
総合評価
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powered by ブクログ自分ってもしかして境界性パーソナリティ障害? と思った一冊 日頃、なかなか周囲と溶け込めなかったりしてたのは自分の行動が原因なのかもしれないと感じることができた。 また、自分がやってきたことと一致することが多く、これは障害なのかもしれないとひとまず障害のせいにできたので自分の中で整理がついた。 行動の原因がわかったのでとても安心した。
0投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログ自分が得てきた知識を確認するように読んだ。BPDは寛解するという専門家の意見は心強いが、この本を読みながらも人間関係をぶち壊し、自傷行為をやめられないアラサーの自分が、今後楽になってゆくビジョンは実際のところなかなか見えてこなかった。
0投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログパーソナリティ障害というものがあるのを初めて知った。障害とはならないが、みなが持っているような要素があるのだなぁと思った。
0投稿日: 2025.03.01
powered by ブクログ自分の考えをメモしながら読んだ 罹患を疑う人にとってはかなりしんどい(たぶんどの書籍も同じ) これが境界性パーソナリティ障害独特のものであると考えると非常に面白い病態だと思う
0投稿日: 2024.08.23
powered by ブクログ「愛するがゆえに、その愛が裏切られたり拒否されたりすると、それが憎さに変わるという心理メカニズムは、誰にでも見られるものである。」 「深刻な愛情飢餓を抱えた人では、愛情や関心が少しでも脅かされることに敏感で、親しい間柄になるほど、二面性のある行動に出てしまいやすい」 自傷行為 「自分を罰し、痛めつけたから、もう少し生きていてもいい」 過食「食べるという行為は、母乳を貪り吸った乳児の時代においては単なる摂食行動ではなく、愛情と安心を与えられる行為でもあった。」 万引き 浪費「そうした直接的に愛情をもらう行為の代替行為として大きな位置を占めるようになるのが、物を与えられたり、買ってもらったりする行為である。」 「自分を愛してくれる親という存在を、しっかりと心の中に取り込むことのできた人は、自分の心を支える確かなものをもつことができる。」 自己愛の発達ライン 誇大自己 親のイマーゴ 密室化した家族 「かつては、祖父母や叔父叔母、近所の人などの立場の違う多様な人々が子どもたちを取り囲み、違った角度から相手になってくれていた状況と比べると、非常に単純化した。」 「その結果、社会的体験が質・量とともに貧弱になった。他人とともに過ごす機会が減るだけでなく、対人関係の質が、単純化された。その中で、つながりが異様に強まることになったのが、親と子の関係である。親子関係が濃密で、逃げ場のないものになった。」 過保護すぎる環境 ・少子化による過保護な養育 ・科学技術の進歩による環境の操作 ・環境の方を自分に合わせるのが当たり前になる ・メールやネットで以前より気が短くなる。すぐに欲求を満たすことが習慣になると、ちょっと待つということが、ひどく苦痛になる。 強迫性パーソナリティ 依存性パーソナリティ 「アンビバレントな考えが湧き起こりがちである。いいことだけを強調すると、心の中に反対の考えが生じたり、期待が裏切られたりしたときに、反動が強く現れてしまいやすい。」 事実と推測を一緒くたにしてしまう ↓ 決めつける言い回しを使わない 事実確認→理由、気持ちを聞く→推測→語らせる 「きっかけ」の方を問題だと思ってしまい、「本当の問題」にはなかなか目が向かないのである。 ・きっかけになった出来事 ・あなたは、それをどう受け止めたか ・あなたは、それにどう反応したか ・後で冷静になったとき、考えたこと ・その後、どうなったか 解離性健忘 スプリット 部分対象関連 妄想・分裂ポジション 投影性同一視 パラドキシカル パラタクシス的(並行的) 二分法 ダブルバインド 臨界期 アノミー 愛情剥奪 不認証体験 チアリーディング戦略 「聞く」テクニック映し返し セルフモニタリング効果 認知療法
0投稿日: 2024.04.23
powered by ブクログ病因と病症とそれぞれについて丁寧にまとめられていて解かりやすい。ただ、それであっても両価的な態度を取られた時に受け止めきれるのか心配なのは、たぶん他書を読んでも変わらないのでしょうね...。
0投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログ私には情緒的すぎた。 ■境界性パーソナリティ障害の増加の社会的な要因 ①密室化した家族 ②再接近期(歩行ができるようになった幼児(1歳半〜3歳)の、母親との距離感の掴み方、ジレンマ(だっこ→おろせ→だっこ の繰り返し))の母親が忙しくなったこと→愛着障害 ③アノミー(無規範、無規則状態)化する社会と父親機能の不在 ④過保護すぎる環境 ⑤趣味や仕事を優先する親 ■基本障害(9項目中5項目以上) ①見捨てられることへの強い不安 ②対人関係が両極端で不安定 ③めまぐるしく気分が変わる ④怒りや感情のブレーキがきかない ⑤自殺企図や自傷行為の繰返し ⑥事故を損なう行為に耽溺する ⑦空虚感 ⑧自分が何者なのかはっきりしない(生きることへの違和感、居場所のなさ) ⑨一時的に記憶が飛んだりする
0投稿日: 2023.05.29
powered by ブクログ現在の仕事の知見を深めたいと思い講読しました。精神障害の中でも理解が難しかった境界性パーソナリティ障害の特徴やその背景、改善·回復までのプロセスが丁寧に解説されており、また事例も豊富に記載されており、理解を深めることができました。 パーソナリティ障害が、自己を確立するための生みの苦しみであり、再生のための試練として、危機の時代を乗り越えれば必ず回復できるとのことですが、実際の支援に当たっては、障害の特性理解や本人の養育環境の把握など、この障害への関わりの難しさを実感しました。 最後に、事例の一つである、ヘルマン・ヘッセの人生については、この障害を理解するための、克服するための多くのヒントが含まれていましたので、参考文献にあるヘッセの伝記も読んでみたいと思いました。
0投稿日: 2023.01.08
powered by ブクログ境界性パーソナリティ障害の患者のみならず、周りの人がどう接するべきかについても詳しく書かれていたのが良かった。放っておく、関わらないことを推奨されるのではなく、共に生活して互いに幸せになる生き方が提示されていて、温かい本だと思った。
1投稿日: 2022.08.20
powered by ブクログ境界性パーソナリティ障害は治らないものだと思っていたけれど、ベースにある性格が大人になるにつれて統合されていく過程で、うまく適応できないために起こるのだと知った。 その他数あるパーソナリティ障害が複雑に絡み合って、どのパーソナリティ障害もが境界性になりうる。 つまり、個々の性格に基づいて環境に適応できなければ発症してしまうため、一人一人に合った対応が必要なのだと感じた。 まさにダイバーシティが大事なのだろう。
0投稿日: 2022.07.29
powered by ブクログ主に子供のコロロの親との関係から生じる、障害で、何となく自分探しの旅のような。これは、治療することができる症状だ。 もっと人格障害的な内容を期待していたので、探し直し。 自分のこととか、周囲の人間の顔を思い浮かべながら、色々考えてしまう。
0投稿日: 2022.05.04
powered by ブクログはっきり言って私自身が、 境界性パーソナリティ障害だと思う。 自分でその性質を自覚し、うまく付き合っていくと決めるようになってからは軽快したのではないかな?と思っているが、 多くの人がこの著書を読めば、「自分もそうなのではないか?」と、認めざるを得ないフシがみつかると思う。 そのくらい、過剰な期待にこたえることが求められる、多様性とはいいつつもその実、画一でしか認められない現代社会。 普通にかかわっている友人や知人には、 一つの、精神病であることだなんて、なかなか認めてもらえないと思う。 でも、もし身近な誰かの激しい喜怒哀楽や自傷行為がひとつの病気だとしたら? 誰より一番苦しんでいるのは、当人だと思う。 その苦しみに寄り添い理解してあげること、それこそが真の意味での多様性への第一歩になると思う。
1投稿日: 2022.03.12
powered by ブクログ境界性パーソナリティ障害は、性格に関係なく発症する。 ただ、原因は長い時間をかけて用意されている。きっかけは、たまたま最後のひと押しになっただけなのである。 診断基準は割愛するけど、つまりは以下のようなメカニズムで起こるらしい。 人は思春期を迎えるまでは親から与えられたものをそのまま鵜呑みにして、自分を形成する ↓ 思春期頃から自己意識が育ってくるにつれ、今まで自分だと思っていたものが、実は親から押し付けられたお仕着せにすぎないことに気づく。 それに抗おうと、それを一旦葬り去り、自分の手で自分を作り直そうとする。 この時期に親に嫌悪感を抱くのはこういった心理状況が反映されるかららしい。 ↓ しかし、そこで親に作られた自己の支配力が強すぎると、自己の形成がうまくいかず、不安定になってしまうのだ ✏何でも親がかりで、自分の力で努力して物事を達成するという経験が乏しい人では、本来の自尊心や自信が育まれておらず、心の底では自己否定感を抱いている ✏このタイプの人では、自己と他者との境目が曖昧で、十分に区別できていない。 自分が好きというものは、相手も気に入るに違いない、逆に、自分が嫌いなものは、相手も嫌うはずだと思う ✏自我が未分化で他者と混同しやすい傾向は、その人の中に他者が絶えず介入し、その安全や主体性を脅かしてきたことの名残でもある ✏自分の非を認めることには苦痛が伴う。そのため、それを強がりによって跳ね除けようとする反応が起こる。抑うつポジションを避けるために、強気な態度を取り、自分を守ろうとするメカニズムが「躁的防衛」である ✏境界性パーソナリティ障害の人では、うつになるのを防ごうと、しばしば躁的防衛が見られ、心にもない強気な態度や居丈高な態度を取ってしまう その一方で、躁的防衛が破れると、急に弱気になり、すべてがだめだと思ってしまって、深く落ち込んでしまいやすい。 周囲の人は、躁的防衛の鎧を真に受けないことがポイントである ✏このケースで両親に共通するのは、とても常識的で、倫理的にもきちんとしているが、自分たちの視点からしか相手のことを考えられず、その子の視点に立って気持ちを汲むということができにくいからである
3投稿日: 2022.02.17
powered by ブクログこのところ、"人間"の奥深さに、興味関心が非常に傾いている。パーソナリティ障害、統合失調症、双極性障害...精神疾患のあれこれにアンテナが強く立っており、その流れで手に取った本。 本書を読み非常に興味深く勉強になったのは、境界性パーソナリティ障害は克服できる、ということ。想像を絶する生きづらさを感じる人々にこれは希望の光に違いない。 しかもその方法の第一歩が「規則正しい生活」と「適度な運動」ときた。この2つをおさえた生活は万病の予防薬となるほか、回復薬にもなるらしい。 規則正しい生活をする上で、仕事や学業は生活のリズムを整える大きな支えとなるが、もし仕事をしていない場合は、掃除や洗濯などの家事、そして料理も非常に有用だという。 "料理は 複数のことを並行して臨機応変に進め、分量や味、栄養、費用といったことを総合的に考えながら行う、極めて優れた作業療法である。正解はなく、100点はなかなかないが、逆に0点もない。妥協しながら、また、家族の反応気にしながら行うので、ほどよく葛藤も生じ、訓練として適している。生き物の世話や園芸もこれに同じ。" なるほど・・・ 本書では境界性パーソナリティ障害と見られた(あるいは診断された)さまざまな著名人たちの逸話が記録されており、こちらも興味深く読んだ。 日常で目にする人々の、時として理不尽とも思える言動や行きすぎた行動の背景には、もしかするとこういった障害が潜んでいるのかもしれない、難しい過去が存在しているのかもしれない、と想像をめぐらせると、昨日より少し、そういった人たちにも寄り添った気持ちを持って接することができるかもしれない。知識の引き出しを増やすことの重要性を再確認する。
0投稿日: 2021.06.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一度読んだだけではとてもじゃないけど理解できなかった。効果があるといわれる弁証法的行動療法も調べてみたい。 ・もっとも重要なことは、変わらないペースで、変わらない距離を保ちながら、関心を注ぎ続けるということである ・境界性パーソナリティ障害の改善において、治療云々よりまず重要なのは、生活の枠組みをしっかり整えることである
0投稿日: 2021.05.16
powered by ブクログ精神科で働いてて、関わりにくいと思った患者はたいてい境界性パーソナリティ障害の方だ。 「症状」だと分かっていながら、返ってくる発言や行動が「めんどうな性格」のように感じてしまいやすい。 本書では、症状として具体的な特徴が示され、関わり方の良い例も示されている。 時間をかけて再読しながら実践に活かしていきたい。
0投稿日: 2020.05.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『親のイマーゴ』が強すぎる。 親のイマーゴとは? 親を神のように絶対視して、対象に投影された自己愛。
0投稿日: 2020.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルに惹かれて購入。 境界性パーソナリティー障害について、コンパクトにまとめていて、理解しやすかったです。昔の自分と当てはめてみると、スーっと納得できる部分もありました。 特に印象的だったのは、対人関係の変動の激しさです。最初は意気投合して仲良くなるのに、自分の思い通りにならないことが起こると、急に裏切られた感に苛まれて、評価が裏返り、嫌ってしまう点でした。 今までこのような種類の本を読んできましたが、自分の経験と照らし合わせると、一番納得できた本に出会えました。 著者は精神科医ですが、専門家視点で語っているのではなく、なるべく当事者に近づいているような視点で書かれているので、読みやすかったです。 この本で治るというわけではありませんが、一歩前に進ませてくれる対策が多くあり、安心や希望を与えてくれるような本でした。同じような悩みを抱えている方だけでなく、周囲にそういう方がいたら、参考にぜひ読んでいただきたいなと思いました。
0投稿日: 2019.04.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【読んだきっかけ】 たまたまフォローしていた人に教えていただいて。 【感想】 人生ずっと暗闇のなかを歩いているような、どうにもできない「生きづらさ」を感じていた私にとって、この本との出会いは人生の転機になりました。 境界性パーソナリティについての解説がされているのですが、尋常じゃなく当てはまる。「自分のしんどさ、生きづらさの原因がちゃんと存在するんだ」ということを知ってから、本当に生きやすくなりました。 生まれてきてからずーっと「死」について考えていて、「死にたい」「消えてしまいたい」と言うこともあったし、「生」に対するこだわりがまったくなかった。自分という存在を否定し続けてきたし、自傷をして生きていてもいいんだと安心感を得ることもありました。 でも、この本を読んでから「死」について考えることがかなり減りました。ふつうの人は延々と「死にたい」って思ったりしないんだな。なんだこれめっちゃ楽。って、ようやく生きることへの安心を感じられたように思います。 この本の存在を知ったのはたまたまだったのですが、ご縁があって知ることができて心からありがたく思ってます。「もっと、もっと早く知りたかった」というのも本音ですが、「人生、もう限界だ」と強く感じ始めていたタイミングで知れたのはなにかの縁なのかな、と思ったり。 原因がよく分からないけれど「生きづらさ」を抱えている方、(特に小さいころの)両親との関係がふつうじゃなかったなと感じる方、両親からの扱いがおかしかったと感じる方(暴力、ネグレクト、離婚、過保護なども)、ぜひ読んでほしいなと思います。
1投稿日: 2019.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
境界性パーソナリテイ障害の人は魅力的であるが、過剰なまでの傷つきやすさや不安定な部分があって、付き合うのは非常に疲れる。 有名人にもこの病気の人が多い。特に芸術関係者にはこの病気が芸術性を高める作用をする場合がある。例えば、詩人のランボーだが、詩を鑑賞するのはいいが付き合うと火傷しそうだ。 作家のカミュー、サガン。女優のマリリン・モンロー、ジェーン・フォンダー。写真家のキャパもそうだ。でも、ヘルマン・ヘッセもこのタイプだと言われるとは意外だ。
0投稿日: 2018.12.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
泣きたい気持ちとごめんなさいの気持ちでいっぱいだ 自分の取扱い説明書をやっとやっと得たような感じ。まるで料理のレシピみたいにその通りにいまの自分がつくられてる。 「境界性パーソナリティ障害は、自己を確立するための産みの苦しみが、難産になったようなものである。…けれども、生まれることが自然なプロセスであるように、境界性パーソナリティ障害も、早晩落ち着き、回復を遂げることが自然な経過なのである。…どんなにつらいことがあろうと、とにかく生き続けさえすれば、それは必ず克服され、本来の自分にたどり着いていく。」 支える人に向けて書かれているけれど、当事者側、思い当たる側も必読な本だと思う。 ・自分の特性を理解すること、自分をコントロールする術を知ること ・一旦「過去の自分が死ぬ」というフェーズを経ること ・生活習慣を整え、規則正しい生活を送ること ・自分史をつくり、過去の自分と現在の自分を統合させること わたしは、これを乗り越えて、生きて生きたいと強く思う。
2投稿日: 2018.02.02
powered by ブクログセルフディフェンスのニュアンスで読んだ。他者がどうこうではなく自分がそうならないように。元気なときに検証しないとしんどいなと。ただ、ではどうするかの部分は知っておいて損はないヴァージニア・ウルフやヘルマン・ヘッセなどが具体例として挙げられていてわかりやすい。ただ、一般読者は専門家ではないという前提で謙虚に読む必要があると思う。えてしてそうだという程度の認識で慎重に検証、対応する必要があると思う。新書一冊で理解できれば専門家はいらない。どうするかの部分は人としての部分で本来当たり前のことのようなことのようだがだからこそ難しいのかもしれない。自分の視界だけで判断してはいけない。世の中にはもっと別な視界があるというような柔軟性が必要なのだとも思った。
0投稿日: 2017.12.18
powered by ブクログ境界性パーソナリティ障害について,読みやすい文章で,非常に分かりやすく説明されています. “障害”という名前こそ付いているけれども,実際には,「過去に受けたトラウマや幼少期の親子関係が原因で身についてしまった,本人を苦しめる考え方の癖」という感じなのだろう,ということが分かりました. 本書では様々な具体例が取り上げられています.中には自分自身の経験と重なるようなものもありました.辛い気持ちになりつつも,今までの自分の苦しさに納得がいく思いがしました. 本書では,本人に対する周囲の人の接し方についても,細かく触れられています.また,もしその人が比較的冷静な状態であれば,苦しい本人自身も試してみようと思えそうな方法も,記載されていました. 良い本でした.
1投稿日: 2017.09.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
寂しい状況に置かれていた 両価的な感情 アンビバレント 密度の濃い関係を求めるため、相手が新鮮味を失いやすい 間接的に自己を損なうセックスやアルコールへの耽溺もみられる メラニークライン これまでの満足とは関係ない「妄想・分裂ポジション」自己内省的な抑うつポジションをさけるため 的防衛 パラタクシス的(並列的な)影武者 ランボー 16歳 地獄の季 自傷行為のような生きざま オフィスHUB 2042年まで石油天然ガスの枯渇 イギリス 2000万時間 金額で2億6線千ポンド
0投稿日: 2017.08.28
powered by ブクログその名だけ知っていた境界性パーソナリティー障害について、ある程度知ることができた。 『境界性』の意味するところは健常と病気の境目との事だが、本書で紹介されている事例の幅が広すぎて何が境なのか混乱する。その意味でまだ正確にこの障害を理解できていない。ある例は妄想や幻聴を伴う明らかな病的状態であるし、別の例では思春期にありがちな少し精神が高ぶっただけの状態だと感じられるし、その振れ幅が大きすぎてよく解らない。ただほとんどの症例は明らかに鬱を発症していて、少なくとも鬱病よりは上位の概念であることを考えると治療が必要な範囲にあることは間違いなかろう。 この本を読んでいて、かつての部下に同障害と思われる女性がいたことを思い出した。非常に聡明で外見にも恵まれた人なのだが、二分法的な思考パターンかつ攻撃的な性格で当時は手を焼いた。こういう知識があればもう少し上手く対処できていたのにと後悔する。
0投稿日: 2017.07.17
powered by ブクログわたしは実は境界性パーソナリティー障害と診断されている。 鬱病と共にそう診断されたとき、妙に納得した。 わたしが生きづらいと感じていた理由がわかった気がした。 中学生の頃には既に、いつか自分は精神科に行くことになると感じていた。きっといつか心が悲鳴をあげる。 だから、なんだか肩の荷がおりたような、やっぱりかと気が抜けたような感じがした。 診断されるより以前に境界性パーソナリティー障害のことは他の統合失調症や鬱病と共に簡単に調べた。 それ以来きちんと調べたことがなかったが、ふと、そういえばちゃんとは知らないと思い本書を購入した。 境界性パーソナリティー障害は、性格上の問題や傾向で発症するのではなく、親からの愛情不足や逆に過保護などの満ち足りていない環境にいると誰もが発症しうるものとあった。 簡単に調べただけで記憶も曖昧だったため、今回読んで救われた気がした。 ずっと生きづらいのは、自分が悪いと責めていたから。 そういう思いから、妙に耐えることが多かった。今思い返すと、あそこまでされても怒らない、怒れない自分に、つい笑ってしまう程だ。 カウンセリングに効果がなく悪化させることもある。 これは、話しはじめることによって、心に納めてなんとかバランスを保っていた感情が爆発してしまうかららしい。 確かにそれはある。 わたしも感情が溢れ出して止まらなくなって、その後元通りに戻したり修復しようとして疲れた記憶がある。 自分のことって、意外とわかっていないことも多い。 寧ろ何がしかの病気や障害と診断されているほうが、気をつける点も把握出来るし、ある程度の対処の仕方を講じることもできる。 現代を生きるひとで、精神的に完全に良好なひとはきっとひとりもいない。みんな気づかないか気づかない振りをしているだけだ。 自分は精神的に健康だと思い込んでいるから、変に自分を責めたり、何でもひとのせいにしてしまう。 病気までは行かないけれど、こういう思考の傾向がある、こういう行動を取りがちだといった自分を知るひとつの手立てとして、こういった本を参考にしてみるのも良いかもしれない。自分はそうでなければ、周りにいるひとへの対応の仕方の参考にもなる。
2投稿日: 2017.04.14
powered by ブクログ2017.4.7 読了。 長いこと読み進めて、改善パートで行き詰っていたのをどうにか読み終えた。 当事者としては言葉の難しさに少し読みづらさを感じても、事例を読む限りは痛いほど理解が進む本である。 ただ、改善については当事者向けではなく、周りで当事者を支援する立場に向けて書かれているのが少し物足りなさを生んでいると思う。 前半の症例については当事者向け、改善策は支援側向けなので、使い分けが必要な本。
0投稿日: 2017.04.08
powered by ブクログ10年以上前、この病気だと診断されました。数ヵ月後、「治りました」と言われて終わり。 しかし、治ったとはどうしても思えず。生きにくい苦しさはずっと感じていました。 本書は、非常にわかりやすい言葉で具体例も交えて書かれていた。回復について書かれていることは、私も辿ってきた道だなと思い、自分を重ね合わせ読みました。自分では、この病とは関係ないだろうと思ったことも、関係あったのかもしれないと思わさせられたし、色々な発見や気付きができた。 今までの人生に無駄なことなんて一つもない。それは、この病も同じだなと、10年たって、今になってやっと実感することができている。 この本は、図書館で借りたけれども、買ってもいいなと思うくらいの良書でありました。
0投稿日: 2014.10.15
powered by ブクログ器質性の障害ではないし、治るし、 誰にでも起こりうる。 とても分かりやすく面白かったです。 遺伝に関しては思うところがあり。
0投稿日: 2014.09.14
powered by ブクログ幼い頃の喪失体験や見捨てられ体験の過去を持つ人(あるいはそうでない人も)が人間関係のバランスを著しく崩すと、境界性パーソナリティ障害の状態に陥る危険性が高くなる。 自分の心のクセを自覚して、情動を自分でコントロールするようになればずいぶん良くなる。 それは自分で作り上げる人間関係を健全な方向へ改善することでもある。 自分を外から眺めている感覚。人から悩みや苦しみを打ち明けられると、苦しくなって、その状態が何ヶ月も続く。誰かの苦しみをそっくりそのまま移植されたみたいだった。自分でも異常だとは思っていた。些細なことで打ち砕かれたように感じる。安心感なんて無縁だった。母がほんの一瞬でも私を見てくれないか、父がほんの数秒でも私の言葉に耳を傾けてくれないかと願っていた。父は自分の事しか考えられない、まともに他人を思いやる能力がない。母はままごとみたいな愛情しか持ち合わせない。両親をコピーした乱暴な言動をして、自分でそれを嫌悪していた。 今はひどい状態から逃れたけれど、思春期の頃私も境界性パーソナリティ障害だったかも。 ネットで境界性パーソナリティ障害の記事を読んで、父がそうなんではないかと思って読んでみた。当てはまるのは私?父が境界性パーソナリティ障害だったら、きっと自己愛性ね。過剰な自信と劣等感。でもこの障害は生涯続くもの?バージニア・ウルフはこの障害の果てに自殺したの? ヘッセも子供の頃にこの障害になって、やがて回復していったって。 ヘッセもウルフも子供の頃から好きな作家だ。同じ病気だったかもしれないと思うとちょっと嬉しい。妙な感想だけど。 メラニー・クライン ハインツ・コフート 自己心理学 自己愛の成熟不全 認知や感情、行動の反応パターンのクセを見つけ出すための記録 ・きっかけになった出来事 ・あなたは、それをどう受け止めたか ・あなたは、それにどう反応したか ・後で冷静になった時、考えたこと ・その後、どうなったか デイケア 職業訓練施設
0投稿日: 2014.03.09
powered by ブクログ印象に残った。 •パーソナリティー障害は関係性の障害。 •同じスタンスで向かい続けることが大事。変わらないペース、変わらない距離をたもち、関心を注ぎ続ける。 理解はできるが、実際に行うのは難しいかと、思う。経験豊富なプロのカウンセラーだから、スタンスを揺るがすことなく対応できる。 ヘルマンヘッセの事例が印象的。 はたらくことが、回復へのきっかけとなってゆくのだなー。
0投稿日: 2014.03.07
powered by ブクログ境界性パーソナリティ障害とうつ、単なる性格の偏りとの違いは判断可能なのだろうか。 境界性パーソナリティ障害を持った人への対応の仕方の難しさは、並大抵ではないと思う。病気であるのか単なる甘えなのか、 分からずに対応していると、病状を悪化させてしまうし、更には周りの人間も巻き込まれてしまう。
0投稿日: 2014.02.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「境界性パーソナリティー障害」と聞くとなんのことかよくわからないけれど、「激しい性格」「躁鬱がはげしい性格」…など、「性格」と捉えられていたものが、性格ではなく適切な治療を受ける必要がある「病気」として捉えたもの。 「最大の特徴ある症状としては、変動が激しいということ。気分、対人関係、自己のアイデンティティの面でも、短い間に揺れ動き、別人のように状態や方向性がかわってしまう。しまも、まったく正反対の方向に、両極端に揺れ動くのが特徴である。」 思春期、二十代前半など特に恋愛期において発症するケースが多い。 今は低年齢化も進み、その方が症状が深刻。 身近にそういう人がいたら、症状を理解したり、適切に支えたりするのに、この本は役立つと思う。
0投稿日: 2013.11.02
powered by ブクログ境界性パーソナリティ障害について著名人の具体例なども交え上手くまとまっている本。 誰でも成り得るし必ず治るものだと言うこと、本人の心がけも重要だが周りの心がけも等しく重要であるということ等、勉強となる内容が多かった。
0投稿日: 2013.07.02
powered by ブクログ思った以上に良書だった。 本書に書かれていることは, 大半の人間に当てはまるのではないでしょうか? 親子関係が上手くいっていない家族が大半だと思うので。 境界性パーソナリティ障害ではない人も, 本書を読むことによって得ることは多いと思います。 私にも,生まれてきたこと,産んでくれたことに 感謝できる日がくるのでしょうか? それとも,やはり,本当の幸せはこの世に生まれてこなかったこと… と思いながら死んでいくのでしょうか? でも,この問い自体が,前者は善で, 後者は悪だと,二元論的な価値に囚われてしまっている。 本当の幸せはこの世に生まれてこなかったことだと思いながらも, そこそこ楽しい人生も送れるのかもしれないですし。 などと思いつつも,人生はままならないのであった。 でも,まぁ,円熟味が増して, やり過ごすのが上手くなってはいくのでしょう。 単なる老化による思考停止, 感覚麻痺なのかもしれないけど(汗)。
0投稿日: 2013.05.03
powered by ブクログすごく明確で希望がある。 現象の列挙、解釈、対応が同時に平易な言葉で書かれていて読みやすい。 パーソナリティ障害が1時的な状態であり、回復があり、乗り越えることで人生を豊かにできるというのは感動的。
0投稿日: 2013.04.27
powered by ブクログ・病気の概要がかなり丁寧に説明されていて、素人でも分かりやすい。事例がたくさんかいてある点も親切。 ・実際に病気の人も、周囲の人にとっても、読んでよくわかる内容。どうすれば解決できるか、症状の原因ときっかけが丁寧に記述されている。
0投稿日: 2013.04.20
powered by ブクログ自分がこれなのかどうかはわかりません。専門機関に診てもらったことがないので。 ただ、将来もし自分が子どもを授かったらどう接すればいいか、逆に良くない接し方は何なのか、そういったことが頭でわかった気がして、 その意味で自分にとって意義ある一冊となりました。 個人的には、この障害が治った(収束した)あとの、人や社会に対しての接し方を知りたかったですが…… (障害によって一度人間関係が壊れていることもあると思うので) そこは本人がそれぞれ自分で考えて、ということなのでしょうね。
0投稿日: 2013.04.03
powered by ブクログ接し方について、参考になりました。今まで、額面通り受け止めてしまっていて最低…。もし、また接する機会があれば、この本のポイントを実践したいです。
0投稿日: 2013.02.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
境界性人格障害(BPD)について、わかりやすくまとめられている。 状態像、理解の仕方、急増の理由、支援の仕方、予後など。 とくに、ベースにある性格のタイプによって理解の仕方が異なるというところが勉強になった。 BPDはあくまで症状なので、発現して、徐々に落ち着いていく。 だからこそ、ベースを理解することが大切なのだと思う。 専門家に限らず、身近な人の支えが得られるかどうかって大きいんだなと思った。
0投稿日: 2013.02.04
powered by ブクログ愛着障害の作者。やや内容が冗舌なところがあり読みにくいが、なんとなく対応していたパーソナリティ障害の人への対応がしっかり書かれていてとても参考になった。
0投稿日: 2013.02.04
powered by ブクログとても読みやすい。タイプ別に分かれて解説されている。自分がどれに当てはまるのか明確にはわからなかったが、境界性パーソナリティ障害的な悩みを持つ人が読んでみて、共感しやすい文章でかいてある。著者が作家なだけあって、科学的なことが書いてあるのに文体が堅苦しくないのが好感がもてる。乗り越えることで、深みのある人生が待っているという言葉に大変救われた。
0投稿日: 2013.01.20
powered by ブクログ名前は聞いたことがあっても、どんなものかよくわからなかった「境界性パーソナリティ障害」。 感情の起伏が激しく、感情のコントロールが利かない。対人関係でも両極端の態度を取って安定した関係が築けない。自殺願望があったり、自分を損なう危険な行為に耽溺する・・・などが主要な特徴だという。 どうやら、自己愛が望ましい形で形成されなかったことを原因の一つとする障害であるようだ。 特定の「困った性格」のことを言うのではない、そうだ。 早い時期で親から引き離される体験が元になりやすいという指摘があった。 母親が仕事に出るということもそれに該当するわけだが・・・ それが「現代社会病」と筆者が言う所以でもあろうが、だとすれば、今後、この障害を持つ人はどんどん増えていくということか? こういわれてしまうと、子どもを持つことに躊躇する人が出てきてしまいそうな気がする。 本書の終盤は、患者さんをささえる人(家族・友人、そして医療者)の心構えが説かれていた。 患者が自分の問題に向き合い、悪い行動や認知のパターンを意識して、より望ましいものに変えていく、そのトレーニングをすることで、回復に向かうのだそうだ。 しかし、激しく反発したり、何かと不安定な患者を、常に中立的な態度で寄り添い続けるのは、半端ではなく難しいことだと思う。 特に家族は、なかなか感情的にならずにいることは難しいだろう。 この「障害」が回復するものなのだと知ることができたのは、よかったけれど・・・ 他の病同様、決して簡単にはいかないのだろうと、読後複雑な気分になってしまった。
0投稿日: 2012.12.21
powered by ブクログ結局は自分の問題に帰結するんだなあ、と。しかし、一生直らないものではなく、1つの通過儀礼のようなものだとされるところに救いはあります。
0投稿日: 2012.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・普段は穏やかだが、なんらかのきっかけで非常に不安定になってしまう。 (キレる、取り乱すなど) ・特定の人にものすごく執着してしまう。 ・見捨てられ不安が強い。 ・心に絶えず空虚感がある。 などなど… 本の題名は病名にあたりますが、もし上記の点でお悩みの方は一読をお薦めします。 本書には ・病気の要因や傾向 (家庭環境や過去の喪失体験が強く影響している) ・この傾向にある著名人の例 (ヘルマン・ヘッセ、中森明菜、飯島愛など) ・治療法 (今までの出来事・自己を客観的に見つめる、結果を急ぎすぎない) が書かれています。 「うちの子がなぜ。子育てはきちんとしてきたはず…」 そのような家庭にも意外と落とし穴はあるようです。 親という立場になる前に、読めてよかったと思う。 「その友人は、私にパーソナリティ障害が克服できるものであり、それを乗り越えることにより、より魅力的な人格へと成熟できることを、身をもって示してくれた。」 とあるように、著者の力強く、温かい言葉がとても好ましく思えました。
0投稿日: 2012.09.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
境界性パーソナリティ障害が急増している。 「心の危機」という心と向き合う時期がきていると呼びかけられているような気がした。 境界性パーソナリティ障害は本人が自覚していることが少なく、周りから「困った人」と呼ばれ、周りが振り回され、疲れてしまう障害。本人が自覚しないので、なかなか治らない。そして、無意識だけどこの障害によって、本人の欲求が満たされてしまう。選択しているのだ。
0投稿日: 2012.02.24
powered by ブクログ境界性パーソナリティ障害は、 なにかのきっかけで日常生活が不安定になる状態。その人自身だけでなく、周囲の人もなにかと巻き込まれてしまう。 幼いときに両親が離婚したとか、見捨てられたといった心の傷や、逆に過保護に育てられ、自分の意思で物事を決められない(抑えて生きてきた)など、生育環境に原因があるらしい。 見捨てられることに不安があったり、感情のブレーキが利かなかったり、自分を否定しているために自傷したりする。 子育ては、本人の意思を尊重しながら、正すべきところは正すように、バランスが重要であることを認識した。
0投稿日: 2011.11.15
powered by ブクログ自分の身近にいる困った人も、恐らくこの病気に違いないと思い、手に取りました。この本を読んで、彼女を冷静に見ることができるようになり、救われました。また、性格の問題だから治らないと思っていましたが、治療も可能だと知り、少しホッとしました。
0投稿日: 2011.08.29
powered by ブクログ以前、知り合いがボーダーラインとつきあうことになり、心身ともに大きなダメージを得たことがあった。見捨てられ感が強いために、怒り、嘆きや、相手を頼ることで、ボーダーラインを相手にすると本当に怖いと言われている。 そのような事例を挙げると共に、それが決して資質的に発生するだけではなく、環境の中で積もり積もって、その状態が発生するとしている。親子関係、養育環境の中で、自己のアイデンティティが確立されずに、期待に応えられなくなったときに崩壊し、症状がでると感じられた。 ヘンマンヘッセ・中森明菜など、有名人の例もあげており、理解しやすかった。今後の家庭状況では、ますます増えることも予想されるので、一読しておいてよかったと思う。
0投稿日: 2011.07.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
[ 内容 ] 普段はしっかり者で思いやりのある人が、急に逆ギレする、わざと人を怒らせる、不可解な言動を繰り返す、それが境界性パーソナリティ障害だ。 現代人に急速に増えているこれらの例は「性格」の問題でなく、れっきとした病。 ある「きっかけ」で突然そういう「状態」になり、果ては場当たり的なセックスや万引き、自傷行為にまでエスカレートする。 彼らの心の中では何が起きていて、何が問題なのか。 理解しがたい精神の病を、わかりやすく解説。 [ 目次 ] 第1章 境界性パーソナリティ障害とは何か 第2章 境界性パーソナリティ障害はこうして現れる 第3章 境界性パーソナリティ障害の複雑な心理を読み解く 第4章 境界性パーソナリティ障害急増の本当の理由 第5章 ベースにある性格によってタイプが異なる 第6章 境界性パーソナリティ障害を支える 第7章 境界性パーソナリティ障害を改善する 第8章 境界性パーソナリティ障害からの回復 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
0投稿日: 2011.06.05
powered by ブクログこないだまでアダルトチルドレンって言葉が流行ってたよな 今はこっち…なのかな_ 誰でもどれかには当てはまるだろうに 読むと不安に入ります
0投稿日: 2011.04.21
powered by ブクログはぁ、なんていうか理解出来なかった感情爆発タイプさんはこれだったのかも…。うん、病気だと思えば…受け入れられるといえば受け入れられる、かな。自分が感情フラットなお蔭でほとほと理解出来なく困っていたんですが、対処法も載っていてちょっと助かった。
0投稿日: 2011.02.22
powered by ブクログおなじ著者の『パーソナリティ障害』同様、あの人とかあの人とか、ネット上のおもしろい人々を理解するのに役立つ。 境界性パーソナリティ障害も克服できるものだ、という強いメッセージがある。単に困った人を分析して批判する本ではない。前向きな対処の方法が実例とともに豊富に書かれている。 しかし、239ページ、文章を書いたり人とやりとりしたりすることが改善につながるとあるが、私の知るおもしろい人々は本を何冊も出版していたり、ブログやSNSで沢山文章を書いているのに、誰一人成長が見られない。 そしてたびたび、問題のある本を出版してネットで酷評されたり、ネットの発言でトラブルを起こしたりしている。 ---- メールやチャットでのやりとりも、特定の信頼できる人との間で程よい距離を保って用いられれば、大きな支えとなる。 ---- その「程よい距離を保」つのがあの人たちには非常に難しいようなんですが…。好意的なことを言っているうちは親しくしてくれるがし、少しでも批判すれば過剰に落ち込んだり激しく攻撃してきたりする。 プロの療法士が取り組むのでないと、この方法でパーソナリティ障害を改善させるのは無理だと思う。 と、ネット上のトラブルを鑑賞する参考書として購読してみたわけであるが、読み進めているうちに気がついた。十数年前に体験した結婚にまつわるトラブルというのが、まさに境界性パーソナリティ障害の人に振り回されていた実体験だったのではないか。 対人関係が両極端で不安定、二分法的認知とともに矛盾した感情が統合されずに両立する不可解な心理状況。当時何も分からなかった自分は大いに戸惑い、相手の不誠実さに絶望し、結婚をあきらめるしかなかった。 今になって、心の傷に納得のいく説明が与えられて、いくらか癒された気がした。
0投稿日: 2010.11.14
powered by ブクログ概要を理解するには良いと思います。著者は本書で境界性パーソナリティ障害に苦しむ当事者や家族を励ましている印象を受けました。
0投稿日: 2010.07.20
powered by ブクログ自分が気分の浮き沈み激しいゆえ、何か障害か?と思い手に取る。事例を参照するうちに、ワタシここまでひどくないと知る。この障害を知りたい人にはうってつけの入門書。
0投稿日: 2010.03.29
powered by ブクログ子供への接し方が学べた 過度な干渉はアイデンティティの形成を阻害する。 少ない干渉は子供が愛に飢える。 安心してチャレンジできる環境を作ってあげる事が大切だな。
0投稿日: 2010.03.27
powered by ブクログこの手の本は好きでいくつか読んでいるが、どうしても内容が被っているためか、印象が薄い。 併記される症例について、大体はトムさんとかキャサリンさんとか市井の人のものを使うのだが、登場するのが著名人というところが印象深い。 また、症状者と関係してゆく中での‘心得’を謳っているあたりも、珍しいといえば珍しいか。
0投稿日: 2009.11.09
powered by ブクログ夏に帰省していた段階から目をつけていた本。 結局京都に帰ってきてすぐ大学生協で買ってしまった。 再読の必要がかなりあり。 ふつうに興味深いのもあるが、勘違いと言われても仕方がないけど個人的には他人事な気がしないのです、この障害。
0投稿日: 2009.09.17
