重なり合い、女性性についてのとまどい、そして同性・異性への感情。そんな内容。登場人物はほぼ同じなんだけど、連作短編とでも云うべき、少しずつ内容がリンクしていく、その感じが素敵。

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    投稿日: 2005.07.23
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    作品だけがもつ時間の流れがあります。小学生のときに購入して以来、何回もの書棚整理をくぐりぬけ、いまだ書棚に並んでいます。映画も別の味わいがあっていーのです。

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    投稿日: 2005.05.03
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    吉田秋生の青春モノはとても良いものが多いのですがこちらも秀作です。BANANAHISHとはまた違った雰囲気の一冊。思春期の少女達の心の動きがとても瑞々しくキレイに描かれています。静かな雰囲気の中揺れ動く少女達の気持ちは心地よい波紋となってこちら側に届きます。「櫻の園」とはチェーホフのあれです。

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    投稿日: 2004.12.20
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    時代は違えど、思春期というのはいつの頃も似たようなものだなと思う。私は共学に通っていたけれど、もしあの頃、女子高に通っていたら何かが違っていただろうか。

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    投稿日: 2004.11.29
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    櫻の園と呼ばれる女子高校の少女たちの話。すこし時代背景が古いこともあってか、郷愁を誘う。思春期ってこういう時期だな、と思う。

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    投稿日: 2004.10.26
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    映画にもなりました。吉田秋生さんのマンガも短編のほうが好きです。この本は構成がすごくいいと思うのです。

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    投稿日: 2004.10.14