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イヌナキ 1
イヌナキ 1
石川優吾/集英社
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総合評価

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    猫には、勝手に生きるし、と言う、人間に対して無力である場合もあるが、そうでない場合もあるけど、それは猫の身である我には関係ないし、と言う達観ぶりが感じられるが、犬は、はいはい、人間の為と言う感じでやってあげますよ、と言うおおらかさを感じる。

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    投稿日: 2017.12.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犬と人にまつわる連作集。 静かに時間が流れていく様子に、心がじわじわと締めつけられました。 「犬を迎える」 様々な犬と暮らし、別れを繰り返してきたある家族と犬との生活を淡々とつづった話。 犬を通じた家族や人間同士のやり取りが心に沁みました。 「うちのいぬのこと」 ある漫画家の犬との暮らしの記録。 犬に対する特別な愛情表現は無いけれど、優しさを感じる作品でした。 「招かれざる犬」 勤務先の守衛さんが会社で飼っていたヨボヨボの犬を、守衛さんの定年を機に引き取ってきたら・・・ 一番好きな話です。 ヨボヨボ、ガリガリで舌も鼻水も出っぱなし、おまけにおならもし放題という汚い犬の描写が見事で、こんな犬を貰ってこられても・・・と困惑する家族に同情出来ます。 「ある犬の物語」 空き缶を拾うのが好きな犬。周りが騒ぎたてたり、環境が変わってもそれは変わらなかった。 犬は何も変わらないのに、周囲の人間の態度だけが変わる。犬の静かな意思表示に胸をぐっと掴まれました。

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    投稿日: 2012.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    頭の方に数話収録されていた「犬を迎える」が好きだと思いました。 そういえば私も物心つく前から、犬との生活をしていたな。

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    投稿日: 2012.06.18