
総合評価
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powered by ブクログ9年間連れ添った イギリス人の夫に離婚を言い渡され、 同時に職も失ってしまった、 弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂、 踏んだり蹴ったり状態の日本人女性(37歳)が、 サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を ひとりで歩いた旅の記録です。 サンティアゴ・デ・コンポステーラとは、 イエスの十二使徒のひとり、 聖ヤコブ(サンティアゴ)の 遺骸があるとされる場所で、 ローマ、エルサレムと並ぶ キリスト教三大巡礼地のひとつとされています。 著者はスペインとフランスの国境近くの町 サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから ピレネー山脈を越えて、 サンティアゴ・デ・コンポステーラに至り、 さらにそこから 地の果てと呼ばれるフィステーラ岬まで、 約900キロの道のりを 44日かけて歩いていて、 本書では主に そこで出会った人たちとの交流が綴られています。 旅のゴールに近づくにつれて、 日本に帰りたくない、 このまま歩き続けたい・・・ という気持ちが描かれていますが、 その心中お察しします。 著者は帰国後、 四国の霊場108ヶ所を巡る1,400キロの道を歩き、 元夫との出会いの場であるインドへ赴き、 そのあとシルクロードを旅しておられます。 シルクロード旅の最終目的地ローマでは、 カミーノで知り合った人たちと再会。 旅の途中で知り合った人たちが、 生涯の友になるなんて素敵です。 旅はよく人生の縮図というふうに例えられますが、 放浪し続ける人生というのも良いですね。 自分も含め多くの人は、 最初の一歩が踏み出せないから、 憧れで終わってしまうのでしょうね。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
0投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログブチギレながらの語りが面白かった。 いずれ歩きたいのだが、著者のようにコミュニケーションは取れないし、と誰かと話すことになるシュチュエーションを想像し、及び腰になってしまった。
0投稿日: 2024.03.09
powered by ブクログ巡礼の道と言えば、日本ではまず四国のお遍路さんだが、世界に目を向ければスペイン・サンティアゴを目指す巡礼の道だ。著者は失業の危機と離婚の傷心を携え巡礼の道に立った。 無信心で土地勘のない当方は、巡礼旅の記録というより、単にロングトレイルのエッセイとして読み始めた。書かれている内容も宗教色は薄く、毎日の出来事を面白く読み進めることができる。 旅の顛末は十分興味深く面白い。 今日はどこに泊まろうか、明日はどこへ行こうかという旅に出たい思いが強くなった。漂泊の想いやまず・・・だな。
0投稿日: 2023.09.17
powered by ブクログ終始、よくわからんかった。内容のない日記だった。これが本になった理由がわからず、こんなんで本になるんだ、と思った。典型的な、自分探しに陶酔する人。 契機は、旦那との離婚と失業。5週間の猶予を謎に設けてた まず動機。旦那との離婚と失業とのことだが、離婚は9年間好きじゃなかったかも、とはっきり言われたんだからそれで良くない?そのままズルズル行ってたほうが地獄だったでしょ。あと、旦那と対峙しないで歩くだけの5週間休暇に行っててるだけでただの逃げ。旦那ととことん話し合うべきでは?9年間好きじゃなかった、と言われてからどう巻き返そうとしてどうしたいのかよくわからんが。自分の見る目は間違ってない、ということを証明したいの? 失業はライターの特性でただの先細っただけ。失業とは言わないと思う。 道中。それぞれの出会いが結局なんだったの?ふつうに思い出話?"ありました""笑いました"、で? わたしがやる理由はいまのところないが、やるにしても、この本は反面教師だと思う。現実逃避的な理由でお遍路は良くない。 映画『星の旅人たち』『オンザロード』はかなり面白かったからオススメ。
1投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログ初対面の外国人と気さくに話せる性格が羨ましいと思いました。 カミーノをやってみたいけど、自分には無理です。。
0投稿日: 2023.02.25
powered by ブクログランナーズハイならぬ巡礼路ハイで最初は文章が読みにくいと感じます。 でも段々自分も同じように旅してるような錯覚に陥り、意味のわからないダジャレも笑えるようになりました。 「ふさわし人はしかるべき時にきっと現れる、そういうものなの」 旅で出会ったおばさまの言葉がとても印象に残りました。 世界の遠い所にカミーノのような場所があると知れただけでもこの本を読んでよかった!
0投稿日: 2023.01.24
powered by ブクログカミーノ懐かしい。また行きたいなー 無心になって歩くの思い出した。今度は100キロじゃなくてもっと歩きたい。公共のアルベルゲ泊まらなかったけど、それはそれで楽しかったんかな〜
0投稿日: 2022.08.31
powered by ブクログ離婚と失職のダブルパンチに直面した女性が、思い立って900キロに渡る徒歩巡礼の旅に出る。ピレネー山脈を越え、乾いたスペインの大地を直射日光を浴びながら歩き、安宿ではダニやシラミ、他巡礼者のイビキに悩まされる。とてもハードな旅である。 巡礼の過程で、いろいろな国の巡礼者に出会うのだが、どの方もそれぞれの事情があって歩いている。そして、クセというか特徴がありすぎて面白すぎる。ハープを担いで演奏しながら巡礼する人、写真を撮っている人、愛馬と巡礼する人、巡礼者同士で恋に落ちる人・・・ 主人公がいろいろな人とコミュニケーションを取りながら、常識ある態度だとか、奥ゆかしさとか、恥じらいを捨てて、自分をさらけ出しながら歩き続けていく。 ちょっとだけネタバレだが、巡礼をやり遂げた瞬間というのは、決して「巡礼を通して劇的に生まれ変わったとか、人生が開けた」といった感動的なものでは無いのだろう。その部分の描写はリアリティがあった。 ただし、世界各国から集まった「巡礼」という共通のミッションを持つ人たちが、言葉の壁を越えて濃密なコミュニケーションを取り、励まし合うような場所があることを知って、正直驚いた。 自分はこれまで海外旅行に行くたびに、ガイドブックばかり見ていて、誰かとコミュニケーションを取ることを避けていたので、巡礼はとてもハードルが高い。けれども、将来2週間以上のまとまった休みが取れたら、100キロだけでも良いから、いつか現地で歩いてみたいと思う。
7投稿日: 2022.08.28
powered by ブクログいやー、こんな軽い読みものを読むのにえらく苦労してしまいました。 イギリス人夫に離婚を言い渡された作者が傷心、結婚破綻、仕事なしの状態で挑んだ900キロの旅は、信者にとってはそれなりに崇高なものであるはずの巡礼のイメージをひっくり返してくれた笑。作者も作者まわりの登場人物も割といい加減笑。 多分普通に作者のノリは私にはあまり合わないけれど、カミーノデサンティアゴの巡礼の真面目の話ならそれはそれで読み切らないと思うので、それに比べたらこれは面白い読みものでした。 ちょっと日本では考えられないような異文化交流と当たり前の個人主義と自由に目が白黒してしまいますが、こんな体験ができるなんて素晴らしい。 私には絶対に無理なので読めただけでもうれしいかな。
14投稿日: 2020.12.08
powered by ブクログ楽しく面白くちょっとだけ物悲しいカミーノ記。真面目なカミーノ記とは一味違う、楽しさに焦点がよく当たっている。カミーノに行ってみたいと思うとともに、気楽にはいけないなぁなどとも思ってしまう。なぜ、カミーノに来たの?と問われて、観光だから。。とは言いづらい。
2投稿日: 2018.11.12
powered by ブクログスペイン巡礼をこの本で初めて知りました。年齢、国籍が様々な人達との交流はとても楽しそう!ただの観光ではなく、人と人との出会いがある「旅」って素敵だなと思いました。巡礼自体はかなりハードそうなので、なかなか挑戦しようとはなりませんが、人生いったんリセットしたいときにはいいかも(^^;
2投稿日: 2018.02.05
powered by ブクログスペインに巡礼地がある事を初めて知った。しかも、堅苦しい感じではなく、ひたすら山歩き。ワインを飲んだり、世界中の人々と出会ったり、なかなか楽しそうな内容だった。
1投稿日: 2017.10.28興味深い内容
でも、話がトントン拍子に進んでいくので、現実感があまり感じられないですね。 心の中はどうなの?って思いました。
0投稿日: 2017.06.12
powered by ブクログ2014/08/25読了。 オーストラリア旅行中に。 旅の話が読みたくて手にとった本。 面白かった。暑い空気とか伝わってくる感じ。 歩く旅は…いいかな。でも旅行はやっぱりすき!
2投稿日: 2014.08.28
powered by ブクログイタリアのサン・ジャン・ピエ・ド・ポーからスペインのフィステーラ岬までの900キロを歩く巡礼の旅、カミーノ。 離婚を告げられたイギリス夫を忘れるためにカミーノをしに来た日本人女性の旅ルポです。 世界各国から様々な理由で道に集まるペリグリーノたち、彼らからもらう優しさやアドバイス。 >カミーノでは、必要なものすべてを手に入れることができる この格言、素敵です。 ファッキン口語体、かつノリがちょっと古くてあまり好きな文章ではありませんが、カミーノを教えてくれた作者に感謝。 いつか行ってみたい場所リストに入れときます。
2投稿日: 2013.10.07
