灼熱と砂漠のウイグル地帯を行く
第3・4集は、トルファンからクチャ(鳩摩羅什の生地)を経てカシュガルまで。この本は決して紀行文ではない。宮本氏自身が遺跡などの観光資源に共感できないと言い切っているためか、これらの記述はほとんどなく、土地土地の風景や感触から、過去のデジャブへとつながり、その時の出来事や関連する文献などを記述している。でも、こんな形態の紀行文もありなのかな。