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櫻子さんの足下には死体が埋まっている Side Case Summer
櫻子さんの足下には死体が埋まっている Side Case Summer
太田紫織、鉄雄/KADOKAWA
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総合評価

13件)
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    シリーズの脇を支える登場人物達に焦点を当てた短編集。 しばらく間が空いていたので、登場人物達を思い出しながらの読了。 今作は蛇とお菓子と花に詳しくなれる内容。

    16
    投稿日: 2025.11.18
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    3話収録のスピンオフ短編集。本編が完結してもこんなふうに脇役たちのエピソードを読めるのは長く続いたシリーズの良いところだなと思う。えぞ新聞の記者・八鍬が大嫌いなヘビの絡む殺人事件を調査するにあたり、櫻子に協力を求め専門家を相棒に謎を追う話、仲間が地元を離れ残った百合子が孤独を感じながらも正太郎の祖母と交流し新しい発見をする話、薔子さんと磯崎先生のコンビがご近所で発生した不審死の裏側にある真実に遭遇する話など、専門的な知識がないとわからないなと思うがそれはそれで勉強になった。マンドレイクって実在するのね!?

    1
    投稿日: 2024.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アクリシオスとまだらの紐  このやや非現実な犯罪者の心理、ああこれが櫻子さんシリーズの特徴だったなぁと思い出す。マムシを凶器に使うことは現実的でない、ならば事故若しくは自殺、では何故少女Aは殺人と主張するのか?それこそが今回の一番の謎。全ては帰らないため。動物は本能で動く、それは人間も変わらない。不可解な行動があれば、その根底にあるのは「生きること」なのだ。覚えておこう。 石油王と本物のシードケーキ  残された者のエピソード。前に進んでいく阿世知や館脇と比べまだ過去を引きずっている鴻上。でも他の二人が前に進んでいるわけではなく、環境が変わったからそう思える部分も多いのかなと思う。シリーズでの鴻上はどこか達観したというか、館脇より大人な考え方のイメージがあった。でもそれは慎重で臆病だったから自分の気持ちを見せない言動しかできなかっただけだったのか。シリーズ初期で触れられたおばあちゃんのエピソードが漸く回収され、鴻上は遂に自分から動き出した。一体どうなるかわからないけれど、鴻上にとって大きな一歩だ。 ラ・ヴォワザン夫人殺人事件  過去に拘る魔女に振り回される女の話。情と憎悪は両立する、か。人間の心は不思議なもんだなぁと思う。憎いけど離れがたい。離れがたいけど憎い。その気持ちを伝えても、それでも魔女は自分の魔女としての生き方のことしか考えない。つくづく娘を愛していなかったんだなぁと可哀想に思えてくる。  これで櫻子さんのシリーズも終了。久しぶりにこのシリーズに触れたけど、この独特の人間模様が癖になる。そんなわけあるかと思う気持ちと、いやあるかもしれないって気持ちとがぐちゃぐちゃになるような人間描写。きっと現実にもあるんだろう。でも、ここまで言語化できる人がそうはいないんだろう。皆どこかおかしいんだ。でもおかしくないって思いながら生きてるんだ。だからこんな風な気持ちになるんだろう。僕はこのシリーズを読み続けて、決して骨がぶれることがない櫻子さんに驚いた。普通こういう変人の探偵は徐々に優しくなっていくものだ。でも櫻子さんはぶれない。「死」についての考えも、「生」についての考えも館脇とどれだけ接してもほぼ影響されない。それでも最初と最後で見方が変わるのは、櫻子さんのことを17+1冊を通して僕が詳しく知ることができたからなのだと思う。人の気持ちを高々数冊で理解することなどできないんだ。これだけの冊数を重ねて漸く人を理解することができる。人の心の奥底を見通すことが、人の骨を見ることがどれだけ大変か。僕はそれをこのシリーズで知った。このことは決して忘れたくない。

    0
    投稿日: 2024.01.20
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    櫻子さんシリーズは豆知識とか雑学が多くて勉強になりますが、今回も勉強になることが多かった! 元から櫻子さんシリーズ知ってる人やまだらの紐原作を読んだことある人はより楽しめると思います。個人的にキャラクター達のその後を知ることが出来たのがめちゃくちゃ嬉しい....。櫻子さん好きにはぜひ読んでもらいたいです!

    0
    投稿日: 2023.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最終話を読み終えていたので、この Side Case Summer の刊行にまったく気がつかなかった〜 油断してた(笑) 図書館から借りて読んでいたので全巻1度しか読んでないし、ホントにひさしぶりの再会。懐かしい。 皆さんお元気そう! 相変わらず櫻子さんの存在感はその場にいなくても圧倒される。 正太郎くんは大人になった。ちょっと雰囲気変わったかも。 百合子ちゃん、重いな〜。グルグルしてるし。表紙の表情も暗いよ… ところで。 いーちゃん…じゃなくてゆーかちゃん、って誰だっけ(´ε`;)ウーン…忘れてるよ!! また1巻目から読み返そうかな…

    0
    投稿日: 2022.11.16
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    番外編読めるとは僥倖。 櫻子も正太郎も遠くにいるままで、表紙になってる3人(八鍬さん、鴻上百合子ちゃん、磯崎先生―には薔子さん付き)がそれぞれ活躍する3話+櫻子と正太郎も集まった7ページエピローグです。櫻子はメール等でオンライン指導登場。 ホームズやアントワネットのネタが仕込まれてなかなか楽しく読めました。 ホームズのまだらの紐はヘビのこと知ってたら有り得ない話だと突っ込みどころ満載のトリックなんだけど(でも、好きな話)、ホームズリスペクトしながら穴だらけポイントつつきながらの、上手いマムシネタでした。ヘビの動きや飼い方など、少なくとも私の視点からは完璧。最近は血清治療じゃないんだ、へー、知らなかったとか、新しい知見も。あ、でも北海道は室内の温度一定でも、元々の温度低い所で爬虫類飼うと、低温で飽和水蒸気量少ない気体の温度を上げるから湿度管理が難しいんだよね。お風呂場みたいな環境が良いんだけど…。アオダイショウの幼体がマムシ擬態とか小ネタも拍手。ま、話とは関係ないです。

    2
    投稿日: 2022.10.26
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    普段あまり考えていることが分からないような登場人物の事や変わっていく関係性を楽しみつつ、テンポの良く読めた。

    1
    投稿日: 2022.10.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表示がないが、文庫書き下ろしか。 櫻子さんと正太郎がほとんど出てこない、脇役によるスピンオフ3短編。 「アクリシオスとまだらの紐」は、えぞ新聞の記者八鍬による”まむし”を使った祖父殺害事件の真相解明で、母親の恋人から逃れようとした娘が、祖父は事故死に遭遇したものだった。 「石油王と本物のシードケーキ」は事件ではなく、鴻上百合子が正太郎の永山のおばあちゃんに会ったことがきっかけで、亡くなった当麻の祖母が百合子の結婚の時のために絵の額に入れておいた手紙を発見する。そして東京にいる正太郎とデートの約束をする。 「ラ・ヴォワザン夫人殺人事件」は薔子さんが引き継いだ別荘竜胆庵の庭の手入れを磯崎先生に任せる。二人は近所に媚薬をうたったハーブを売るサロンがあることを知って出かけ、知り合いになるが、オーナーが死んで殺人事件かと疑われるが、あっさり真相にたどり着く。

    0
    投稿日: 2022.10.16
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    「アクリシオスとまだらの紐」 犯罪者になりたかった。 もし相談していたとしても彼女が信じる者は分かりきっていたからこそ、事件後に一人で考えて選んだ逃げ道だったのだろうな。 互いに居心地が良く適度な距離で接していたからこそ、起こってしまったことなのかもしれないよな。 「石油王と本物のシードケーキ」 幼き頃の夢は隠されて。 誰だって夢のような事を語っていた頃はあるだろうが、それが形として残っていると見かける度に羞恥でどうにかなりそうだな。 いつまでも同じ時を過ごせるとは思わないだろうが、変化に慣れるまでは時間が必要かもしれない。 「ラ・ヴォワザン夫人殺人事件」 死して伝えたかった事。 外見が綺麗だったとしても内面が美しくなければ、知らぬ内に表も侵食され見ただけで何処か嫌悪してしまう様になるのかもな。 相手の弱っている心の部分を少しだけ後押ししたのだろうが、答えが分かってるのならどうなのだろ。

    0
    投稿日: 2022.08.10
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    櫻子さんも正太郎も脇役のside case summer 百合子のFile.2がすきでした。 推理は蛇が一番興味深かった。

    1
    投稿日: 2022.08.10
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     櫻子と正太郎が旭川から去ってからの八鍬、百合子、薔子&磯崎のそれぞれの視点からなる短編集。  またこのシリーズが読めて嬉しいです!櫻子は相変わらずだし、正太郎も相変わらず鈍感でした。  個人的に薔子と磯崎のコンビの「プーちゃん」がツボでした(笑)  まだスポットを当てられてないキャラもいるので、またサイドストーリー希望です。

    0
    投稿日: 2022.07.22
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    シリーズ番外編。 鴻上百合子って、こんなにネガティブだったっけ?とかなりいらっとしてしまったけど、ああいうラストでよかった。 あの勇気には拍手拍手。頑張ったね。 薔子さん磯崎先生ペアに登場の近成さん。あまりお近づきにはなりたくないタイプだわー。 マンドレイクに引き寄せられる磯崎先生が、とってもらしくって笑ってしまった。 あの結末は苦いものではあるけれど。 でも、エピローグの全員集合なバーベキューは明るくて救われる。みんな、元気でね。

    0
    投稿日: 2022.07.18
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    櫻子さんや正太郎のいない、残された人たちの生活は、日常なのかなと思いきや案外事件が起こったりしてました。 やっぱり櫻子さんは遠い場所にいてもみんなの知識になってるんだな…

    0
    投稿日: 2022.07.06