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ひとたびはポプラに臥す5&6
ひとたびはポプラに臥す5&6
宮本輝/講談社
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総合評価

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  • 中国領の西域カシュガルからフンザを経て、ペシャワールまで

    第5・6集に入ると、共産主義や漢族に対する怒りは全くなくなる。むしろ、パキスタン北部ののどかな(一部、灼熱地帯あり)、国の政治に属さないような地域を淡々と進むことになる。宮本氏は旅を通して、自分の過去・関連する文献に折につけて触れている。旅とは、結局自分を振り返ることかもしれない。フンザの最後の桃源郷は、『草原の椅子』でも登場することになる。

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    投稿日: 2014.02.03