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総合評価

189件)
3.6
22
70
71
8
2
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    ひたむきな人生 死ぬ理由がなければ、生きる理由があるわけでもない。 人生という物語に大きなことは起きないかもしれないけれど、そこには人それぞれ様々な生き様、人生があると思わせる小説

    0
    投稿日: 2025.11.06
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    自分の話ではないのに、自分の事を言われてる気分になる。刺さるんだよなあ~。 悲しい雰囲気が漂ってるけど、最後は温かさに包まれる。 日常の中にある誰もが知ってる感情とか風景が描かれてる。 ザ・重松清を感じられる。

    0
    投稿日: 2025.08.21
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    ■一言で言うと なるほど ■もう少し詳しく言うと あとがきにある 息をするように「お話」を書きたい なるほど 重松清作品て、こちらも息を吸うよう読める 構えずに自然に入ってくるお話 望郷波止場が好き

    0
    投稿日: 2025.04.11
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    色々な世代の人生の一部分にスポットライトを当てた短編集。 どの世代もみんな、悩みながら迷いながら生きている。 そうやって人生は続く。 どの話も終わり方が良い。 読み終えた時にはちょっと良い気分になれる。 悪くない。

    0
    投稿日: 2025.04.06
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    ★3.5 短編面白かった それぞれの人生があって、ノンフィクションのよう 「メグちゃん危機一髪」は、切なさとこれからの人生頑張れ!と言う応援の気持ちでいっぱいになった 「みぞれ」は親が年をとった時 これから私も直面する事だなと、、、 人ごとではないなと思いながら読みました

    91
    投稿日: 2025.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    命とか人間関係を題材にした短編集。 あとがきにもあったが、どれもわりと地に足がついていて空想ではないリアルなお話しだった。 個人的に刺さったのは、架空の息子と飼い犬をめぐる「石の女」と老齢の両親を故郷にかかえる「みぞれ」の二つ。 前者の面白さは社会的には少し古い考えかもしれないが跡継ぎを欲する両親からの抑圧や子供がいて当たり前という中での不妊夫婦の生きづらさが妙なリアリティがあってモヤっとするところ。 後者は完全に自分を投影してしまったが、脳梗塞で後遺症を持つ父とそれを支える母の老老介護のあり方と思い通りにならない苛立ちと少しの虚しさがすごく刺さった。

    1
    投稿日: 2024.12.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の日常でもありえそうな話がいくつかあって、それぞれの人物の感情の動きがわかった部分と、私はまだわからない部分とがあった。もう少し大人になったらわかるかもしれない。「ひとしずく」は朝読んでいたけれど、寝起きの頭でも腹立たしく感じた。きっとこの話はしばらく経っても憶えていると思う。

    1
    投稿日: 2024.09.10
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    真っ暗でも、薄暗くても、晴れているけど天気予報は下り坂だとしても、どのような状況でも希望と失望は同居している。希望にすがる時もあれば失望から逃れられない時もある。でもいかなる時にもわずかでも希望を示し続ける物語でした。

    0
    投稿日: 2024.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Iwakuma 借りた本 読みやすい短編集 誰かを信じることって、ゲームじゃないと思う 子供ができない夫婦の短編 ひとしずく 物悲しさある

    0
    投稿日: 2024.08.12
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    短編集で読みやすい。日常の何気ないできごとの中に深い物語が存在する。とても心に染みる作品ばかりである。

    0
    投稿日: 2024.04.13
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    短編集。 ラストのタイトルにもなっている『みぞれ』と、ラス前の『ひとしずく』が良かった。特に、ひとしずくが良かった。 重松さんは、子どもの話もとってもいいんだけど、中年男性の話もとってもいい。

    0
    投稿日: 2024.03.23
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    どこかで、どこかの家で起こりっていそうなエピソードが散りばめられている。短編集なので、すぐその世界に入れる。そして、読んだ後じんわりする…少し時代が古い感じがするが、それがいい。

    0
    投稿日: 2024.01.02
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    11個の短編小説が詰まった本です。 最後の2つの物語はほっこりしました。 (特に1番最後) 重松清の面白さはあんまりなかったかなあ、、 自分の好みや自分の気付きがないだけかもしれないが。 人間いつまでも永遠に若くいられるわけじゃなく、誰だって歳をとり、老いていつかは永遠にいなくなってしまう。そんな事実を改めて感じさせられ、時間が過ぎるのはあっという間だなと。ふと気づいた時にはあの頃は〜となってしまうことが多いんだろうけど、そうなっても後悔がなるべくないように、一日一日を大切にしていきたいなあと思いました。

    0
    投稿日: 2023.11.25
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    それぞれの物語に登場する人たちの息遣いが聞こえてくるような作品でした。 短編のお話が11編集録されておりそれぞれ違う立場の人たちのお話ですが、最後は暖かい気持ちになる生きる勇気をもらえる物語でした。 重松さんにしか書けない作品です☺️

    9
    投稿日: 2023.07.25
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    定期的に読みたくなりますよね。 重松清さんの作品って… 個人的に重松さんの大人(ミドル世代)を描く短編集って大好きです。 子供を描かせてもピカイチですが。 今回も胸に来る話が色々あり、好きなのは 砲丸ママ、遅霜おりた朝、石の女、ひとしずくなど。 やっぱり良いですね。ただ本作に収録されているものは温かい感動よりも寂しくて胸が痛む作品が多かったような気がします。

    7
    投稿日: 2022.12.17
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    1999年から2007年に書かれたお話をまとめた短編集。特に連作でも、関連性もない。 重松清さんいわく、「不揃いな息遣いの、その揺らぎを楽しんでいただけないかと考えた」とのこと。 主人公も、大学生や、主婦や、中年サラリーマンや、若い働く女性、など様々。 正反対なセッカチな夫との暮らしを書いた「電光セッカチ」、かつての演歌歌手を20年ぶりにステージに立たせるべく奮闘する「望郷波止場」、子供がいないけどすごく良い関係の夫婦と、空気の読めない義弟とのやりとりを描いた「ひとしずく」が良かったかな。 重松さんの短編集は、たまに読みたくなりますね。

    0
    投稿日: 2022.09.08
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    「死」や身近な人に対する憤り、上手く説明出来ないようなもどかしい気持ちを描いた短編集。 ノストラダムスの大予言を信じていた少年と自分の命をおもちゃのようにゲームにしている幼なじみの少女の話 テレビ局の下請けの下請けのような小さな会社でアルバイトをする大学生が売れなくなった元アイドルのレポーターと一緒に働く話 高校時代に砲丸投げの選手だった妻とその妻のマネージャーだった夫の話 とてつもないせっかちな夫とのんびり屋の妻の夫婦のすれ違いの話 元教師のタクシードライバーが不良に見える少年少女をタクシーにのせる話 不妊に悩む夫婦が愛犬を「息子」と言ってしまった嘘から自分達を苦しめていく話 リストラの不安に怯える中年サラリーマンが目黒川に迷い込んだアザラシに自身を投影していく話 情けない自分自身を変えたい!と家出した少年の話 一発屋だった元演歌歌手が一夜限りのバラエティ番組に引っ張り出される話 妻の誕生日のために一生懸命用意したプレゼントを無神経な義弟に台無しにされる話 実家に帰るたびに老いていく父母を、心配に思う気持ちと疎ましく思う気持ちが綯い交ぜになっていく中年男の話

    0
    投稿日: 2022.08.26
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    短編集。それぞれの物語に共感でき、切なさが残る様なホッコリできる様な話ばかり。 また、時間を置いて読み返したいと思う一冊になった。

    1
    投稿日: 2022.06.11
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    オムニバス小説。 どの話にも「死」や「生命」が漂っていた。 みぞれに関して、「死にたがっているのかと思った」や「楽しみがないのに生きていたい?」など、頭の中でパッと浮かぶ、オブラートに包む前のストレートな言葉たちが印象的。いじめの対象や他人ではなく、愛する親族に向けているからこそ、様々な意味を纏っていて胸が熱くなった。

    0
    投稿日: 2022.06.09
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    11の短編でなる物語です。短いストーリーなので読みやすいです。 私は砲丸ママが好きでした。砲丸投げが特技のママに対して、特技のないパパ。 息子の作文の中で出番のないパパのためにいろいろ考える砲丸ママがかわいい。 そして息子の作文が面白かったです。

    0
    投稿日: 2022.05.19
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    石の女で大号泣。全ての話が面白かったですし、寝に染みたり、ほっこり笑えたり。本当に良い読書時間でした。人に薦めたい本、ナンバーワンかもしれません。皆さん、読んでもらいたいです。

    4
    投稿日: 2022.04.17
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    重松せんせいの短編集。「ひとしずく」と「みぞれ」が個人的なお気に入りです。数年前に読んだ時、「みぞれ」なんて意味不明で、主人公の気持ちは理解不能だったけど、この数年で知ってる人が亡くなることが増えてきて、自分自身の一生って実はそんなに長いものじゃないんだとか、与えられたいのちに尊くないものなんて1つもないんだとか、そういうことを考えてきたのでとても心に沁みました。どのお話も、抱えた問題が最後に解決方向に向かうわけではないけれど、それでもじんわり心の中で溶けていくようなものでした。

    0
    投稿日: 2022.03.31
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    重松清の短編集。 あとがきで「小説」と「お話」を次のように対比している。 『息をするように「お話」を書きたい。(中略)虚構の世界をきっちりとつくりこみ、語り方をさまざまにたくらんだ「小説」の素晴らしさについては、読み手として強く憧れている。それでも、時代や社会ー要は世間の中から生み出される、暮らしと地続きの「お話」だって捨てたものではない。書き手としての自分は、むしろそちらのほうに強く惹かれているのだとも思う。』 膝を打つ表現だ。これだから重松清の「お話」は止められない。

    0
    投稿日: 2022.01.23
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    11編の短編集。短編なのでのめり込むほど面白いというわけではないが、ほろっとくる話がいくつかあった。

    0
    投稿日: 2021.08.18
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    どこにでもありそうな悩みを少し非現実な設定で描いているように思う。それぞれの主人公は普通の状況から始まり、少しの変化により悩みを持つようになり、少しの行動と周りの影響で、少しだけ強くなる。人生はまさにそういう少しの変化の積み重ねだと考えさせてくれた。

    0
    投稿日: 2021.06.08
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    ほろっとくる話や暖かな話で連なる11作の短編集。好きな作家は?と聞かれたら毎回挙げてる好きな作家。大人から少年まで描かれる登場人物がとても好き。共感できることや考えさせられることも多い。今作もそう。自分にもこんなとこあるなとか登場人物に感情移入して読んだ。

    0
    投稿日: 2021.06.08
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    年齢も境遇も様々な11人を主人公に、それぞれの人生をありのまま描いた短編集。 "死"をテーマにしているのに"生"について考えさせられるような、全体を通してあたたかいお話だった。 個人的には、特に「拝啓ノストラダムス様」に引き込まれた。

    0
    投稿日: 2020.12.30
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    なんてことない毎日の中に、良くも悪くもちょっとだけ特別な日ってたまに訪れますよね。 そんな日のお話です。 些細な心情描写に流石の一言。

    15
    投稿日: 2020.08.27
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    些細だけど、大事な日常。それが少し崩れるとき。いつかそんな日が、と不安に思っていた日は時折、本当にやってくる。全然、ドラマチックなんかじゃなく。ただ、自然に、当たり前のように、日常は崩れる。そんな微妙なバランスの上で成り立っている日常を生きている。後悔したって、もう崩れる前には戻れない。 だけど、崩れたって案外なんとかなる。崩れたからこそ、そこから歩き出す一歩は強い。日常を壊すきっかけはそこら中に転がっていて、いつかその日が、と怯えながら暮らしているから、日常が崩れてしまったとき、諦めや後悔とともに少し安心するのかもしれない。それでまた、新しい日常に戻っていく。新しい日常を迎えられた人達はきっと強い。

    1
    投稿日: 2020.07.13
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    「本社の課長に選ばれたんじゃなくて、リストラ社員に選ばれなかった。オレはお前の代わりになれない。だけど、お前はオレの代わりにいつでもなれる」 積極的推薦なのか、消去法なのか。選ばれたという事実だけで一喜一憂してはならない。 「父は強いふりをした弱い人だった」

    0
    投稿日: 2020.05.13
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    「石の女」がいつまでもいつまでも忘れられない。 石女、うまずめ。 ひとりぼっちで涙を流した人がいったいどれだけいるだろう。 私はこのお話をはじめ、みぞれに収録された短編に多く希望をもらいました。

    0
    投稿日: 2020.04.09
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    様々な人物の日常を心温まるストーリーとして表現する重松清の短編集。 何の前触れもなく自殺を図った高校生の幼なじみ、 テレビ業界の現実に戸惑う女子大生、 セッカチな夫と夫婦の溝を感じ始めた主婦、 かつての夢に挫折した中年タクシードライバー、 同期の社員か自分か…二人に一人のリストラに苦しむサラリーマン、 晩年を迎えた父への複雑な思いを抱く息子――― 甘くはない現実、しかしその中にあるわずかな光を垣間見ることができる。 オススメは 『拝啓ノストラダムス様』 『遅霜おりた朝』 『ひとしずく』 そして表題作『みぞれ』

    0
    投稿日: 2020.03.17
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    特に、『石の女』は、13歳のハスキー、龍之介くんがパオちゃんと重なった。人間と犬だって、立派な家族だ 『ひとしずく』に出てくるような夫婦になりたいなあ

    0
    投稿日: 2020.01.03
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    ちょっと暖まりたいなぁと思ったときに、よく手に取るのが 重松さんの本。 この短編集もそんな気持ちにきちんと応えてくれた。 劇的な感動とかではなくて、小さくほっこりする、軽くじん とくる、そんな11篇。 読後、なんとなく優しい気持ちになった。。

    0
    投稿日: 2018.11.18
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    みぞれ、とてもいい話だったな。 この人はやはり、こう父と子、そしてそれを見守る母を描くのがとても上手だ。ちょっと感傷的になりすぎてしまうのが、重松イズムだなぁ

    0
    投稿日: 2018.07.03
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    家族描写だよなあと …どうも重松清の作品は最後まで読めない。途中で飽きてしまう。今回も途中まで。申し訳ない。

    0
    投稿日: 2018.01.12
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    悔しいよなあ.....なあ、悔しいよなあ、こんな目に遭っても会社辞められないって.....悔しいよなあ、それ……

    0
    投稿日: 2017.08.22
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    様々な年代を主人公にした短編集。コメディあり、シリアスあり。誰もが経験したかも知れない事、するかも知れない事。妙な現実感。様々な読み手に答える網羅性とでも言うのだろうか。相変わらず重松清はうまいな。個人的にはやはり最後の「みぞれ」が一番グッと来たかな。同じような年齢で、同じような親をもち、田舎と都会で暮らす。どうしようもないけど、対処していかなければならない親の介護問題。まぁなんというか負担の少ない形にもっていくしかないよね。。

    0
    投稿日: 2017.02.19
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    17/02/01 ⑨ 11の短編集。読んでて胸がきゅってなる切な悲しい話が多い。(とくに子供のいない夫婦の話とか読んでてつらい) 一個目の「拝啓ノストラダムス様」がいい。というかこれだけがいい。 ・おいこら、ノストラダムス。ほら吹きオヤジ。一九九九年七月に人類は滅亡しなかったけど、オレのすぐそばに、ひとりぼっちで滅亡したがってる奴がいるんだよ。どうすりゃいいんだよ。(P32 拝啓ノストラダムス様)

    2
    投稿日: 2017.02.01
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    短編集どの話も「重松清」だった 切ないけど最後にはほんわか優しい話 「遅霜おりた朝」家を捨てるほど好きな人のもとへ家出してしまった母が亡くなったミーコとちょっとやんちゃな彼氏のヒロ、不安神経症になり中学教師を辞め、タクシー運転手になった修二…切なくて微笑ましくて好き 「電光セッカチ」はあんなダンナはムリ〜

    0
    投稿日: 2017.01.11
  • 40代 : 人生の半ばを過ぎて、少し疲れてきてちょっとだけ人生を振り返ってみたい方にお勧め

    重松氏は短編を書かせてもいいものが多い。『その日のまえに』のようにテーマを統一して紡ぎだす短編も良いが、普通の人たちのさりげない日常を書きながら、“ちょっといい話”にする『みぞれ』も良いと思う。あとがきにも触れられているが、“息をするようにお話を書きたい”という著者の気持ちは良く分かるし、この本はまさにそんな風に書かれたと感じられる。個人的には、遅霜のおりた朝/石の女/ひとしづく/が良かった。私はとうにこの年齢を過ぎているが、少しだけ疲れてきた40代の方にお勧め!

    0
    投稿日: 2016.12.19
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    僕たちは龍之介の“両親”だ。子供に悲しい思いや寂しい思いをさせて平気な親なんて、親じゃない、ぜったいに。 ー〔石の女〕 暖かい11の短編集。

    0
    投稿日: 2016.11.25
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    日常の出来事を切りとって文章にするとこの本のようになるのだろう。主人公はいつでも自分に置き替えられる親近感と主人公を通しての物語の世界。雪よりも冷たく感じる「みぞれ」。心に降るのは陽の光か小雨か土砂降りか?それとも降りつもる雪か、みぞれか。

    0
    投稿日: 2016.11.12
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    人それぞれのいろいろな人生。ありそうな話で胸が苦しくなる。じんわりしたり、ほっこりしたり。知らない気持ちを知ることができる。どの登場人物もひたむきに明日へ希望をつないで生きている。特に好きなのは『砲丸ママ』『ひとしずく』そして『電光セッカチ』

    0
    投稿日: 2016.08.11
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    重松清の短編集。 気軽な小説が読みたくて適当に手を取ったが、短編集と知らずに買ってしまって少し後悔。本当はそこそこボリュームのある物語が読みたかった。 とはいえやはり面白いのが重松さんのすごいところだが、他の長編小説とは少し受け止め方が異なるように感じた。 本書は重松さんが1999年〜2007年の8年間に書き溜めた短編を集めた一冊となっている。 8年間の短編集ということで比較的長いスパンで書き集められたものであるが、それゆえ重松さんの視点も少しずつ変わっているのだろう。 あとがきにもあったとおり、それぞれの「お話」の息づかいの違いをリアルに感じ取るのがこの本の楽しみ方だと思う。 くだらない「お話」も腹の据えかねる「お話」もあったが、こちらもあとがきにある通り、その時々の世相がリアルに吐き出されたものとして受け取ると、作品としての面白みが増すように思った。

    0
    投稿日: 2016.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さりげない日常を切り取って、さりげなく読ませてくれる、さすがです。どれも印象的でしたが、中でも『望郷波止場』は良かったなぁ。

    0
    投稿日: 2016.02.11
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    短編集。重松さんの本ってあったかいなあ、そしてそんなに心に残らないからしばらくするとまた楽しめる。「石の女」お気に入り。

    0
    投稿日: 2015.07.17
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    「望郷波止場」大好き。 読んどって、スカッとした。 「いろいろで疲れてきた40代、なめんなよ!」って。 元気もろうた。 もちろん、私、40代ばく進中です。

    0
    投稿日: 2015.07.11
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    短編集でひとつずつに小さな感動があり温かい気持ちになります!!通勤時に読みやすく、でも、涙注意なので必死に堪えながら読みました。 時間が経って読むと、また違った気持ちになるんだろうなぁーとシミジミ家族について考えさせられた本です。

    0
    投稿日: 2015.03.03
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    短編集だが、ほんとに短編でコンパクトにまとまった作品。日常の何気ないお話がたくさん。 切なくて、重いお話もあるが、人生を長く生きているといろいろな問題や事情に立ち当るのだなと感じる。 砲丸ママ、石の女、へなちょこ立誌編、みぞれ 印象深い

    0
    投稿日: 2015.02.23
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    つらくてしんどくてどうにもならなくて、けれどかすかに希望が見える、そんな短編ばかりが集まった作品。正直読んでてしんどかった。辛く苦しいのは現実の世界だけでじゅうぶんだ。そうおもった。

    1
    投稿日: 2014.12.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    様々な家族を描いた短編集。劇的なドラマが起きるわけではなく、あたたかな日常が詰まってる。 砲丸ママは心がほっこりして、石の女は泣いたなぁ。電光セッカチは笑った。

    0
    投稿日: 2014.11.30
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    この短編集は、日常生活の中にあるちょっとした感情をピックアップしたような物語だと思いました。 現実味を帯びているような、いないような・・・。ふわふわした感じもあったかな? 特に、『石の女』がジーンときました。

    0
    投稿日: 2014.11.23
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    短編集だからもう少し先も知りたいという気持ちが残ってしまうけど、その先を読者に任せてあるのも重松清さんらしくて。う〜んと考えさせられる日常にある出来事がさらっと書かれてある。言葉にしにくい感情が巧みに表されているので、読後にはいろんな思いが湧いてくる。人に寄り添って書かれてある優しい作品ばかりです。

    1
    投稿日: 2014.10.26
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    「ひとしずく」「みぞれ」がよかった。みぞれが一番ホロっときた。「父は強い人ではなかった。強いふりをした弱い人だった」の一文が印象的。

    0
    投稿日: 2014.10.08
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    ひとつひとつが短い物語の短編集だけど、どれも長い物語のほんの一部分なんだなぁという感じです。 もっと読みたいなという作品が多くて、ちょっと物足りない感じもしました。 特にしっとりとした作品にそう思ってしまうものが多かったので、さらっと読める軽いタッチのものは素直に楽しめました。「砲丸ママ」「電光セッカチ」「へなちょこ立志篇」あたりはくすっと笑える中にも重松作品独特の聞かせるセリフなんかもあったりして面白かったです。 同じようなテーマを扱っていた「石の女」と「ひとしずく」は、前者が切なすぎたので「ひとしずく」の方が好きです。生まれない(生めない)命と年老いた家族、そして「石の女」というタイトルが重い。響く作品ではあるけれど、個人的には重すぎました。

    0
    投稿日: 2014.09.16
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    日曜日の夕刊からのスピンオフ。息をするように小説を書きたい。いやー重松清の名言だな。日常から地続きの物語。作り込まれた小説とは一味違う、リアルな物語。胸にじんわりくる大人の未熟さとか満たされない毎日とか、そんなことばかりしか書かれていないのに、ハッピーエンドで終わる小説なんて一つもないのに、その後のこの登場人物たちの人生には温かさしか感じ得ない。日常に疲弊したら、日常の外に逃げたくなる。だけど、日常の先にあるものだって悪くないなと思える。答えを求めたがるのは若い証拠。本当は人生に答えなんかないんだよなぁ。なんでも分かっていた気になっていた自分が恥ずかしいぜ。

    0
    投稿日: 2014.09.06
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    現代の日常の中に潜んでいる問題や悲しさ、切なさがそれぞれの短編に含まれている。 夫婦、親子、同級生。 それぞれに抱える問題や出来事は違うけど、それを乗り越えていける関係というのは、いつの時代も素晴らしい。 2014.8.17

    0
    投稿日: 2014.08.17
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    あーちゃん(娘・小2)の病院通院用に図書館で借りて持って行った。 トータル(長い待ち時間含む)で3時間弱、1冊読み終わった・・・・病院内で診察待ちしながら読んでるせい大なんだけど、あまり心に残らなかった・・・(苦笑。

    0
    投稿日: 2014.08.08
  • 希望へ続くショートストーリー

    大きくはないけど人生の岐路に立った人達のお話。 短編なので登場人物達の掘り下げとかはあまりありませんが、その分サラリと読めていいですね。 それでも登場人物達が自分の壁を打ち破り一歩踏み出す感じが出ているのは流石です。 でもちょっと物足りなかったかなぁー^^;

    0
    投稿日: 2014.05.03
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    へんなレビューかもしれないが この方の書く「解説」や「あとがき」が好きなんです。 だから短編集もおもしろい。 今回も「息をするように小説を書きたい」と。 ストーリーもそうだけど、日常に寄り添ってますよね。 お母さんが砲丸投げをする話がお気に入り。 「みぞれ」はなんだか痛々しかった、わかる感じで。

    0
    投稿日: 2014.04.07
  • ついつい、自分と重ねてしまう11編の物語

    16歳の少年がホームレスになる『へなちょこ立志編』が単純で一番面白いかな。

    0
    投稿日: 2014.04.07
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    冴えない中年を書かせたら右に出るものがいない重松さんの短編集。 今回の話は中年半分、若い人半分の割合。 石の女はズルい、犬ズルい。 へなちょこ立志篇はもう少しロングでもきっと面白かった。 望郷波止場は、そりゃもう泣くよね。 重松さんらしい、日常のちょっとしたあれこれを暖かく抜き取ったよい短編でした。

    0
    投稿日: 2014.03.08
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    短編集です。 すべて日常に、本当に身近に転がっていそうなお話ばかり。 ひとの弱さ、脆さを描きつつ、最後にはなんかすこーしだけ希望が見え隠れするような、そんな感じ。 『ひとしずく』が一番すき。 あとは『石の女』『砲丸ママ』『電光セッカチ』がよかったです^^

    0
    投稿日: 2014.02.06
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    TSUTAYAスタバで1話目と最終話だけ軽く読んだ。短編集はこういうときにもってこいだ。 重松清さんはいつも読みたいと思うけどなかなか手をつけられていなかった作品。 1話目は特に重くて、暗い印象。読んだ後はどうも重苦しい気持ち。最終話も重くて、やっぱり重松さんの作品は幸せになる作品ではなく苦手だな、と思っているのに、気づいたら涙があふれていた。あとがきで、息をするように文章を綴りたいと語られていたが、私がいつの間にか涙を流していた理由はここにあるのかな、と思った。

    0
    投稿日: 2014.01.19
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    かっこ悪い40-50代を優しく描いてる。 読んでいて辛い気持ちにもなるけど、肯定される安心感も、泣けてくる。 ラストのみぞれ、親の思いも、子の思いも分かって、いづれくるそのときに、思いを馳せた。 こんなにも心揺れるなんて、またしてもやられた。

    0
    投稿日: 2014.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに重松さんの本を読みました。 年の終わりにふさわしい一冊だったと、今読み終わって実感。 11の短編どれもが心に沁みわたる話で、何が一番よかったか、決められない。 そういう短編集は初めて。 面白さ、歯がゆさ、つらさ、悲しさの中で最後にそれぞれジーンとさせられるものがあって、ほんと重松さんは素晴らしい書き手さんだな~。とつくづく思った。 短編「石の女」では、年老いた龍之介という犬と、今年亡くなった私の猫とをダブらせて大泣きしてしまった。ほんと、私の娘だったからね。すごく気持ちがわかって読んでてつらかった。 今年もいい本にいっぱい巡りあえて良かったです。 来年もたくさん本を読んで、いろんな世界に入っていきたい。

    0
    投稿日: 2014.01.01
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    短編集 拝啓ノストラダムス様:死ぬ理由も生きる理由も見つからない幼馴染の二人。  正義感モバイル:業界の雨傘班と呼ばれる弱小製作プロダクションでアルバイトをしている大学生。制作側から見た正義?悪?伝えたいこと?受け入れられ方?を悟っていく。 砲丸ママ:息子の作文課題は「両親の特技」ママの特技は砲丸投げw パパは・・・?!あわてて両親はパパの特技を探す。 電光セッカチ:パパの度が過ぎた合理主義に幼い息子の体に異変が出始める。我慢が出来なくなったママは息子を連れて家出をするが・・・。  遅霜おりた朝:元熱血教師だったタクシー運転手に乗せて欲しいと言ってきたのは、自分を捨てた母親が亡くなりその元へ行きたいという少女とその友人のやんちゃな少年。 生徒たちへの信頼感が失っていた運転手だったが同じ年頃の彼等を乗せて東京から長野まで深夜、タクシーを走らせる。 石の女:子供のいない夫婦がそうと言い出せず遊びに来た友人に一芝居うつはめに。「龍之介」は飼い犬の名なのに。 メグちゃん危機一髪:どちらかがリストラされてしまう同期2人。目黒川に現れたアザラシのメグちゃん騒動の中に思うものは。 へなちょこ立志篇:まけとし、と呼ばれる勝利、高校生。勝利になるべくホームレスに弟子入りする。 望郷波止場:色物扱いされる一発屋の歌手と彼女を今も昔も支える幼馴染のおやじ3人。夢と現実に苦しむ制作会社の若者2人は彼女に出演してもらえるべく奮闘。笑顔を届ける先は?  ひとしずく:子供のいない夫婦の家に義弟とその子供たちがやってきた。2人の大切な妻の誕生日を、2人の思いを無遠慮に台無しにしていく義弟。彼等を追い返した後に残ったのは夫からのプレゼントのワインひとしずくだった。 みぞれ:妹夫婦との同居を解消して田舎に戻ってしまった年老いた両親。息子は威厳のあったかつての父と同じ歳になり見えてきたものがあった。寂しさが心配が言いたい事をぶっきらぼうな言葉に代えてしまう。 どこにでもある普通の家庭の、人の ちょっとした出来事から、 でも確実にそれまでとは違った、ほんの少し明るい方向への変化を心地よく穏やかに書いたお話たち。  

    1
    投稿日: 2013.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

     表題作よりも最初のお話がいちばん好き。  幼馴染みっていいね。  小さいころの自分を知っている人って  なんか特別だよね。  無条件で信じたくなっちゃう。  相手にも変わっていないでねって思うけど。  あの男の子、よくやった!  どんな思いでカプセルにビタミン剤詰めてたろうね。  無理やり止めさせるわけでなく、  きれいごとを並べて説得するでもなく、  何も言わずそっと薬をすり替えて渡した。  少女は薬を飲み続ける。  最後の3つになるまで。  少年は祈り続ける。  少女が心変わりしてくれるようにと。  うーん、ほんとよくやった!少年!

    0
    投稿日: 2013.10.06
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    あぁ、重松さんらしいな…と思わされる短編集。 高校生や元アイドル、夫婦、リストラ候補のサラリーマン…悲しい現実があっても、それを受け入れてやっていくほかない人々。希望を残して終わらせるのは重松さんの優しさだけど、リアルにはそれもなかったりするのかな。 子供に恵まれない夫婦のお話が二篇あり、悪気の有無は別にしても彼らを傷つける無神経な人々の言動に本気で腹が立った。未婚の私ですら感じるのだから当事者なら尚更だろうな… 卵子凍結保存とかしておくべきなのだろうか…。

    5
    投稿日: 2013.09.20
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    いつもの重松清さんの作品とは少し違った印象がありました。 短編集だからということもあるのでしょうか? 特に印象的だったのは、「石の女」です。 犬の龍之介にホロリとしました。

    0
    投稿日: 2013.08.18
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    重松氏にしては、すこしだけ軽い読後感のする 書き下ろし短編集。 全部がもろ手のハッピーエンドというわけではないけれど、 どこか重い情感を残す作品が多い重松氏の ほかの作品に比べると、 さらりとしている…さらりとしすぎているかも。

    1
    投稿日: 2013.06.16
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    あなたに似た人が、ここにいる―。幼なじみの 少女が自殺未遂、戸惑いながら「死」と向き合う高校1年生の少年。結婚7年目、セッカチ な夫に最近うんざりしてきた妻。子供がいな いとつい言えなくて、一芝居うつ羽目に陥っ た夫婦。どちらかがリストラされる岐路に立 たされた40歳の同期社員。晩年を迎えた父 に、複雑な思いを抱く43歳の息子…。ひたむき な人生を、暖かなまなざしでとらえた11の物 語。文庫オリジナル短編集。 ーーーーーーーーーーーーー おもしろかったー! 短編だから読みやすいし、それでいてそれぞれテーマがはっきりしっかりでわかりやすくてたのしかった! あのー、物語のあるワインをガブガブのむ義弟のとこ…あのはなしはすつごいイライラしたね… そう思わせないといけないんだろうけと、まんまとイライラした。 期間限定で家出する話もなかなかすきだよ

    1
    投稿日: 2013.05.10
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    全11ストーリーの短編集。 どれも日常の些細な…、「あぁ、こういうケースってあるよね」と 思える事柄を題材として書かれています。 基本的には短編より長編の方が話が盛り上がっていく過程が 好きなんだけど、これは「さすが重松さん…」と思える作品。 実は2度目なんだけど、 これは1度目より2度目の方が身体にしみる気がする(笑) その時の自分の気持ちだったり、 年齢もあるのかもだけど! セッカチな旦那に限界を感じている妻だったり(オチあり)、 つい愛犬を息子として友達に話をしてしまった妻だったり、 老いてしまった昔は怖かったお父さんに対する息子だったり…。 どの話もそれぞれの主人公目線で 生き生きと描かれているのは「さすが、重松さん!」な作品です。 重い長編は気分じゃないとき等には ちょうど良いボリュームかも。

    0
    投稿日: 2013.04.25
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    普通の人の暮らしと地続きのいろいろな物語を収めている短編集。リストラの嵐にさらされている同期の課長の話や、演歌歌手を復活させる番組を任された若手の話など、温かいストーリーが多い。

    0
    投稿日: 2013.04.07
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    全然異なる11の世界なんだけれども 次の話が始まるごとに すぐその景色が見える。 さすが。

    0
    投稿日: 2013.03.06
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    11もの短編集なので、時間がそれほどない時でも さくっと読めてよかったです。 最後から2番目、ひとしずく。 あぁこういう人いるよね、と思いました。 自分に甘々、人に厳しく…というより、気に入らない事があったら そっちが悪いとばかりに怒りだす人。 そしてこちらの都合をまったく考えない人。 関わり合いたくないですが、親戚はどうしようもないです。 どれもこれも、どこかに転がっていそうな人間関係と思考回路。 特に最初の『ノストラダム○』は、こう考えているのがいました! その後のつけで、慌てて勉強するのもいましたが そのまんましなかったのですね、この少年はw

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    投稿日: 2013.02.26
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    リアルなお話。 どれも現実にあるような話ばかりで頭の中に場面が浮かぶ。人生って色々だ。 2013/2/21

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    投稿日: 2013.02.22
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    勝手に重松清強化月間と称して読了。 重松清さん独特の胸が痛さはあるけど、でもなんだかかわいい話の短篇集でした。

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    投稿日: 2013.02.20
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    『息をするように お話 を書きたい』とあとがきで筆者が言っていた。日々の生活の中での、もしかしたら、今、隣りに座っている人のことかも…。 自分ではよく分からないけど、人生ってドラマチックなんだ。

    0
    投稿日: 2013.02.09
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    短編小説。とても読みやすくどんどん読み進めてしまうのは、筆者の表現法方が巧みなためだと思う。 最後のみぞれは、人生における『幸せ』とはなにか?考えさせられた。

    0
    投稿日: 2013.02.05
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    重松さんは長編より、 こんな短編集の方がイイ気がする。 何か事件があるわけじゃなくて、 変哲もないありふれた毎日の中を、 ちょこっと切り取ってお話にしている感じで。 だから、どのお話を読んでいても、 よくある話。 つまらない・・・??? そんなことはない。 当たり前の日常なのに、 どうして気付かなかったんだろう? なんでこんなに切ないんだろう? そんなことを胸に抱きながら、読むことができます。 だから読んだ後、ちょっと胸が苦しい。 好きな話は、 ・電光セッカチ ・ひとしずく ・みぞれ どれも、自分が家庭を持っていれば、もっと共鳴できただろうけど。 でもそれでも、胸にグッときます。

    1
    投稿日: 2013.01.24
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    重松清は、やっぱ泣ける。 高校生、子供のいない夫婦、リストラ要員、老いた親に悩む人、それぞれの日常のそれぞれの想い。 なにより、人を描くまなざしが、やさしい。

    0
    投稿日: 2013.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    決して大事件ではない話がほとんどなのに、つい引き込まれる、そんな短編集。「疾走」のように重いテーマの小説もいいけど、何気ない日常を書くのが上手い人だなと思う。

    0
    投稿日: 2012.11.30
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    「息をするように「お話」を書きたい」 あとがきに重松さんがそう綴っていました。 その言葉が物語っているような、11の物語の短編集。

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    投稿日: 2012.11.19
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    「息をするようにお話を書きたい」あとがきにそんな風に載ってました。 特に1番最後の話「みぞれ」がそんな感じです。そっと優しく息をするみたいな、心にふわっと触れる作品だと思います。

    0
    投稿日: 2012.10.08
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    11の物語が入っている短編集。 「ひとしずく」と「みぞれ」は自分と重ね合わせてしまいじんわりと感動。 「砲丸ママ」は日常からちょっとだけズレている夫婦の会話が面白い。 「電光セッカチ」も良い。 他もそれなりに楽しめたかな。

    0
    投稿日: 2012.10.01
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    重松清さんの短編集。 あ。この感じ現実にある!って思わずおもっちゃうリアルさにまず引き込まれてそこからじわじわ暖かみが広がっていく感じ。 読んでいて登場人物が凄く身近な所におりてきてくれる。 特にひとしずくはおすすめ。

    0
    投稿日: 2012.09.24
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    どこまでも重松さんらしい短編集。 ほろ苦さとふわっとした優しさが混ざっているような。 あとがきの「息をするように「お話」を書きたい。」という著者の言葉が全てを表していると思う。

    0
    投稿日: 2012.09.07
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    久々の重松さん。リアルな4,50代の悲哀?のようなものを描きながら 強く生きていくこと・・・がテーマかな。短編集です。 年代としてはドストライクなんで読んでいてイタイものが多いんだけど 自分たちの老い、将来、親の介護、これまでの人生の中で諦めてきたもの、、、 つい目をそむけたくなるけど 見据えていかないといけないことなんだなあと思う。 親の老いに戸惑いつつ穏やかに受け入れる、表題作『みぞれ』が良かったなあ。

    2
    投稿日: 2012.08.27
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    日々の生活の片隅にあるほんの些細な物語 ハラハラドキドキいっぱいな物語でもないし、感動で涙が溢れるような物語でもない 誰にでもありそうな日常のほんの一瞬の悩みや幸せだけど・・だからこそ心にじわっと感じるなにかがある そんな物語です 楽しいこと、悲しいこと、感動すること・・・ 毎日の暮らしの中にも大切なことは数多くあるんだよっていうお話・・・・・・ http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-168.htmlより

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    投稿日: 2012.08.03
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    「周りにもこんな嫌な奴いるいる」と思うような,身近なお話から,夫婦愛や家族愛と心温まる作品が多い。 ちょっと疲れたときに,1つだけ読んで,リラックスできるような一冊。

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    投稿日: 2012.07.20
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    いろいろな雑誌に掲載されたエッセイが、集められていたが、それらに一貫性は全く無く、それぞれの文章にそれぞれの世界があった。 重松氏お得意のイジメの世界など通勤時間に読むにはちょうど良かった。

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    投稿日: 2012.07.12
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    初重松清。 中高生のときなら、もっとこの作家を楽しめたのかもしれない。 オチでほっとさせてくれるというお約束感が、安心して読ませてくれるが… あまり心が震えないのは、自分がすっかりヒネてしまったからなのだろうか。 あと、作者の写真がなぎらけんいちに似ている。

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    投稿日: 2012.06.25
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    今月の16冊目。今年の52冊目。 初重松清。なんか、すごい普通だった。普通のことを普通に書いていている。けど、伝わってくるものがある。あとがきでこの短編集は「世間話」の集まりだ、みたいなことを言ってたと思うけど、まさにその通りだなーと思った。1つ1つのエピソードに親近感を覚えた。こういうのもありかなーって思ったね。

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    投稿日: 2012.04.28
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    短編の中でもいっとう心に響いたのは、『ひとしずく』『石の女』です。このふたつの作品の共通項は夫婦にこどもがいないこと、望みながら迎え入れることがなかったこと。 あとがきで重松さんが『息をするような「お話」を書きたい。』と述べられています。 生きるというより、生活するということを「お話」にするときっとこうなるんだな、と実感できるお話でした。

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    投稿日: 2012.02.15
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    表題作『みぞれ』のラストシーン。 悲しいでもなく、嬉しいでもなく、なんだか分からないけどただただ胸がいっぱいになって、ぼろぼろ号泣してしまった。 読み終わってからもしばらくぼろぼろと泣いていて、そうなってくると、お話に泣いているんじゃなくて、私自身の中にある、傷痕みたいなもんに触れてしまったんだろうと思う。 登場人物の話す言葉が、私の地元の方言だったから余計に琴線に触れた。 重松さんの話は、どこにでもある日常を切り取って、大事にコトリと置いたような話が多い。 大きなドラマはないのに、私自身の物語と重ね合わせて読んでしまう。

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    投稿日: 2012.02.11
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    1999年7月、中学2年生だった私は 「ノストラダムスだめじゃん」 と友達と笑いあってたな・・・ そして今悩みもあるけども、 この本にでてくる同じ悩みの人たちのように 明るく生きていきたいな

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    投稿日: 2012.02.11
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    11の短編がつまってます。「ひとしずく」のような夫婦になりたいなぁ…。 こんな親戚は御免ですが!(笑

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    投稿日: 2012.02.09
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    重松さんらしい短編集。 気になるのは、いつも子供のいない夫婦を描く時に、(楽しくやってる…でも寂しげ…)な背景を漂わせるのが多い事。 みんながみんなそうだとも思わないし、イキイキ働いてる奥様も多いのになぁ…とちょっと違和感。 《メグちゃん危機一髪》も、やるせなかったなぁ… 《正義感モバイル》重松さん新しい切り口。なかなか面白かった 私的には《望郷波止場》が良かった。どちらも忘れられた芸能人の話だけど、全く違う切り口でなかなか面白かった。じ~んとほろり。 だけどもだ・け・ど《電光セッカチ》みたいなダンナはゴメン被りたいかな(笑)

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    投稿日: 2012.02.04